院長の休日

困っています~そら君のおしっこ~

 わが家で飼っている、
 愛犬のそら君に困っています。
 そら君は…
 雑種の牡犬(おすいぬ)です。
 家の中で飼っていて…
 日中はお留守番犬です。
      ■         ■
 おりこうに留守番をしてくれます。
 留守番中はケージの中で…
 じっとしています。
 私たちが帰って来てから…
 室内を走り回っています。
 よく言うことを聞きます。
      ■         ■
 おしっこは…
 ケージの中でします。
 おしっこシーツと、
 専用トレイを使っています。
 オス犬ですが…
 すわっておしっこをします。
 おしっこをする時に…
 トレイの端でしてしまい…
 外れてしまうことがあります。
      ■         ■
 何とか…
 トレイの真ん中でするように…
 いろいろ試してみましたが…
 どうもうまくできません。
 初代愛犬のチェリーは…
 メス犬だったためか…?
 失敗したことがありませんでした。
      ■         ■
 チェリーの方が身体も大きいのに…
 上手におしっこシートの真ん中にしてくれました。
 いろいろ考えて…
 そら君のトレイを…
 少し深いものに変えてみたところ…
 トレイではしなくなってしまいました。
 犬の訓練は難しいです。
 訓練士さんにお願いしようか…?
 もう少しチャレンジしてみようか?
 困っています。

困った犬のそら君です

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医学講座

頭蓋骨早期癒合症

 昨日の院長日記でご紹介した、
 第23回北大形成外科アカデミー
 私が一番勉強になったのは、
 小山明彦先生の…
 北海道におけるcranio-surgeryの現状:北大Cranio-Facial Unit設立
 でした。
 北大形成外科では、
 大浦武彦先生の時代から…
 Cranio_クラニオの手術をしていました。
      ■         ■
 脳神経外科の先生といっしょに…
 頭蓋骨を切る手術です。
 大がかりな手術で…
 年に数例の手術があった記憶があります。
 対象となる患者さんの数も…
 そんなに多くはありませんでした。
      ■         ■
 小山明彦先生のご発表をお聴きするまで…
 北大にCranio-Facial Unitが設立されたといっても…
 それほど驚きはしていませんでした。
 脳神経外科と新しいチームができた…?
 …程度にしか考えていませんでした。
 講演をお聴きしてみると…
 昔のCranio_クラニオとはまったく違っていました。
      ■         ■
 頭蓋骨早期癒合症(ずがいこつそうきゆごうしょう)のことも…
 恥ずかしながらよく理解していませんでした。
 赤ちゃんの頭の形が変?
 …ということがあります。
 私たちの時代の医師は…
 ちょっとくらい形が悪くても…
 そのうちよくなる…
 治療の必要はない…
 …という認識しかありませんでした。
      ■         ■
 頭の形が悪くても…
 中身が良ければ問題ない。
 西瓜だって…
 形が悪くても美味しいすいかはたくさんある。
 …この程度の認識しかありませんでした。
 そもそも…
 一歳前の赤ちゃんの…
 頭の骨を手術するなんて…
 …考えられませんでした。
      ■         ■
 ちゃんと勉強してみると…
 日本頭蓋顎顔面外科学会HPには次のように書いてありました。
 生まれてすぐの赤ちゃんの脳は急速に増大します。生後6か月までに2倍の大きさになり、2歳までにさらに2倍の大きさになるといわれています。これに対応できるよう赤ちゃんの頭蓋骨は7つの骨のピースに分かれており脳の拡大に対応して頭蓋も大きくなれるようになっています。これらの骨片のつなぎ目を頭蓋縫合といいます。頭蓋縫合早期癒合症ではこの頭蓋縫合が早期に癒合してしまう病気です。早期癒合があるとその部分で頭蓋骨の拡大がおこらず、頭蓋骨の形がいびつになります()。一部の症例では頭蓋内圧が高くなり脳の発達に影響を与える可能性があります。頭蓋縫合早期癒合症は頭蓋だけの変形を示す単純性の早期癒合症と顔面の低形成や手足の異常を伴う症候群性の早期癒合症に分かれます
      ■         ■
 頭の形が悪い赤ちゃんは、
 ちゃんと検査をしてみるべきです。
 中身まで悪くなる可能性があるようです。
 小山明彦先生は、
 フランスに留学されて…
 世界の最先端医療を勉強されてきました。
 北大Cranio-Facial Unit
 の治療成績は素晴らしく…
 とっても素敵な頭になっていました。
      ■         ■
 患者数も飛躍的に増えており、
 北海道各地からたくさんの患者さんが来院されています。
 赤ちゃんの頭の形がなんか変?
 …と思ったら…
 北大形成外科の小山明彦先生です。
 ネットで宣伝はしていませんが、
 小山おやま)先生の技術力は私が保証します。

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医学講座

第23回北大形成外科アカデミー

 昨日(2011年12月10日土曜日)、
 京王プラザホテル札幌で、
 第23回北大形成外科アカデミーが開催されました。
 北大形成外科の教室員と、
 OBの同門会員が対象の勉強会です。
 とても勉強になりました。
      ■         ■
 12月のアカデミーは、
 Session1教育研修施設レポート
 ・市立札幌病院(川嶋邦裕先生)
 ・北海道がんセンター(皆川英彦先生)
 ・福井大学(安田聖人先生)
 Session2院生研究発表
 ・大芦孝平先生(大学院4年)
 悪性黒色腫の転移経路に関する動物実験:リンパ行性転移と血行性転移の関連について
 ・村尾尚規先生(大学院3年)
 ケロイド線維芽細胞におけるHGF(Hepatocyte Growth Factor)のTGF-β拮抗作用についての検証
 ・蕨雄大先生(大学院3年)
 顔面神経麻痺による神経信号入力変化をRNAで捉える~顔面表情筋mRNA発現の定量的評価~
 ・池田正起先生(大学院2年)
 ケロイド治療への新たな視点~皮膚に対する抗線維化薬の応用~
 ・山尾健先生(大学院2年)
 ヒアルロン酸修飾インターフェロンβ徐放剤の開発
 ・皆川知広先生(大学院1年)
 唇顎口蓋裂治療における再生医療~機能性scaffoldを応用した顎裂再建~
 Session3特別セミナー
 〈PartⅠ〉古川洋志先生
 ・マイクロサージャリーへの道~ビギナーの私と今の私
 ・脈管の可視化技術の進歩:ICG&PDEによるinnovation
 〈PartⅡ〉小山明彦先生
 ・われわれの小耳症治療:よりリアルな耳介をめざして
 ・北海道におけるcranio-surgeryの現状:北大Cranio-Facial Unit設立
      ■         ■
 情報通信と美容医学の進歩
 残念なことに…
 携帯端末やスマホ、
 iPhone、iPod、iPadほど進歩していません。
 …と書きましたが…
 医学の分野でも研究は進んでいます。
 私の勉強不足でした。
 訂正します。
      ■         ■
 北大形成外科では、
 ・悪性黒色腫の転移に関する研究
 ・ケロイドの研究
 ・顔面神経麻痺の研究
 ・再生医療を用いた唇顎口蓋裂治療
 など形成外科の最先端を研究しています。
      ■         ■
 将来は、
 今の治療法が変わるほど進歩すると思います。
 医学研究は、
 実用化までに時間がかかりますが…
 治らなかった病気でも…
 着実に進歩しています。
 地道に研究を続けている若い先生に、
 ぜひがんばっていただきたいと思いました。

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院長の休日

情報通信と美容医学の進歩

 私の子どもの時代は、
 ようやく家庭にTVが普及しはじめた頃でした。
 電話すらない家が大部分でした。
 私の家の近くで電話があったのは、
 たしか…院長先生の家だけでした。
 緊急連絡は電報でした。
      ■         ■
 今は携帯やスマホでTV電話もでき、
 アプリを入れると無料通話もできるようです。 
 時代は進歩したものです。
 子どもまで、
 キッズ携帯を持つ時代です。
 夢が現実になりました。
      ■         ■
 私が子どもの頃から…
 美容整形という言葉がありました。
 整形手術で…
 どんな美人でも作れる世の中になる…?
 …と考えられていました。
      ■         ■
 残念なことに…
 美容医学は…
 どんな美人でも作れるほど進歩はしていません。
 もともとの骨格もありますし、
 目について言えば…
 もともとの目の大きさもあります。
      ■         ■
 この10年間で…
 情報通信並みに進歩したのは…
 脱毛用レーザーとあざ用レーザーです。
 この2つのレーザーは、
 従来の治療法をまったく変えてしまいました。
 毛深い人でも…
 つるつるになることができます。
      ■         ■
 赤いあざや、
 太田母斑という青いあざは、
 レーザーで治療できるようなりました。
 昔は何回手術をしても…
 なかなかきれいにならなかったのが…
 時間はかかりますが、
 レーザー治療で快くなるようになりました。
      ■         ■
 切って縫う手術でも、
 手術用顕微鏡や、
 縫合材料の進歩があります。
 でも…
 残念なことに…
 携帯端末やスマホ、
 iPhone、iPod、iPadほど進歩していません。
      ■         ■
 逆に言うと…
 私のようなおっさん医師の、
 経験とか…
 技術が…
 まだまだ使える分野です。
 若い人への伝承(でんしょう)も…
 必要だと感じています。

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院長の休日

iPodとiPad…

 昨日の院長日記、
 携帯からスマホの時代にに…
 函館の元看護師さんから、
 コメントをいただきました。
 私は音楽プレーヤーが主ですが、
 iPodを使っています。
 自宅では無線ランなので、
 パソコンを開けない時は、
 ネットを観たり、
 メールチェックもできて、
 音楽も聞けるし、
 アプリなど便利なので使っています。
      ■         ■
 先生は普段パソコンでのメールチェックが多いようなので、
 スマホも便利ですが、
 大きいサイズのipadもすごく便利ですよ。
 外でも使えるし、
 パソコンと同じようにキーボードもつけられるので、
 慣れるとすごい便利です♪
       ■         ■
 適切なアドバイスをありがとうございます。
 57歳のおっさんにとって…
 画面が大きいのは魅力です。
 もっと言うと…
 指で字が大きくできる機能は…
 とても魅力的です。
      ■         ■
 将来は新聞の宅配もなくなり、
 iPadなどで新聞を読む時代が来ると思います。
 私は眼鏡なしで新聞を読んでいますが…
 細かい字は眼鏡を使っています。
 仕事中は…
 もちろん眼鏡を使いますし…
 高性能の手術用顕微鏡に助けられています。
      ■         ■
 私の友人に、
 医学用アプリを作っている先生がいます。
 羽田空港で偶然会った時に、
 iPadを見せていただき…
 薄さと画面の美しさに見とれた記憶があります。
 TVでiPadを宣伝しているのを見て…
 これがあれば便利だろうなぁ…
 …と思っています。
      ■         ■
 音楽は聴く時間もなく…
 一番よく聴いているのが…
 クリニックのBGMです。
 通勤途中は
 実践ビジネス英語を聴いています。
 英語会話も…
 スマホで聴く時代になると思います。
 スティーブ・ジョブズ社長は亡くなってしまいましたが、
 残した遺産は大きいと思います。

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院長の休日

携帯からスマホの時代に

 私は自宅と職場の往復だけなので、
 携帯電話はいつも鞄の中に放置されています。
 病院に勤務していた時は、
 携帯電話は切っていました。
 携帯にメールをいただいていも…
 気づいたのが翌日のことは…
 よくあります(申し訳ありません)。
      ■         ■
 職場のPCは一日何度もチェックします。
 自宅でもチェックしています。
 深夜にも返信を書いています。
 ところが、自分の携帯メールは、
 一日一回チェックすればいいほうです。
 一番利用しているのは、
 奥さんへの【これから帰ります】というメールです。
 時代に遅れています。
      ■         ■
 同業の美容外科医には…
 iPhoneの利用者が多いです。
 PCはすべてMacという先生もいます。
 私のPCは…
 Windowsです。
 Macは昔使っていましたが…
 やめてしまいました。
      ■         ■
 時代は明らかにスマホになっています。
 ドコモは否定していますが、
 私は来年には…
 ドコモからiPhoneが発売されると思います。
 先日、
 札幌の地下歩道空間で、
 LTE(Long Term Evolution)という技術を使った…
 Xi(クロッシィ)とう新機種を見ました。
      ■         ■
 とても素晴らしい速さでした。
 これとiPhoneがいっしょになれば…
 来年の今頃は、
 docomoのiPhoneが…
 たくさん使われていると思います。
 私はおっさんですが、
 これからスマホにチャレンジしてみようと思っています。
 私の携帯メールが一時不通になっています
 申し訳ございません

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昔の記憶

鬼(おに)と仏(ほとけ)

 いつの時代にも…
 鬼と呼ばれる先生もいれば…
 仏(ほとけ)といわれる先生もいます。
 私が教員の時には、
 学生から… 
 撃墜王(げきついおう)と恐れられていた先生がいました。
 私が札幌西高校の生徒だった40年前は、
 は英語の福原俊明先生でした
      ■         ■
 自分が教える立場になってみると…
 教育にかける情熱があるからこそ…
 鬼(おに)とか…
 撃墜王(げきついおう)と…
 呼ばれることがわかりました。
 試験で落とされる学生も大変ですが、
 追試験をする教員も大変です。
      ■         ■
 自分の学生時代を振り返ってみても…
 試験がなければ勉強はしませんでした
 それも… 
 切羽詰ってこなければ…
 なかなか勉強に集中できませんでした
 ふだんは勉強していないのに…
 不思議と試験に通る人がいます。
 よく観察していると…
 短期決戦型で集中力がすごいです。
      ■         ■
 私のような凡人が、
 医師免許を取得して、 
 医師になれたのは…
 のような先生が、
 一生懸命指導してくださったからです。
 英語の福原俊明先生は、
 とても熱心な先生でした。
 札幌西高校の後で札幌大学の教授に就任されました。
      ■         ■
 昔の…私と同年代の…
 西高生の多くが福原俊明先生に感謝しています。
 福原先生には、
 偶然にも…
 新婚旅行へ行く飛行機でお会いしました。
 私のような者でも覚えていてくださり…
 家内を紹介した記憶があります。
      ■         ■
 まみ子師長さんは…
 43人中21人が60点以下の赤点でした
 …と凹んでいらっしゃいましたが…
 きっと学生さんたちは…
 将来…
 ♡天使のまみ子♡と…
 覚えていてくださると思います。

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医学講座

マイナー科の定期試験問題

 まずは今日のお題の説明からです。
 医科では、
 内科や外科などをメジャー、
 皮膚科、
 眼科、
 形成外科などを
 マイナーと呼びます。
 大きな科と小さな科の違い。
 メジャーリーグとマイナーリーグの違いのようなものです。
      ■         ■
 皮膚科の…
 まみ子師長さんから…
 次のコメントをいただきました。
 関係なくて申し訳ありませんが、
 看護学校の皮膚科試験の解答が終わり凹みました。
 43人中21人が60点以下の赤点でした。
 でも100点の生徒さんが一人いました。
 過去問に頼らずに、
 新しい問題を考えて、
 サービス問題も取り入れて・・・
 頑張ったんですが。
 やっぱ教え方に問題あったんでしょうか?
 ここ出ますよ。
 ここも出ますよ。
 と教えてあげた所以外は全滅の生徒さん、
 もう少し幅を広げましょう。
      ■         ■
 私はまみ子師長さんの…
 教え方に問題があったとは思いません。
 正直に申し上げて…
 私は皮膚科は苦手でした。
 病名の難しい漢字が読めませんした。
 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)⇒いぼのことです。
 足白癬(あしはくせん)⇒足の水虫です。
 伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)⇒みずいぼです。
      ■         ■
 今の学生さんは、
 私たちの頃とは勉強法も違います。
 スマートホンとPCを駆使して、
 ネットで情報を見つけます。
 過去問も昔はコピーして持っていましたが、
 今はネット上にPDFファイルでUPしてあったりします。
 とにかくインターネットは…
 学生の勉強法も変えました。
      ■         ■
 自分自身もそうですが…
 試験勉強で覚えた知識は…
 たとえ徹夜で勉強しても…
 試験が済んだら悲しいほど忘れてしまいます。
 逆に…
 授業中に先生が何気なく言ったひとことを…
 ずっと忘れずに覚えていることもあります。
      ■         ■
 私は、
 講義の目標を…
 国家試験に通る最低限の知識は忘れない。
 忘れても…
 後で勉強した時に思い出せる程度の知識は講義で教える。
 …ということにしています。
 後は…
 将来、医療現場で働いた時に困らないように…
 院内の各種委員会で困らないように…
 働いて困った時にどう対処するか…?
 …ということを体験をもとに話しています。
      ■         ■
 試験問題は、
 過去の国家試験問題、
 自分の過去問などを少しずつ変えて出しています。
 毎年、落ちる人はいません。
 内科や小児科などと違って…
 マイナーな科はこれでいいと思います。
 将来、困った時に…
 看護学校で習ったまみ子師長さんの顔が浮かべば…
 講義は成功だと思います。
      ■         ■
 私も苦労して問題を作りました。
 試験問題作成の難しさ
 試験問題作成
 試験問題
 …と過去の日記にも書いてあります。
 ご批判もあると思いますが…
 マイナー科の定期試験問題は、
 国家試験に通る最低限の知識…
 …で良いのではないでしょうか?

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医学講座

ドライアイと眼瞼下垂症手術

 ドライアイという病気は、
 ドライ=かわく
 アイ=目
 …の通り、目がかわく病気です。
 形成外科ではなく、
 眼科で治療します。
      ■         ■
 ひとくちにドライアイといっても、
 さまざまな原因があります。
 ドライアイの程度も、
 さまざまです。
 ちょっと目が乾く程度から…
 涙腺分泌の機能がほぼゼロの人もいます。
      ■         ■
 ドライアイの人が…
 眼瞼下垂症手術をすると…
 悪化する恐れがあります。
 眼瞼下垂症手術の前には、
 眼科専門医とよく検討をします。
 軽度のドライアイでしたら…
 手術をすることもあります。
      ■         ■
 私自身はドライアイではありません。
 一年前に手術をしていただき、
 一週間、
 仕事を休んで自宅で目を閉じていました。
 一週間後に仕事を再開した時…
 困ったのが鼻水でした。
      ■         ■
 風邪を引いたのかなぁ~?
 …と思ったほど…
 一日中、ティッシュが離せませんでした。
 後から考えると…
 目が大きくなったので、
 目を保護するために…
 知らない間に…
 自分で涙を多く出していたのです。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術で…
 ドライアイがよくなった患者さんがいる…
 …と他の先生から聞いたことがあります。
 ドライアイがある方は、
 慎重に手術適応を決めて、
 控えめに目を開くことで、
 悪化させない方法もあります。
 困っていらっしゃる方は、
 相談にいらしてください。

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医学講座

眼瞼下垂症手術後の視力変化

 私は57歳のおっさんですが、
 新聞は眼鏡なしで読みます。
 運転免許証も眼鏡使用ではありません。
 目はいい方だと思います。
 それでも…
 眼鏡はたくさん持っています。
 40歳台から……
 おそらく10個以上は眼鏡を作りました。
      ■         ■
 私がお世話になっているのは、
 富士メガネです。
 細かい作業をするので、
 仕事中は2つのメガネを使い分けています。
 車の運転も…
 昼用…
 夜用…
 …と2つあります。
      ■         ■
 40台は徐々に視力が変化するので、
 その度に作り変えました。
 メガネ屋さんが驚くほど…
 細かい字を見る用…
 仕事用…
 パソコン用…
 見え方は人によって違うので…
 ほんとうに微妙です。
      ■         ■
 強度近視で、
 長い間ハードコンタクトを使っていらした、
 40歳以降の方に手術をすると…
 ほぼ例外なく…
 手術後に見えにくくなったと言われます。
 眼瞼下垂症手術の後は、
 原則として眼鏡です。
 コンタクトはしばらくできません。
      ■         ■
 強度近視の方など、
 眼科的な問題がありそうな患者さんは、
 眼瞼下垂症手術の前に、
 道庁前眼科の、
 吉田篤先生に診ていただいています。
 私も診ていただいている、
 優しい先生です。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 まぶたを調節する手術です。
 眼球そのものには手術操作は加わりません。
 それでは…
 なぜ視力が変化するのでしょうか?
 手術後に眼鏡が合わなくなったと言った人を、
 何人か眼科の先生に診ていただきました。
      ■         ■
 複数の眼科専門医の意見は、
 強度近視+眼瞼下垂症で…
 もともと目を細めてものを見ていた。
 下垂を治して…
 目が大きくなったので、
 絞りを開いたカメラのように…
 ピントが合わなくなった。
 …という結論でした。
      ■         ■
 若い人は…
 目に調節力があるので、
 症状がでなくても…
 40歳以降の方は、
 調節力が低下しているので、
 見えなくなったと訴えられるようです。
 数ヶ月で少しずつ戻ることが多いですが、
 どうしても不自由な方には、
 高くない眼鏡を作るようにお話ししています。
      ■         ■
 私自身は、
 もともと視力がそれほど悪くないせいか…?
 視力変化については、
 まったく感じませんでした。
 運転免許証と…
 パスポートの写真とは…
 かなり変わった感じがしますが…

免許証は手術前の目です
1年後の目です

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