医療問題

救急の日

 今日は救急の日です。
 私は形成外科医として、
 長い間、救急医療のお手伝いをしました。
 形成外科で関係するのは、
 顔のケガ。
 熱傷(やけど)などです。
 救命救急センターでないと助からない、
 重症の患者さんの治療も経験しました。
      ■         ■
 TVで見る…
 救急病棟の先生は、
 かっこ良くて…
 さっそうと働いていらっしゃいます。
 実際の救急医療の現場は、
 大変なものです。
 55歳のおじさん先生には、
 とても救急当直はできません。
      ■         ■
 救命救急センターへ搬送される方には、
 今朝まで元気だったのに、
 突然倒れて…
 意識を失って…
 呼んでも返事をしてくれなくなった…
 冷たくなって…
 もう帰らぬ人になってしまった。
 という例もたくさんあります。
 市立札幌病院に勤務していた20年前に、
 救急部でたくさんの患者さんをみました。
      ■         ■
 私は救急で仕事をしてから、
 人生観が変わりました。
 ドナーカードを持ったのも、
 救急部へ行ってからです。
 死んで灰になるよりは、
 死んでからも…
 他の人の役に立ちたいと思いました。
 苦しんで死ぬのは嫌ですが、
 脳死になったら…
 組織すべてを差し上げます。
      ■         ■
 救急車に‘患者として’
 乗ったことはありません。
 同乗者としては、
 何度か乗りました。
 私の母親が…
 一度お世話になったことがあります。
 救急隊員の方は、
 とても親切丁寧でした。
 言葉遣いも丁寧で、
 公務員の見本のような方でした。
      ■         ■
 救急の仕事は大変です。
 救急医も大変です。
 民主党政権になって、
 日本は変わるようです。
 国民が安心して暮らせる世の中にして欲しいです。
 救命救急というのは、
 私たちの生活に必要なものです。
 日本全国どこにいても、
 最高の救急医療が受けられるような、
 医療システムを作っていただきたいです。

“救急の日”へのコメントを見る

院長の休日

55歳になりました

 今日で55歳になりました。
 幸いなことに…
 開業医という、
 定年のない仕事に就いています。
 この10年でとしをとりました。
 外見的にも、
 機能的にも、
 お直しが必要な年齢となりました。
      ■         ■
 家内からも…
 職員からも…
 先生もそろそろ…
 と言われています。
 一番、感じているのは…
 自分自身です。
 手術用顕微鏡やルーペのおかげで、
 見ることに不自由はしていません。
 手術は下を見る作業なので、
 瞼が下がってきてもできます。
      ■         ■
 私の視力は高校生の頃…
 両眼とも2.0でした。
 大学生の時、
 組織学実習で顕微鏡を見た頃から…
 近視になりました。
 運転免許証は、
 今も裸眼のままでOKです。
 視力がいい人は…
 早く老眼になる…?
 と聞いたことがあります。
      ■         ■
 幸い私は、
 老眼鏡なしで…
 新聞も書類も読めます。
 私の父が…
 老眼鏡なしで…
 83歳の今でも…
 新聞を読めます。
 親からもらったよい目に感謝しています。
      ■         ■
 手も震えません。
 優秀な外科医の中にも、
 若い時から…
 手が震える先生がいらっしゃいます。
 幸いなことに、
 私は手が震えて困ったことは、
 一度もありません。
 手が震えたのは…
 一番最初に住宅ローンを借りて…
 書類に印鑑を捺印した時だけです。
      ■         ■
 一番の問題はやる気です。
 こればかりは…
 年齢とともに衰えます。
 この院長日記を通じて…
 たくさんの方から応援していただいています。
 毎日、元気を…
 いただいています。
 ほんとうにありがとうございます
 自分の子どもと同年代の…
 若い職員からも、
 元気をもらっています。
 偏屈ながんこ親父に…
 これからも、ご支援をお願いいたします。

“55歳になりました”へのコメントを見る

昔の記憶

この10年…

 明日は私の55歳の誕生日です。
 昔でしたら…
 定年退職の日です。
 今でも…
 公務員には、
 勧奨退職という制度があり、
 55歳で退職すると…
 退職金が15%割増しされるそうです。
 民間企業に勤務する友人にも、
 役職定年というのがあるそうです。
      ■         ■
 10年前は、
 1999年(平成11年)でした。
 私は…
 札幌医大形成外科講師として勤務していました。
 『英文論文を2編書いたら助教授』
 という…
 上司の言葉を信じて…
 英語と悪戦苦闘して…
 IBMのノートPCで…
 毎晩、論文を書いていました。
      ■         ■
 函館の病院へ当直のアルバイトに行っては、
 当直室でノートPCに向かっていました。
 函館の看護師さんにも、
 病棟の師長さんにも、
 薬局の先生にも、
 臨床検査室の技師さんにも、
 売店のおばちゃんにも、
 お掃除をしてくださる女性の方にも、
 給食を運んでくださる方にも、
 事務の方にも、
 同僚の先生にも、
 経営者の理事長ご夫妻にも、
 大変お世話になりました。
      ■         ■
 私は函館の病院が好きでした。
 療養型の老人病院でしたが、
 若いスタッフが、
 毎日、お年寄りのお世話をしていました。
 残念なことに…
 当直の夜も論文を書いて…
 英文論文は2編以上書きましたが…
 助教授にはしてもらえませんでした。
 4年間講師のままで、
 大学を追い出されました。
 私の前任者である、
 旭川赤十字病院の阿部清秀先生も、
 私以上にひどいやり方で、
 大学を追われました。
      ■         ■
 私は、大学を追われた時に、
 計画を立てました。
 札幌医大に形成外科をつくろう。
 私は大学を追い出されましたが、
 形成外科に興味を持ってくれた学生はいました。
 学問として、
 臨床科目として、
 独立した形成外科をつくろうと思いました。
 私のような思いは、
 もう他の人にはさせたくないと思いました。
      ■         ■
 形成外科を自分の支配下に置き、
 私を騙(だま)した教授を、
 医学部長の席から引きずり下ろそうと考えました。
 やり方は簡単でした。
 悪いことをたくさんしていたので、
 ちょっと内部告発をしただけです。
 その医学部長は野心家で、
 次は学長を狙うと噂されていました。
 学長にだけは…
 絶対にさせない!
 私の執念で阻止しようと考えました。
      ■         ■
 大学の教員なんて…
 弱いものです。
 一番弱いのは、
 マスコミです。
 新聞によく出ている…
 研究費の不正など…
 そこら中でしていました。
 私が内部告発した‘事件’は、
 朝日新聞とNHKにより、
 私が退職した翌年の1月に、
 大々的に報道されました。
      ■         ■
 予想外だったのは…
 全国の他大学への波及でした。
 どこも同じようなことをしていたようです。
 朝日新聞社とNHKのおかげで、
 新聞、TVは…
 連日、札幌医大の不正を報道してくれました。
 私を得意気に追い出した医学部長は、
 処分を受けました。
 札幌医大はようやく、
 形成外科の教授を公募して、
 現在の形成外科教授が就任しました。
      ■         ■
 私の手法は、
 少し手荒かったのですが、
 こうでもしないと、
 札幌医大には、
 形成外科はできませんでした。
 私の人生の中で、
 この10年間の…
 一番大きな出来事は、
 この内部告発でした。
      ■         ■
 私は今、小さなクリニックの院長です。
 治療方針も自分で決められるし、
 好きな手術を毎日しています。
 自分が窮地に陥(おちい)った時に、
 助けていただいた恩は忘れません。
 これからの10年は、
 少しでも自分の力で、
 困っている方の、
 力になるような仕事をしたいと思っています。
 健康に注意して、
 元気で働きたいと思っています。

“この10年…”へのコメントを見る

昔の記憶

失業の経験

 医者は失業しない。
 大学教授には、失職の心配がない。
 ふつうの人は、
 こう思います。
 ふつうの人であった私も、
 自分が失業するまでは、
 職を失うと思ったことは…
 一度もありませんでした。
 大学の医局に在籍していれば…
 待遇に文句を言わなければ…
 職を失うことはありませんでした。
      ■         ■
 病院はつぶれない
 銀行はつぶれない
 と思われていた時代もありました。
 今は…
 病院も銀行も…
 つぶれる時代になりました。
 真面目で…
 優秀な…
 大学教授でも、
 失職の危機にさらされることがあります。
      ■         ■
 私は自分が職を失った時に、
 もがき苦しみました。
 職を失って、
 『明日からどうしよう…』
 と思ったのも事実です。
 それ以上に、
 裏切られたという思いと…
 気付かなかった自分は…
 何て愚(おろ)かだったのか?
 と自分が嫌になりました。
 忠告してくださった先輩もいたのに…
 もっと注意すべきだった…
      ■         ■
 幸いなことに、
 私はたくさんの人に支援していただき、
 再起することができました。
 高須克弥先生からいただいたコメントです。
 そうだよ
 逆境の時ほど本当の友人が発見できるんだ。
 落ち目の時は友人を見極めるチャンス。
 よかったと思いなさいね。
 ほんとうに…
 ありがたいお言葉です。
      ■         ■
 私が職を失ってから、
 7年になりました。
 その間に、
 中央クリニック札幌院院長→
 札幌美容形成外科の開業→
 医療法人の設立と
 あっと言う間の7年でした。
 48歳→55歳になりました。
 苦しい時代でしたが、
 失業の経験は、
 自分にとってよかったと思います。
      ■         ■
 人生には、
 さまざまな失敗があります。
 信じてはいけない人に騙(だま)されたのは…
 自分に…
 見分ける眼力がなかったからです。
 医師とか弁護士は、
 困っている人を助ける職業です。
 自分に困った経験がなければ、
 親身になって、
 相手の立場にたって、
 助けてあげることはできません。
      ■         ■
 自分が職を失って、
 唯一、気になっているのが…
 私を頼ってくださっていた、
 患者さんのことです。
 術後の経過が良い方ばかりではありませんでした。
 何度も手術をやり直した方のことが、
 今でも気がかりです。
 申し訳ないことをしました。
 ごめんなさい…
 と謝りたいです。
      ■         ■
 今は、
 小さなクリニックの院長です。
 私を信頼してくださる、
 患者さんや従業員を、
 裏切らないように…
 毎日、精一杯がんばっています。
 雇用を守って、
 従業員を失業させないように、
 がんばっています。

“失業の経験”へのコメントを見る

医学講座

失業と‘うつ病’と眼瞼下垂症

 世の中は不景気です。
 昨年秋からの、
 100年に一度の大不況。
 失業率は上がったままです。
 不景気によるリストラ。
 解雇。
 とても他人事とは思えません。
 私も48歳で職を失いました
      ■         ■
 幸いなことに、
 私はたくさんの方に助けていただき、
 何とか再起することができました。
 家内にも助けてもらいました。
 毎日、文句ばかり言っていますが…
 あの時のことは感謝しています。
 私も、
 職を失った時に、
 うつ病になりかけていたと…
 思います。
      ■         ■
 私がうつ病にならなくて済んだのは、
 私を拾ってくださった、
 中央クリニックの社長さんと、
 あたたかく迎えてくれた
 中央クリック新宿院のスタッフの皆さん、
 私を指導してくださった、
 日高士郎先生のおかげです。
 今でも感謝の心を忘れたことはありません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科へも、
 不況でリストラに遭い、
 うつ病になった方がいらっしゃいます。
 うつ病の治療は、
 もちろん精神神経科の先生です。
 ある程度、
 うつ病が快くなり…
 外出もできるようになった方が…
 眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)
 受診されました。
      ■         ■
 ‘うつ状態’に不安がある方は…
 メンタルクリニックの先生にご相談してから、
 手術を行っています。
 明らかに回復なさっていらっしゃる方は、
 相談せずに手術をすることもあります。
 今までに何人か…
 うつ病の方の
 目の手術をしました。
      ■         ■
 黒目の半分が隠れていて、
 視界が狭く、
 ものが見ずらかったのが…
 ぱっちりとした目になりました。
 皆さん、 
 視界が明るくなり
 気分もすっきりした
 と喜んでくださいました。
      ■         ■
 特に女性は…
 目が大きくなって、
 憧れの二重にもなれて…
 これでがんばって働けます
 と元気になられます。
 解雇によって職を失い、
 病気になって…
 生活保護を受けていらっしゃる方も、
 医療保護で手術を受けられます。
 私は人を元気にする手術が好きです。

“失業と‘うつ病’と眼瞼下垂症”へのコメントを見る

院長の休日

セレブなお客様

 さくらんぼさんから、
 札幌美容形成外科へ行くには…
 セレブでないと…
 行けない…?
 というコメントをいただきました。
 札幌美容形成外科のお客様には、
 確かにセレブな方がいらっしゃいます。
 私はよくわかりませんが、
 女性職員や家内は、
 持っていらっしゃるバッグや服で、
 わかるそうです。
      ■         ■
 でも、セレブな方は、
 少数です。
 札幌美容形成外科のお客様は…
 ふつうの方です。
 お仕事をされている方、
 家庭の主婦、
 お元気な高齢者の方など。
 年代は、
 10代~80代まで。
 90歳以上の方はまだいらっしゃいません。
      ■         ■
 東京の銀座で開業されていらっしゃる、
 セレブ専門の美容外科でしたら…
 たくさんのセレブなお客様がいらっしゃるかも?
 しれませんが…
 私が以前勤務していた、
 中央クリニックも、
 ごくふつうの方が、
 美容外科へいらしてました。
 地域性や、
 クリニックの特徴にもよりますが、
 ふつうの方が、
 ふつうに来院されるのが、
 今の美容外科です。
      ■         ■
 私のところは、
 保険診療がメインです。
 脱毛など、
 保険が効かない自由診療もありますが、
 手術の多くは保険診療です。
 これは…
 大病院の形成外科に長年勤務した私が、
 自分のMyクリニックを持つ時に、
 私なりに考えた…
 方針なので変えるつもりもありません。
      ■         ■
 さくらんぼさんのお母様の、
 眼瞼下垂症も手術で治せます。
 いつか、ご本人が希望されたら…
 是非、いらしてください。
 さくらんぼさんは、
 文章力もあり、
 携帯からあれだけの文字を打ち込めるのですから、
 かなりの文化人だと思います。
 私の友人である新聞記者も、
 さくらんぼさんのパワーに
 驚いていました。
 いつかお母様といらしてください。
 ご来院をお待ちしております

“セレブなお客様”へのコメントを見る

院長の休日

理想の職員とは?

 まみ子師長さんに、
 相変わらず、厳しい条件と、
 ご指摘をいただきました。
 確かに…
 タバコは吸えない
 茶髪は禁止
 爪は短く
 言葉遣いは丁寧に…
 院長は、
 厳しい頑固おやじ
 では、
 なかなか人は集まらないだろう…と
 ご心配くださったのだと思います。
      ■         ■
 札幌美容形成外科は、
 私を入れて総勢7人程度の、
 零細企業です。
 大病院ですら、
 求人難なのに…
 まみ子師長さんのご心配はごもっともです。
 ご心配いただきありがとうございます。
 私は理想主義者なのかもしれません。
 でも、
 今、働いてくれている職員は、
 立派に私の期待に応えてくれています。
      ■         ■
 先日、世界的に有名な、
 大手医療機器メーカーの、
 東京のカスタマーセンターへ私が電話をしました。
 対応してくれた方の電話応対に
 ちょっと問題がありました。
 折り返し、
 カスタマーセンターの責任者から
 お電話がありました。
 電話を取り次いだのが、
 札幌美容形成外科の受付職員でした。
      ■         ■
 その女性職員は、
 札幌美容形成外科へ入職後に、
 私の厳しい指導を受けました。
 お電話ありがとうございます。
 札幌美容形成外科でございます。
 何度も練習をして、
 立派に対応ができるようになりました。
 私がクレームを言った、
 大手医療機器メーカーの、
 カスタマーセンター長さんから、
 先生の受付さんは素晴らしいと、
 お褒めの言葉をいただきました。
      ■         ■
 私が、
 ○○メディカルのカスタマーセンターが
 あなたの電話対応が素晴らしいって
 褒めてくれたょ!
 と伝えると…
 とても嬉しそうにしていました。
 本人も、嬉しかったに違いありませんが、
 私も、とても嬉しく思いました。
 頑張ってよかったね
      ■         ■
 友人の息子さんが、
 東京の有名大学を卒業され、
 超大手の有名企業に就職されました。
 入社して…
 今までの人生で一番怒られた。
 自分が…
 こんなにできない人間だと思わなかった。
 というのが、
 そのご子息の感想でした。
      ■         ■
 私も…
 医師免許を取得して、
 北大形成外科へ就職して、
 病棟チーフの先生に毎日怒られました。
 仕事はできないし、
 チーフには毎日叱られるし、
 形成外科を辞めようと思ったこともありました。
 でも…
 同期4人が、
 同じように怒られていました。
 毎日、夕方には、
 明日はどうやったら怒られないか…?
 と相談したものでした。
      ■         ■
 札幌美容形成外科で求める職員は、
 忍耐強く
 努力してくれる人です。
 まみ子師長さんに、
 また、厳しい条件が増えた…
 と言われそうです…。
 私は、
 理想の人が現れるまで、
 忍耐強く
 お待ちしています。
 楽しいこともたくさんあります。
 皆様のご応募をお待ちしております。

“理想の職員とは?”へのコメントを見る

未分類

受付カウンセラー募集2009-09

 受付カウンセラーを募集しています。
 美容外科で働いてみたいという、
 意欲がある方を募集しています。
 保険請求業務があるため、
 医療事務の資格があることが条件になります。
 実務経験は不要です
 電子カルテを導入したため、
 キーボードを見ないで、
 入力できる方が条件です。
 ワードとかエクセルの操作ができることが必要です。
      ■         ■
 美容外科に興味があって、
 自分でも施術を受けてみたい方を希望します。
 他院で埋没法などを受けた方でも大歓迎です。
 医療事務の資格があって、
 PCの操作もベテランだけれど…
 『埋没法って何?』
 という方はダメです。
 美容外科に対する、
 興味と知識がある方を望みます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科への採用条件は、
 他の美容外科よりかなり厳しい面があります。
 まず、タバコを吸わない方です。
 美肌の大敵であるタバコを吸う方は、
 応募していただいても採用できません。
 また服装規定があります。
 ‘茶髪’は禁止です。
 札幌美容形成外科の規定は、
 日本航空の客室乗務員と同じ
 日本ヘアカラー協会レベルスケール6番です。
 (ほぼ真っ黒です)
      ■         ■
 茶髪を認めないのは、
 一流ホテルのフロントや
 航空機の客室乗務員に
 茶髪の方がいらっしゃらないのと同じです。
 爪も短く切っていただきます。
 清潔を第一とする医療機関では、
 爪は磨いてピンク色にするだけ。
 札幌美容形成外科へいらしていただいたお客様に、
 安全で快適なファーストクラスの
 医療サービスを提供したいと考えています。
      ■         ■
 一番大切なのは
 正直で
 嘘(うそ)をつかないことです。
 毎日たくさんのお電話をいただきます。
 私が手術をしている間に、
 電話に出て答えてくれるのが、
 美容外科の受付さんの仕事です。
 正確に知識を覚えて、
 困って電話をくださった方へ、
 正直に答えてくれる人を歓迎します。
      ■         ■
 自分自身の美意識が高い方を歓迎します。
 私たちの仕事は、
 美しくなるお手伝いをすることです。
 レーザー脱毛を受けてみたい方も歓迎です。
 全身のレーザー脱毛をしたい…
 でも…
 お金がない!
 という方は是非いらしてください。
 あなたの腕や脚がそのまま商品見本になります。
 『私も悩んでいたけれど、こんなにキレイになりました』
 これ以上、説得力がある説明はありません。
 悩んだことがない人に、
 他人の悩みはわからないものです。
      ■         ■
 未経験者でもOKです。
 ノルマは一切ありません。
 手術が不要な方に、
 無理に手術をすすめることはありません。
 必要なのは…
 意欲、笑顔、やる気です。
 札幌美容形成外科の求人情報は、
 ハローワークでご覧いただけます。
 皆様のご応募をお待ちしております。

“受付カウンセラー募集2009-09”へのコメントを見る

医学講座

ヒルドイドとキスマーク

 今から30年近く前のことです。
 当時、北大形成外科の研修医となった私は、
 薬の名前を覚えるのに苦労していました。
 医学部で教えてくれるのは…
 一般名という、
 化学構造式のような名前です。
 処方箋に書くのは…
 (当時は手書きでした)
 商品名とグラム数です。
      ■         ■
 形成外科はあまり薬を使いませんが、
 この商品名を覚えるのに苦労しました。
 私の父は薬剤師です。
 病院中の薬を知っていました。
 どうやって薬の名前を覚えたらいい…?
 と父に尋ねたことがありました。
 一つひとつ覚えるんだなぁ~
 特徴とか、使い方とか
 忘れないようなことと関連付けて…
      ■         ■
 新人研修医の私は、
 ヒルドイドをヒルロイドと間違って、
 何度か調剤薬局から指摘されました。
 このことを父に話しました。
 ヒルドイドはドイツの薬で
 キスマークが取れる!
 と教えてくれました。
 さすがは、ベテラン薬剤師と、
 今でも忘れずによく覚えています。
 大学では教えてくれませんでした。
      ■         ■
 キスマークは、
 皮下の出血斑(しゅっけつはん)です。
 ヒルドイドのヘパリン類似物質が、
 この出血斑に効きます。
 塗ってすぐに消えるのではありません。
 消えるのが早くなるだけです。
 実際にどの位効くか…?
 残念なことに医学的な裏づけも、
 論文も知りません。
 キスマークが取れる薬と覚えてからは、
 ヒルドイドを間違わなくなりました。
      ■         ■
 私たち形成外科医は、
 さまざまな外傷を診ます。
 顔にケガをして、
 内出血で腫れて…
 とてもかわいそうな状態の方を診ます。
 先生、早く腫れが引くお薬はありますか?
 このような時に、
 私はヘパリン類似物質が入った、
 外用薬を処方します。
      ■         ■
 顔のケガや腫れについても、
 科学的なデーターは知りません。
 ただ、30年の経験から言うと…
 ヒルドイドを塗った方が、
 早く腫れが取れます。
 彼(彼女)につけられた…
 ♡キスマーク♡
 私には縁がありませんが…
 早く消したければ、
 ヒルドイドをつけてはいかがでしょうか?
      ■         ■
 残念なことに…
 ヒルドイドには速効性はありません。
 朝、♡キスマーク♡に気がついて…
 どうしよう…???
 と思った時には、
 カバーマークが効果的です。
 子どもさんのアザを隠す製品です。
 他のどんな化粧品よりも効果があります。
 困った時に思い出してください。

“ヒルドイドとキスマーク”へのコメントを見る

医学講座

軟膏の塗り方

 私は皮膚科医ではありません。
 軟膏の塗り方は、
 まみ子師長さんが、
 私よりもずっと詳しいと思います。
 ネットで検索すると…
 軟膏の塗り方について、
 たくさんのサイトがあります。
 マルホ㈱のHPでは、
 ビデオでも解説しています。
      ■         ■
 私は1989年4月から、
 市立札幌病院皮膚科に勤務しました。
 当時はずいぶん反発して…
 上司である、
 嶋崎匡(しまざきただし)先生に、
 ご迷惑をおかけしました。
 今になって、
 申し訳ないことをしたと反省しています。
      ■         ■
 この時に、
 2年間皮膚科の総回診につきました。
 最初は興味がなかったのですが、
 老練な皮膚科医である、
 嶋崎先生にたくさんのことを教えていただきました。
 2007年8月15日にエアコンについて書いています。
 私は北海道で、
 エアコンは贅沢(ぜいたく)品だと思っていました。
      ■         ■
 嶋崎先生から、
 アトピーの子どもさんには、
 エアコンがよいと教えていただきました。
 夏に汗をかいて、
 皮膚病が悪化する方は多いそうです。
 当時の本間家は‘川の字’になって、
 親子4人が寝ていました。
 寝室にエアコンをつけてから、
 子どものアトピーは快くなりました。
      ■         ■
 嶋崎先生から、
 軟膏は一度に多く塗るよりも
 症状に合わせて…
 適量を何回か塗る方がよい
 と教えていただきました。
 病棟では、看護婦さんが…
 よく軟膏処置をしていました。
 ベテランの野切光子婦長さんが、
 入院して軟膏の塗り方を指導すると、
 見違えるように快くなる。
 と話されていました。
      ■         ■
 ステロイド軟膏などは
 皮膚科医の指導通りに塗ってください。
 ヒルドイドローションのような保湿剤は、
 皮膚の状態に合わせて、
 適量を数回塗るのは良いことだと思います。
 私は…
 症状が強い部分に先に塗って、
 周囲にはそれをのばすようにつけます。
 もし間違っていたら…
 まみ子師長さん、
 訂正してください。

“軟膏の塗り方”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ