院長の休日
札幌市北3条広場開通
今日、2014年7月19日、
札幌市北3条通りにある、
札幌市北3条広場が開通します。
札幌美容形成外科のすぐ近くです。
窓からも見えます。
札幌の新しい観光名所として期待されています。
■ ■
昨日の北海道新聞の記事です。
札幌・北3条広場あすオープン
100メートルに赤れんが21万個
札幌市中央区の 道庁赤れんが庁舎 前の市道に江別産赤れんがを敷き詰めた歩行者専用スペース「札幌市北3条広場」が2014年7月19日、オープンする。演奏会や物産展などのイベントも開催でき、札幌市は「新たな憩いの場に」と期待している。
庁舎と札幌駅前通をつなぐ市道を再整備した広場は全長約100メートル、幅約27メートル。約21万個の赤れんがが、庁舎と広場の一体感を演出している。
隣接する「札幌三井JPビルディング」を建設中の三井不動産(東京)と日本郵便(同)が地域貢献事業として費用を負担し、市が整備した。事業費は非公表。
この区間は1924年(大正13年)、札幌で初めて近代舗装された道路で、れんがの下に当時使われた木製れんがをそのまま残して再整備した。市は「札幌の歴史も感じてほしい」と話している。
広場では7月19日~9月28日、札幌国際芸術祭(実行委主催)の関連事業などが開催。その後、一般への有料貸し出しを始める。
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
札幌駅前通りは、
地下歩行空間が開通してから、
めっきり人通りが少なくなりました。
地上に出ると、
緑も青空もあります。
たくさんの方にいらしていただきたいです。
医学講座
悪魔に魂を売る
私の院長日記に、
悪魔に魂を売るという言葉が、
何度か登場しています。
美容外科の売上
…という2007年1月24日に院長日記が最初です。
一番最近のは、
ひでーことしやがる
…という2014年1月30日のに院長日記です。
■ ■
そもそも、
私が開業しようと思ったきっかけの一つが、
帯広の美容外科でわきが手術を受けた患者さんでした。
帯広市医師会_医者のつぶやき
1996年頃に、
帯広市医師会の広報誌に投稿した文章です。
今ではネットでも読めないようです。
■ ■
開業して10年になります。
私が手術をしても、
左右差が出ることもありますし、
再手術になることもあります。
形が気に入らないと言われることもあります。
ストレスの多い仕事です。
100%満足は難しいです。
■ ■
最近思うことです。
まじ
やばい
美容外科
多すぎるべ。
昔から薄利多売で有名だった美容外科があります。
そこでワキガ手術を吸引法で受けて、
治っていない患者さんをたくさんみました。
■ ■
売り上げ減少のためでしょうか?
とんでもない価格を吹っかけられて、
最後に先生が出てきて、
100万円のを、
特別価格40万円にします。
さあすぐに手術をしましょう!
…と言われたという患者さんを何人か診ました。
これ以上、
悪魔に魂を売らないでください
…一人の美容外科医師としての言葉です。
医学講座
上手な学会発表をするために③
私が新人医師だった頃は、
上の先生から、
『本間先生、
この間の○○症例を今度の地方会で発表してください。』
…というよに、
先輩に言われて発表したものです。
やばいなぁ~
○○ってわかんないなぁ~
私も昔はできませんでした。
■ ■
北大形成外科では、
週2回のモーニングカンファレンス、
毎週火曜日夕方のカンファレンス、
週3回は医局でカンファレンスがありました。
大浦武彦先生が、
誰がどんな発表をするか決めていらっしゃいました。
■ ■
医局のカンファレンスで発表して、
先輩から厳しい質問がたくさんきて、
文献を調べて…
少しずつ知識を深めました。
札幌医大麻酔科で研修した時も、
カンファレンスが充実していました。
そこで発表して、
先輩から質問されて、
鍛えられました。
■ ■
学会発表をするには、
自分自身が勉強しなくてはなりません。
ひとつの疾患について、
一ヵ月も調べていると、
かなり知識が深まります。
昔は図書館に行かないと調べ物ができませんでした。
今はネットで医中誌(いちゅうし)
医学中央雑誌も調べられます。
■ ■
実際の発表で気をつけなければならないことがあります。
発表は話し言葉です。
【悪い例】
症例、59歳男性、
主訴、右頬部腫脹、
現症、1ヵ月前に気付き当科初診。
右頬部皮下に3×3センチの腫瘤触知。
【良い例】
症例は59歳男性です。
主訴は右頬部の腫脹で、
1ヵ月前に気付き当科を初診しました。
右頬部の皮下に3×3センチの腫瘤を触知しました。
太字のてをにはを、
よく吉田哲憲先生に指導していただきました。
■ ■
余談ですが、
超多忙な開業医の師長さんである、
まみ子師長さんが、
全国学会で発表されたり、
論文を執筆されたのは、
とても立派なことです。
日本熱傷学会でも、
なかなかまみ子師長さんのような看護師さんはいないです。
医学講座
上手な学会発表をするために②
はじめての学会発表は緊張します。
TVのアナウンサーだって、
最初は緊張しています。
はじめてTVやラジオで話すことを、
初鳴きというと、
聞いたことがあります。
プロでもはじめては緊張します。
■ ■
アナウンサーを目指す人はわかりませんが、
私たち医師になる人は、
一分間に何語話すとわかりやすいか?とか、
5分間の制限時間で話せるのは、
何語くらいが適当だとか?
そんな教育は受けません。
自分が発表する段階になって、
はじめて気付きました。
■ ■
私が参考にしたのは、
医学研究発表の方法
―よりよい学会発表・論文執筆のために―
草間 悟先生が書かれた本です。
いい本でした。
今ならネットで調べる方法もあります。
大切なことは、
声に出して練習することです
リハーサルです。
■ ■
まず発表原稿を作ります。
それを先輩にチェックしていただきます。
私はスライドを先に作ります。
昔、中学校の国語でやった、
作者は何を言いたいか?
…が明確にわかるスライドを作ります。
字数が多すぎてもダメです。
先輩のスライドがあれば、
それを参考にさせてもらうのも良い方法です。
■ ■
ただ原稿を読むだけではダメです。
自分が発表する疾患について、
よく勉強することです。
同じような症例は発表されていないか?
PubMedで検索する。
医学中央雑誌で検索する。
…それって何?という人は、
まずそこから勉強をはじめます。
ググるだけではだめです。
上手な学会発表は自分が成長するためです。
若い先生にがんばっていただきたいです。
医学講座
上手な学会発表をするために①
聴衆を飽きさせず、
わかりやすい発表をするのは難しいです。
有名大学の先生だから、
発表が上手だとも限りません。
内容がない発表は論外ですが、
わかりやすい言葉で、
はっきりと話すのは難しいです。
■ ■
カラオケと同じで、
マイクの使い方が下手だと聞こえません。
学会会場によっては、
マイクが壊れていることがあります。
主催者側は事前にチェックしますが、
それでも調子が悪いことがあります。
■ ■
はじめての学会や、
慣れない会場の時は、
学会の開始前に行って、
マイクのスイッチがあるか?
ワイヤレス?
ポインターはあるか?
そこまで確認することもあります。
■ ■
最近の発表はすべてパワーポイントです。
ほぼすべての学会は、
Windowsが標準です。
Macで発表される演者の方は
PCとコネクター、ケーブルをご持参ください
…と指定されることが多いです。
接続でトラブルになることもあります。
■ ■
学会がはじまる前に、
演壇の上に立ってみるといいです。
緑と赤のランプがあります。
制限時間の1分前に緑ランプ、
制限時間が来ると赤ランプ、
制限時間を越えるとブザーを鳴らすことがあります。
ブザーを鳴らす判断は、
会場の進行係りが決めます。
■ ■
大きな学会では、
携帯レシーバーを持っています。
学会本部と連絡を取って、
進行が遅れている時はブザーを鳴らします。
逆に時間に余裕がある時はブザーを鳴らしません。
座長席に、
制限時間厳守でお願いします
…と書かれていることあります。
■ ■
はじめての学会発表で、
制限時間の5分を守って、
しっかりとした内容の発表をすることは、
想像以上に難しいものです。
昔、発表スライドを忘れてしまって、
欠演になった先生もいらっしゃいました。
手術と同じで、
先輩からしっかり指導を受けないと失敗します。
若い先生にもがんばっていただきたいです。
医学講座
上手な学会発表をするために①
聴衆を飽きさせず、
わかりやすい発表をするのは難しいです。
有名大学の先生だから、
発表が上手だとも限りません。
内容がない発表は論外ですが、
わかりやすい言葉で、
はっきりと話すのは難しいです。
■ ■
カラオケと同じで、
マイクの使い方が下手だと聞こえません。
学会会場によっては、
マイクが壊れていることがあります。
主催者側は事前にチェックしますが、
それでも調子が悪いことがあります。
■ ■
はじめての学会や、
慣れない会場の時は、
学会の開始前に行って、
マイクのスイッチがあるか?
ワイヤレス?
ポインターはあるか?
そこまで確認することもあります。
■ ■
最近の発表はすべてパワーポイントです。
ほぼすべての学会は、
Windowsが標準です。
Macで発表される演者の方は
PCとコネクター、ケーブルをご持参ください
…と指定されることが多いです。
接続でトラブルになることもあります。
■ ■
学会がはじまる前に、
演壇の上に立ってみるといいです。
緑と赤のランプがあります。
制限時間の1分前に緑ランプ、
制限時間が来ると赤ランプ、
制限時間を越えるとブザーを鳴らすことがあります。
ブザーを鳴らす判断は、
会場の進行係りが決めます。
■ ■
大きな学会では、
携帯レシーバーを持っています。
学会本部と連絡を取って、
進行が遅れている時はブザーを鳴らします。
逆に時間に余裕がある時はブザーを鳴らしません。
座長席に、
制限時間厳守でお願いします
…と書かれていることあります。
■ ■
はじめての学会発表で、
制限時間の5分を守って、
しっかりとした内容の発表をすることは、
想像以上に難しいものです。
昔、発表スライドを忘れてしまって、
欠演になった先生もいらっしゃいました。
手術と同じで、
先輩からしっかり指導を受けないと失敗します。
若い先生にもがんばっていただきたいです。
医学講座
上手な学会発表をするために①
聴衆を飽きさせず、
わかりやすい発表をするのは難しいです。
有名大学の先生だから、
発表が上手だとも限りません。
内容がない発表は論外ですが、
わかりやすい言葉で、
はっきりと話すのは難しいです。
■ ■
カラオケと同じで、
マイクの使い方が下手だと聞こえません。
学会会場によっては、
マイクが壊れていることがあります。
主催者側は事前にチェックしますが、
それでも調子が悪いことがあります。
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はじめての学会や、
慣れない会場の時は、
学会の開始前に行って、
マイクのスイッチがあるか?
ワイヤレス?
ポインターはあるか?
そこまで確認することもあります。
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最近の発表はすべてパワーポイントです。
ほぼすべての学会は、
Windowsが標準です。
Macで発表される演者の方は
PCとコネクター、ケーブルをご持参ください
…と指定されることが多いです。
接続でトラブルになることもあります。
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学会がはじまる前に、
演壇の上に立ってみるといいです。
緑と赤のランプがあります。
制限時間の1分前に緑ランプ、
制限時間が来ると赤ランプ、
制限時間を越えるとブザーを鳴らすことがあります。
ブザーを鳴らす判断は、
会場の進行係りが決めます。
■ ■
大きな学会では、
携帯レシーバーを持っています。
学会本部と連絡を取って、
進行が遅れている時はブザーを鳴らします。
逆に時間に余裕がある時はブザーを鳴らしません。
座長席に、
制限時間厳守でお願いします
…と書かれていることあります。
■ ■
はじめての学会発表で、
制限時間の5分を守って、
しっかりとした内容の発表をすることは、
想像以上に難しいものです。
昔、発表スライドを忘れてしまって、
欠演になった先生もいらっしゃいました。
手術と同じで、
先輩からしっかり指導を受けないと失敗します。
若い先生にもがんばっていただきたいです。
医学講座
上手な学会発表をするために①
聴衆を飽きさせず、
わかりやすい発表をするのは難しいです。
有名大学の先生だから、
発表が上手だとも限りません。
内容がない発表は論外ですが、
わかりやすい言葉で、
はっきりと話すのは難しいです。
■ ■
カラオケと同じで、
マイクの使い方が下手だと聞こえません。
学会会場によっては、
マイクが壊れていることがあります。
主催者側は事前にチェックしますが、
それでも調子が悪いことがあります。
■ ■
はじめての学会や、
慣れない会場の時は、
学会の開始前に行って、
マイクのスイッチがあるか?
ワイヤレス?
ポインターはあるか?
そこまで確認することもあります。
■ ■
最近の発表はすべてパワーポイントです。
ほぼすべての学会は、
Windowsが標準です。
Macで発表される演者の方は
PCとコネクター、ケーブルをご持参ください
…と指定されることが多いです。
接続でトラブルになることもあります。
■ ■
学会がはじまる前に、
演壇の上に立ってみるといいです。
緑と赤のランプがあります。
制限時間の1分前に緑ランプ、
制限時間が来ると赤ランプ、
制限時間を越えるとブザーを鳴らすことがあります。
ブザーを鳴らす判断は、
会場の進行係りが決めます。
■ ■
大きな学会では、
携帯レシーバーを持っています。
学会本部と連絡を取って、
進行が遅れている時はブザーを鳴らします。
逆に時間に余裕がある時はブザーを鳴らしません。
座長席に、
制限時間厳守でお願いします
…と書かれていることあります。
■ ■
はじめての学会発表で、
制限時間の5分を守って、
しっかりとした内容の発表をすることは、
想像以上に難しいものです。
昔、発表スライドを忘れてしまって、
欠演になった先生もいらっしゃいました。
手術と同じで、
先輩からしっかり指導を受けないと失敗します。
若い先生にもがんばっていただきたいです。
医学講座
わかりやすい学会発表
先週土曜日の第30回北日本形成外科学会学術集会。
34の一般演題の中で、
私がいい発表だと感じたのが、
市立札幌病院形成外科の三浦隆洋先生です。
三浦先生は医師免許取得後3年目の若い先生です。
発表内容も良く、
パワーポイントの使い方が抜群でした。
■ ■
14.前立腺膿瘍から発症したと考えられる下肢ガス壊疸の1例
三浦隆洋、堀内勝己、七戸龍司、川嶋邦裕、吉田哲憲
(市立札幌病院形成外科)
症例は糖尿病を有する75歳の男性。左下肢痛と敗血症で当院救命救急センターヘ搬送された。 CTで左下肢筋肉内の広範囲ガス像と前立腺膿瘍を認めた。当日、左大腿部切断、前立腺膿瘍ドレナージ、膀胱皮膚瘻造設術を施行した。入院時の培養検査ではクレブシエラが検出された。その後、化膿性脊椎炎を併発したが、抗生物質の投与で軽快し退院した。前立腺膿瘍から下肢ガス壊疸に至った症例は珍しく、発症原因、治療経過等について報告する。
■ ■
上手な学会発表は難しいです。
後ろの席の人にも、
はっきりとわかるスライドを作るのは、
卒後何十年もたった先生でも下手な人がいます。
細かい字ばかりで、
さっぱりわからないスライドもあります。
■ ■
発表原稿をそのままスライドにして、
スライドを読むように発表する先生もいます。
そんなスライドは後ろの人には読めません。
発表内容を簡潔にまとめ、
理路整然と発表する能力が要求されます。
そこにスライドの色使いとか、
字の大きさや効果を入れると、
聴衆を退屈させません。
■ ■
三浦隆洋先生のパワーポイントは、
まず見やすくわかりやすかったです。
発表の進め方も上手でした。
私が新人医師だった頃、
一番指導が厳しかったのが、
先輩の吉田哲憲先生でした。
てをにはの入れ方まで厳しく指導されました。
私の想像では、
三浦隆洋先生は天性の芸術性に加えて、
市立札幌病院で厳しく指導された結果として、
素晴らしい発表ができたのだと思います。
これからも学会発表を続けてください。
ありがとうございました。
医学講座
熊による顔面外傷の医療コスト
2014年7月12日(土)に開催された
第30回北日本形成外科学会学術集会で
興味深かった内容です。
熊による顔面外傷の医療コスト
池村 巧、本多孝之、後藤 文、安岡智之、長尾宗朝、柏 克彦、小林誠一郎
(岩手医科大学形成外科)
岩手県では熊による顔面外傷の患者が毎年みられる。損傷の程度が大きければ専門的な創処置が必要となり全身麻酔下に複数の医師による数時間の手術となる。しかしながら骨折を伴わない症例の場合、手術コストは創傷処理およびデブリードマン加算のみの算定となる。今回、熊による顔面外傷の症例において時間、人員、器材等の医療コストを算出するとともに、今後の保険算定への提言を含めて報告する。
■ ■
岩手医科大学形成外科は、
日本でも歴史のある形成外科です。
東北地方で、
はじめて形成外科教授が就任され、
形成外科が標榜されたと記憶しています。
日本形成外科学会総会も開催されています。
■ ■
北国には、
北国特有の外傷があります。
熊による顔面外傷は悲惨です。
はっきり言って、
顔をぐちゃぐちゃにされます。
治すのは大変です。
形成外科医はいっしょうけんめい治します。
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岩手医科大学形成外科の池村先生によると、
形成外科専門医一名、
3年目の形成外科医一名、
研修医一名、
合計3人の医師が、
5時間もかかって手術をして、
請求できる手術代金は約2万5千円程度です。
これが国が決めた診療報酬です。
■ ■
どう考えても安すぎます。
同じくらいの時間と手間がかかる手術でしたら、
最低でもその10倍、
25万円程度の費用がふつうです。
私が経験した、
重症の顔面外傷、
私の顔を治してくださいの患者さんも同じでした。
池村先生のご発表を契機に、
顔面外傷の診療報酬を改定していただきたいと願っています。