医療問題

荻野先生の第7回公判

 山形大学の
 荻野先生を支援する会、
 世話人代表 渡邉誠一先生から、
 メールが来ました。
 第7回公判に多数の傍聴を!
 荻野先生を支援する会
 世話人代表 渡邉誠一
 荻野教授に対する懲戒処分無効を求める裁判もいよいよ山場を迎えました。
 来る7月28日の午後1時10分より山形地裁において第7回目の公判が開かれます。今までは、原告・被告相互の陳述書の交換で淡々と進みましたが、今回は、いよいよ裁判の争点についての証人尋問が行われます。
 証人として、事故処理等に関する規則を制定した医学部教授及び手術を担当した医師、そして荻野先生が申請した荻野先生本人及び手術担当医(大学側が申請した医師と同一人)、計3人が予定されています。時間は一人当たり40分、計2時間余が予定されています。
 基本的には、既に提出した陳述書についての事実確認についての尋問が中心になると口頭による陳述は、裁判官の心証に少なからず影響を与えると思われますので、荻野先生が心静か気を楽にしてに証言できるよう、多数の方の応援の傍聴よろしくお願いします。
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 私がさくらんぼさんと知り合うきっかけとなった事件です。
 この事件については、
 昨年6月に
 シリーズで取り上げています。
 山形大学の事件①
 山形大学の事件②
 山形大学の事件③
 山形大学の事件④
 山形大学の事件⑤
 山形大学の事件⑥
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 事件の概要は次の通りです。
 2005年5月一人の女性患者さんが、
 下肢の手術のために、
 山形大学病院の皮膚科に入院しました。
 主治医は皮膚科の先生です。
 手術を引き受けて、
 入院の指示をした皮膚科には、
 形成外科専門医はいませんでした。
 もちろん美容外科を専門とする医師もいません。
 経緯はわかりませんが、
 整形外科に所属する形成外科専門医が手術を執刀しました。
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 手術の結果が思わしくなく、
 結果的に手術前より状態が悪化したのだと私は推測します。
 その事実については、一人の形成外科医師として、
 患者様に本当に申し訳なく思います。
 皮膚科に入院していた患者様は、
 2005年8月山形県外の病院に転院。
 2006年 9月患者側が、山形地裁に証拠保全の申し立て。
 2006年11月27日 山形地裁、証拠保全の決定。
 事件は山形地裁の証拠保全命令が出て、
 初めて明るみに出ました。
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 2007年6月山形大学医学部附属病院長は、
 荻野教授に対し科長解任および診療中止の処分。
 2007年11月山形大学教育研究評議会が
 荻野教授に対し7日の停職処分決定をしました。
 この事故で整形外科の荻野教授が処分されました。
 それは手術を執刀した形成外科専門医が
 整形外科の所属だったからです。
 荻野先生は診療も手術もできなくなりました。
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 昨年の日記には書きませんでしたが、
 事故が起こった際の治療費は、
 病院会計の【皮膚科】の、
 入院治療費として患者さんに請求されています。
 つまり、
 治療を行った主体は、
 【皮膚科】です。
 【整形外科】の荻野教授は、
 皮膚科の患者さんの手術や処置を知る立場にありません。
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 事故の当事者である、
 患者さんにはほんとうに申し訳なく思います。
 事故原因は、
 山形大学が、
 形成外科という診療科を作らなかったことにあります。
 処分されるべきは、
 医学部長であり、
 附属病院長です。
 私は公判へは行けませんが、
 一人でも多くの方に関心をもっていただきたいです。 
 皮膚科医として、
 形成外科診療を担当した私の正直な気持ちです。

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