昔の記憶
40年前の私
今から40年前は1972年です。
2月に札幌で冬季オリンピックが開催されました。
札幌に…
地下鉄南北線が開通していました。
私は…
高校2年生から3年生へ進学しました。
■ ■
当時は…
北大の合格者数で、
北海道の高校がランキングされていました。
一位は、
札幌南高校でした。
旧制、札幌一中(さっぽろいっちゅう)と呼ばれる、
北海道の名門校でした。
■ ■
二位が、
札幌北高校でした。
こちらは旧制、庁立札幌高等女学校(通称ちょうりつ)でした。
三位が、
私が通った札幌西高校でした。
西高は旧制、札幌二中(さっぽろにちゅう)でした。
■ ■
当時の高校入試は、
大学区制と呼ばれていました。
札幌圏の中学生は、
住んでいる区域に限らず…
札幌市内の高校を好きに選べました。
成績の良い人から順番に…
南→北→西…と選んだものです。
■ ■
大夕張の鹿島中学校で3年間勉強した私は、
中学生の時に…
家庭教師をしていただいた…
永井先生のおすすめで、
札幌西高校に進学しました。
札幌南高校はとても無理でした。
■ ■
札幌西高校へ入学してからも…
勉強はしていましたが…
成績は伸びませんでした。
試験の結果も…
北大は夢のまた夢でした。
医者になれるなんて思ってもみませんでした。
■ ■
私は40年前から真面目だけはとりえでした。
高校生の時から、
タバコを吸っていた同級生もいましたが…
私はタバコも吸いませんでしたし、
酒も飲みませんでした。
もちろんもてなかったので彼女もいませんでした。
■ ■
まじめに勉強しても…
タバコを吸っていた同級生の方が…
私より英語ができました。
頭の構造が違うのか…?
…と思ったこともありました。
高校3年生に進級した時、
私よりはるかに優秀な同級生がたくさんいました。
■ ■
私は…
旺文社の大学受験ラジオ講座を…
テープに録音して勉強しました。
クラブ活動も、
バイトもしていませんでした。
ただ毎日まじめに勉強していました。
私の頭のデキはふつうでした。
他人と違っていたのは…
辛抱強く…
諦めない…
…ことだったように思います。
■ ■
40年後に…
クラス会の幹事を引き受けるとは…
考えてもみませんでしたが…
元気で働いているので…
40年前の仲間に会ってみたいと思います。
藤枝正道先生も楽しみにしていらっしゃいました。
院長の休日
札幌西高校3年7組のクラス会
2009年9月21日に、
私が卒業した、
北海道札幌西高等学校、
23期3年7組の…
男子ばかりのクラス会がありました。
みんなおじさん
…という2009年9月22日の院長日記に書きました。
■ ■
その時に…
次は本間、お前が幹事をやれ!
次のクラス会は…
女子も呼べ!
…と誰かから指名されました。
■ ■
それから…
あっという間に3年がたちました。
私の怠慢のため…
クラス会は開かれず…
気がつくと…
今年は3年7組だった頃から…
40年もたっています。
■ ■
当時の札幌西高校は、
一クラス45人でした。
残念なことですが…
すでに故人となられた同級生もいます。
担任の藤枝正道先生はお元気です。
遅ればせながら…
今年の7月にクラス会を企画しようと思っています。
■ ■
困っているのが連絡方法です。
今でも年賀状のやり取りをしている人が数人。
メールアドレスがわかる人も数人。
何とか連絡方法を見つけて…
18歳だった頃から…
40年後の再会を実現しようと思っています。
医学講座
バストの左右差と陥没乳首のケアー
陥没乳頭術後のケアーで、
問題なのが…
大きな胸で…
左右差がある方です。
小さな胸の方にはわからない…
大きな胸の女性の悩みがあります。
海外では多い悩みです。
■ ■
身体的な悩みとしては…
胸が大きくて重いので…
胸の重みで肩がこります。
首にできた傷が…
重みで引っ張られて…
盛り上がることもあります。
■ ■
札幌美容形成外科では行っていませんが、
美容外科のメニューには…
乳房縮小術があります。
大がかりな手術です。
傷も残ります。
簡単ではありません。
■ ■
大きな胸で、
左右のバストが2カップ以上違う方…
小さい方の胸に合わせて…
下着を購入されると…
小さい胸の乳首が余計に圧迫されます。
■ ■
陥没乳頭の手術をして…
プロテクターを外したら…
片方の乳首だけ扁平になった…
こんな症状の方は…
下着による圧迫が考えられます。
少しでも持ち上げたい…
少しでも小さく見せたい…
…というお気持ちは理解できますが…
大きい方の胸に合わせて下着を選んでください。
医学講座
陥没乳首手術後のケアー 2012年3月13日
陥没乳頭の手術は…
形成外科・美容外科手術の中でも…
高度の技術を要する難しい手術です。
形成外科専門医を持っていても…
慣れない先生が手術をするとトラブルになります。
陥没乳頭のトラブル症例
…という2011年8月8日の院長日記に書いてあります。
■ ■
私が手術をしても…
手術後のケアーが悪いと…
扁平になってしまったり…
再陥没する患者さんがいます。
意外な盲点が…
下着による圧迫です。
■ ■
陥没乳首になる方は…
①小さな胸
②ふつうの胸
③大きな胸
④左右の大きさが違う胸
①~④のどの胸でも、
乳首が出ない人がいます。
■ ■
胸は女性の悩みでもあります。
小さい人は少しでも大きく…
ふつうの人ももう少し大きく…
…少しでも美しく見せようと…
…寄せたり上げたりなさいます。
下着にもいろいろな種類があります。
■ ■
意外なのは…
③大きな胸の人です。
大きすぎる胸の人は…
大きすぎることがコンプレックスになります。
少しでも…
小さく見せようと…
ぎゅ~っと圧迫する人がいます。
■ ■
手術した乳首の傷が安定するまでは…
3~6ヵ月もかかります。
安定するまでに…
下着で持続的に圧迫されると…
せっかく手術で引き出した乳首が…
扁平になったり…
再陥没することがあります。
知らずに圧迫していると…
せっかく手術をしたのに戻ることがあります。
気をつけてください。
院長の休日
札幌駅前通地下歩行空間_開通一周年
今日で札幌駅前通地下歩行空間開通一周年です。
札幌駅前通りの人の流れが変わりました。
昨年までの工事中は…
地上には青空もあるのに…
地下をそんなに歩く人がいるの…?
…という疑問がありました。
■ ■
結果は…
地上からは人が消えました。
大多数の人は…
夏も冬も…
春も秋も…
地下歩行空間を歩きます。
■ ■
私も毎日利用しています。
理由は…
安全で快適だからです。
冬でも凍っていません。
転倒の心配もいりません。
自動車も自転車も来ません。
■ ■
雨も雪も平気です。
外気よりあたたかです。
信号がないので…
地上を歩くより時間が短縮できます。
一般道と…
高速道の違いのようです。
■ ■
ただ…
人が多いので…
注意しないと…
人⇔人
の衝突は危険です。
スマホを見ながら歩く人もいます。
■ ■
青空が広がる日も…
女性には日焼けしないので好評のようです。
札幌美容形成外科へも…
とても便利になりました。
目印は壁の1という数字です。
1の裏側にエレベーターがあります。
■ ■
このエレベーターの目の前が…
札幌美容形成外科が入居するビルです。
雪印パーラーの青い看板が見えます。
その手前の入口に…
札幌美容形成外科の光る看板があります。
4階には美容室もできました。
気軽に入っていただけます。
ご来院をお待ちしております。
壁の1が目印、この裏にエレベーターがあります
エレベーターを降りたら目の前が雪印パーラーです
ビルの名前はコンタクトオフビルになりました
院長の休日
2012年3月11日
今日で東日本大震災から一年です。
TVで報道される画像を見ると…
まだまだ大変な時期です。
今でも遺体を捜すために…
重機の免許を取得した女性や…
ダイバーの資格を取得したお父さんが…
新聞に掲載されていました。
■ ■
札幌に居ると…
震災の実感は忘れてしまいそうですが、
まだまだ復興に時間がかかりそうです。
阪神淡路大震災の後で、
家族で神戸を訪れたことがありました。
変わり果てた神戸を見て…
神戸出身の家内は涙を浮かべていました。
■ ■
新聞報道によると…
被災地でも復興が進んでいます。
昨年の院長日記にも書きましたが…
日本を復興させるために必要なのは…
人々の英知を集めて…
助け合って協力することです。
■ ■
昨年書いた言葉です。
日本人には、
ノーベル賞の頭脳があり、
すべての国民が読み書きができ、
勤勉で、
隣近所が助け合うという、
素晴らしい国民性があります。
日本を復興させるために、
一人ひとりががんばりましょう。
院長の休日
有給休暇がない経営者
昨日の院長日記で、
北海道新聞に掲載された
六花亭製菓社長小田豊さん
…をご紹介いたしました。
全従業員の有給休暇消化100%実現はすごいことですが…
おそらく社長さんは…
毎日休みなく働いていらっしゃると想像します。
■ ■
美容整形の先生は…
楽で…
もうかりそうで…
当直もないから…
…とお考えの先生に言います。
楽ではありません。
もうかりません。
■ ■
確かに…
高額納税者に美容外科医が名を連ねた時代もありました。
今は価格破壊が進んでいます。
倒産した美容外科もたくさんあります。
ぼやぼやしていると…
あっという間に閉院の危機です。
■ ■
私が知っている美容外科医は、
勤勉でよく働いています。
毎日アメブロを更新していらっしゃる…
高須幹弥先生は毎回学会でお会いします。
内容も充実していて…
私が読んでも参考になります。
■ ■
ブログの更新を…
よく新幹線の中でしていらっしゃいます。
私なら…
疲れて爆睡していると思います。
新大阪→名古屋→東京…
…と乗り過ごしそうです。
ブログの最後の方に…
今日は疲れているので
○○はまた今度書きますね
…という文を読んで心配しています。
■ ■
私たちが美容外科を生業としているのは、
美容外科や
形成外科が好きだからです。
自分の技術が、
他の人から評価されて…
感謝されると嬉しいからです。
疲れていても…
ブログを更新するのは…
読んでくださる方がいらっしゃるからです。
有給休暇はなくても…
がんばって働いています。
院長の休日
六花亭製菓社長小田豊さん
平成24年3月8日北海道新聞朝刊の記事です。
トップの決断
北の経営者たち
六花亭製菓社長
小田 豊さん(64)
1947年、帯広市生まれ。帯広三条高、慶応大商学部卒。京都の老舗菓子店・鶴屋吉信で修行後、1972年7月六花亭製菓(当時は帯広千秋庵)に入社し、副社長。95年6月、社長。
従業員は家族ゆとり職場へ残業ゼロ号令
雇用維持の信念貫く
東日本大震災のあった昨年3月。来客の大半を観光客に依存する小樽店の売り上げが、前年同月比で9割も減った。会社全体でも3割減。経験したことのない事態だった。経費削減が必要だが、すでに徹底して取り組んできた。人を減らすわけにはいかない。自分は何をすべきなのか。
「残業はしないでほしい」。悩んだ末、従業員に指示を出した。雇用を最優先する考えに揺るぎはなかった。
夏ごろから売り上げが徐々に回復し、仕事量も増えてきたが、残業ゼロの号令は社内に浸透していた。従業員は動きに無駄のないよう用具の置き場を変えるなど、地道に工夫を重ねた。その結果、1人当たり年間150時間あった残業時間が、2011年度はゼロになる見通しだ。経常利益も前期を60%上回る見込みで、特別ボーナスを3月、全従業員に支給する。
厳しい局面で雇用維持を貫けたのは、長年の積み重ねがあったからだ。
父豊四郎氏が創業した帯広千秋庵(現六花亭製菓)に1972年入社し副社長に就任した。このころ、ホワイトチョコレートがブームとなり、フル生産が続いた。
1人1日1情報
70~80年代、業績は急激に伸びた。ところが、会社の机の上に毎日のように従業員の辞表が置かれているのを目にした。給料や残業手当が支払われても休みは取れず、「もうついて行けない」との理由だ。
ただ、菓子職人であり「お菓子の神様」と呼ぱれた父に、辞表の話など言い出せない。夜、従業員を呼び、酒をくみ交わして慰留した。「これは労働搾取だ。なんとか変えることはできないか」と思い始めた。やがて確信した。「おいしいお菓子を提供するためには、心も体も健康でなければいけない」
週休2日制導入を追い風に1989年、従来のように有給休暇を買い上げることはしない、と宣言した。同年以降、毎年、全従業員の有給休暇消化100%を実現している。
ゆとりのある職場づくりを進める一方で、従業員には意識改革を求めた。副社長だった87年から始めた「1人1日1情報」という取り組みだ。仕事で改善すべき点、客に言われてうれしかったこと、プライベートなことなど、さまざまな情報を従業員に出してもらう。寄せられる情報は1日600~700。毎日3時間かけて目を通して120~130を選び、365日休まず発行する社内新聞「六輪」に掲載する。
「会社は大きな家族と考えているので、私は家長です。家族の思いを共有しようと、六輪を始めました。今では、これがないと経営はできない」と話す。全従業員1300人の名前と顔を覚えている。人事は、適性を考慮してすべて自分で決める。
改善努力は、日々続けられる。今年1月、看板商品の「マルセイバターサンド」の個別の包装をフィルムを折りたたむ方式から、袋に入れて密封する方式に変更した。「製品に虫が入っていた」という苦情がまれに寄せられるためだ。調べてみると、これらの虫は道内に生息しないため、出荷時の混入ではない。折りたたみ式の包装には隙間があるため、本州などで、食べるまでに虫が入ってしまうと推測できた。
密封式の機械の導入に2億円かかった。でも、思わぬ副産物があった。これまでのフィルムを折りたたむ機械の作業では、クリームを挟んだクッキーを押さえる必要があった。袋に入れる新方式ではその工程がないため、クリームのふんわりした食感が保たれた。「安心してお客に食べてもらえる。機械は高額だったけれど、製品の完成度が高まった。菓子作りは損得だけではないからね」と話す。
社内のクラブ活動は、国体にも出場した軟式野球部をはじめ、管楽器アンサンブルなど活発だ。一方、勤務中は「精進を怠らず、こつこつまじめに働く人材の集まり」だ。「仕事も遊びも一生懸命」という社風がしっかり根付いている。
取材を終えて
若いころから茶道をたしなんでいるという。本店をはじめとする各店舗や中札内美術村(十勝管内中札内村)、六花の森(同)に足を踏み入れた際に感じる閑寂さと無駄を省いた美しさ。六花亭を貫いている独特の美的センスはここから来ているのだと納得した。理知的に話し、豪快に笑う。温かみのある人だ。(須藤幸恵)
(以上、北海道新聞から引用)

本社敷地内には、勤勉さで知られる祖母としさんの胸像がある。
「六花亭の財産は人の勤勉さなんです」と話す小田豊社長=帯広市内
■ ■
私は小田豊社長の講義を、
北海学園大学経営学部経営学科の
ニトリ寄附講座でお聞きしました。
素晴らしい社長さんです。
六花亭をここまで立派になさったのは、
従業員は家族というお考えで…
優秀な社員を育てられたからです。
■ ■
昨年の震災後は、
どこの企業も大変でした。
その中で…
経常利益が前期を60%も上回るのは…
驚異的です。
また、北海学園の講義でもお聞きした…
全従業員の有給休暇消化100%実現は…
すごいことです。
■ ■
札幌美容形成外科も…
可愛い従業員は家族と思っています。
全従業員の有給休暇消化100%実現は…
退職時にまとめて有給消化でしか実現できていません。
私も小さいながら…
経営者の端くれです。
六花亭製菓様を見習って…
ゆとりのある職場づくりを進めたいと思います。
医学講座
気になる目の下のくま解消法
平成24年3月3日、朝日新聞、be on Saturday、
元気のひけつ
から引用した記事です。
気になる目の下のくま解消法
こすらずにマッサージ
朝、鏡を見てガッカリすることがよくあります。目の下に住み着いてしまった黒いアイツ。
原因は疲れ?加齢?とにかく消すか、防ぐか、なんとかしたいのです。
■ ■
「目のくま」には医学、美容上の明確な定義はないという。一般的に①血行不良②肌の色を決めるメラニン色素の沈着③たるみやしわなどの陰――の三つの側面から説明されてきた。2000年ごろに国内化粧品メーカーの研究者が相次いで、くまと、血流やメラニン色素の多さには本当に関係があることを確かめて発表した。
花王ヘアビューティ研究所の曽我元さんらは15~69歳の女性約180人の目元を調べた。茶色っぽい色が強い人はメラニン色素が多く、赤や青の色みが強い人は血流循環と関係があり、しわやふくらみといった形状の変化は年齢との関係が強いことが分かった。色みも形状変化もない女性は全体の4%にとどまり、80%ほどの女性で、二つ以上の要素が混在していた。
しかし、実のところ、くまの研究はあまり進んでいないという。上下のまぶたの皮膚は、顔の他の部分と比べて厚みが半分程度しかない上に、目という敏感な器官のそばなので検査や実験が難しい。
東京大形成外科の吉村浩太郎さんは「表情をつくるためなのか、目の周りの皮膚は顔のなかで最も繊細な動きをするようにできている」と話す。他の部分は皮膚と筋肉の間に皮下脂肪があるが、目の周りでは皮膚と筋肉が直接接している。疲れた筋肉の凝りや毛細血管の状態が、そのまま表面に伝わると、くまになるというわけだ。
ポーラ商品企面部の菅千帆子さんが、対処法を三つの要素ごとに授けてくれた。
まず、しわやたるみ。要するに加齢の結果なので、気になる人は、いわゆるアンチエイジング(抗加齢)のケアを。張り感が増すようなクリーム系のアイケア用品がお薦めという。
色素沈着については、「今よりも、ひどくしないことが重要」と菅さん。目のメークは、強くこすらないように注意する。メラニン色素は刺激を受けると増えてしまうし、繊細な皮膚はしわもできやすい。化粧を落とすときも摩擦は厳禁。メーク落とし剤を付けたコットンを目の上にそっと数秒置き、メーク材を吸い取らせるイメージで拭き取る。
■ ■
最後に、メークをしない男性にも役立ちそうな血行不良対策。指の腹で、痛くない程度に目の周りを押して血流を促す。やはり、こすらずに、骨を感じる要領でマッサージを。
目から鼻へと通る血管は胸元へと続く。首筋から鎖骨周辺のデコルテ部を押してマッサージしたり、スカーフなどで温めたりするのも効果的だ。デスクワークが長く続くときは、休憩を利用して首や肩のストレッチで凝りをほぐそう。 (冨岡史穂)
《インフォメーション》
ポーラ研究所は2007年に、パソコン作業と目のくまの関係を調べた。20~30代の女性20人に30分間、単純なパソコン作業をしてもらったところ、目のピント調節機能が低下するなど「疲れ目」状態になった11人」全員で、目の下の肌の明るさが落ちていることが分かった。疲れがない人には、明るさの変化は見られなかった。

(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
朝日新聞を読んでいた奥さんが…
いつになく真剣に質問してきました。
『こすらずにマッサージ』ってどうやってするの…?
私:こうやって押すだけさ。
こすると…
皮膚が痛むので、
押して圧迫するだけ。
■ ■
目の下のくまは、
年代を問わず女性の大敵です。
目の下のクマ
目の下のくまとヒルドイドローション
…という2010年2月の院長日記書いてあります。
■ ■
私たち美容外科医は、
よく患者さんの目の下を手術します。
年齢とともに…
伸びてしまった皮膚を切り取り…
筋肉を調節して…
脂肪がはみ出していれば…
脂肪も切除します。
■ ■
手術まではとても…
予算も…
勇気も…
ない…という方は、
せめて保湿してあげてください。
■ ■
お化粧を落とす時、
お化粧をする時にも…
絶対に強くこすらないでください。
ごしごしこすると悪化します。
お化粧道具も清潔できれいなものを使ってください。
きれいにするための道具が、
意外とばい菌だらけになっていることがあります。
医学講座
美容外科の同時手術
昨日の院長日記、
わきがと眼瞼下垂の同日手術に…
さくらんぼさんから
コメントをいただきました。
せっかく寝てばかりいるのだから
脱毛とわきが、
ついでに眼瞼下垂 なんて
背骨の手術と同時になんて無理ですよね。
■ ■
今の日本では…
背骨の手術と同時に…
眼瞼下垂症をするなど…
科を超えた同時手術は、
あまり聞いたことがありません。
特に背骨の手術はうつ伏せでするので…
目の手術と同時には無理です。
■ ■
でもよくよく考えてみると…
貴重な休みを利用して…
悩みを一度に解決…
…というのは理想です。
チェーン店の美容外科では…
目を二重にして…
ついでに鼻も高くして…
…と勧誘するところがあります。
■ ■
理由はもうかるからです。
料金を割り引くので…
…と営業するところもあります。
わきがと眼瞼下垂の同日手術のように…
別々の部位をする時は…
体力や安静のことだけを考えれば大丈夫です。
■ ■
問題なのは…
顔のパーツを一度に何ヶ所も変える手術です。
目を変えただけで別人になるのに…
目も鼻もシワも変えると…
自分の顔が無くなってしまいます。
あまりの変貌ぶりに…
手術後の顔を受け入れられないことがあります。
■ ■
特にはじめての美容外科手術で…
一度に何ヶ所も顔を変えるのは危険です。
腕の良い美容外科医が手術をしても…
元に戻してください…
…と言われることがあります。
美容外科医の苦悩です。
■ ■
私は自分の顔が大嫌いです。
鏡を見るたびに悲しくなります。
私の顔を全部変えてください。
…というご希望の患者さんがいます。
それじゃ…
どこをどうなおしたいのですか…?
…と言うと…
わかりません、全部です。
■ ■
このような患者さんには、
まず一番簡単な手術からはじめることです。
美容外科入門①
美容外科入門②
美容外科入門③
美容外科入門④
美容外科入門⑤
…という院長日記を読んでよく検討してください。