二重・眼瞼下垂
片目だけ眼瞼下垂症が再発?
私の夏休みも今日で終わりです。
6日間はあっという間でした。
60歳を過ぎても、
働けることに感謝しています。
休みの間もメールの返信や、
院長日記を続けています。
電話もつながるようにしています。
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休み中に困るのが、
数年前にそちらで眼瞼下垂の手術を受けたんですが、
再発したので再手術を検討しています。
今は本州に住んでいます、、、
…というような電話です。
一応『休み中だから…』
…とお断りしたものの、
気になるのでクリニックに来て記録を見ます。
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残念なことですが、
休み中に電話をくださるような方に限って、
手術後に2回しか通院していないとか、
次回は○月に来てくださいね。
…と言っても、
来院していない方が多いです。
予約していた日に連絡もなく、
キャンセルされる患者さんもいます。
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どこの病院でもあることです。
2時間も3時間もかけて、
苦労して手術をしたのに、
とても残念に思います。
そんな方もいらっしゃれば、
5年前に手術をしていただきました。
その節はありがとうございました。
…と嬉しくなるようなメールもいただきます。
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メールの方は、
1年くらい前から、
片方の目だけ調子が悪くなってきて、
眼瞼下垂が再発したのでは?
…と心配していました。
私が手術をさせていただいても、
再発することがあるのが、
眼瞼下垂症という病気です。
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眼瞼下垂の再発①
眼瞼下垂の再発②
眼瞼下垂の再発③
眼瞼下垂の再発④
眼瞼下垂の再発⑤
眼瞼下垂の再発⑥
…という2012年1月10日から15日までの院長日記に詳しく書いてあります。
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眼瞼下垂症が再発しやすい人は、
①目をこするクセのある人
②アレルギーで目がかゆくなる人
③コンタクトを使い続ける人
④加齢によってまた皮膚が伸びることもあります
…です。
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眼瞼挙筋という筋肉は、
ぎょうざの皮のように薄い組織です。
筋肉というと、
ケンタッキーのようなお肉を想像しますが、
まぶたのように薄い組織に、
ケンタッキーのお肉は入りません。
薄い組織ですから、
こすったり、
ハードコンタクトでまた穴が開くことがあります。
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今日の表題のように、
片目だけ眼瞼下垂症が再発?
…と思っている人でも、
実際に診てみると、
両側が下がっていることもあります。
札幌美容形成外科で眼瞼下垂症の再手術になる方は、
ほぼ100%と言っていいくらい、
両側の再手術になっています。
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下がっていると思った方を治して、
正常に開くようになると、
ヘリングの法則という生理作用で、
反対側が下がることもあります。
目は自分で開いたり閉じたりできますが、
まばたきのように、
瞬間的な反射で閉じる働きもあります。
左右対称で丸い目を作るのは、
ほんとうに難しいと思います。