昔の記憶

森下社長の死を悼む

 株式会社ジェイメックの創業者で、
 初代社長の森下純一様が
 肺がんでご逝去されました。
 享年60歳でした。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。
 昨夜、塩谷先生のブログを読んで、
 はじめて森下社長の死を知りました。
 肺がんのことも存じませんでした。
 とても残念に思います。
      ■         ■
 森下社長は札幌のご出身です。
 ㈱ムトウという、
 医療器械の会社にいらっしゃいました。
 株式会社エム・アンド・エムという、
 レーザーの会社を経て、
 株式会社ジェイメックを創立されました。
 2009年2月27日に書いた、
 レーザー脱毛の器械を、
 日本にはじめて紹介した会社です。
      ■         ■
 形成外科の偉い先生が、
 レーザーで毛が抜けるわけがない!
 どうせ、すぐに生えてくる!
 と言っていた時に、
 先生、見てください。
 私が米国で照射して来ました。
 3ヵ月経っても生えていません。
 このレーザーは大ヒットします。
 と熱心にご自分の脛(すね)を
 見せてくださいました。
      ■         ■
 森下社長が紹介された、
 脱毛用レーザーは日本で大ヒットしました。
 その後も、
 サーマクール
 フラクセル
 と新しいレーザー機器を、
 次々と日本に紹介されました。
 西村現社長とご一緒に、
 米国の学会へ出かけては、
 新しいレーザー機器を発掘なさいました。
      ■         ■
 60歳という、
 私と5歳しか違わない年齢で、
 ほんとうに早すぎる死です。
 私が大学をクビになって、
 落ち込んでいる時にも、
 森下社長に助けていただきました。
 ほんとうに残念です。
 心からご冥福をお祈りいたします。

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医学講座

先天性眼瞼下垂症

 生まれつきまぶたが開かない病気が、
 先天性眼瞼下垂症(せんてんせいがんけんかすいしょう)です。
 まぶたを開ける筋肉が、
 機能していない赤ちゃんがいます。
 視力は正常な場合が大部分です。
 筋肉の働きも、
 赤ちゃんによって違います。
 左右で違うこともあります。
      ■         ■
 札幌美容形成外科のHPでご紹介している、
 先天性眼瞼下垂症は、
 ある程度、挙筋機能(きょきんきのう)という、
 筋肉の力がある方です。
 筋肉の力が弱いと、
 札幌美容形成外科で行っている、
 眼瞼挙筋前転法(がんけんきょきんぜんてんほう)では、
 まぶたが開きません。
      ■         ■
 重症の先天性眼瞼下垂症は、
 赤ちゃんの時は、
 眼科の先生が治療をします。
 視力を確かめたり、
 視力低下を防ぐためです。
 生後すぐに手術をすることはありません。
 弱視になるのを防いで、
 成長を見ながら手術計画を立てます。
      ■         ■
 先天性眼瞼下垂症は、
 形成外科医としても、
 美容外科医としても、
 もっとも治療が難しい眼瞼下垂症です。
 札幌美容形成外科のHPをご覧になって、
 私も、あのような目になりたい…
 と遠方からご相談をいただくことがあります。
 残念ですが、
 どんなに丁寧に手術をしても、
 ぱっちり二重
 可愛い目にできないことがあります。
      ■         ■
 先天性眼瞼下垂症で、
 瞼を開ける筋肉が弱い方は…
 ぱっちり二重にすると…
 目が閉じなくなる可能性があります。
 目が閉じなくなると…
 角膜が乾燥してキズがつくことがあります。
 そのため、
 ある程度の大きさまでしか、
 開けられないことがあります。
      ■         ■
 一番、難しいのが、
 片側性の先天性眼瞼下垂症です。
 つまり片目だけが、
 生まれつき開かない方です。
 大学病院を含めて、
 今までに数回の手術を受けた方も、
 手術をしたことがあります。
 眼科の先生と何度も相談して、
 目にキズがつかない程度で、
 一番、キレイに見える目を作ります。
      ■         ■
 手術をすると目が閉じにくくなるので、
 目線を下に向けたときに、
 白目が目立ちます。
 ですから…
 目線を下に向けることはせずに、
 おじぎをするように…
 頭を下げて下を見るように指導します。
      ■         ■
 もし…
 赤ちゃんが先天性眼瞼下垂症でしたら、
 信頼できる
 眼科医と形成外科に相談なさってください。
 赤ちゃんが眼瞼下垂症になったのは、
 お母さんのせいではありません
 大切なのは、
 現実をしっかり見極めて、
 一番、よい治療を、
 子どもさんに受けていただくことです。

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医学講座

美容整形の失敗

 今日は休診日でした。
 めずらしく、TVを見ました。
 ザ!世界仰天ニュース
 フェイスリフト_無残な手術跡
 簡単な手術で
 キレイになれます
 と受けた手術で
 無残なキズが残っていました。
 被害にあったのは、
 英国の42歳の女性でした。
 世界中、どこにも悪徳医師はいるようです。
      ■         ■
 実際の映像を見ました。
 被害者の方が自分でビデオを撮影していました。
 今はフェイスリフト手術でも、
 包帯で顔をぐるぐる巻きにはしません。
 口の周りにできたキズは
 フェイスリフト手術でできたキズではなさそうでした。
 口周囲のシワを取ろうとして、
 レーザーで皮膚を削る手術を受けたように見えました。
 何れにしても、
 とんでもない美容外科医です。
      ■         ■
 番組でも言っていましたが、
 手術を受ける前に、
 手術の安全性や
 信頼できる医師であるか?を
 よくリサーチする必要があります。
 すぐに手術を決めないで、
 心配だったら何軒かのクリニックを受診することです。
 英国の悪徳医師は、
 医師免許を剥脱されたそうですが、
 日本の医療制度ではなかなか、
 免停になりません。
 堂々と宣伝や手術を続けています。
      ■         ■
 韓国の扇風機おばさんは、
 はっきり申し上げて、
 美容外科の問題ではありません。
 美容手術に端を発した、
 精神疾患です。
 醜形恐怖症の一つと考えます。
 昔の日本では、
 医療機関でも液状シリコンの注入をしていました。
 今、70歳以上の年齢の方です。
 有名な俳優さんで、
 頬が変形した方もいらっしゃいました。
      ■         ■
 韓国の医療レベルはかなり高いのですが、
 ヘギョンさんのように、
 大きく変形してしまうと…
 どんなに優秀な形成外科医でも、
 治すのはなかなか難しいのが現実です。
 番組の最後に、
 現在のヘギョンさんが映りました。
 仕事をなさってから、
 元気になられているようでした。
 私はつい数年前に、
 北海道内で闇医者(女性)から
 液状シリコンの注射を受けて、
 顔が変形した方を診察しました。
 くれぐれも注意なさってください。
      ■         ■
 巨大になった足の奇跡は、
 医学的に見ても素晴らしい内容です。
 台湾の医療レベルは、
 日本と同レベルと言っても過言ではありません。
 リンパ浮腫は、
 治療が難しい病気です。
 大網(たいもう)移植は、
 形成外科でも
 血管外科でも行います。
      ■         ■
 台湾万芳病院の許(シュー)先生の技術は、
 素晴らしいと思いました。
 人工血管の移植をしていますので、
 形成外科医ではなく、
 血管外科医なのかもしれません。
 手術後の王程(ワン・チャン)さんの、
 嬉しそうな表情が印象的でした。
 テレビ番組が紹介したおかげで
 中国の女性が
 台湾で手術を受けたというのも感動でした。
 医療に国境はありません。

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院長の休日

赤ちゃんが生まれました

 産休中の職員に、
 待望の赤ちゃんが生まれました。
 名前は光希(こうき)くんです。
 母子ともに元気です。
 クリニックの職員と一緒に、
 赤ちゃんに面会に行きました。
      ■         ■
 新しい命の誕生は、
 ほんとうに嬉しいものです。
 赤ちゃんは可愛く、
 お母さんは優しく、
 とても微笑ましい光景でした。
 未婚の女性職員も…
 おそるおそる赤ちゃんを抱っこしていました。
      ■         ■
 じいちゃんになった私も、
 久しぶりに赤ちゃんを抱っこしました。
 赤ちゃんの匂いがしました。
 いいにおいでした。
 子育ては大変ですが、
 少子高齢化で、
 日本が滅びては大変です。
      ■         ■
 男はどんなに偉そうにしていても、
 どんなに頑張っても、
 子どもは産めません。
 妊娠・出産は大変です。
 少しでも多くの赤ちゃんを
 安心して産める環境づくりが、
 これからの日本に大切なことだと思います。
      ■         ■
 さくらんぼさんからは、
 安産のお守りまで送っていただきました。
 この場を借りて、お礼申し上げます。
 ありがとうございました。


光希(こうき)くん


お母さんと光希(こうき)くん


光希(こうき)くんと私です

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医療問題

埋没法…いろいろ…

 埋没法の相談にいらした方のお話しです。
 こちらのクリニックへ来る前に、
 二軒、別のクリニックへ行きました。
 一軒のクリニックでは、
 39,800円の埋没法でできます。
 とあっさり言われ、短時間で終わりました。
 もう一軒のクリニックでは、
 この手術では、希望のラインにならないから…
 …と
 10万円以上の高い手術をすすめられました。
 こちらのクリニックでなさっていらっしゃる、
 埋没法でしたら、
 理想の二重になるでしょうか?
      ■         ■
 札幌市内にもたくさんの美容外科があります。
 フリーペーパーには広告がたくさん出ています。
 価格破壊が進んで、
 二重9,800円の広告も出ています。
 はっきり申し上げて、
 両目、9,800円では赤字です。
 チェーン店の‘店長’は、
 売上をあげないと…
 お給料がいただけません。
 悪魔に魂(たましい)を売って
 高い手術をすすめてきます。
      ■         ■
 私のセカンドオピニオンは、
 39,800円の手術で、
 二重になれまます。
 10万円以上の手術は不要です。
 その方は、
 眼瞼下垂症でもないですし、
 まぶたもそれほど厚くはありませんでした。
 手術方法は札幌美容形成外科と違いますが、
 39,800円の手術で二重になれます。
 とアドバイスしました。
      ■         ■
 チェーン店の‘店長’になると、
 本部の方針に従って、
 売上を増やすのがよい院長です。
 悪魔に売る魂(たましい)が残っている間は、
 まだ、よい方です。
 そのうち、売る魂(たましい)も無くなります。
 そうすると、
 とんでもないことになってきます。
 医療事故も心配です。
      ■         ■
 極端に安いクリニックや
 極端に高いクリニックは要注意です。
 相談者の方は一生懸命バイトをして
 手術費用を貯めたそうです。
 ようやく手にしたお金です。
 慎重にクリニックを選んで、
 ‘先生’を選んで、
 キレイになってください。
      ■         ■
 広告では安いのに、
 実際に行ってみたら…
 高い料金を言われたところは、
 注意してください
 そんな時は、
 他のクリニックへも相談に行ってみることです。
 疑問を感じた時は、
 すぐに手術を受けないでください。
 今朝も新聞の折込広告に、
 芸能プロダクション提携の、
 派手な広告が入っていました。
 新聞社も、
 悪魔に魂を売ってしまったのでしょうか?

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医学講座

埋没法と幸せな人生

 埋没法は
 東洋人の二重まぶたの手術法として、
 確立された手術法です。
 日本、
 米国(アジア系米国人)、
 韓国、
 中国、
 台湾、
 ハワイ(日系人など)、
 世界中で施術されています。
      ■         ■
 日本が誇る
 『世界の技術』
 といっても過言ではありません。
 埋没法で、
 大部分の方は、
 『生まれつきの二重』と
 同じ構造ができます。
 過去の論文を読んでも、
 『取れる率』は、
 数%~20%程度です。
 日本でも海外でも同じです。
      ■         ■
 『埋没法は取れる…?』
 と思われがちですが、
 『取れる』のは、
 多くても10~20%です。
 8割以上の方は、
 埋没法で『幸せな人生』を送れます。
 『取れた』と言われる方の中には、
 加齢による『たるみ』のこともあります。
      ■         ■
 つまり、
 手術適応をしっかり選べば、
 アイプチと‘さよなら’をして、
 お風呂に入っても、
 洗顔をしても、
 シャンプーをしても、
 プールに入っても、
 『取れない』二重まぶたができます。
      ■         ■
 ところが…
 もともと埋没法に向かない目の人も、
 『切るのは怖いから…』
 『安いし…』
 『簡単だから…』
 『保障つきで何度もできるから…』
 と手術を受けることがあります。
 また、
 9,800円の広告で、
 安くて簡単に二重ができる
 と宣伝しているチェーン店もあります。
      ■         ■
 もともと眼瞼下垂(がんけんかすい)で、
 子どもの頃から、
 おでこにしわがある方が、
 埋没法の手術を受けても、
 ある日突然、
 二重のラインが消えることがあります。
 埋没法に向かない目だからです。
      ■         ■
 18歳で埋没法の手術を受けて、
 大学へ進学、
 大学を卒業して就職しました。
 会社では仕事も順調。
 プライベートでも、
 素敵なが見つかり、
 めでたく結婚式の日取りも決まりました。
 結婚式の2週間前に、
 突然、片目だけ一重に!
 どうしましょう?!?!
       ■         ■
 には内緒。
 もちろん、仕事も休めません。
 埋没法を受けたクリニックは…
 美容外科から撤退。
 眼科の
 レーシック専門クリニックになっていました。
 実際にこんなことになっては大変です。
 休みがあるのは、
 就職や進学前の、
 今の時期だけです。
 心配な方は、
 信頼できる先生にご相談なさってください。

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医学講座

埋没法が取れた!

 埋没法が取れた!
 と来院される方がいらっしゃいます。
 糸が取れた!
 糸が外れた!
 糸が切れた!
 『どうしよう、助けてぇ~』
 といらっしゃいます。
      ■         ■
 どんな美容外科で手術を受けても、
 現在、埋没法に使われている糸は、
 厚生労働省が認可した、
 ナイロン糸という糸です。
 かなり細い糸ですが、
 簡単に切れたりはしません。
 以前は、
 初心者の先生が手術をして、
 結び目がほどけたような例もありましたが、
 最近はめったにありません。
      ■         ■
 埋没法は糸で二重のクセをつける手術です。
 糸で皮膚を内側へ引っぱって、
 二重のラインを作ります。
 最初は糸が真皮(しんぴ)という、
 皮膚の下にいて強く引っぱっています。
 ラインがくっきり見える時期です。
 そのうちに、
 皮膚の下の眼輪筋(がんりんきん)という、
 筋肉の中に結び目が入ります。
 ちょうど落ち着いてラインが安定する頃です。
      ■         ■
 糸の周囲には瘢痕(はんこん)という、
 線維性の被膜(ひまく)ができます。
 この瘢痕(はんこん)でできた被膜(ひまく)が
 糸の代わりに皮膚を引っぱるようになります。
 瘢痕(はんこん)は自分自身の組織ですから、
 糸のように切れたり溶けたりしません。
 ですから、埋没法で手術をしても、
 生まれつきの二重と同じ構造が、
 半永久的にできるのです。
      ■         ■
 糸が外れるというのは、
 もともと埋没法には向いていない目の方です。
 糸も瘢痕(はんこん)も
 とても細いので、
 まぶたが重い方だと、
 皮膚を引っぱりきれなくなります。
 それが糸が取れた状態です。
 糸で引っぱっていた
 糸と皮膚との接合部が取れることです。
      ■         ■
 アイプチやメザイクは、
 糊で皮膚と皮膚をくっつけて、
 二重のラインを作ります。
 洗顔して糊が取れると、
 ラインも消失します。
 これと、
 糸が取れたのはちょっと違います。
 大部分の方は、
 糸はしっかり残っています。
      ■         ■
 埋没法に向かない目は、
 眼瞼下垂症の目。
 筋肉や脂肪が厚い目。
 アレルギーで痒くなる目。
 などさまざまです。
 札幌美容形成外科では、
 埋没法で取れた方を、
 たくさん手術しています。
      ■         ■
 埋没法をする前の目を見せていただくと、
 眼瞼下垂症だった方がたくさんいらっしゃいます。
 全切開で大きなキズがあるのに、
 二重のラインができなかった方もいらっしゃいました。
 他院で埋没法を受けていると、
 その糸を捜して取るのも大変です。
 眼瞼下垂症手術は保険診療の手術なので、
 糸を外しても、
 脂肪を取っても、
 追加料金はいただけません。
      ■         ■
 手術が終わって、
 黒目がしっかり出るようになって、
 ものが見やすくなって、
 肩こりもなおって、
 よかったね!
 と喜んでいただけるのが、
 私の唯一の楽しみであり、
 生きがいでもあります。
 埋没法が取れてしまった方は、
 手術前の目をもう一度確かめてください。

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院長の休日

困った時にどうする?

 どんな人でも、
 窮地に陥る(きゅうちにおちいる)ことがあります。
 『だれか助けてぇ~!』
 と叫びたくなる時があります。
 私にも悩みがたくさんあります。
 自分の本業(医業)で困ることは…
 極めてマレです。
 本業以外のことで困ります。
      ■         ■
 『困った、こまった』
 『どうしようか?』
 と考えていると、
 夜も眠れなくなります。
 年齢のせいもあるでしょうが、
 寝ても朝早くに目覚めます。
 目覚めた時には…
 さくらんぼさん
 函館の看護師さんからいただいた、
 日記のコメントを読ませていただいています。
      ■         ■
 困った時に相談できる相手
 適切な解答
 くださる相談相手が
 いるかいないかで、
 その人の人生が大きく変わります。
 私たち医療従事者は、
 健康問題で困っている人を助ける仕事です。
 私のHPをご覧になって、
 メールで相談をいただいたら、
 本州の方でも、
 できるだけ返信しています。
      ■         ■
 私の相談相手は、
 昨日ご紹介した、
 弁護士の高橋智(さとる)先生です。
 高橋先生にご相談することで、
 私の不安が取れます。
 が取れて、
 不安安心
 と安心できます。
 高橋先生とお会いすると…
 安心してよく眠れるようになります。
      ■         ■
 眠れなくて睡眠剤を内服すると…
 頭がぼぉ~っとするなどの
 副作用があります。
 『困った、こまった』
 『どうしようか?』
 の根本的な解決にはなりません。
 よい相談相手とめぐり合うと…
 『安心して眠れるようになります』
 『副作用』もありません。
      ■         ■
 私は高橋先生と知り合うまで、
 他の4人の弁護士さんに相談に行きました。
 弁護士さんを探しはじめてから、
 一年近くかかってめぐり合えました。
 弁護士さんにも、
 いろいろな先生がいらっしゃいます。
 自分と相性が合う先生を見つけるのは大変です。
      ■         ■
 私は高橋先生の日記や、
 HPの北大・給湯族の思い出を読んで決めました。
 毎日更新する日記に、
 ウソは書けません。
 院長日記を読んでいらしていただく方の
 お力になれれば…
 と思って、
 今日も日記を書いています。

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院長の休日

Sammy通信vol.8

 お世話になっている、
 弁護士の高橋智(さとる)先生から
 Sammy通信vol.8をいただきました。
 温泉でのんびりしながら、
 読ませていただきました。
      ■         ■
 先生は札幌南高校をご卒業。
 札幌では一番の名門校です。
 今回のSammy通信では、
 その札幌南高時代ことが書かれていました。
 同世代の一人として、
 とても共感するところがありました。
      ■         ■
 堅忍不抜~札南の青春~
 というタイトルです。
 こちらからPDFファイルでご覧になれますが、
 かなり重いので、
 PCからご覧になってください。
 札幌南高で生徒会長になった時のことが
 心に残りました。
      ■         ■
 内容の一部を抜粋します。
 一生懸命準備して学校祭に臨んだが、悲しいことがあった。
 後夜祭の時、火文字に点火しようとしたが、点火しなかった。
 「今年の執行部は何をやっているんだ」と野次られた。
 その時は
 どんなに一生懸命やっても報われないことがあるのだと
 つくづく思った。
 会長の任期が終了した2学期末テストでは
 成績順位も、入学時30番位だったのに
 400番台(450人中)となり、
 生徒会長に立候補したことをひどく後悔した。
      ■         ■
 南高を卒業してすでに30年が経った。
 皮肉にも弁護士になってみて、
 一番役に立っていることは南高で勉強したことではなく、
 生徒会活動の進め方、準備の仕方、議論の進め方などで
 苦労した経験だった。
 そして何より生徒会活動で味わった挫折感は
 人間としての修養として欠かせないものだったといえよう。
      ■         ■
 同世代のおじさんの一人として、
 高橋先生とまったく同じ思いです。
 高橋先生は、
 生徒会長を終えられた後で勉強され、
 北大法学部へ現役合格されました。
 私は一浪して札幌医大へ入学しました。
      ■         ■
 浪人した時の挫折感。
 さまざまことで、つまづいた時の挫折感。
 この挫折感を味わい、
 そこでどう対処したのか…?
 という経験が役に立っています。
 手術でも同じです。
 うまくいかなかった手術や
 手術中にトラブルになった経験が
 医療の現場で役に立ちます。
      ■         ■
 3月は悲喜交々(ひきこもごも)
 いろいろな出来事がある季節です。
 第一志望に合格だけが、
 最高の人生ではありません。
 そこから、自分がどのように成長できるか?
 で、その人の人生がはじまります。
 私は自分に与えられた職務を果たし、
 少しでも人生の門出を応援したいと考えています。

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院長の休日

父の誕生日2009

 今日、平成21年3月4日は、
 私の父親、83歳の誕生日です。
 大正15年(1926年)生まれの寅年(とらどし)、
 武藤靖夫先生と同い年です。
 かなりヨボヨボしていますが、
 まだ元気です。
      ■         ■
 日ごろ、親孝行をしていないので、
 今日は、
 家内と家内の母親、
 私の両親の、
 合計5人で、
 定山渓温泉に来ました。
 じじばばツアーご一行様
 といったところです。
      ■         ■
 定山渓温泉は、
 札幌市南区にあります。
 札幌駅から約1時間、
 豊平川(とよひらがわ)という川の
 上流にある温泉です。
 私が子どもの頃、
 昭和30年代には、
 定山渓鉄道という私鉄がありました。
      ■         ■
 当時の北海道では珍しく、
 ‘電車’が走っていました。
 札幌駅のゼロ番ホームには
 定山渓行きの
 アズキ色をした列車が停車していました。
 途中駅で、
 電車に連結された記憶があります。
      ■         ■
 父親が勤務していた、
 三菱砿業㈱の保養所が
 定山渓にありました。
 手稲に住んでいた頃に、
 連れてきてもらった記憶があります。
 当時の休みは日曜日だけでした。
 土曜日の午後から出かけ、
 保養所で温泉に入った、
 楽しい想い出があります。
      ■         ■
 もう50年も前のことです。
 まさか自分が当時の父親より高齢になり、
 じいちゃんの誕生日を祝いに、
 定山渓に来るとは夢にも思いませんでした。
 私54歳、家内52歳。
 子どもは家からいなくなり、
 毎日、夫婦二人になりつつあります。
 ようやく少しだけ、
 親孝行をしようか?
 という年齢になったのでしょうか?
 父親にはボケずに
 長生きして欲しいと願っています。

父83歳、私54歳

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