医学講座

注射針の太さ

 注射の針は怖いものです。
 私は子どもの頃に、
 よく‘自家中毒’という病気になりました。
 周期性嘔吐症、
 アセトン血性嘔吐症ともいわれる
 神経質な子どもがかかる病気です。
 これは血管注射という、
 静脈注射が効きました。
 看護婦さんが、
 ケンちゃん、
 痛くないように、
 新しい針で注射してあげる
 と言ってくれました。
      ■         ■
 当時の注射針は貴重品でした。
 注射器はガラス製でした。
 自宅にも注射器がありました。
 煮立ったお湯でグラグラと
 注射器を煮沸(しゃふつ)消毒していました。
 今では絶対にしてはいけない方法です。
 熱湯では死なない病原菌があります。
 今の注射器や注射針は
 使い捨てが常識です。
 特殊な注射器だけは、
 高圧蒸気滅菌という方法で
 滅菌(めっきん)します。
      ■         ■
 看護婦さんが
 新しい針が痛くない
 と言ってくれた意味が、
 子どもの私には理解できませんでした。
 今ならよくわかります。
 新しい針はよく切れるのです。
 包丁やカッターナイフの刃が
 新しいとよく切れるのといっしょです。
 よく切れると…
 皮膚を刺すときに抵抗がなく、
 痛みも少ないのです。
      ■         ■
 日本の病院で医師が使用する針は、
 27G(にじゅうななげーじ)という太さが
 一番細い針です。
 よく皮内テストをする時に使う針です。
 ふつうの病院には、
 27Gまでしかありません。
 採血に使う針は
 23G(にじゅうさんげーじ)か
 22G(にじゅうにげーじ)です。
      ■         ■
 献血に行って刺される針は、
 18G(じゅうはちげーじ)程度の
 かなり太い針です。
 歯科では30G(さんじゅうげーじ)という
 細い針もありますが、
 医科では30Gはめったに使いません。
 美容外科で使用していたのは、
 数年前まで30Gが主流でした。
 G(げーじ)という数字が大きくなるほど
 針は細くなります。
      ■         ■
 私がはじめて美容外科を見学させていただいたのは、
 札幌中央形成外科でした。
 武藤靖夫先生が
 30Gの針を使っていらっしゃるのを見て、
 美容外科は違うものだと
 感心しました。
 私が北大で30Gを使ったのは、
 コラーゲンの臨床試験の時でした。
 美容目的に使うコラーゲンには、
 細い針がついていました。
      ■         ■
 当時は30Gより細い針はなかったと思います。
 ところが…
 この30Gという細い針で注射をしても、
 まぶたや顔は簡単に皮下出血を起こします。
 そこで、
 もっと細い針が出てきました。
 最近の美容外科では、
 32G(さんじゅうにげーじ)とか
 33G(さんじゅうさんげーじ)
 という針が使われています。
      ■         ■
 あまり細いと、
 針が曲がってしまいます。
 また、
 特殊な針なので、
 一般に販売されている
 27Gなどに比べると
 べらぼうに高くなります。
      ■         ■
 美容外科の自費診療でしたら、
 問題はありませんが、
 保険診療で使うのは大変です。
 高い針を使っても、
 料金はいっしょですから…
 でも、札幌美容形成外科では、
 保険診療でも高い針を使って手術をしてます。
 少しでも腫れを少なく…
 痛みを少なくするためです。
 こんなところにも、
 企業秘密企業努力があります。

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医学講座

眼瞼下垂手術後の腫れ

 眼瞼下垂症の手術は進歩しました。
 私が医師になった30年前は、
 眼瞼下垂症手術は必ず入院していました。
 手術で出血して、
 眼の腫れがすごかったからです。
 目が腫れて歩きにくく危険なので
 入院して手術をしましょう。
 が決まり文句でした。
      ■         ■
 こちらのHPに記載されている方は、
 腕のよい先生が手術をなさったと思います。
 手術後の経過や縫い方を見るとわかります。
 ただ、手術後の腫れはかなりのものです。
 手術をしたら…
 こんなに腫れるのですか?
 とご心配なさる方もいらっしゃいます。
 私はこのページを患者さんから教えていただきました。
 札幌美容形成外科で手術をなさった方は、
 HPの眼瞼下垂症に掲載してある程度です。
      ■         ■
 形成外科専門医が手術をしても…
 私が手術をしても…
 10年前は最初のHPに記載されていた方と
 同じ位腫れていました。
 目の手術は腫れるのが当たり前でした。
 まぶたの皮膚は薄く、
 皮膚のすぐ下に細かな血管網があります。
 血管が網のようになっています。
 細い針で注射をしても、
 血管に当たってすぐに内出血してしまいます。
      ■         ■
 まぶたの皮膚の下は
 すぐに眼輪筋(がんりんきん)という筋肉です。
 この筋肉の中にも
 細かい血管がたくさんあります。
 筋肉が収縮する時に、
 たくさんのエネルギーを消費するので、
 血管が発達しているためです。
      ■         ■
 眼輪筋(がんりんきん)の下には、
 瞼板(けんばん)、
 挙筋腱膜(きょきんけんまく) 
 眼瞼挙筋(がんけんきょきん)
 ミューラー筋(みゅーらーきん)
 といった組織があります。
 特に瞼板と眼瞼挙筋の接合部では
 それはそれは細かい血管が、
 網の目のようになっています。
      ■         ■
 眼瞼下垂の手術では、
 この細かい血管が網の目になっている、
 ちょっとでも間違うと
 すぐに出血してしまう部位を操作するので、
 どんなにベテランの先生が手術をしても
 必ず出血していました。
 私が手術をしても出血していました。
 最初のHPの例は、
 決して特別な腫れではなかったのです。
      ■         ■
 今の札幌美容形成外科の手術では、
 腫れはあっても軽度です。
 ある方が、
 前に埋没法で手術した時より腫れが少ない
 と驚いていらっしゃいました。
 この腫れが少ない企業秘密は、
 手術用顕微鏡です。
 私たち形成外科医は、
 血管の手術を顕微鏡でします。
 業界用語でマイクロと呼んでいます。
      ■         ■
 簡単にできる手術ではありません。
 手術用顕微鏡もドイツ製です。
 ベンツSクラスと同じ位の価格がします。
 使いこなすのにも、
 訓練が必要です。
 ここがチェーン店の、
 なんちゃって美容外科医と違うところです。
 札幌美容形成外科の腫れの少なさは、
 誰にでも真似ができる手術ではありません。


手術前です


手術直後です
腫れや内出血はわずかです


手術直後です


手術7日後です


手術17日後です


手術8週後です

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医療問題

眼瞼下垂(がんけんかすい)の診断

 眼瞼下垂の手術をして頂くには、
 他の眼科で
 眼瞼下垂の診断書を出していただかないと
 手術してもらえないのでしょうか?
 というご質問をいただきました。
 眼科を受診する必要はありません。
 最初から形成外科を受診してください。
      ■         ■
 眼瞼下垂症に対する考え方が
 ここ数年で大きく変わりました。
 変えてくださったのは、
 信州大学形成外科
 松尾清先生です。
 特に昨年(2008年4月2日)NHKの
 ‘ためしてガッテン’で
 放送されてからは、
 形成外科を受診なさる方が増えました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科でも、
 今、一番多い手術の一つが
 眼瞼下垂症手術です。
 松尾先生の研究によって、
 眼瞼下垂症を原因として、
 さまざまな身体症状が出ることが、
 明らかにされました。
 そのため、形成外科ではじめて、
 眼瞼下垂症が原因とわかることもあります。
      ■         ■
 健康保険法の規定によって、
 美容目的の手術に保険は使えません。
 ただ、コンタクトを使っていて瞼が下がった。
 花粉症で長年眼をこすっていて、
 瞼を開ける力が弱くなった。
 年齢とともに瞼が下がってきて、
 天井が見にくくなった。
 映画館の一番前の席で見ると、
 首がだるくて頭が痛くなった。
 このような症状がある方は眼瞼下垂症の疑いがあります。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 明らかに美容目的の方以外は、
 保険適応で手術をしています。
 眼瞼下垂症手術には、
 どの程度だったら保険適応になるという、
 規定は今のところありません。
 各保険医の判断によります。
 ですから眼科を受診する必要はありません
 手術適応がある方は、
 全員保険診療で診察・手術をしております。
      ■         ■
 一般的なことですが、
 風邪で喉(のど)が痛いとします。
 お医者さんへ行って診察を受けます。
 この程度だったら市販薬を飲みなさい。
 とは言いません。
 また、お腹の調子が悪くて、
 心配だから胃カメラの検査を受けるとします。
 健康診断で受けると、全額自費ですが、
 先生、数日前から調子が悪いので
 検査をしていただけますか?
 と受診なさると、
 保険適応で胃カメラの検査を実施してくれるはずです。
      ■         ■
 もし、消化器内科の先生が、
 その程度でしたら検査は自費になります
 と言ったとします。
 自費なので検査を諦めて
 先生が早期の胃癌を見落としたら、
 莫大な損害賠償請求を受けるリスクがあります。
 ですから、検査を断ることは、
 まず絶対にないと思います。
 せっかく高い保険料を払っているのです。
 大いに利用しようじゃありませんか!

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医学講座

形成外科地方会2009年2月

 昨日(平成21年2月7日)、
 日本形成外科学会北海道地方会がありました。
 昨日で第77回目です。
 年に3回開催されます。
 北海道内の形成外科の先生が
 集まって開く学会です。
 私が医師になった頃は、
 年に2回程度でした。
 もう30年以上続いています。
      ■         ■
 昨日の学会で、
 帯広厚生病院形成外科の
 池田正起先生が
 切除不能な表在性悪性腫瘍に対するMohsペーストの使用経験
 という演題を発表されました。
 私たち形成外科医は、
 皮膚悪性腫瘍の手術をします。
 外科医なので手術で取るのが仕事です。
      ■         ■
 でも、中には手術適応とならない癌もあります。
 高齢で手術に耐えられない。
 肺などに遠隔転移していて、
 手術をしても生命予後が変わらない。
 全身的な合併症で、
 手術ができない。
 本人も家族も手術を希望しない。
 などさまざまな理由があります。
      ■         ■
 手術をしないと…
 癌は大きくなります。
 そのうち、
 癌から血が出てきます。
 大人の手より大きくなった癌から、
 毎日出血すると大変です。
 ガーゼでは覆い(おおい)きれないので、
 紙おむつなどを使用します。
 それでも出血し続けます。
      ■         ■
 輸血をしても、
 すぐに貧血になるほど出血します。
 もっと困るのが悪臭です。
 この世のものとは思えないほどの悪臭が、
 病室中に充満します。
 私はかなり悪臭には強いほうですが、
 その私でも耐えられないほどの臭いが出ます。
 癌が部分的に壊死(えし)という
 組織が死んでしまった状態となり、
 そこへさまざまな細菌が感染するためです。
      ■         ■
 癌の末期には、
 疼痛(いたみ)が出ます。
 痛みは麻薬で抑えられますが、
 この出血と悪臭だけは、
 どうにもならないほど耐えられないものです。
 私も形成外科医時代には、
 とても苦労しました。
 池田先生のご発表は、
 1930年代に米国の外科医
 Frederic E. Mohsが発表した方法です。
      ■         ■
 塩化亜鉛という薬が主成分です。
 この薬で癌を治療します。
 この方法で治療した患者さんの癌が、
 驚くほど小さくなっていました。
 もっと驚いたのが、
 出血と悪臭が軽減したという報告でした。
 1930年代というと…
 もう70年以上も前です。
 どうして医学部で教えてくれなかったの?
 と思いました。
 使用する機会がないといいのですが、
 勇気がある方は
 こちらのHPの最後をクリックなさってください。
 末期がんの悲惨な状態がわかります。
 池田先生ありがとうございました。
 勉強になりました。

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院長の休日

スキャナー保存

 私はよく税務署を利用します。
 税務署は怖いイメージがありますが、
 とても親切なお役所です。
 ある日、税務署へ行くと…
 パンフレットが目につきました。
 電子帳簿保存法が改正されました
 というパンフレットです。

      ■         ■
 このようなマンガがついた、
 ‘お役所’らしくないパンフレットです。
 よく読んでみると、
 3万円未満の領収書などは、
 スキャナーで読み取って、
 PCに保存すると便利なようです。
 お分かりにならない点がありましたら、
 お気軽に最寄の税務署又は税務相談室まで
 ご相談ください。
 とまで‘親切に’書いてありました。
      ■         ■
 書類をスキャナー保存するためには、
 あらかじめ税務署長の承認を受ける必要があります。
 その承認も簡単便利なe-Taxで、
 自宅からオンラインで申請ができます。
 札幌美容形成外科では、
 電子カルテを導入するため、
 スキャナーを購入しました。
 古いカルテをスキャナーで読み取り、
 電子カルテで読めるようにするためです。
      ■         ■
 カルテのスキャナー保存については、
 厚生労働省北海道厚生局
 医療指導課(011-796-5105)へ問い合わせました。
 ガイドラインに沿って、
 適切に保存すれば特に申請の必要はありません。
 カルテの改ざんがない
 正しく見やすく表示できる、
 責任の所在を明確にする、
 などの一定要件を満たせばOKです。 
      ■         ■
 私はカルテのスキャナー保存ができるので、
 領収書や納品書のスキャナー保存も、
 簡単便利にできるものだと思いました。
 簡単便利なe-Taxを使って、
 さっそく自宅のPCから申請をしました。
 申請の中味について、
 わからない部分もありましたが、
 親切な税務署が教えてくれると思い、
 そのまま申請しました。
 申請事体は問題なくできました。
      ■         ■
 先日、札幌中税務署から、
 電話がありました。
 スキャナー保存の申請について、
 ご説明したいという趣旨でした。
 平成21年2月5日(木)の休診日に、
 朝8:30から札幌中税務署へ出かけました。
 何度か電話でやりとりをした、
 ベテラン税務署員の方が、
 2名でとても親切に対応してくださいました。
      ■         ■
 結論から言うと、
 私が出した申請は受理できないという内容でした。
 パンフレットには、
 電子政府実現の一環として、
 事務の省力化・ペーパーレス化を図る、
 と記載されていました。
 ところが、
 申請を承認してもらうためには、
 電子署名とタイムスタンプが必要で、
 その電子署名とタイムスタンプを得るのに、
 スキャナーを購入する以上の
 費用がかかることがわかりました。

       ■         ■
 3万円未満の領収書や
 納品書を保存するだけなのに、
 なぜ電子署名やタイムスタンプという
 高額の費用がかかる処理が必要なのかわかりません。
 これだから、
 日本の政治はダメです。
 こんなパンフレットを作る費用があるなら、
 国が無料でタイムスタンプを押す、
 システムを構築すべきです。
 税金関係書類はのスキャナー保存は
 絶対におすすめできません

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医学講座

美人になる

 函館の看護師さんコメントありがとうございました。
 そんなに謙遜(けんそん)なさらないでください。
 函館の看護師さんは、
 とてもかわいらしい目をしていますょ。
 ご主人も素敵な方です。
 写真でしか、お会いしたことはありませんが、
 さくらんぼさんも美しい方です。
      ■         ■
 何回か書いています。
 おとぎ話の世界でも
 かがみよ、カガミよ、鏡さん、
 世界で一番キレイなのはだぁーれ?
 と美しくなりたいというのは、
 昔から人類共通の願望です。
 共産圏の国にも、
 美容外科医はいます。
 APTOS(アプトス)という糸を発明したのは、
 クルジアの美容外科医の親子、
 スラマニーチェ先生です。
      ■         ■
 札幌駅前に大丸というデパートがあります。
 札幌駅の西改札口から出て、
 大丸に入ると、
 一階ではたくさんの化粧品を売っています。
 ブランド物のショップもありますが、
 大丸の一階は、
 化粧品のよい香りでいっぱいです。
 各地にある、
 百均にも化粧品がたくさんあります。
      ■         ■
 化粧品の需要があるのは、
 美しくなりたいからです。
 地下鉄の車内でお化粧をするのは…
 おじさんとしては…
 いただけませんが、
 女性がお化粧をして、
 キレイになるのは、
 私はよいことだと思います。
      ■         ■
 世の中は不景気で元気がありません。
 女性がキレイになって、
 がんばって!
 と声をかけると、
 世の中も元気になります。
 自分に自信がなかった人が、
 ちょっと目が変わっただけで自信が出ます。
 私ってキレイと思えるようになれます。
 そうすると元気が出ます。
      ■         ■
 私のいう美人と思っている・・・というのは
 ただ単に自意識過剰な感じに
 「私ってきれいな女よ」
 って言ってる人ではなくて、
 美意識を高く持って、
 ちょっとメイクや洋服を華やかにしたときに感じる
 「これってちょっといいかも」
 という女の人の気持ちです。
 そうです。
 私たちは、このちょっといいかも
 医療という技術でつくります。
      ■         ■
 お化粧と整形は違う!
 と主張なさる方がいらっしゃいます。
 でも目的は同じです。
 美人になることです。
 形成外科で眼瞼下垂症の手術をしても、
 目が変わります。
 見やすくなって、
 黒板の字もよく見えるようになります。
 視界が広がり、
 世の中が明るく見えるようになります。
 おまけに…
 他人からもよく見られます。

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医療問題

職員の条件

 クリニックの受付職員を募集しています。
 さくらんぼさん
 函館の看護師さんから
 コメントをいただきました。
 札幌美容形成外科の受付さんは
 美人でないと採用してもらえない?
 という間違った印象があるようです。
      ■         ■
 私が一番望んでいるのは、
 美人になりたい人です。
 一重で二重になりたいけれど…
 お金がない!
 レーザーで全身の脱毛をしたいけれど…
 お金がない!
 でもキレイになりたい!という方です。
 美容外科にいらしたお客様に
 これが手術前の私です
 と手術前の写真と現在の実物を
 見せてくださる方が理想です。
      ■         ■
 ホームページで手術のビデオをお見せするより、
 出来上がりの実物をお見せするのが、
 何と言っても一番の説得になります。
 自分で体験していると…
 手術の後はしばらくつっぱった感じがします。
 とか
 痛みは軽度で、痛み止めも飲みませんでした
 というのがよくわかります。
 手術を受けた人でなければわからないこともあります。
      ■         ■
 職員ともモニター契約を結ぶので、
 手術代はタダになります。
 食べ物屋さんで働く人が、
 自分のお店の味を知らないと、
 お客様に説明できません。
 美容外科の受付さんは、
 手術を見て覚えないと、
 電話で説明ができません。
      ■         ■
 採用された後で、
 手術室に入って患者さんの
 手を握る係りになっていただきます。
 以前に手のぬくもりという日記を書きました。
 採用されたばかりの時は、
 手術を受けている患者さんより、
 手を握っている職員の方が
 緊張していたという話しを聞きました。
      ■         ■
 私、緊張して震えながら手を握っていました。
 患者さんにバレたらどうしよう…
 と思っていたんです。
 と職員から聞かされました。
 最初は緊張していた人でも、
 私がついているから大丈夫ですよ
 と言えるくらいしっかりできるようになります。
 美人である必要はありません。
 私といっしょに幸せをつくる医療
 参加してくれませんか?
 ご応募をお待ちしています。

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医療問題

病院長、二審も無罪

 昨夜(平成21年2月3日)の北海道新聞夕刊に、
 弁護士の高橋智(さとる)先生が掲載されていました。
 私が高橋先生を知るきっかけとなった事件です。
 2年前の平成19年12月6日(木)
 北海道新聞夕刊の記事を読んだのが
 高橋先生を知った直接のきっかけでした。
      ■         ■
 その頃、私は弁護士さんを探していました。
 札幌美容形成外科が入居している、
 スノー会舘ビルの建替え問題で、
 最初に依頼した弁護士の先生と、
 問題が生じたからでした。
 医師や弁護士は広告に規制があります。
 弁護士さんの数が増えて、
 札幌にはたくさんの法律事務所があります。
 広告を見ても、どんな弁護士さんかわかりません。
      ■         ■
 幸いなことに…
 それまでの私は、
 弁護士さんにお世話になることは
 ありませんでした。
 ある弁護士さんに相談に行って、
 顧問契約を結びました。
 顧問料もお支払いしました。
 残念なことに、
 私が期待していた弁護士さんとは、
 ちょっとイメージが違うことに気付きました。
      ■         ■
 顧問契約を解除して、
 新たに弁護士さんを探しはじめました。
 その時に目にしたのが…
 北海道新聞の記事でした。
 前回は写真は掲載されていなかったと思います。
 ネットで検索すると、
 高橋先生の日記が出てきました。
 読んでいるうちに、
 先生のお人柄が理解できました。
      ■         ■
 私の友人の医師も
 高橋先生にお願いしていることを知り、
 また高橋先生が市立札幌病院の委員を
 なさっていらっしゃることもわかりました。
 先生の事務所へ家内とお伺いして、
 お話しをしました。
 偶然にも、
 私が市立札幌病院で担当した患者さんが
 他の病院で亡くなった事故の
 弁護をなさったことを伺いました。
      ■         ■
 高橋先生にお願いして、
 私の心の負担が大きく減りました。
 地獄で仏とはよく言ったものです。
 医師や弁護士は国家資格です。
 どの医師も弁護士も同じ資格ですが、
 その人の考えや人生観によって大きく違います。
 医者を選ぶのも寿命のうち。
 弁護士を選ぶのも人生のうちです。
 お困りの方には、
 高橋智法律事務所をおすすめします。
      ■         ■
 以下は北海道新聞の記事です。 
 病院長、二審も無罪
 留辺蘂(るべしべ)診療報酬詐取
 札幌高裁「共謀認定に疑問」
 診療報酬を架空請求し約920万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた北見市留辺蘂町旭一区、「小助川クリニック」院長小助川治被告(47)の控訴審判決公判が三日、札幌高裁であり、矢村宏裁判長は無罪とした一審の札幌地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
      ■         ■
 裁判では、札幌の診療報酬事務代行会社社長(同罪などで有罪確定)らと共謀があったかが争点となった。矢村裁判長は2007年12月の札幌地裁判決と同様に「共謀があったとする社長の供述は不自然で信用できない」と認定した。
      ■         ■
 検察側は「診療報酬の不正請求にはカルテの偽造など医師の関与が不可欠」と主張したが、判決は「不正請求は社長が独断で始めた可能性が非常に高く、被告の共謀を認定するには大きな疑問が残る」とした。
      ■         ■
 矢村裁判長は判決言い渡し後、小助川被告に「引き続き地域医療に尽力してほしい。この判決で春から縁起がいいと思ってもらえれば幸いです」と語りかけた。
      ■         ■
 小助川被告は、2005年2月から7月にかけて、元社長らと共謀し、虚偽の診療報酬明細書を社会保険事務所などに提出し、診療報酬をだまし取ったとして起訴された。
      ■         ■
 判決後、記者会見した小助川被告は「裁判所がきちんと判断してくれてうれしい」と話し、弁護人の高橋智弁護士は「検察には、当初から院長を主犯にする意図があったように思う」と批判した。
      ■         ■
 札幌高検の向井壮次席検事は「主張が認められず遺憾。判決内容を検討して対応したい」とコメントした。
      ■         ■


 無罪判決を受け、
記者会見で喜びをかみしめる小助川治さん(左)
(右が高橋弁護士)
2009年2月3日午前10時45分、札幌地高裁弁護士控室
以上北海道新聞より引用


 高橋智(さとる)先生、HPより引用
優しい先生です!

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医療問題

職員募集2009年2月

 昨年秋に職員募集をしました。
 すでに札幌美容形成外科の新しい戦力となって、
 活躍してくださっています。
 3月出産予定の職員が、
 産前6週間の休暇に入るため
 2月6日(金)から欠員が生じます。
 そのため受付カウンセラーを
 再募集します。
      ■         ■
 札幌美容形成外科への採用条件は、
 他の美容外科よりかなり厳しい面があります。
 まず、タバコを吸わない方です。
 美肌の大敵であるタバコを吸う方は、
 応募していただいても採用できません。
 また服装規定があります。
 ‘茶髪’は禁止です。
 札幌美容形成外科の規定は、
 日本航空の客室乗務員と同じ
 日本ヘアカラー協会レベルスケール6番です。
 (ほぼ真っ黒です)
      ■         ■
 2004年の朝日新聞の記事では、
 全日空(客室部門)、
 イトーヨーカ堂、
 ファーストリティリング、
 セブン-イレブン・ジャパン(本社)では、
 ヘアカラーを認めていませんでした。
 茶髪を認めないのは、
 一流ホテルのフロントや
 航空機の客室乗務員に
 茶髪の方がいらっしゃらないのと同じです。
      ■         ■
 爪も短く切っていただきます。
 清潔を第一とする医療機関では、
 爪は磨いてピンク色にするだけ。
 私はファーストクラスに乗ったことありません。
 実際のファーストクラスの機内サービスがどうか?
 体験したことはありませんが、
 札幌美容形成外科へいらしていただいたお客様に、
 安全で快適なファーストクラスの
 医療サービスを提供したいと考えています。
      ■         ■
 受付カウンセラーは医療事務の資格が必要です。
 実務経験は不要です。
 最低限の保険請求の知識がないと、
 レセコンや電子カルテを扱えません。
 ワード、エクセルといったソフトも使います。
 メールでの問い合わせもたくさんいただきます。
 返信は原則として私がしていますが、
 ネットやメールの知識も必要です。
      ■         ■
 一番大切なのは
 正直で
 嘘(うそ)をつかないことです。
 毎日たくさんのお電話をいただきます。
 私が手術をしている間に、
 電話に出て答えてくれるのが、
 美容外科の受付さんの仕事です。
 正確に知識を覚えて、
 困って電話をくださった方へ、
 正直に答えてくれる人を歓迎します。
      ■         ■
 自分自身の美意識が高い方を歓迎します。
 美人である必要はありません。
 自分自身がより美しくなりたい女性です。
 私たちの仕事は、
 美しくなる売ることです。
 自分は毛深くて…
 全身のレーザー脱毛をしたい…
 でも…
 お金がない!
 という方は是非いらしてください。
 あなたの腕や脚がそのまま商品見本になります。
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昔の記憶

昔の札幌雪まつり

 私は小学校2年生の終わり、
 昭和38年3月に、
 札幌郡手稲町(さっぽろぐんていねちょう)から
 美唄市茶志内(びばいしちゃしない)へ転校しました。
 当時の北海道には、
 まだ石炭を採掘する炭鉱がたくさんありました。
 札幌には、大好きだった祖母の家があり、
 よく遊んでくれた親戚のおじさんもいました。
 子ども心に札幌を離れたくありませんでした。
      ■         ■
 札幌→美唄までは国鉄でした。
 当時はまだSLが走っていました。
 函館本線の電化もまだでした。
 今ではSLが珍しく、
 わざわざ割り増し料金を払ってSLに乗ります。
 当時はSLが引っぱる鈍行(どんこう)列車は、
 時間がかかりました。
 ディーゼル列車の準急(じゅんきゅう)に乗ると
 車内は蛍光灯で明るく、
 速いのでびっくりしました。
      ■         ■
 美唄に住んでいた頃、
 札幌へ行くのが楽しみでした。
 札幌へいったら、
 おばあちゃん家に泊まれる。
 おばあちゃんは、
 『けんちゃん、よく来たね』
 といつも大歓迎してくれました。
      ■         ■
 当時のおばあちゃん(母方の祖母)は、
 今の私より若かったと思います。
 30歳台で夫と死別。
 沖電気の社員だった祖父とは、
 私は仏壇の前の写真でしか
 会ったことがありません。
 母の一番下の弟(私の叔父)は、
 父親の顔を見たことがないそうです。
 祖母のお腹にいる時に、
 祖父が単身赴任先の中国で病死しました。
      ■         ■
 女手一つで5人の子どもを育てた祖母は、
 自分の娘の子ども(私)が
 可愛くて仕方がなかったのだと思います。
 母親から叱られても、
 いつも祖母が助けてくれました。
 昔の市立札幌病院の近くに住んでいたので
 市立病院のおばあちゃん
 と呼んでいました。
      ■         ■
 美唄へ転居してからも、
 毎年、札幌雪まつりには、
 連れてきてもらっていました。
 おばあちゃん家からすぐでした。
 当時は、
 いまとはスケールが違いましたが、
 毎年、札幌の雪まつりに来るのが楽しみでした。
 今でも雪まつりの頃になると想い出します。

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