院長の休日
日本美容外科学会(広島)②
私ははじめて広島へ来ました。
会場のリーガロイヤルホテルから、
原爆ドームはすぐ近くにあります。
時間を作って、原爆ドームへ行きました。
8月6日に、毎年、広島が映ります。
私は、原爆ドームと平和記念公園が、
川の傍(そば)にあることを知りませんでした。
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元安川というキレイな川の横に、
原爆ドームがありました。
昨日の夕方もたくさんの市民や観光客が来ていました。
昨日は、ホテルでたくさんの結婚式もありました。
今は、平和に暮らしている広島市民にも、
被曝二世や三世がたくさんいると伺いました。
ここに来て、
平和の大切さや、
原爆の悲惨さがよくわかりました。
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広島在住の方から、
広島人の気質について伺うことができました。
原爆で一瞬にして、すべてを失った広島。
その後も、
いつ白血病などを発症するかわからない不安。
生き残った人にも、
ヤケド痕のケロイドが残り、
生涯、その痒みや痛みに苦しんだ被爆者。
■ ■
昭和20年代には、
元気だと思われた人が、
ある日突然、具合が悪くなり、
そのまま亡くなってしまう…
という方が大勢いらしたそうです。
広島人というと、
『放射能が残っている』と誤解を受け、
他人から避けられた嫌な思い出もある。
■ ■
広島の人は、
原爆を落とされて、
すべてを失い、
生きていても、
不安に駆られていました。
そんな広島人に勇気を与えたのが、
野球だったそうです。
広島の人は、
野球をして応援をすることで、
市民が一体となって、
戦後を生きて来られたと伺いました。
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私たち日本人は、
一度は広島へ来て、
戦争や原爆の悲惨さを考えるべきだと思いました。
高校の修学旅行は、
京都や奈良、
ディズニーランドや海外なんて行かないで、
広島に来るべきだと思いました。
美容外科学会で広島へ来て、
平和の大切さと、
原爆の悲惨さ、
日本人として、
核廃絶を訴える重要性を認識しました。