医学講座

札幌の女性喫煙率

 平成20年7月17日、北海道新聞朝刊の記事です。
 喫煙率
 札幌の女性全国の倍
 前回調査より減少も
 高水準変わらず
 札幌市は7月16日までに、
 同市内の成人女性の2006年の喫煙率が
 全国平均の約二倍に当たる
 19.5%にのぽったとする調査結果をまとめた。
 男性は全国と同水準の39.9%。
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 男女ともに2000年の前回調査からは減少しており、
 市保健所は「職場の分煙や、
 経済的な問題で禁煙は進んでいる」
 と分析している。
 厚生労働省の2006年の喫煙率調査によると
 全国平均は男性39.9%、
 女性10.0%。
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 札幌市は、「市健康づくり基本計画」 
 (2003-2012年)の進ちょく状況を確認するため、
 2006年11月、
 市内の2,244人を対象に
 アンケート方式で喫煙率を調べた。
 同様の調査は2000年、
 同計画策定に向けて実施したのに次いで二度目。
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 女性の喫煙率は前回比5.9ポイント減だが、
 依然、高水準。
 妊婦の喫煙率も13%(前回比5.7ポイント減)と高い。
 全国の妊婦喫煙率は調査方法が異なるが7-8%程度。
 同市は
 「早産や低体重児など
 赤ちゃんに悪影響を与えることを訴えていきたい」
 としている。
 男性は前回比13.3ポイント減少した。
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 アンケートでは、
 喫煙者でも
 「たばこをすぐにでもやめたい」
 「そのうちやめたい」
 と回答した人が計47.6% (同10.8増)に上った。
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 また、たばこを吸い始めた年齢は
 十歳代が42.1%と高く、
 うち15歳以下が7.1%を占めた。
 市は小学六年と中学一年を対象に、
 たばこの害を伝えるパンフレットを配布するなど
 未成年者の喫煙防止に力を入れている。
 (以上、北海道新聞より引用)

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 何度も申し上げています。
 タバコは美と健康の大敵です。
 タバコを吸うとお肌はボロボロ、
 口の中、のど、肺まで、
 発癌物質を撒き散らします。
 環境も汚染します。
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 小学校、中学校から、
 女子でもタバコを吸う人がいます。
 私が札幌西高校の生徒だった、
 30年前にも、
 タバコを吸っている女生徒がいました。
 キレイにお化粧している女性が、
 タバコをスパスパ吸っているのは、
 医学的に見てとても残念なことです。
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 タバコが1,000円になってから、
 止めるよりも、
 今から禁煙しましょう。
 これから妊娠・出産を予定なさっている方は
 赤ちゃんのためにも禁煙してください。


◎成人の喫煙率◎
 (以上、北海道新聞より引用)

“札幌の女性喫煙率”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    今は 禁煙パッチが市販されていますし 市の禁煙教室や禁煙外来も多くあります。 私のうちでは二人喫煙者がいるので どうしても止めて欲しく内科の先生に相談しました。義父は肺気腫で酸素が手放せず 苦しそうに亡くなった姿をみても止められないのかと思います。内科の先生は 飲み薬を飲むと吸いたくなくなる薬があるそうで 本人が来るよう言われていますが未だ行ってません。
    パソコンもやにで 2台もだめにしてますし 空気清浄機をおいてもあのフィルターのヤニをみたら ぞっとします。あのやにが肺に付いているかと思うと。。部屋のクロスも張り替えても すぐ 黄色になります。今年中になんとか止めさせたいと思っています。 一昨年は 知り合いの方が ヘビースモーカーのだんな様といつも一緒にいて(寝室でも吸っていたそうです) たばこを吸わない奥様が 肺癌で亡くなりました。そうなっては遅いので
    家族のためにだばこを止めてください。

  2. さくらんぼ より:

    今回は札幌の女性の喫煙率ということですね。全国平均より高いのですね。なぜでしょうか?。。。 若い時期は 格好いいからとか タバコを吸うと痩せるとか間違った考えがあり 吸ってしまうのだと思います。確かに 吸っている人が 吸わないで我慢してると イライラしてしまいますよね、どうしても 自分の意志で止められない方は 禁煙外来などを受診されてみてはどうでしょうか? 怒ったりきつく 言ったりはしないそうで優しい看護師さんが 一緒に励ましてくださりながら頑張るという感じだそうです。

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