院長の休日
定年後は女房対策こそ重要
平成23年1月23日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
定年後は女房対策こそ重要
無職_松永健_(岐阜県池田町 68)
定年後、何か一番変わるか。答えは女房とほとんど四六時中向き合っていることではないだろうか。女房との仲がうまくいかなければ毎日が悲惨である。定年後8年経った今、切実に感じるのは女房対策は見逃せない重要なことだということだ。
対策の第一は台所、掃除、洗濯、買い物など日常生活はとうていかなわず、「家来」にならざるをえない。だから、この分野では決して逆らわない方がいい。もし「どうしてもこれが食べたい」と思った時は、自分で台所に立つことだ。できれば、食材の仕入れから皿洗いまで全部、自分でやった方がいい。
第二に、小遣いは家計費からもらわない方がいい。もらえばますます監視され、従属的になるだけだ。その日のために、現役時代からちびちびとためておくことだ。もちろん、「へそくり」の額は知られてはならない。
第三の対策は、けんかにならないようにすることだ。その秘訣は会話で「NO」という否定語を少なくすることだ。つまり相手を受容するのだ。生活でどちらが正しく、どちらが間違っているということはないのだから。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
人生の先輩、松永様の…
貴重なお言葉を…
しっかりと受けとめました。
しいて言わせていただくなら…
定年前も…
女房対策は重要です。
■ ■
開業してからというもの…
毎日、奥さんといっしょです。
出張も当直もなくなりました。
家庭でも…
職場でも…
いっしょは大変です。
■ ■
ご夫婦とも医師で、
いっしょのクリニックで、
仲良く開業している先生がいます。
正直なところ…
すごいと思います。
さくらんぼさんのお宅も…
すごいです。
■ ■
投稿者の松永様のお言葉…
相手を受容する
生活でどちらが正しく
どちらが間違っているということはない
とても貴重なアドバイスです。
■ ■
本間家は…
今年、結婚して30年です。
何度も危機がありました。
30年前は最高だと思っていたのですが…
これからは…
お互いにぼけないで…
他の人に迷惑をかけないようにして…
生きていきたいと考えています。
昔の記憶
雪で遊ぶ
私は生まれも育ちも北海道です。
雪国の子どもは、
大雪(おおゆき)でも…
晴れた日には外で遊びます。
犬も…
子供も…
雪が大好きです。
■ ■
ふわふわの新雪(しんせつ)はやわらかで…
転んでも痛くありません。
吹雪(ふぶき)の日は家の中ですが、
晴れると外遊びをします。
私は山で育ったので、
よく裏山へ行きました。
■ ■
私が育った昭和30年代は、
日本の高度成長期です。
テレビもまだ普及していません。
一日の放送時間も限られていて、
放送していない時間帯には、
テストパターンという、
丸い画像だけが流れていました。
■ ■
今から思うと、
丘のようなところに、
小さなスキー場がありました。
小学校~大学まで、
冬にはスキー授業がありました。
徒歩のスキー遠足もありました。
■ ■
私と弟は、
よく雪穴を掘って、
雪の洞窟を作っていました。
小さな基地でした。
そこへ…
つららを集めてきたり…
雪玉(ゆきだま)を作ったりしました。
■ ■
お金がかかることはできませんでしたが、
雪を利用して、
子供ながら遊んでいました。
雪は大変ですが、
北国には、
雪で遊ぶ知恵がありました。
でも…
この年齢になると…
春が早く来てほしいです。
山形のさくらんぼさんへ
豪雪のお見舞いを申し上げます。
昔はこんなソリで遊んでいました
2007年11月12日院長日記
昔の記憶
雪との闘い
今年の札幌は1月に入ってから、
例年にない大雪(おおゆき)です。
山形のさくらんぼさんのお宅も…
果樹園も大雪(おおゆき)で大変です。
果樹園は…
雪で枝や幹が痛むので、
死活問題になります。
■ ■
私は…
生まれてから…
ず~っと北海道です。
雪には慣れているつもりでも、
毎日の大雪にはうんざりです。
一番困るのが…
交通機関です。
■ ■
雪で道幅が狭くなるので…
交通渋滞になります。
道路の雪を道端へ寄せる除雪(じょせつ)。
道端の雪を…
他の場所へ捨てるのが排雪(はいせつ)です。
■ ■
各自治体の仕事ですが…
どこの市町村も予算不足。
なかなか排雪ができません。
夏の半分程度しか、
道幅がないところもあります。
トラックなどは大変です。
■ ■
今朝の北海道新聞に出ていました。
道端の雪で…
雪まつりの雪像を作ったら…
誰でも考えそうな…
簡単なことです。
ところが…
道端の雪には…
融雪剤が入っていて…
雪像作りには使えないそうです。
■ ■
北海道の厳しい寒さも…
今がピークです。
あと一ヵ月もすれば、
日差しも暖かくなります。
今はじっとがまんして…
雪と闘う毎日です。
受験生のみなさんも頑張ってください。
医学講座
第110回日本美容外科学会報告⑤
学会報告の最後です。
眼瞼下垂症手術をしていますと…
どうしても瞼が上がらない…
矯正困難な方がいらっしゃいます。
無理矢理…
目を開くと閉じなくなるリスクもあります。
瞼の中は…
人によって実にさまざまです。
■ ■
眼瞼挙筋という筋肉がない…?
…と思うほど…
まぶたを切開すると…
黒目が透けて見えることもあります。
もともと左右差がある方も、
たくさんいらっしゃいます。
■ ■
難しい症例を治すのが…
プロだろう!
とお叱りを受けそうですが、
プロでも、
難しくて難渋することもあります。
やればやるほど難しさを感じます。
■ ■
保険診療でも、
自由診療でも、
難しいのが眼瞼下垂症です。
自由診療ですと…
前額部リフトなどもできますので、
治療の選択肢が増えます。
■ ■
としをとって…
まぶたが下がってきたのに…
保険診療ではきれいに治せませんでは…
高齢者の方に失礼だと…
私は考えています。
何とか…
保険診療できれいに治したい…
と思っています。
100%満足はなかなか難しいですが、
これからも勉強を重ねたいと思います。

手術前です

切除する皮膚です

手術一ヵ月後です

手術3年後です
医学講座
第110回日本美容外科学会報告④
2011年1月16日の院長日記、
第110回日本美容外科学会報告①に…
らずべりーさんからご質問をいただきました。
ご高齢の患者様の場合、皮膚を多めに切り取るだけでは完全な解決策には至らない場合があるのだと思いました。
筋肉の衰えだけでなく、脂肪が極端に少なく、コラーゲンが減少し、張りが無くなったというのが原因だと推察します。
解決策としてはコラーゲン注入なのか自家組織移動&移植なのでしょうか。
■ ■
この問題を取り上げられたのは、
会長の宇津木龍一先生と、
北里研究所病院美容医学センター、
佐藤英明先生でした。
眼瞼下垂症手術をすると、
眉が下がり、
睫毛と眉毛の間が狭くなります。
■ ■
若い女性には、
憧れの大きな黒目でも…
高齢者には…
目が乾くようになった…
まぶたが腫れた…
鼻根部に横じわができた…
まぶたが重くうっとうしい…
…という術後不満要因となります。
■ ■
せっかく苦労して、
3時間もかけて手術をしても、
術後不満要因ではがっかりです。
患者さんも術者も不幸です。
宇津木先生も佐藤先生も、
解決策として使っていらっしゃるのは、
眉の位置を調節する方法でした。
コラーゲンではありません。
■ ■
前額部リフトといわれる方法などで、
眉の位置を上げることで、
この術後不満要因を解決していらっしゃいました。
宇津木先生は、
前頭筋拮抗筋群(ぜんとうきんきっこうきんぐん)
特に眼輪筋の手術について、
発表していらっしゃいました。
■ ■
保険診療の手術では難しいですが、
宇津木先生が推奨される手術は、
高齢者の眼瞼下垂症手術では、
とても大切なポイントだと思いました。
帝国ホテルのクリニック宇津木流は、
腕も技術も考えも…
超一流です。
東京都千代田区内幸町1-1-1
帝国ホテルタワー8F
03-3509-6210
医学講座
第110回日本美容外科学会報告③
眼瞼下垂症手術の手術法もさまざまです。
有名な上手な先生でも…
手術法を変えて…
少しでも再発を少なく…
自然な目を作るのに…
日夜苦労しているのがわかります。
■ ■
手術法の一つに…
眉下切開法という術式があります。
眉毛の下を切って…
余分な皮膚を切り取る手術です。
この術式は…
西日本で好まれる…?
…という印象を持ちました。
■ ■
京都の冨士森先生が…
この手術法を広められた記憶があります。
冨士森先生の影響力は大きいので…
関西の先生は、
この眉下切開法を多用していらっしゃる…?
とも考えられます。
■ ■
もう一つは、
伝統的な京美人の眉です。
日本形成外科学会2009-②
2009年4月23日の院長日記にも書いています。
『京美人』の眉は、
外側へ向かって細くなっています。
全体に細い眉です。
この眉を作るには、
眉下切開は優れた方法です。
■ ■
眉下を切るので…
二重にしたい人には、
二重を作る手術を…
別にしなければなりません。
東日本と西日本で、
好まれる目が違うのかも?です。
快適で美しい目を作るのは、
実に難しいものです。
医学講座
第110回日本美容外科学会報告②
眼瞼下垂症学会と言ってもいいような、
実に、内容の濃い学会でした。
眼瞼下垂症は、
奥の深い、難しい手術です。
自由診療の美容外科も、
保険診療の形成外科も、
満足度UPのため、
苦労しています。
■ ■
西條先生のミューラータッキング法と
松尾先生の腱膜固定法は、
とても興味深い内容でした。
眼科の先生の参加も…
内容を深くしてくださいました。
今までの学会にない内容でした。
■ ■
眼瞼下垂症の診断一つにしても、
日本形成外科学会や、
日本眼科学会の、
統一した診断基準はありません。
もちろん、
厚生労働省が決めた基準もありません。
■ ■
MRD:Margin Reflex Distanceという測定があります。
瞳孔(黒目の中のひとみ)の中心から…
上眼瞼縁までの距離が…
3.5mm未満となったら、
眼瞼下垂という人もいます。
ところが…
MRD(えむあーるでぃー)の測定法すら、
しっかりとした定義がありません。
■ ■
MRDを1㎜の誤差もなく、
自動的に測定する機器もありません。
(少なくとも私の知る限り…)
まだまだわからないことが、
実にたくさんあるのが…
眼瞼下垂症です。
眼科医も形成外科医も手術をしています。
でも…
誰が一番上手か?わかりません。
■ ■
今回の学会で、
すべてが解決できたわけではありません。
これから、
議論を重ねなくてはならないことも…
実にたくさんあります。
一人でも多くの方に、
快適で美しい目になっていただくために、
学会での論議が必要だと感じています。
医学講座
第110回日本美容外科学会報告①
昨日の美容外科学会は、とても勉強になりました。
まるで眼瞼下垂学会のようでした。
今まで、
日本形成外科学会でも、
日本美容外科学会でも、
これだけ眼瞼下垂を議論したことはありませんでした。
会長の宇津木龍一先生の企画力に脱帽です。
■ ■
学会を聞いた感想は…
どの先生も苦労して手術しているなぁ~
左右差を無くするのは、大変だなぁ~
眼瞼下垂症手術は、
やればやるほど難しい手術です。
これが、学会の正直な感想です。
■ ■
患者さんの満足度を上げるのは…
大変なことだと思いました。
昨日の学会で印象に残った発表は、
北里研究所病院美容医学センター、
佐藤英明先生のご発表でした。
眼瞼下垂症手術をしても、
鼻根部(鼻の付け根)の…
横じわが目立った!
という患者さんのご不満。
■ ■
ご高齢の方で…
とくに皮膚が余っていて…
眼瞼下垂の手術で…
眉が下がって…
その結果、
鼻の付け根のしわが目立つようになった!
確かに、経験することがあります。
■ ■
学会長の…
宇津木龍一先生のご発表も勉強になりました。
さすが帝国ホテルで…
超セレブな方を担当していらっしゃる先生。
瞼(まぶた)を治す前に…
額や眉を治してしまう…。
保険診療だけではできない治療です。
■ ■
形成外科の技術力で、
いかに患者さんの満足度を上げ…
より自然に美しく見せるか…
帝国ホテルの、
宇津木流の技(わざ)を見せていただきました。
半日の学会でしたが、
実に有意義な学会でした。
宇津木先生ありがとうございました。
医学講座
第110回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会
今日は、
第110回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会のため、
東京へ日帰り出張です。
今回の学会は、
クリニック宇津木流の
宇津木龍一先生が組織会長です。
半日の学会ですが、
内容はとても興味深いものばかりです。
■ ■
私の主治医である、
聖路加国際病院の大竹尚之先生とも…
お会いできます。
宇津木先生と
大竹先生は、
北里大学の同期です。
塩谷先生が育てられた、
日本の優秀な美容形成外科医です。
■ ■
今回の学会では、
眼瞼下垂を伴う上眼瞼除皺術がテーマです。
眼瞼下垂症の権威である、
①西條形成外科クリニックの
西條正城先生と
②信州大学形成外科の
松尾清先生の
2つの基調講演があります。
とても楽しみな基調講演です。
■ ■
シンポジウム
①挙筋/挙筋腱/ミュラー筋によるMRD 調整(何で調整するか?)
②MRD 改善の適応と程度および、患者の術後不満要因と対策
③腱膜固定法その他
④左右差をなくすコツ
専門家なら、
誰でも苦労している項目です。
■ ■
雪で飛行機が遅れると困るので、
予定した便より早く出かけます。
学会の報告は、
明日以降にお伝えします。
帰って来ました。
雪のため、飛行機は…
着陸できない場合は羽田へ引き返します…
…という条件で離陸。
降雪の中、無事に着陸できたものの…
【JR北海道】が
雪害と貨物列車故障のため運休と遅れで…
ようやく帰って来ました。
医療問題
ネットで中傷→書類送検
平成23年1月14日、北海道新聞朝刊の記事です。
江別の会社をネットで中傷
静岡の講師を書類送検
信用毀損容疑
【江別】昨年8月に札幌市内で起きた女性2人殺傷事件の容疑者と、江別市の不動産業者が関係があるとする中傷をインターネット上のブログに書き込んだとして、江別署は1月13日、信用毀損(きそん)の疑いで、静岡県富士市、市立小学校講師の男(34)を書類送検した。
同署によると、ネット上の書き込みに対して信用毀損容疑で摘発するのは道内初。
送検容疑は昨年8月25日午後9時ごろ、自宅のパソコンでブログを開設。2人殺傷事件で強姦(ごうかん)致死などの容疑で逮捕、起訴された外山硬基(とやまこうき)被告について「親は江別で外山不動産経営」などと虚偽の書き込みをし、外山不動産(江別)の信用を損ねた疑い。
実際には外山被告は札幌の別の不動産会社に勤めていたが、書き込みの翌日から外山不動産には取引先などから複数の問い合わせのほか、非難する電話も約2ヵ月続き、同社は昨年12月に告訴した。
以上、北海道新聞より引用
■ ■
美容外科医は、
誹謗中傷を受けることがあります。
ネットで非難されることもあります。
私自身も…
私の知人の先生も…
誹謗中傷を受けたことも…
非難されたこともあります。
■ ■
以前、自分のクリニックの従業員が…
ネット上で誹謗中傷されて…
実名で書き込みをしていた、
勇敢な先生もいらっしゃいました。
私自身は気にしないことにしています。
こんなことを書くと…
また叩かれそうです。
■ ■
私は…
何と書かれようと…
わが道を行くです。
悪く書かれていない、
美容外科医を探すのが大変なくらい…
ネット上には誹謗中傷があふれています。
有名になった証拠くらいに思っています。
■ ■
気を付けなければいけないのは、
書く時も同じです。
科学的根拠に基づいて…
理論的な裏付けを取って…
自分の意見として発信しています。
ネット上には、
正しい情報もあれば、
誤った情報もあります。
■ ■
ネット上の情報は、
新聞記事と違って…
誰も検証(けんしょう)していません。
誤った情報を信じて…
とんでもない結果になることもあります。
私はこれからも、
医学的に正しい情報を…
的確に発信したいと考えています。