院長の休日
道庁横のラベンダー2014
私が毎年楽しみにしているラベンダー。
道庁横のラベンダーを見ながら通勤しています。
今年は5月に異常とも言える高温があったかと思えば、
ここ数日は肌寒い日が続いています。
高温時期に一気につぼみが膨らんだラベンダーが、
低温でちょっとお休みしています。
■ ■
北海道新聞によると、
札幌も11日連続の降水で、6月としては2006年以来8年ぶり。
「えぞ梅雨」と感じるような天候となっている。
えぞつゆ
梅雨がないさわやかカントリー北海道にしては、
ちょっと異常な2014年の天候です。
2014年6月17日
道庁の池
医学講座
節税対策と不動産2014
私くらいの年代の医師なら、
一度はかかってきたことがあると思います。
『日本エスクードの宮本と申します。』
『先生の節税対策のために、』
『大阪、上本町のマンションを』
『特別にご案内いたします。』
『高い税金に困っていらっしゃいませんか?』
『先生、先生、先生』
■ ■
こんな電話がかかってきます。
会社名を言わないところや、
医療関係者を名乗るところもあります。
半分おどしのところもありました。
学会関係を名乗ることもあります。
他の先生と同じように、
私は電話に出ないことにしています。
■ ■
もし万一、
私が出てしまった時には、
節税対策するほどもうかってません。
赤字ですから。
もうかけないでください。
まだ仕事中です。
とにかく断ることにしています。
■ ■
♡節税対策♡には、
ちょっと心が動きます。
札幌北税務署さんごめんなさい。
私はしっかり納税しています。
脱税は医師免許取消しになります。
はっきり申し上げて、
若い先生に節税対策で不動産購入はすすめません。
不動産は価格が暴落することがあります。
大震災でマンションが倒壊すると
価値はゼロになり借金だけが残ります。
もし高い税金にお悩みでしたら、
たよりになるのはアトラス総合事務所です。
井上修先生が書かれた本が役立ちます。
医学講座
予定納税2014
昨日、札幌北税務署から納税通知書が届きました。
平成26年分所得税および復興特別所得税の予定納税額の通知書(一般用)です。
サラリーマンの方にはなじみがないと思います。
大学病院勤務の研修医の先生も、
大学教授の先生も、
民間病院の先生も、
外勤とか、
出張とか、
勤務先以外の病院から得た、
アルバイト収入のある人に来ることがあります。
■ ■
私たち開業医にも来ます。
毎年3月に確定申告をして納税をします。
簡単に説明します。
ある程度の金額の納税をすると、
あなたはこれだけの納税をしたのだから…
今年も結構なお金を稼ぎますよね…
だから…
税金もこれだけ納めておきなさい。
…というのが予定納税です。
■ ■
こんなことを言うと叱られると思いますが…
大学病院のお給料なんて…
教授職ですら…
大手企業に比べると少ないものです。
それを補ってくれるのが、
外病院の勤務とか、
関連病院への出張です。
教授職になると少し単価がUPします。
■ ■
外で稼ぐお金が多ければ多いほど…
確定申告で払う税金が多くなります。
稼いだお金はしっかり申告しないとペナルティが来ます。
税務署は厳しいですょ。
一箇所でも抜けると…
修正申告をしなくてはならなくなります。
源泉徴収票を紛失してもダメです。
給与を支払った病院側はしっかり税務署に届けています。
電子申告なのでごまかせません。
■ ■
平成26年予定納税の納期は、
第一期分が平成26年7月31日
第二期が平成26年12月1日です。
地方税の納期は
第1期分が平成26年6月30日
第2期が平成26年9月1日
第3期が平成26年10月31日
第4期が平成27年2月2日です。
ほぼ毎月税金を納めなくてはなりません。
■ ■
予定納税と地方税のために、
アルバイトで稼いだお金はしっかり貯金しておきましょう。
わからないことは、
直接税務署に聞きましょう。
税務署が怖い先生には、
アトラス総合事務所をおすすめします。
公認会計士の井上修先生が書かれた本も役に立ちます。
ネット時代の会計事務所です。
院長の休日
さくらんぼをいただきました2014
山形のさくらんぼさんから、
今年もさくらんぼをいただきました。
♡宝石♡のようなさくらんぼです。
2008年からの記録が残っています。
毎年、ほんとうにありがとうございます。
さくらんぼさんと知り合ってから、
果物作りの大変さが理解できました。
■ ■
昔の院長日記を読んでみると、
札幌美容形成外科の変遷がわかります。
私もとしをとりました。
今年は還暦です。
毎年パワーが落ちていきますが、
洗濯機も買い換えたので、
あと10年は体調に気をつけてがんばります。
みなさまの♡ご支援♡♡ご声援♡に感謝しています。
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
もう7年間も毎年いただき、
ほんとうにありがとうございます。
職員一同感謝しております。
昔の記憶
お父様が急逝
知り合いの先生のお父様が急逝されました。
衷心よりご冥福をお祈りいたします。
FBで知りました。
たくさんの先生がFBでコメントされています。
盛業中の先生です。
たくさんの患者さんが予約していらっしゃいます。
今日は診療をなさるとのこと、、
さぞ大変だと思います。
■ ■
医者は親の死目に会えないと言われています。
私も親の死目に会えないかも?です。
形成外科医は、
臨終の場面に立ち会うことは少ないです。
美容外科医はもっと少ないと思います。
親の旅立ちに立ち会えないのは、
親不孝かもしれません。
■ ■
私が親の立場だったら、
『先生や看護師さんによくしてもらっているから、』
『無理して来なくてもいいょ。』
『ドナーカードに書いてあるから…』
『(使える)臓器はすべて提供して…』
…と言うでしょう。
臨終前に言えるといいですが…
言えないかもしれません。
■ ■
お父様が急逝された先生は、
とても優秀な先生です。
どんなお父様だったかは存じませんが、
きっとお嬢様の成長を喜んでいると思います。
お孫さんもいらしたようです。
お孫さんがそばにいてくれると嬉しいと思います。
きっとやさしいおじいちゃんだったと思います。
心からご冥福をお祈りしています。
院長の休日
私の床屋さん2014
今日の札幌は時々大雨。
北海道地方は大雨の影響で、
札幌⇔函館間のJRが一日運休。
室蘭方面へのJRも運休しています。
被害が出ないことをお祈りしています。
山形は大丈夫でしょうか?
■ ■
私は休診日だったので床屋さんに行きました。
実は…
2年前の4月から、
床屋さんが変わりました。
私の床屋さん歴です。
高校生の時から、
47歳くらいまで…
約30年近くも、
西区八軒の『むつみ』さんという
理容室にお世話になっていました。
加藤さんという、
とても真面目なおじさんでした。
■ ■
残念なことに、
ご主人が病気で他界されてしまいました。
家族のようなお付き合いをさせていただいていました。
ご主人と奥様の2人で
経営なさっていらっしゃいました。
おじさんが亡くなった時には、
火葬場まで行って、
骨も拾わせていただきました。
ほんとうに、いいおじさんでした。
結婚式の前日にもお世話になりました。
■ ■
その後、
札幌市西区琴似にある福原さんという
理容室でお世話になりました。
福原さんは、
ご夫妻と息子さん、
従業員のお兄ちゃん、
4人で、
椅子3台の理容室です。
今は息子さんの代になっています。
■ ■
福原さんでお世話になっていたのですが、
2年前の4月、
学会前にどうしても髪を切ってもらいたくて、
日曜日の仕事が終了してから、
大急ぎで福原さんへ行きました。
残念なことに、
日曜日は閉店時間が1時間早く、
お店が終了していました。
■ ■
困ったなぁ~
学会なのに…
髪が伸びて嫌だなぁ~
…と思ってとぼとぼ歩いていました。
偶然見つけたのが、
今お世話になっている、
ヘアーアップスさんでした。
■ ■
ここは元のイトーヨーカードーにできた商業施設、
5588KOTONI(ごーごーはちはち琴似)の一階にあります。
富士メガネの前です。
昔、日本旅行が入っていた場所でした。
福原さんより安い床屋さんです。
失礼ながら…
安いのに大丈夫かなぁ~?
…とちょっと心配でした。
■ ■
ところが、
安いのに…
1時間もかけて丁寧に散髪してくださいました。
仕上がりも上手でした。
かみそりの当てかたも上手でした。
何より便利だったのが、
予約制で待たなくてもよい。
これが助かりました。
福原さんごめんなさい。
2年前から5588の床屋さんにお世話になっています。
今日もとてもさっぽりしました。
堀越さんに感謝しています。
医学講座
うさんくさい美容整形
第102回日本美容外科学会(JSAS)③
サフォクリニック白壁征夫先生の特別講演
日本における美容外科の歴史で印象に残ったのが、
日本ほど、
不適切な注入が行われた国はない
…という先生のお言葉です。
■ ■
確かに…
戦後の混乱期ということもあるでしょうが、
パラフィンなど、
注入してはいけない異物を…
♡安全ですぅ…♡
…と注入された例がたくさんあります。
私が子どもの頃に、
有名な俳優さんの顔が変形した記憶があります。
■ ■
♡美容♡
…の2文字がついただけで、
何となく
うさんくさい
…と思われます。
美容整形、
美容形成、
美容皮膚科、
美容内科、
どこを信用していいのかわかりません。
■ ■
美容外科大国の韓国。
ソウル市に住む韓国の人が、
たくさんありすぎて、
どこの美容外科にかかっていいのかわからない。
韓国でも、
不適切な治療で悲惨な結果になる例があります。
言葉が通じない日本人が、
韓国で手術を受けるのは大変です。
■ ■
日本形成外科学会専門医でも、
手術が下手な先生がいます。
現在の専門医試験には、
実技試験はありません。
ほんとうに手術が上手か?わかりません。
私が美容外科を標榜するようになって10年以上になりました。
これからも、
うさんくさくない美容形成を目指します。
医学講座
ちょっとした会話からの発想
昨日の院長日記、
第102回日本美容外科学会(JSAS)③
…で白壁征夫先生の特別講演のことを書きました。
白壁先生は、
1986年に米国美容外科学会で
「東洋人のためのフェイスリフト手術」で
ウォルター・スコット・ブラウン賞を受賞されました。
すごいことです。
■ ■
SMAS法(すます法)という、
今では常識となっている筋膜を引き上げる手術法です。
東洋人にSMAS法をはじめて応用したのが、
白壁征夫先生です。
先生が海外の学会に出席した時、
たまたまコーヒーショップで同席した先生に、
SMAS(すます)のことをお聞きしたそうです。
■ ■
日本人に応用して…
発表してもよろしいですか?
…と白壁先生がお聞きしたところ…
どうぞどうぞ
…とお許しをいただきました。
日本に戻って積極的に手術を行い、
発表した結果が受賞につながりました。
■ ■
アイデアを盗んだわけでもなく、
堂々とお許しをいただいて、
実際に手術を行って、
発表し、
受賞です。
実に素晴らしいことです。
■ ■
白壁先生は講演中に、
まさか日本人でSMASをするとは…
思わなかったのでしょうね…
…と話されていました。
学会に参加すると、
他の先生と友だちなることができます。
ちょっとした会話から、
新しい発想が生まれることがあります。
若い先生にも学会に参加されることをおすすめします。
毎日同じことの繰り返しでも、、、
何かを考えることで新しい発想が生まれます。
医学講座
第102回日本美容外科学会(JSAS)③
雨の東京から札幌へ戻りました。
北海道も小雨でした。
よさこいの最終日でした。
一週間に2回も上京は、
はっきり言って疲れました。
ビジネスマンはすごいなぁ~。
チェーン店の先生で移動するのはすごいなぁ~。
…と思って飛行機で爆睡していました。
■ ■
今回の学会で一番印象に残ったのは、
サフォクリニック白壁征夫先生の特別講演でした。
日本における美容外科の歴史
白壁征夫先生のお父様は、
大阪で白壁美容外科を開業していらっしゃいました。
関西で、
美容整形といえばしらかべ先生でした。
■ ■
白壁征夫先生によると、
もともと美容整形は、
目は眼科、
鼻は耳鼻科でした。
戦前からあったそうです。
終戦後に、
戦地から戻ったお医者さんが、
美容整形医になった時代もありました。
■ ■
戦争では、
衛生兵と呼ばれる人が、
医師の代わりに手術をしたこともあったようです。
その衛生兵が、
やみで美容整形をしたのもあったそうです。
昔から、
手術前の不安
失敗したら?
…という懸念がありました。
昔のパンフレットも見せてくださいました。
■ ■
2004年10月軽井沢で第27回日本美容外科学会が開催されました。
会長が白壁征夫先生でした。
台風の影響で飛行機が飛ばず、
しかも軽井沢だったため、
全員必死の思いで学会へ行きました。
とても実りの多い学会でした。
この第27回日本美容外科学会で、
形成外科系としてはじめて、
高須クリニックの高須克弥先生と
当時の聖心美容外科総院長の山川雅之先生を招かれたのが、
白壁征夫先生です。
■ ■
はっきり言って、
形成外科医より、
美容整形出身の先生が症例数が多いです。
経験豊富な先生も多いです。
私は今でも、
2つの日本美容外科学会が仲良くなれるといいと願っています。
両方の学会に出席しているのは、
どちらの学会に出ても得るものがあるからです。
いつの日か2つの日本美容外科学会が一つになってほしいです。
医学講座
第102回日本美容外科学会(JSAS)②
2014年6月7日(土)東京は雨でした。
2014年6月8日(日)も雨です。
JSASの学会運営は、
長い間、高須克弥先生が担当なさってくださいました。
残念なことですが、
昨年から高須先生のお姿がありません。
参加者も少なくなった気がします。
■ ■
形成外科系の美容外科学会とはちょっと違います。
昨日のあるチェーン店系の先生のご発表、
聞いていてちょっとなぁ~?
…と思うものがありました。
今回我々は、患者満足度の極めて高い、○○二重術、○○法を完成した。
…と抄録に書かれていました。
■ ■
発表後に座長から、
先生の発表には、具体的な手術法がありませんでした。
手術法について説明してください。
…と発言がありました。
別の先生は、
その方法は、
私たちが考えて、先生に教えた方法です。
…と猛然と抗議されました。
■ ■
私が聞いていて、
猛然と抗議した先生が言っていることがほんとうだと感じました。
このような議論は、
形成外科系美容外科学会では聞けないものです。
競争の厳しさを感じました。
こちらの学会でも、とても丁寧に、
正直に発表される先生が大部分です。
私が聞いていて勉強になる発表もあります。
■ ■
腋臭症に関する発表の後で、
他の先生たちと会場で話しました。
患者さんからのクレーム。
他のクリニックで最新機器で治療を受けても、
やっぱり臭うと来院される患者さんのこと。
○○という機器では、
やっぱり臭いがなくなりませんね。
…など本音の会話ができます。
JSASに参加する意義はこうした本音の会話です。
実際に困っていることを他の先生と正直に話せるのが、
JSASのいいところです。