院長の休日

関堂充先生教授就任祝賀会

 北大形成外科ご出身の
 関堂充(せきどうみつる)先生が
 筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系形成外科教授
 (通称:筑波大学形成外科教授)に
 平成20年7月16日付けでご就任されました。
 今日は、その祝賀会が、
 ルネッサンス札幌ホテルで開催されました。
      ■         ■
 関堂充先生は、
 私が平成7年1月1日付けで、
 JA帯広厚生病院形成外科に赴任した際に、
 吉田哲也先生(現:苫小牧日翔病院形成外科医長)とともに
 私をあたたかく迎えてくれた先生でした。
 帯広厚生病院では、
 3ヵ月しかご一緒に仕事をできませんでしたが、
 とても優秀で温厚な先生です。
      ■         ■
 今も昔も…
 医学部の卒業生にとって、
 最高の出世は‘教授就任’と言っても
 過言ではないと思います。
 同級生が100人いたとすると、
 教授になれるのはせいぜい数人です。
 教授になるには、
 大学卒業後も一生懸命勉強をして、
 英文論文をたくさん書かないとなれません。
      ■         ■
 形成外科の場合は、
 最近は実技試験もあるようです。
 応募した大学の選考委員の教授が、
 勤務先の病院まで、
 手術を見に来るそうです。
 そうして、
 本当に手術が上手な先生かどうかを判断します。
      ■         ■
 大学によって選考方法は違いますが、
 最終選考まで残る人はだいたい3人程度です。
 その中から、
 教授会の投票によって決められます。
 大学を卒業した時から、
 『俺は将来は教授になる!』
 と決めて、
 ず~っと…勉強を続ける人もいます。
 そんなに勉強をしてもなれるものではありません。
      ■         ■
 関堂先生のすごいところは、
 ず~っと大学で勉強をしていたのではなく、
 ガンセンターや地方の病院などで、
 臨床経験を積んで、
 大学に戻ってから、
 医学博士の学位を取得されたことです。
 とても面倒見のよい先生で、
 下の研修医からも慕われていました。
      ■         ■
 筑波大学へ行かれても、
 優しい明るい笑顔で、
 新しい形成外科を築かれることと思います。
 ただ、最近は国立大学の教授だからといって…
 安心していられる時代ではありません。
 人のいい教授ほど、
 理不尽な不遇に遭遇することがあります。
 下の人が起こした、
 思わぬ医療事故に巻き込まれることもあります。
 どうか身体に気をつけて
 筑波の地で頑張っていただきたいと願っています。

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医療問題

病院の休止問題

 銚子市立総合病院の休止問題が
 朝日新聞に掲載されていました。
 他人事(ひとごと)ではありません。
 私たち、札幌市民が利用する、
 市立札幌病院も赤字です。
 救命救急センターや
 新生児医療で
 札幌市民をサポートしてくれている、
 市立札幌病院も大変そうです。
      ■         ■
 一番悪いのは、
 国の医療費抑制政策です。
 確かに、
 一部の医療機関が儲けていた時代もありました。
 今は、まともにやっている、
 ‘病院’は儲かりません。
 それどころか、厄介なお荷物です。
 今頃になって、
 急に医師の養成数を1.5倍に増やしたところで、
 その学生さんが一人前になるには、
 あと15年はかかります。
      ■         ■
 国の制度改革の前に、
 ‘病院’では、
 さまざまな経費節減策が取られてきました。
 一番最初になくなったのは、
 病院長専用車だったと記憶しています。
 経費削減は、もう20年近くになります。
 総合病院へ行って受付をして、
 保険証を出して、
 紹介状を出して、
 カルテを作成してもらって、
 順番を待っています。
 ○○病院医事課という名札をつけた女性。
 実は、大部分が派遣社員さんです。
      ■         ■
 派遣社員でも、
 医療事務のベテランなので、
 窓口で苦情が出たり、
 カルテの入力ミスがあったりすることはありません。
 市立○○病院や○○市民病院の
 医事課長になるような方は、
 公務員です。
 転勤があるので、
 札幌市の場合ですと、
 区役所からの転勤もあります。
      ■         ■
 私が市立札幌病院に勤務していた、
 20年前は、
 医事課長就任前オリエンテーションなんて…
 ありませんでした。
 医事課長就任前に、
 医療事務実務講座、
 促成栽培コース受講

 なんてシステムもありませんでした。
 確かに、医事課長には…
 それ相応の経験を積んだ方がいらっしゃいます。
 苦情処理の対応なんかは、
 さすがは行政のベテラン!
 と思わせる方もいらっしゃいました。
 でも医療事務のことについては素人でした。
      ■         ■
 医事課の職員は、
 大部分が派遣の女性社員
 区役所の窓口に行って、
 そこのフロアーの半分が派遣社員なんてありません。
 医事課を派遣にしたのは、
 病院の経費削減のためです。
 私は、今でも派遣で働いてくれていた、
 担当者のお名前と顔をよく覚えています。
 とても、しっかりとした方でした。
 レセプト(診療報酬明細書)の返戻もゼロでした。
 公務員にしてあげたいと思っていました。
      ■         ■
 これだけ病院が経費を節減しても、
 なかなか黒字にできないのは、
 医療費のシステム上、
 どうしても赤字になる部門があるからです。
 赤字の病院はいらないから、
 札幌市交通局のバス部門のように、
 民間に委託しよう…
 なんて考えていると…
 白石区の中央バスのような問題になりますょ。
      ■         ■
 人間が安心して暮らせるというのは、
 私たちの生活に欠かせないことです。
 建物だけ立派な病院をつくる必要はありませんが、
 そこへ行けば、
 あぁ、○○病院へ来てよかった!
 これで助かった!
 という病院を持つことは、
 私たちの暮らしに必要不可欠なことだと思います。

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院長の休日

床屋さん

 今日は休診日だったので、
 床屋さんに行ってきました。
 私がお世話になっているのは、
 札幌市西区琴似にある福原さんという
 理容室です。
 今は琴似から引っ越して、
 北区に住んでいますが、
 床屋さんは琴似まで行っています。
      ■         ■
 私のストレス解消の一つが床屋さんです。
 髪が伸びてくるとイライラします。
 さっぱりと散髪をしていただくと、
 身も心もすっきりとします。
 いつも、椅子にかけて、
 数分すると眠ってしまいます。
 髪を切りにくいだろうなぁ…
 申し訳ないなぁ…
 と思っているうちに爆睡です。
      ■         ■
 福原さんは、
 ご主人と息子さん、
 従業員のお兄ちゃん、
 奥さんの
 4人で、
 椅子3台の理容室です。
 息子さんは、大学を卒業後に
 一度、会社員になられて、
 それから、理容師になられた努力家です。
 今日は、息子さんに散髪をしていただきました。
      ■         ■
 明るく、家庭的な床屋さんです。
 息子さんには、
 3歳になる坊やがいます。
 少し離れたマンションから、
 通勤されています。
 私がわざわざ、JRや車で、
 琴似まで散髪に行くのは、
 ここのお店に行くとリラックスできるからです。
 いつも、私の髪を切ってくださる、
 福原さんご一家に感謝しています。
      ■         ■
 福原さんにお世話になる前は、
 約30年近くも、
 西区八軒の‘むつみ’さんという
 理容室にお世話になっていました。
 高校生の時から、
 47歳くらいまでだったでしょうか?
 残念なことに、
 ご主人が病気で他界されてしまいました。
 家族のようなお付き合いをさせていただいていました。
      ■         ■
 加藤さんという、
 とても真面目なおじさんでした。
 こちらの理容室も、
 ご主人と奥様の2人で
 経営なさっていらっしゃいました。
 おじさんが亡くなった時には、
 火葬場まで行って、
 骨も拾わせていただきました。
 ほんとうに、いいおじさんでした。
 結婚式の前の日にもお世話になりました。
      ■         ■
 髪は毎日伸びるので、
 私は一ヵ月に一度は必ず床屋さんに行きます。
 小さいときは、床屋嫌いだったようです。
 祖母の家の近くにあった、
 橋本さんという理容室で、
 よく泣いていた記憶があります。
 美容外科は、
 月に一度とか行くところではありません。
 私は、同じサービス業として、
 札幌美容形成外科にいらしていただいたお客様に、
 安心して
 リラックスして、
 いただけるような
 ‘店’にしたいと思っています。

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医療問題

美容外科勤務の魅力

 私のつたない日記に、
 コメントをいただきありがとうございます。
 また、励ましのお言葉をいただき、
 感謝しております。
 看護師不足で、
 優秀な看護師さんを確保するのは、
 なかなか難しいのが現実です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科の求人情報は、
 アルバイト北海道、
 ハローワーク、
 看護協会の求人案内
 e-ナースセンター
 掲載しています。
 1年前ですと、
 掲載すると、
 必ず数件のお問い合わせをいただきました。
 ところが、最近は苦戦しています。
 同業の先生も繰り返し掲載しているのを見ると、
 どこも苦労しているなぁ~
 と変に納得しています。
      ■         ■
 アルバイト北海道では、
 大手美容外科との逆価格競争になっています。
 札幌美容形成外科が22~24万円。
 大手美容外科は…
 前回出ていたS心美容外科が29万円。
 今回出ているS川美容外科が34万円。
 完全にうちの負けです。
 ちなみに、
 M皮フ科クリニックは18~26万円。
 これが札幌市内の
 平均的な開業医の看護師給与だと思います。
      ■         ■
 大手美容外科が給与を上げているのは、
 ここも看護師の求人難だからだと思います。
 1年前は、
 高くても30万円未満が
 札幌の美容外科の‘相場’でした。
 確かにお給料が高いのは魅力です。
 私も、
 前任の雇われ院長時代が最高でした。
      ■         ■
 私が自分で開業したのは、
 自分で納得ができる医療をしたかったからです。
 形成外科医として働いていた時のように、
 健康保険でできる手術は保険でして、
 機能的にも整容的にも(見た目のこと)よくしたい。
 自由診療の美容外科よりキレイに治したい!
 こうやって、
 毎日、日記を書いているのも…
 自分のメッセージを伝えたいからです。
      ■         ■
 しなくてもよい手術はすすめない。
 ワキガの臭いがしない人には、
 ワキガの手術はすすめない。
 形成外科医として
 総合病院で働いていた時に
 実践していたことをそのまま続けています。
 ありがたいことに…
 私のような偏屈オヤジでも何とかやっています。
      ■         ■
 美容外科勤務の一番の魅力は、
 自分が手術(施術)をした、
 お客様(患者さん)から、
 元気をいただけることです。
 自分も歳をとったら、
 あんな素敵なご婦人になりたいなぁ~
 というような方にめぐり会えることです。
 決して、お金だけではありません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科の診療開始は
 11:00です。
 早い職員は10:00前には出勤してくれます。
 繁忙期以外は、
 19:30前に帰ることもできます。
 一ヵ月の実働時間は
 150~160時間程度です。
 日勤者が7:00に出て、
 看護計画を立てて帰るのが
 20:00過ぎになる総合病院とは
 大きく違います。
 自分もキレイになりたい方は
 是非応募してください。
 お電話をお待ちしております。

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院長の休日

秋分の日

 今日は秋分の日です。
 平成20年4月から、
 祝日を休診とさせていただきました。
 理由はいくつかありますが、
 一番大きな理由は職員確保の難しさです。
 クリニックを開業してみると…
 一番難しいのが、
 優秀な人材の確保です。
      ■         ■
 ありがたいことに、
 一番長い人は、
 もう4年近く勤務してくれています。
 私の宝物です。
 最初のうちは、
 お客様も少なかったので、
 少人数でも対応できました。
 今は、おかげさまで、
 毎日ある程度、
 一定数の方にいらしていただいています。
      ■         ■
 私たちのような、
 美容形成外科は、
 医業の中でも究極のサービス業です。
 いらしていただくのは、
 患者さんではなく、
 お客様です。
 サービスのレベルを落とさないように、
 いらしていただいたお客様に、
 満足していただけるようにするには、
 できるだけ決まったスタッフで、
 丁寧に対応するのが一番です。
      ■         ■
 週休2日で、週40時間労働を維持するには、
 木曜日以外の休日を作る必要があります。
 そのため、
 祝日は休診とさせていただきました。
 ハッピーマンデー制度と振り替え休日により、
 月曜日が祝日となるのが
 2008年では15回の祝日のうち
 8回にもなります。
 月曜日がお休みの方には、
 大変申し訳ございません。
      ■         ■
 1.元日
 2.成人の日
 3.建国記念の日
 4.春分の日
 5.昭和の日
 6.憲法記念日
 7.みどりの日
 8.こどもの日
 9.海の日
 10.敬老の日
 11.秋分の日
 12.体育の日
 13.文化の日
 14.勤労感謝の日
 15.天皇誕生日
      ■         ■
 土日月と3連休が続くと、
 一番忙しいのが、
 土曜日の手術です。
 その前の金曜日と
 日曜日も手術はありますが、
 さすがに月曜日の手術は少なくなります。
 これも祝日を休診日にした理由の一つです。
 ふだんは日曜日も出勤してくれるスタッフも
 祝日はゆっくり休んでもらっています。

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医療問題

病院の食事

 病院に入院すると、食事が出されます。
 この病院の食事…
 大部分の方は、
 病院が食材を選んで、
 病院の職員が…
 手づくりで作ってくれている…
 と思っていませんか?
      ■         ■
 病院が出してくれるのだから、
 安全性にも十分に配慮して、
 国産の食材を使って、
 変なものが混じっていないか?
 病院の検査室でしっかり検査して、
 一番、安全で確実な食事だと…
 思っていませんか?
      ■         ■
 家で誰かが病気になったとします。
 そうすると、
 早く快くなってね!
 という願いをこめて、
 本人が一番好きそうな…
 一番栄養がありそうな…
 そんなものを作って食べさせてあげる…
 これが、ごくふつうの家庭だと思います。
      ■         ■
 昔~むかし~の病院には、 
 食事がありませんでした。
 炊事場があって、
 そこで家族が作って
 食べさせていた時代もあったようです。
 健康保険で食事が出るようになって、
 基準給食という方式になりました。
 国が認めた基準の食事を出していれば、
 給食費を徴収してもよろしいですよ。
 というやり方です。
      ■         ■
 この給食費が、安いのです。
 食材が値上がりして、
 職員の人件費も値上がりしても、
 給食費は上がっていません。
 実は、もう20年近くも前から、
 病院の食事(給食といいます)は
 外注になっています。
 病院の中で調理はしていますが、
 給食を作ってくれる人も
 食材を選ぶ人も
 すべて外部の委託業者です。
      ■         ■
 外注することにより、
 病院は食事のコスト管理が容易になります。
 残念なことですが、
 安全性よりも、
 まず価格になります。
 病院の検査室には、
 食材を検査する設備も決まりもありません。
 もちろん、委託業者の人でも
 丁寧に一生懸命に作ってくれています。
      ■         ■
 私も中国製の牛乳や乳製品が
 化学物質メラミン汚染されていて問題になった、
 日清医療食品(東京)の給食を食べました。
 カップラーメンの日清食品とは関係のない会社です。
 病院の給食は医師による検食(けんしょく)
 が義務づけられています。
 当直の時に食べて
 外注された食事でも、
 私は美味しいと思いましたし、
 怪しげな食材はなかったと信じています。
      ■         ■
 ただ、国が医療費や給食費をケチると…
 病院に入院して出される食事は
 どんどん怪しくなります。
 私は、さくらんぼさんのような、
 日本の農家の方が作った
 安心して食べられる食材を食べたいと思います。
 ある程度、高くても…
 安心して食べられる食べ物を
 信頼できる店で買うしかないと思います。
 でも病院に入院すると、
 選べないのです…
 国が決めた基準給食の規定には…
 国産の食材を使いなさいという
 決まりはありません。

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医療問題

医療機関の経営

 米国で大手証券会社
 リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが
 経営破綻したニュースが大きく報道されています。
 日本の医療機関(特に病院)の経営も
 かなりヤバイと思います。
 今年になってから、
 病院の運営に必要な、
 重油、灯油などの燃料。
 給食の材料となる、
 食材が大きく値上がりしています。
      ■         ■
 看護師は国が決めた政策で、
 大病院が大量に採用して、
 大幅に不足しています。
 医師も過重労働の病院を辞めて、
 自分で開業する人が増えています。
 看護師も医師もいないと…
 病院は病床というお金を稼いでくれる
 病室を閉鎖しなければなりません。
 病床を閉鎖すると…
 当然、病院に入る収入は激減します。
      ■         ■
 病院の収入は、
 診療報酬という国が決めた医療費で決まります。
 病院経営に必要な、
 重油や灯油などの燃料代。
 給食をつくる食材費。
 職員(特に看護師さん)の人件費。
 これらがすべて上がっています。
 あぁ、それなのに…
 病院に入る収入は減り、
 これでどうやって黒字にしろ!
 というのでしょうか?
      ■         ■
 昔は、大病院の院長職に就くと、
 『先生、院長ご就任おめでとうございます!』
 と言ったものです。
 今は、
 『先生、おつとめご苦労様です!』
 『身体に気をつけてくださいね』
 だそうです。
 定年前に院長職をお辞めになる先生も…
 いらっしゃるとか?
      ■         ■
 私たちのような診療所(クリニック)も
 経営は大変です。
 保険診療は診療報酬が増えません。
 自由診療は過当競争で、
 ダンピング合戦です。
 この5年間で最も値下がりしたのが
 二重まぶた埋没法の手術代金です。
 一番安いところは、9,800円です。
 うかうか、ぼんやりしていられません。
      ■         ■
 クリニックの特徴がないと…
 生き残れません。
 うちでしかできない…
 という手術や治療がなければ倒産です。
 私が得意とするのは、
 繊細で丁寧な手術です。
 簡単に、マネのできない手術なので…
 まだ、もう少し生きのびれそうです。

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医療問題

親にないしょ

 ワキガの手術を健康保険ですると、
 親にバレませんか?
 最近は少なくなりましたが、
 よくあるご質問の一つです。
 昨日も書きましたように、
 医療費のお知らせが来るので、
 どこのクリニックに、
 何日間通院して、
 その時の医療費総額がいくら?
 かということがわかります。
      ■         ■
 受診者氏名 
 医療機関名
 診療年月
 区分
 入院または通院日数
 医療費の額
 整理番号
 が記載されます。
 さくらんぼさんから
 山形県では毎月お知らせが来ると
 お伺いしました。
      ■         ■
 本間賢一
 医療法人札幌美容形成外科
 20年5月
 通院
 1日
 12,320円
 20-05 00372021
 といった具合に記載されます。
 大学病院や市立病院などの
 総合病院にかかった場合は、
 診療科名までは記載されていません。
 北海道大学病院
 通院
 と記載されます。
      ■         ■
 確かに、親に内緒で手術をしたい…
 という気持ちも理解できます。
 二重の手術とか…
 包茎の手術とか…
 親にも言いたくない手術はあります。
 ただ、ワキガの手術はどうでしょうか?
 親に言っても、
 『父ちゃんだって、ワキガだけど、生活に支障ない。』
 『こうやって、何十年も立派に生きてきている。』
 『お前、気にしすぎだ!』

 なんて言われるからでしょうか?
      ■         ■
 ワキガで悩んでいらっしゃる方には、
 親に話して、
 親に協力してもらって、
 手術を受けるようにお話ししています。
 HPにも書いていますが、
 ワキガ手術の後には安静が必要です。
 誰かに手伝っていただいて、
 洗髪などをしていただかないと、
 一人暮らしで両側同時に手術をすると大変です。
      ■         ■
 親にないしょで手術をしたいという気持ちは
 わからないではありませんが、
 ワキガ手術だけは、
 親に協力していただいて、
 手術を受けるようにお話ししています。
 ワキガ手術以外でしたら、
 自分一人でもなんとかできます。
 でも学生時代は、
 みんなお金がありません。
 親にないしょよりも、
 親に協力してもらう方が、
 ‘らく’だと思います。

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医療問題

医療費のお知らせ

 ‘医療費のお知らせ’という書類が
 北海道社会保険事務局事務センターから
 料金後納郵便(定形外の普通郵便)で
 医療法人札幌美容形成外科宛に送られてきました。
 従業員全員分の
 青い用紙に親展と印刷された
 医療費のお知らせが入っていました。
      ■         ■
 印刷されたお手紙が入っていました。
 事業主様
 社会保険事業の運営につきましては、日頃からご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
 さて、この度、健康保険並びに船員保険制度に一層の理解を深めていただくため、被保険者あてに医療費に関する通知を行うこととしました。つきましては、通知書を同封しますので、お手数ですが、ご本人にお渡しください。
 なお、通知書の内容には、個人の秘密に属する内容も含まれていますので開封しないで被保険者にお渡しいただくよう慎重な取り扱いをお願い申し上げます。
 また、被保険者に長期間お渡しいただくことができない場合には、その家族にお渡しくださるようご配慮ください。
 被保険者又はその家族にやむを得ない事情によりお渡しいただくことができないとき、あるいは退職しているときは、お手数でも当センターまで返戻いただくようお願いいたします。
  北海道社会保険事務局事務センター
 (北海道社会保険事務局保険課業務管理室)

      ■         ■
 医療費のお知らせは、
 ミシン目が入った封がしてあります。
 事業主に悪意がなければ、
 そのまま従業員に手渡されると思います。
 雇用関係が良好でない事業所だったら?
 もし、開封されてしまうと…
 過去一年分の通院記録がバレます。
      ■         ■
 診療内容まではわかりませんが、
 どこのクリニックに何年何月に
 何日間通院して、
 その医療費がいくらかかったかわかります。
 たとえば、
 ○○性病科という名前の
 クリニックがあったとします。
 たとえ、性病でなくても…
 通院したことを誰かに見られると、
 性病に罹った?と
 あらぬ疑いを持たれます。
      ■         ■
 本人の他に、家族の分も入ります。
 私の場合でしたら、
 息子がどこのクリニックにかかって
 その時の医療費がいくらかわかります。
 治療内容についてはわかりません。
 医療費の不正請求を防いだり、
 自分の医療費を知るための、
 システムですが、
 知られたくない人も多いと思います。
      ■         ■
 社会保険事務局は、
 事業主にまとめて送るのではなく、
 せめて個人宛に、
 封書で送って欲しいものです。
 それができないのでしたら、
 せめて、
 医療費のお知らせは不要です。
 送らないでください。
 という選択ができるようにすべきです。

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院長の休日

大雪高原沼めぐり

 今日は大雪高原沼めぐりをしました。
 ここは、知る人ぞ知る紅葉の名所です。
 私がお世話になっている、
 床屋さんのご主人、
 福原さんからも、
 何年か前に伺っていて、
 一度は行ってみたいと思っていた場所でした。
      ■         ■
 昨夜、宿泊した大雪高原山荘で、
 7:00から朝食を摂り、
 山荘のすぐ横にある、
 ヒグマ情報センターで
 説明を受けてから入山です。
 この情報センターでの説明は
 ヒグマに遭遇した場合の対処法。
 ヒグマと目が合った時の対処法。
 とにかくクマの被害に遭わないように…
 お兄さんたちが、パトロールしてくれていました。
      ■         ■
 息子に借りた、
 クマ除けの鈴を鳴らして
 (息子は釣り好きなので持っています)
 山道を進みます。
 旭岳登山ほどではありませんが、
 ‘沼めぐり’という…
 優しい言葉の響きとは裏腹に、
 かなりキツイ山道が続きます。
      ■         ■
 私は、中学時代に
 大夕張の山中を歩くのが好きだったので、
 山道は苦になりません。
 この沼めぐりには、
 ツアー客も多く、
 団体で年配者が山道を歩いていました。
 また、紅葉を撮りに、
 カメラマンがかなりいらしていました。
 何度もいらしていらっしゃる、
 リピターのカメラマンが多い印象でした。
      ■         ■
 帰りの車の中で、
 昨夜、根室管内標津町茶志骨の当幌川で、
 男性がクマに襲われ死亡したことを知りました。
 死因は左顔面骨折などによる失血死。
 亡くなられた男性の
 ご冥福をお祈りいたします。
      ■         ■
 私たち形成外科医が診るのが、
 顔面骨骨折です。
 私は直接、診察したことはありませんが、
 函館中央病院形成外科の先生が
 学会で発表なさったのを覚えています。
 クマによる顔面外傷は、
 重症例が多く、
 失明した方もいらしたと記憶しています。
 私たちは、
 クマの餌食にならず帰って来れました。


大雪高原の緑沼


大雪高原の高原沼

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