院長の休日

いい夫婦の次の日2011

 昨日、11月22日は…
 ♡いい夫婦の日♡でした。
 今日は…
 勤労感謝の日
 いい夫婦の次の日です。
 本間家は、
 残念ながら♡いい夫婦♡ではありません。
      ■         ■
 ♡いい夫婦♡だったのは…
 結婚してから…
 子どもが生まれるまでの数年間。
 それからは…
 父親と母親になりました。
 お医者さんの奥さんは、
 しあわせではありません。
 患者さん中心の生活なので母子家庭です。
      ■         ■
 子どもが小さい頃は…
 転勤が多かったですが…
 それなりにしあわせな家庭だったと思います。
 でも…
 ♡いい夫婦♡だったかは疑問です。
 よく夫婦喧嘩もしました。
 うちの奥さんは強いです。
      ■         ■
 いい夫婦の次の日は、
 これからの老後をどう過ごそうか…?
 …と悩んでいます。
 私57歳、
 妻55歳です。
 同年代のご夫妻には、
 とても仲が良い方たちもいらっしゃいます。
      ■         ■
 私は今さら♡いい夫婦♡も無理なので、
 おたがい、他人に迷惑をかけず…
 子どもにも迷惑をかけず…
 残った人生を送れればよいかなぁ~
 …と思っています。
 奥さんが郷ひろみさんのコンサートへ行くのも良いし…
 私は家で犬と遊んでいます。
 いい夫婦の次の日は…
 ◇健康な夫婦◇が理想です。

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医学講座

リフラップ軟膏

 毎年冬になると…
 風邪薬の宣伝が流れます。
 塩化リゾチームという成分が入った…
 風邪薬があります。
 卵白アレルギーの方には使えませんが…
 この塩化リゾチーム、
 よく効くお薬です。
 耳鼻科の先生もよく処方されます。
      ■         ■
 私が北大形成外科で研修医をしていた頃…
 この塩化リゾチームを軟膏にした薬の、
 臨床試験をしていました。
 当時は…
 KH101(けいえっちいちまるいち)という名前でした。
 この白い軟膏が、
 傷によく効きました。
      ■         ■
 卵白アレルギーの方には使えませんが、
 傷の治りが悪く、
 じくじくした部位につけると…
 よく治りました。
 当時は…
 手術後の治りが悪い傷や、
 やけどで治りが遅い部位に使いました。
      ■         ■
 この軟膏を塗ると…
 ガーゼに黄色い膿のような汁がつきます。
 一見、悪くなった?と誤解することがあります。
 臨床試験は、
 私の恩師である、
 大浦武彦先生と
 吉田哲憲先生が担当でした。
      ■         ■
 傷を治す軟膏は、
 形成外科が専門です。
 いろいろな軟膏を使い分けて…
 できるだけ早く治るようにします。
 卵アレルギーがあると使えませんが、
 リフラップ軟膏は30年経っても良い薬です。
      ■         ■
 傷の状態によっては、
 リフラップ軟膏以外の薬を使うこともあります。
 ご自分で判断せずに、
 専門の形成外科医に診ていただき、
 適切な軟膏を選んで使うことです。
 数種類をいっしょに使うこともあります。
 国家試験には出ませんが、
 臨床の現場では役に立ちます。


リフラップ軟膏

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医学講座

乾燥肌にヒルドイドローション

 2007年2月12日の院長日記、
 ヒルドイドローションが、
 いまだにたくさんヒットしています。
 冬になると手がカサカサになって、ひどいときはひび割れたり、血が出たりする方がいらっしゃいます。
 皮膚の保湿機能が低下し乾燥しているためです。この「皮脂欠乏症」という病気に効果があるのがヒルドイドローションです。
 メーカーのマルホ㈱のHPによると、この薬の主成分である ヘパリン類似物質は、1949 年(昭和24 年)にドイツで発売されています。このお薬は高い保湿能を有し、血行促進・皮膚保湿外用剤として発売されました。日本国内ではマルホ株式会社が1958年8月(昭和33年8月)に輸入承認を取得して発売されました。2001年1月(平成13年1月)に、さらっとした使用感のヒルドイドローションが承認されました。
 私が医者になった昭和55年にはヒルドイド軟膏という軟膏しかありませんでしたが、その後、ローションができました。医者になりたての頃に、ヒルドイドをヒルロイドと処方箋に間違って書いて、先輩から叱られた思い出がある薬です。
 子供さんのアトピー性皮膚炎のお薬として処方された経験がある方も多いと思います。
 このヒルドイドローション、実は乳液の代わりに顔に塗るとお肌がツルツル・スベスベになります。私の正直な感想を言うと、3万円の高級乳液より効果があると思います。
 化粧品はどんなに高価な製品でも、薬事法という法律で入れてもいい成分が決められています。ですから、厳密に言うと外国製の高級化粧品でも、海外の免税品店で売っている商品と日本国内の商品は内容が異なる場合があります。
 がっかりするかも知れませんが、化粧品は夢を売る商品です。デパートの一階の一番立派な売り場でキレイなお姉さんが売っているので高いのです。中身の化学成分を価格に換算すると1/100の価値しかないと言われる製品もあります。
 逆に病院で処方する医薬品は医師免許や薬剤師免許がないと売れない製品もあります。化粧品とは入れてもよい成分が各段に違います。
 まれにお肌に合わない方もいらっしゃいますので、ご心配でしたら耳の後ろなど目立たない場所で一度試してからお顔につけてみてください。
      ■         ■
 ネットで検索すると…
 おばあちゃんの家に行ったら…
 病院から処方されたピンクのキャップの薬が…
 30本もあった…
 …という質問がありました。
 余っているなら、
 まず手などのかさかさにつけてみてください。
      ■         ■
 子どもさんのアトピー性皮膚炎の薬として、
 処方された経験もあると思います。
 保湿には…
 とても効果のあるお薬です。
 べとべと感も少ないです。
 血流を改善する効果もあります。
      ■         ■
 私たち形成外科医は、
 このお薬を…
 傷のケアーにも使います。
 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防という効果が承認されています。
 赤くなった傷に、
 少しずつ塗ると…
 次第に赤味が薄くなり…
 目立たなくなります。
      ■         ■
 ヒルドイドとキスマークという
 2009年9月1日の院長日記に書きましたが…
 キスマークは、
 皮下の出血斑(しゅっけつはん)です。
 ヒルドイドのヘパリン類似物質が、
 この出血斑に効きます。
 塗ってすぐに消えるのではありませんが…
 早く消えます。
 手術後の青たんにも効きます。
      ■         ■
 ヒルドイドローションは
 保険適応の医薬品なので、
 皮膚科や形成外科の他、
 内科や小児科などで…
 他のお薬と一緒にいただくことも可能です。
 乾燥肌の方は一度試してみてください。

ヒルドイドローション

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医学講座

試験問題作成の難しさ

 どんな試験問題でも…
 良い問題を作るのは難しいです。
 小学校での、
 漢字の書き取りテスト。
 漢字にふりがなをつけるテスト。
 簡単なようですが…
 だれでもできる問題と、
 ちょっと難しい問題があります。
      ■         ■
 試験問題は…
 全員が100点満点でもだめで、
 全員が零点でもだめです。
 勉強した人と…
 勉強していない人が…
 公平に分けられる問題がベストです。
 作るのは難しいです。
      ■         ■
 国家試験の出題委員を見ると…
 学会でそれなりの立場にいる先生です。
 臨床家や研究者として…
 業績のある先生です。
 試験問題作成はどうでしょうか?
 私と同年代の先生もいますが…
 出題委員は憂うつだと想像します。
 私だったら、なりたくありません。
      ■         ■
 今の国家試験問題や、
 一部の大学の卒業試験問題は、
 すべて選択式です。
 マークシートに印をつける…
 センター試験のような方式です。
 31年前に受けた…
 私の時も同じでした。
      ■         ■
 受験生はご存じかどうかわかりませんが…
 問題を作成した側も…
 採点されます
 愚問を作ったり…
 設問に誤りがあると…
 コンピューターにチェックされます。
 他の問題がほぼ満点なのに…
 その問題だけ間違う受験生が多いと…
 問題が悪いと判定されます。
      ■         ■
 今までにも書いています。
 試験問題作成
 試験問題
 国家試験試験問題は、
 問題が漏れると困るので、
 限られた人数でつくります。
 相談もできません。
 作る方も苦労しています。
 がんばれ、受験生!

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医療問題

今、医師国家試験を受けたら…

 私が札幌医大に入学した、
 1974年(昭和49年)春の医師国家試験合格率は…
 札幌医大が全国最低でした。
 北海道新聞に大きく出たのを記憶しています。
 良い医学教育?という…
 2010年7月31日の院長日記に書いています。
      ■         ■
 昔の医師国家試験は、
 看護婦の試験より易しい
 …と陰口をたたかれた時代もあったようです。
 その医師国家試験問題が、
 1974年に急に変わったそうです。
 傾向と対策が…
 札幌医大の先輩に届かなかったのが…
 全国再下位の原因でした。
      ■         ■
 私が医師国家試験を受けた…
 1980年(昭和55年)には…
 春と秋の2回、
 医師国家試験がありました。
 春に落ちても…
 秋に通れば、その年のうちに、
 お医者さんになれました。
      ■         ■
 今から思うと…
 のんびりした時代でした。
 札幌医大の私のクラスでは…
 全国の医学生有志が作った…
 情報網を利用して、
 国家試験対策をもらっていました。
 学生がお金を出し合って…
 当時はFAXで届いた情報を…
 コピーして配っていました。
      ■         ■
 国家試験問題は、
 厚生労働省から出題委員が決められ、
 夏までに作成するといわれていました。
 出題委員は各大学の教授が大多数です。
 昔は、
 出題委員の先生が作成した、
 過去の卒業試験問題などが…
 情報として配られました。
      ■         ■
 今のようにインターネットもなく、
 国家試験専門の予備校やテキストも少ない時代でした。
 私たちは、
 卒業試験の勉強と並行して、
 国家試験の勉強をしていました。
 テキストは…
 もっぱら厚い医学書でした。
      ■         ■
 今の医学生は、
 インターネットで東京の予備校の授業が聞けて…
 QB(クエスチョン・バンク)という…
 とても便利な本があります。
 この本の会社の社長さんが、
 麻酔科の先生とは知りませんでした。
 これだけ情報があっても…
 覚えるのは凡人の頭です。
      ■         ■
 頭の中が、
 たくさんの問題で…
 ごちゃごちゃになってしまいます。
 とにかく…
 ひたすら繰り返し覚えます。
 これから国家試験までは体力勝負です。
 私が今受けても絶対に受かりません
 覚えられる自信もありません。
 医学部を卒業しても、
 医師国家試験に落ちたらただの人です。
 日本の医療のためにがんばってください。

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医療問題

国家試験の意義

 医師国家試験や、
 看護師国家試験まで、
 あと3ヶ月です。
 実技試験はありません。
 模擬診察の試験もありません。
 ペーパーテストだけです。
      ■         ■
 この問題を間違ったら…
 他の問題ができていても…
 不合格になるという…
 地雷(じらい)と恐れられている問題があります。
 受験生の間では、
 地雷を踏まないようにと言われます。
      ■         ■
 医師国家試験2010という日記を、
 2010年2月12日に書いています。
 医師国家試験から…
 どんな試験を連想されますか?
 大学病院のような病院で…
 白衣を着た医学生が、
 厚生労働省の試験官から…
 問診の仕方…
 診察の仕方…
 縫合法の実際…
 などを細かくチェックされて…
 最後に合格はんこをいただく…
      ■         ■
 ここまでしなくとも…
 実技試験はある…?
 と思われている方も…
 多いのではないでしょうか?
 実際の医師国家試験は…
 膨大な量の問題を…
 センター試験のような試験会場で…
 疲れきった医学生が…
 自由な服装で受験しています。
      ■         ■
 私たちが30年前に受けた試験より…
 今の医師国家試験は格段に難しいです。
 医学の進歩とともに…
 こんなに覚えるの…?
 と…
 想像を絶する量の‘知識’を…
 とにかく覚えなくては…
 国家試験に合格できません。
 受験生はとにかく大変です。
      ■         ■
 過去問(かこもん)と言われる…
 過去の国家試験問題を…
 これでもか…
 これでもか…
 というくらい繰り返し覚えます。
 私の個人的な意見ですが…
 忍耐力テスト
 持久力テスト
 と言ってもいいくらい辛い試験です。
      ■         ■
 平均的な受験生は…
 半年以上の間…
 寝てる時以外は、
 とにかく勉強しています。
 大学の図書館とか…
 自習室と呼ばれる…
 クラブの部室のような部屋…
 を準備している大学もあります。
 (意外と学生に好評です)
      ■         ■
 実技試験は、
 今の国家試験制度では無理です。
 厚生労働省には、
 担当できる数の試験官がいません。
 私は(個人的に…)
 半年以上も…
 昼夜を問わず勉強して…
 膨大な量の知識を詰め込むだけの…
 医師国家試験を改善すれば…
 もっと‘お医者さん’の質が上がるのに…
 と思います。
      ■         ■
 看護師国家試験も同じです。
 実技試験はありません。
 接遇の試験もありません。
 ペーパーテストのみです。
 もちろん…
 医師国家試験にも、
 看護師国家試験にも、
 一般常識の試験はありません。
      ■         ■
 実際の臨床では…
 役に立たない知識でも…
 覚えなくては合格できません。
 覚えるには…
 何度もなんども繰り返すことです。
 私など…
 同じ問題を4回も5回も間違って…
 問題集にがたくさんつきました。
      ■         ■
 自分はなんて愚か者かと思いました。
 この経験が…
 慎重に対処するという、
 医療では最も大切な心がけに役立っています。
 受験生のみなさん、
 寒くなってきたので、
 体調に気をつけてがんばってください。

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院長の休日

2011年積雪初日

 今日は休診日です。
 朝、起きると…
 あたり一面真っ白な雪景色でした。
 北国に住む者にとって…
 避けては通れない…
 冬将軍の到来です。
      ■         ■
 今年の積雪は遅く、
 北海道新聞によると、
 平年より8日、
 昨年より21日遅いそうです。
 朝、5時の積雪は、
 札幌市内で10㎝です。
      ■         ■
 昨日までは、
 夏靴でしたが、
 今日からは冬靴です。
 車のタイヤ交換はまだでした。
 北海道新聞によると…
 昨日は6時間待ちのところもあったとか?
      ■         ■
 今日も混んでいるだろうなぁ~
 …と思いながら…
 おそるおそる電話をしてみました。
 今日は、
 突然積雪が10㎝にもなったので、
 朝、車で出勤できなかった方が、
 予約をキャンセルした分があるとのこと。
      ■         ■
 ラッキーなことに、
 無事にタイヤ交換をしていただきました。
 昔は自分でタイヤ交換をしていました。
 今でも…
 やろうと思えばできると思います。
 ただトシなので…
 腰を痛めても
 手をいためても困るので、
 お願いすることにしています。
 お忙しい中、
 交換していただきありがとうございました。 

自宅窓から見える北大
 遠くに見えるのが北大病院です

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昔の記憶

若い時の苦労

 若い時の苦労は買ってでもせよ
 …と言います。
 苦労を買ったことはありませんが、
 若い時には…
 一生懸命、勉強をしました。
 他の人が遊んでいる時にも…
 勉強をしていました。
      ■         ■
 今も同じだと思います。
 あと2ヶ月でセンター試験です。
 あと3ヶ月で医師国家試験、
 看護師国家試験、
 保健師や助産師、
 臨床検査技師、
 理学療法士、
 作業療法士、
 医療関係の国家試験は2月から3月です。
      ■         ■
 医学部を例にとると…
 大学に入ってからも試験がたくさんあります。
 新入生100人のうち…
 1~2割は留年します。
 私の頃でも…
 6年間で卒業できたのは…
 9割以下だったと記憶しています。
      ■         ■
 医師国家試験合格率は…
 有名国立大学医学部でも100%ではありません。
 実際の臨床では役に立たないような…
 一生に一度も経験しないような病気まで…
 とにかく膨大な量の知識を…
 これでもか…
 これでもか…
 …というほど詰め込んで試験に臨みます。
      ■         ■
 うちの奥さんは、
 短大を卒業して大手の会社に就職しました。
 結婚する前は…
 私よりお給料がよかったです。
 入社後も何回か試験があり、
 その度に勉強したと聞きました。
 簡単にお給料はもらえません。
      ■         ■
 先日出席させていただいた
 結婚式の新郎さん。
 とても素敵な好青年でした。
 真面目そうな方でした。
 すでに就職なさっていますが、
 来年の春、新たな国家資格を取得するために…
 毎日、猛勉強されているそうです。
      ■         ■
 誰でも簡単に取れる資格ではありません。
 私は…
 新郎の輝く目を見て…
 がんばれと応援していました。
 新郎の上司も…
 とても誉めていました。
 毎日、緊張するお仕事ですが、
 がんばって試験に合格してください。
 若い時に苦労して取得した資格は、
 生涯、役に立ちます。

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昔の記憶

若いお二人へ

 私は57歳のおじさんです。
 あと3年で還暦です。
 私の同級生には…
 もうおじいちゃんになった人もいます。
 もちろん…
 おばあちゃんになった人もいます。
      ■         ■
 結婚式に出席させていただき
 どうしても…
 親の目線で…
 若い人を見てしまいます。
 若い人はいいなぁ~
 夢があるなぁ~
      ■         ■
 ○○さん、
 ○○ちゃんをよろしく。
 ♡しあわせ♡にしてね。
 たくましい○○さん、
 さすが…
 ○○ちゃんが選んだ人だから…
 素晴らしい青年だね。
      ■         ■
 花嫁さんの…
 両親へのお礼なんか…
 うるうるしっぱなしで…
 おっさんなのに…
 恥ずかしい限りでした。
 知っている人がいなくてよかったです。
      ■         ■
 自分が若い時には、
 あまり感じたことがありませんでした。
 振り返ってみると…
 人生で一番しあわせだったのは、
 2DKの公団住宅で、
 新婚生活をはじめた頃だったような気がします。
 若いお二人には、
 あたたかい家庭を築いていただきたいです。

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医学講座

形成外科医になってよかった

 私の恩師である、
 大浦武彦教授の退官記念講演会が、
 平成7年にホテルニューオータニ札幌でありました。
 私は当時、JA帯広厚生病院に勤務していました。
 帯広から札幌まで来て、
 感慨深くお聴きしたのを覚えています。
      ■         ■
 大浦先生が、
 形成外科医になってよかったと感じた中で、
 担当した患者さんの、
 結婚式に呼んでいただいたと…
 お話しされました。
 大学の医局では、
 お聞きしたことがありませんでした。
      ■         ■
 私も…
 今までに呼んでいただいたことがありました。
 大きなけがをされたのに…
 何度も手術に耐えて…
 懸命にリハビリをされて…
 結婚された患者さんの結婚式に…
 呼んでいただきました。
      ■         ■
 苦労して手術したのも忘れ…
 形成外科医になってよかったと思いました。
 先日、また別の患者さんから…
 結婚式に呼んでいただきました。
 昔、手術を担当させていただいた、
 患者さんです。
 小さい頃から、ずっと知っている方で…
 自分の子どものような方です。
      ■         ■
 お父さんも、
 お母さんも、
 私とほぼ同年代です。
 形成外科になってよかったと思う以上に、
 お父さん、
 お母さん、
 こんなに立派に育てていただき
 ありがとうございました
      ■         ■
 としがいもなく…
 涙がたくさん出ました。
 形成外科は、
 身体の一部を、
 ちょっとだけ治す科です。
 人間の生命にはあまりかかわらない科です。
 でも…
 そのちょっとで…
 その人の人生が変わることもあります。
      ■         ■
 形成外科医になってよかったと思う瞬間は、
 自分の技術が、
 ちょっとでも役に立ったと感じる時です。
 新郎新婦の、
 末永い♡しあわせ♡を願っています。
 ご両家の皆様、
 私を呼んでいただき、
 ありがとうございました。

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