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白井幸吉さん
私が尊敬する親しい方が、
お亡くなりになりました。
享年65歳でした。
身内や親しい人の死は、
言葉では表現できないほど辛いものです。
その方は、
私の人生の先輩であり、よき相談相手でした。
医師ではありませんが、
会社を経営されていました。
■ ■
今日は、帯広で、お通夜に参列しました。
美容外科学会へは、
明日、朝の飛行機で行くことに変更しました。
親しい人の死はとても辛いものです。
私の親しい方は、
白井幸吉(しらいこうきち)さんです。
帯広市の方です。
私が帯広厚生病院形成外科に勤務していた時に
知り合いました。
■ ■
白井さんご自身も、
ご家族も、
懸命に病魔と闘いました。
残念なことに、
お亡くなりになってしまいました。
私は白井さんに、
経営のこと、
自分自身のことなどを相談していました。
白井さんからは、
医療について、
ご自身の病気について相談を受けました。
■ ■
白井さんの病気は肺ガンでした。
昨年、見つかり、
相談を受けた私は、
私が信頼する先生にお願いし、
その先生から、
主治医となられた、
黒沼幸治先生をご紹介いただきました。
考えられる最高の治療をしていただきました。
そのおかげで、
昨年の発症から、
奇跡的とも言える回復をなさいました。
■ ■
白井さんは、先生に、
『私は事業をしています』
『他人に迷惑をかけることは、できません』
『私は自分があとどれだけ生きられるか、
できるだけ正確に知りたいのです』
こう言われると、
医師としても、
できるだけ正確に話さないわけにはいきません。
■ ■
白井さんは、
担当の先生と治療法について話し、
自分でも医師以上に勉強をして、
情報を集めて、治療を受けられました。
医療者として、
ほんとうにすごいことだと思いました。
治療の効果が出て、
肺ガンの陰が消える程度まで回復され、
その間に、
ご自分の事業の後継者を見つけられました。
■ ■
これから残された時間を、
奥様と過ごそうと考えられていた時に、
ガンが再発しました。
9月には私と食事をするほどお元気だったのに、
わずか2週間余りで容態が急変し、
一昨日、旅立たれてしまいました。
私は平成20年2月6日に書いた、
北大第一内科准教授でいらした、
山崎浩一先生のことを思い出しました。
■ ■
山崎先生と同じように、
白井さんも最後の1%まで望みを捨てずに、
担当の先生を信じて治療を続けられました。
入院先のNTT東日本札幌病院呼吸器内科の
黒沼幸治先生と看護師の皆様には、
大変お世話になりました。
最期までよくしていただきました。
白井さんもお幸せだったと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。