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国内ブログ単行本2700万冊分

 平成20年7月10日、朝日新聞朝刊の記事です。
 国内ブログ
 単行本2700万冊分
 総務省調べ
 インターネット上で公開されている
 国内のブログが2008年1月末現在で
 約1690万件あり、
 記事総数は約13億5千万件と
 単行本約2700万冊分のデータ量に相当することが、
 総務省の情報通信政策研究所の調査でわかった。
 今月中に報告書をまとめ、ホームページで公表する。
      ■         ■
 日本語のブログサービスサイトを使って
 開設されたブログを国内ブログと定義した。
 調査によれば、
 ブログの総数は2004年以降急激に増え、
 2006年1月に1千万件を突破した。
 1ヵ月に1回以上更新されるブログは
 約300万件で全体の2割弱。
 毎月40万~50万件のブログが新設されている。
      ■         ■
 ブログを開いた動機として最も多いのは、
 日々の出来事を伝えたいといった
 「自己表現型」の30.9%。
 子育てなどの情報のやりとりを重視する
 「コミュニティー型」が25.7%、
 趣味に関する情報を整理した
 「アーカイブ型」が25%、
 「収益目的型」が10.1%、
 知識を発信する
 「社会貢献型」が8.4%だった。
      ■         ■
 調査は、
 ネット上の情報を自動収集するシステムと
 アンケートでデータを集めて推計した。
 2007年4月に公表された
 米国のブログ検索企業の調査では、
 世界に7千万件以上のブログがある。
 日本語の発信量が37%で一番多く、
 36%が英語、
 8%が中国語だという。(木村和規)
(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 間違いなく、私の日記もこの中の一つです。
 平成18年10月22日(日)からはじめています。
 私の日記の目的は、
 私の形成外科とか美容外科に対する考えを
 少しでも知っていただきたいという思いではじめました。
 まさか、毎日更新して…
 こんなに長く続けるとは夢にも思っていませんでした。
      ■         ■
 日記を毎日更新するのは、
 正直なところつらいことがあります。
 特に、落ち込んでいる時、
 元気がない時に、
 ‘元気なフリ’をして書かなければならないのが、
 正直なところ、一番つらいです。
      ■         ■
 そんな時は、
 高橋智(さとる)先生のSammy’sダイアリーを読んだり、
 塩谷先生のブログを読んだりして、
 元気をいただいて、
 よっこらしょ!
 とかけ声をかけて書いています。
      ■         ■
 おかげさまで、
 アクセス数は開設当初に比べると、
 飛躍的に伸びています。
 マスコミの方から取材を受けたこともあります。
 毎日コメントをくださる、
 さくらんぼさんにも元気をいただいています。
 今日も最後まで読んでいただき、
 本当にありがとうございます。
 できる限り長く続けたいと考えています。
 拙い(つたない)日記ですが、
 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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院長の休日

クライマーズ・ハイ

 今日は休診日だったので、
 映画を見に行きました。
 クライマーズ・ハイです。
 映画は、めったに見に行きません。
 この映画はたまたま、
 朝のTV、とくダネ!で紹介されていたので
 行ってみました。
      ■         ■
 映画を見に行くまでは、
 日航ジャンボ機事故の映画だと思っていました。
 たしかに、ジャンボ機事故の映画でしたが、
 内容は新聞社の内部事情。
 編集局と販売部の関係など、
 私にとっては興味深いものでした。
      ■         ■
 映画は高いものだと思っていました。
 行っても混んでいて、
 なかなか希望する席に座れないと思っていました。
 ところが、
 夫婦50割引という割引がありました。
 夫婦のどちらかが50才以上で、
 同じ上映回を鑑賞の場合は一人1,000円です。
 年をとって、いいこともあるものです。
      ■         ■
 今日は家内と行ったので、
 二人で2,000円でした。
 しかも、
 前の日に券を買い、
 座席指定までしてくれました。
 並ぶ必要もなく、
 とても快適に映画鑑賞ができました。
 ネットで予約もできるようです。
      ■         ■
 クライマーズ・ハイはいい映画でした。
 日航機の墜落現場も、
 新聞社の雰囲気も、
 実にリアルに再現されていました。
 映画館の音の良さにも驚きました。
 自宅でDVDやビデオを見るのとはエライ違いです。
 椅子も快適でした。
      ■         ■
 クライマーズ・ハイを見て感じたこと。
 これから新聞社に就職を希望している、
 学生さんに見て欲しいと思いました。
 新聞製作の大変さを感じました。
 他紙を‘抜く’ことの大変さ。
 地方紙と全国紙の戦いなど…。
 またあらためて…
 日航機事故で亡くなられた方や
 ご家族の無念さを感じました。
 夫婦二人で2,000円でしたら、
 また別の映画も見に行こうと思いました。
 今日はよい一日でした。 


JR札幌駅
ステラプレイス7階
札幌シネマフロンティア

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院長の休日

ラベンダー満開

 札幌ではラベンダーが満開です。
 先週、伺った中富良野のファーム富田では、
 残念なことに、
 まだ蕾(つぼみ)でした。
 昨年は、7月2日の日記で、
 札幌のラベンダー開花を、
 お伝えしています。
      ■         ■
 春先の桜やチューリップは
 驚くほど早く開花しましたが、
 その後は、平年並みに戻っているようです。
 今年もラベンダーに関しては、
 ほぼ例年通りの開花です。
 昨年まではラベンダーを自分で育てていましたが、
 引越してしまったため、
 今年は、残念なことに…
 自分で育てたラベンダーはありません。
 ちょっとさびしいです。
      ■         ■
 意外に思われるかもしれませんが、
 JR札幌駅周辺にもラベンダーがあります。
 そのラベンダーを眺めて(ながめて)います。
 まず、札幌駅南口には、
 鉢植えのラベンダーがあります。
 JR北海道などの企業が、
 毎年、鉢植えを置いています。
      ■         ■
 札幌駅北口には、
 地植のラベンダーがあります。
 観光バスの乗降場と
 路線バスの乗り場になっている広場があります。
 その広場の東側に、
 ラベンダーが植えられています。
      ■         ■
 平成20年5月28日の日記でご紹介した、
 アマとホップのフラワーロードがある、
 札幌駅北口のマンションの前の道に、
 アマと一緒にラベンダーが植えられています。
 こちらも地植えのラベンダーです。
 南口の鉢植えラベンダーと比べると、
 北口のラベンダーが断然元気です。
      ■         ■
 札幌は緑が多く美しい街です。
 ラベンダーは手入れも簡単で、
 毎年、キレイな花を咲かせてくれます。
 札幌の気候はラベンダーに適しています。
 もっと札幌市内にラベンダーが
 増えるとよいと思います。 
      ■         ■


札幌駅南口
鉢植えのラベンダー
2008年7月6日撮影
ちょうど今が満開です


札幌駅北口
マンションの前にあるラベンダー
他のお花も咲いています
2008年7月6日撮影


札幌駅北口
バスターミナル東側の
ラベンダー
2008年7月7日撮影

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医学講座

ラベンダーの効果

 平成20年7月8日、北海道新聞朝刊の記事です。
 防虫効果に注目
 中欧でラベンダー人気
 高血圧対策にも
 道内でまもなく見ごろを迎えるラベンダーが
 オーストリアなど中欧でも人気を集めている。
 自然志向の生活スタイルが広まり、
 人工的な薬品を使った芳香剤が敬遠される一方、
 ハーブ(香草)が持つ防虫効果や
 鎮静作用が見直されている。
      ■         ■
 中欧では11世紀ごろから、
 ラベンダーを防虫剤や
 入浴剤として使ってきた。
 1970年代以降、
 化学薬品を使った
 防虫・芳香剤が増えたが、
 気分が悪くなるといった声が
 少なくなかった。
      ■         ■
 近年、ラベンダー茶には
 血圧を下げるとともに、
 熟睡作用もあるとの評判が高まり、
 「夏の伝統的ハーブ」である
 ラベンダーを買い求める人が増えた。
 ウィーン周辺では
 6月中旬から出荷が始まった。
      ■         ■
 クッチュケル市場の花屋で働く
 グーセンさん(16)は
 「客は3年で倍増し、
 毎日20鉢は売れる。
 観賞し終わったら
 タンスの虫よけに使うのが一番」
 と話していた。
 (ウィーン・石井群也、写真も)


乾燥ラベンダーを詰めた
オーストリア伝統の
防虫剤や入浴剤を手に、
効用をPRするグーセンさん
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 北海道新聞の記事に書かれているように、
 ラベンダーには、
 精神安定、防虫、殺菌の作用があるそうです。
 アロマセラピーのHPには、
 次のように書かれています。
 ラベンダーは、
 怒りを和らげ、
 疲労を回復し、
 精神的なことや
 人間関係の改善化にも役立ってくれる。
 また、ラベンダーは、
 中枢神経系のバランスをとる作用があるため、
 躁うつ症的な症状にも効果を発揮します。
      ■         ■
 確かに…
 怒りんぼの私に
 ラベンダーはよく効きます。
 毎朝、
 ラベンダーオイルを、
 院内の芳香器(香りを出す器械)
 に入れていると幸せな気分になれます。
 昨年までは自分で育てていました。
 ラベンダーを花を刈る時だけではなく、
 雑草を取る時でも、
 ラベンダーの木や茎に触れると、
 良い香りがしていい気分になれます。
      ■         ■
 睡眠薬や抗うつ剤には、
 副作用がありますが、
 ラベンダーでしたら、
 副作用の心配もないと思います。
 世の中、
 辛いことがたくさんあります。
 ラベンダーで心を癒してもらいます。

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投機マネーの制御

 平成20年7月5日、朝日新聞朝刊の記事です。
 私の視点
 投機マネーの制御に踏み出せ
 寺島実郎(てらしまじつろう)
 日本総合研究所会長 
 世界経済は、構造転換を余儀なくされている。
 そのことが
 北海道洞爺湖サミットで
 見えてくるような予感がある。
      ■         ■
 日本は戦後、
 食糧とエネルギーを外部に依存して
 産業を発展させてきた。
 世界最大の食糧純輸入国として
 バーゲニングパワーを発揮してきたが、
 空気は一変した。
 マネーゲームによって食糧、原油価格が高騰し、
 経済は大きく揺さぶられている。
      ■         ■
 先日、ロンドンでヘッジファンドの
 運用責任者の話を聞いた。
 運用資金の4分の1は日本から来ているそうだ。
 超低金利が長く続き、
 日本の金融資産が海外に流出。
 食糧、原油の高騰を加速させ、
 自ら首を絞めている。
 プラックジョークだ。
 日本は被害者という構図ではない。
      ■         ■
 世界では、
 サププライムローン問題を引き金に
 金融不安が高まった。
 欧米の金融当局は、
 信用不安を恐れて金融を緩和。
 すると投機マネーが世界を駆けめぐり、
 物価を上昇させた。
      ■         ■
 インフレ懸念が台頭するが、
 景気後退が気になり、
 金利を上げられない。
 世界経済は身動きがとれず、
 金縛りにあっている。
      ■         ■
 金融不安は、グローバル化の影ともいえる。
 グローバル化による資本の移動の自由が、
 実需以上に金融を肥大化させ、
 サププライムではじけた。
      ■         ■
 サミツトの最重要議題は、
 こうした金融市場の混迷と、
 地球社会が長期で立ち向かう
 地球温暖化の問題だろう。
 金融と環境を両にらみで、
 どう制御するかが問われている。
      ■         ■
 私が考える解決策は二つだ。
 一つは、450兆㌦ともいわれる
 国境を越えた為替取引に、
 国際機関が広く薄く
 「国際連帯税」を課税して、
 マネーゲームを縛る。
 税収は、途上国への環境関連技術の移転や、
 南極や北極の環境対策の財源にする。
      ■         ■
 もう一つは、
 日本としては食糧自給率の向上により
 原油高騰と温暖化に立ち向かう。
 自給率が高まれば、
 輸入時の輸送に伴う燃料消費と
 二酸化炭素の排出を抑制できる。
 価格高騰への耐性も強まる。
 日本が蓄積してきたバイオやナノテクの産業技術を
 農業に生かす視点も大事だ。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今日から北海道洞爺湖サミットがはじまりました。
 札幌駅周辺にも、たくさんの警察官が、
 全国から応援に来ています。
 北海道は景気低迷。
 日本の株式市場も低迷してます。
      ■         ■
 ガソリンをはじめとして、
 パンからお弁当まで値上がりしています。
 農業に必要な肥料代金も
 大幅に値上がりすると報道されていました。
 環境問題よりも、
 もっと身近な生活がかかっている問題を
 サミットで取り上げて欲しいと思います。
      ■         ■
 投機マネーが
 物価上昇の原因とはわかっていましたが、
 アラブのお金だけではなく、
 日本からの投機マネーが、
 海外で悪さをしているとは知りませんんでした。
 本当にブラックジョークです。
      ■         ■
 私は、投機マネーに対する課税に賛成です。
 額に汗をかいて、
 手に豆をつくって、
 一生懸命働いた人が、
 幸福になれるのが、
 住みやすい国です。
      ■         ■
 人々が、
 安心して生活できる国。
 正直者がバカをみない国。
 努力が報われる国。
 健康で文化的な生活が営める国。
 そんな国にしてください。
 サミットに参加している首脳に、
 この声を聞いて欲しいものです。

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院長の休日

ファーム富田EAST

 2007年11月18日の日記でご紹介した、
 ファーム富田の新しいラベンダー畑です。
 先日の休診日に行って来ました。
 数年前のファーム富田のカレンダーに、
 見慣れない場所が写っていたような気がしました。
 中富良野へ行く度に…
 どこだろう???
 と探していました。
      ■         ■
 かなり近くまで行っていたのですが、
 昨年の夏までは見つけられませんでした。
 平成20年6月20日にオープンしました。
 場所はファーム富田から3.8㌔。
 ファーム富田から見える、
 富良野盆地の反対側に近いところです。
      ■         ■
 今年は駐車場や売店が整備されました。
 残念なことに、
 自動車がなければ…
 ファーム富田から、
 歩いて行ける距離ではありません。
 住所は
 上富良野町東6線北16号です。
      ■         ■
 ファーム富田は中富良野町(なかふらの)です。
 EAST(イースト:東の意味)は、
 おとなり町の上富良野町(かみふらの)です。
 EASTは、起伏がない畑なので、
 多少、歩行が困難な方でも
 ラベンダーを楽しめると思います。
 国道237号から
 ファーム富田と反対方向へ入ります。
 EASTへ向かう道は、
 農道という感じの道です。
      ■         ■
 入口の看板は見落としやすそうです。
 地図を頼りに、
 注意して行って下さい。
 私が訪ねた7月2日は、
 まだ観光客も少なく、
 駐車場もガラガラでした。
 早咲きの濃紫早咲という品種が
 咲く直前というところでした。
      ■         ■
 ドライフラワーにするのでしたら、
 咲く前の蕾(つぼみ)のうちに刈り取ります。
 これが花が落ちない秘訣です。
 これからラベンダーが美しい季節です。
 さわやかな北海道のラベンダーを見にいらしてください。
 とても良い香りがします。
 札幌美容形成外科の玄関にあるラベンダーは、
 ご自由にお持ち帰りください。
 ダックスさん、お待ちしています!


ファーム富田EAST
2008年7月2日

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医学講座

お肌の大敵増加中

 平成20年7月5日、
 北海道新聞朝刊(札幌版)の記事です。
 お肌の大敵増加中
 紫外線量
 上空の浄化が原因?
 紫外線(UV)を避けるため、
 日傘を差す女性が目立つ時季。
 札幌で観測されるUV量が、
 昨年までの十年間で約一割増えたことが、
 札幌管区気象台の調査で分かった。
 人体に影響を与える程ではないが、
 同気象台は原因を
 「札幌上空の空気がきれいになったからでは」
 とみている。
      ■         ■
 同気象台によると、
 UVが人体に与える影響度合いを示す
 紅斑紫外線量は年々増加し、
 昨年の平年値は十年前に比べ、
 一平方㍍当たり0.16㌔ジュール多い
 1.57㌔ジュールだった。
      ■         ■
 UVはオゾン層で多くを吸収されるが、
 札幌上空のオゾン層は、
 地表に集めた厚さに換算すると、
 2007年までの十年間で0.15㍉厚くなった。
 このため、
 同気象台観測課は
 「UVの増加とオオゾン層の因果関係は
 考えづらい」とする。
      ■         ■
 一方、UVの増減は、
 成層圏の濁り具合にも影響される。
 近年では
 1991年にフィリピンのピナトゥボ山が大噴火し、
 広い範囲で成層圏が濁った。
 だが、
 大規模噴火はそれ以降なく、
 同気象台は
 「成層圏の空気が少しずつきれいになり、
 札幌のUVが強まったのだろうう」
 と話している。
      ■         ■
 同気象台はホームページで毎日、
 UV情報を発表しており
 「肌守る参考にしてほしい」
 と呼びかけている。(上田貴子)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 気象台のHPをはじめて見ました。
 UV情報の他に
 お花の情報まであるようです。
 ちなみにUV情報は気象庁のHP。
 気象台のHPは、
 札幌管区気象台です。
 これから活用させていただきたいと思います。
      ■         ■
 UVはお肌の大敵です。
 私は帯広厚生病院で
 形成外科部長を3年間務めました。
 十勝地方は日照時間が長く、
 北海道の食糧生産では、
 大きな役割を果たしている大生産地です。
      ■         ■
 帯広厚生病院形成外科では、
 たくさんの皮膚ガンの手術をしました。
 十勝地方で
 長く農業を営まれた方の顔には、
 たくさんの紫外線が当たっています。
 その結果、高齢になられてから、
 皮膚ガンになられる方が多いと思いました。
      ■         ■
 医学的な統計をとったのでありませんが、
 形成外科医としての長年の勘です。
 今は札幌でも紫外線が強い時期です。
 お化粧をしなくても、
 UVカットだけはなさってください。
 朝のゴミ出し。
 ワンちゃんの排泄や散歩。
 UVはちょっと油断すると、
 すぐにお肌を焼いてしまいます。
 くれぐれもお気をつけください。


札幌で紫外線が強まるなか、
日傘を差して
肌を守る女性たち
札幌市中央区
(北海道新聞より引用)

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院長の休日

3回目の旭岳登山

平成20年7月3日(木)に
また旭岳に登山してきました。
今回で3回目です。
前回と同じように、
姿見の池までは
旭岳ロープウェイで上りました。
      ■         ■
11:45分発のロープウェイに乗車。
約10分ほどで着きます。
ロープウェイの中では、
ビデオで旭岳の自然について解説してくれます。
日本で最初の国立公園だそうです。
      ■         ■
登山で一番気になるのが天候です。
下から山頂が見えていても、
突然、雲に隠れてしまうこともあります。
今回は、快晴ではありませんでしたが、
最初から最後まで視界は良好でした。
      ■         ■
ロープウェイが到着すると、
自然保護監視員の方から説明があります。
遊歩道のマナーや
歩き方の注意事項などを説明してくださいます。
自然が大好きなお兄さんたちが
優しく丁寧に説明してくださいます。
      ■         ■
11:55に入山記録に署名して出発しました。
姿見の池まで、
整備された遊歩道を歩きます。
姿見の池まででしたら、
スニーカーでも大丈夫です。
(ヒールの靴は無理です)
      ■         ■
今年は雨が少ないせいか、
山頂までの道は歩きにくかったです。
昨年購入した靴が活躍しました。
すれ違う方たちと、
『こんにちは』
と挨拶を交わしながら上ります。
      ■         ■
街ですれ違っても、
挨拶はしないのに、
山道では挨拶をします。
知らない人同士でも、
友だちになったような感覚で、
挨拶をするのは気持ちの良いものです。
      ■         ■
今年は足元が悪かったために、
1時間50分で山頂に着きました。
3回目にしてはじめて、
山頂から360度の大パノラマが見えました。
登山は辛いですが、
山頂に着いた時の達成感が、
また山に登ろうという気にさせるのだと思います。
      ■         ■
帰りに姿見の池付近の
お花畑を見てきました。
お花だけを楽しむのでしたら、
山頂まで上る必要はありません。
小さくてかわいいお花がたくさん咲いていました。


旭岳山頂
後方に見えるのが
姿見の池です


チングルマ


ツガザクラ

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医学講座

ヤケドとシミの関係

 日本熱傷学会の話題ではありません。
 ヤケドとシミのお話しです。
 役に立つ、ヤケド講座です。
 昨年も書いたことがあります。
 おさらいです。
      ■         ■
 天ぷら油がはねて、
 ヤケドをすることがあります。
 そこから、
 シミになったという方が
 たくさんいらっしゃいます。
      ■         ■
 これは、
 ‘炎症後色素沈着’というシミです。
 天ぷら油のヤケドは、
 Ⅰ度か浅いⅡ度熱傷です。
 上手に治療すると、皮膚は治ります。
 ところが治った皮膚は赤くなっています。
 皮膚が赤い間に、紫外線に当てると、
 そこに色素沈着(シミ)ができます。
 手術後のキズも同じです。
      ■         ■
 このシミを防ぐためには、
 紫外線が当たらないようにします。
 一番確実なのは、
 ガーゼの間に
 銀紙(アルミホイルやチョコの包装紙)
 を挟んで、
 これをテープで固定することです。
 遮光(しゃこう)と呼びます。
      ■         ■
 レーザーで
 高いお金を払ってシミを治したのに…
 かえって悪くなったと
 怒っている方がいらっしゃいます。
 大部分は、
 しっかり遮光をしなかったために、
 紫外線が当たってできた
 ‘炎症後色素沈着’です。
      ■         ■
 キレイに治すには…
 赤みがある間は
 光に当てないようにします。
 札幌美容形成外科では
 カバーマークという化粧品をお薦めしています。
 もともと子供のアザを隠すために
 開発された商品です。
 私が医師になった25年前からありました。
      ■         ■
 デパートで売っているカバーマークとは違います。
 特定の美容室やクリニックでしか売っていません。
 市販の日焼け止めより抜群に効果があります。
 SPFという紫外線防御指数の値は50です。
      ■         ■
 このカバーマークがよいのは、
 塗った色がついている間は
 効果があることです。
 他の日焼け止めクリームは、
 汗をかいて落ちてしまったり、
 ハンカチで汗を拭いて落ちてしまっても、
 落ちたこと自体がわかりません。
 カバーマークは、
 ゴルフなどの時でもばっちりです。

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医学講座

第34回日本熱傷学会②

 日本熱傷学会の続きです。
 われわれ形成外科医や救急医にとって、
 ヤケドをキレイに治すのは至難のワザです。
 昨年の熱傷学会の報告でも書きましたが、
 ヤケドのことについて
 もう一度、おさらいをします。
      ■         ■
 ステーキを注文すると焼き加減を聞かれます。
 ・レア、
 ・ミディアムレア、
 ・ミディアム、
 ・ウエルダン。
 ヤケド
 ・Ⅰ度、
 ・浅達性Ⅱ度、
 ・深達性Ⅱ度、
 ・Ⅲ度、
 と分類されます。
 日焼けしてピリピリ痛いのがⅠ度、
 水胞ができるのがⅡ度、
 皮膚が全部焼けてしまったのがⅢ度です。

      ■         ■
 問題なのはⅡ度のヤケドです。
 キズ痕が残るか残らないかは、
 いかにヤケドの処置を、
 上手にするかどうかで決まります。
 Ⅱ度のヤケドには水疱ができます。
 この水ぶくれは、破らずに処置をします。
 そうすると、
 中から新しい皮膚ができてきます。
      ■         ■
 昨年の日本熱傷学会で
 フィブラストスプレーという薬が、
 ヤケドをキレイに治すという発表がありました。
 遺伝子組み換えのバイオ技術で作った製品です。
 この薬を、子供のヤケドに使ったところ、
 普通なら絶対に痕が残るヤケドなのに
 キレイに早く治ったのです。
 すごいことです。
      ■         ■
 今年もたくさんの施設から、
 このbFGF(ベーシック・エフジーエフ)という薬が
 子供のヤケドに効くという報告がありました。
 広島県の皮膚科の先生は、
 詳しくまとめて報告されていました。
 大学の先生からも評価されていました。
      ■         ■
 問題なのは、
 熱傷学会で早くキレイに治ることがわかっても、
 保険診療でこの薬をヤケドに使うことができません。
 厚生労働省が認可していないからです。
 もっと悪いことに、
 薬の説明書にはヤケドにも子供にも使わないようにと
 記載されています。
 とても残念なことです。
      ■         ■
 一本一万円以上もする薬ですが、
 それだけの価値があります。
 厚生労働省に働きかけて、
 早く正式に認可していただきたいと思います。
 製薬メーカーにも頑張っていただきたいです。

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