院長の休日
私の夏休み2015
昨年から私も6日間の夏休みをいただいています。
美容外科の先生だから、
夏休みは豪華に海外旅行?
…と想像される方はいらっしゃいますか?
FBで見ると、
家族で海外旅行の先生も多いようです。
私は家族で北海道の温泉です。
それも一泊だけです。
■ ■
夏の北海道ほど、
快適なところはありません。
昨日の北海道新聞には、
ニセコひらふに長期滞在型コンドミニアムが多数建設され、
暑い東京から、
月単位でいらっしゃる富裕層が増えていると報道されていました。
景気が悪い北海道にとって、
ありがたいことです。
■ ■
北海道の釧路は、
夏でもエアコンが不要なくらい涼しい都市です。
釧路市では、
冷涼な気候を生かして、
長期滞在型をしてくださる方を歓迎しています。
新しい形のビジネスモデルと紹介されています。
とにかく夏の北海道は快適です。
■ ■
私が好きなのは、
富良野から大雪山にかけてです。
もうラベンダーは終わっていますが、
山と花が好きなので今年も富良野です。
残念なことに、
今年は天気が悪く小雨でした。
それでも大満足でした。

医学講座
ヒアルロン酸注入への工夫2015
美容目的の治療で、
鼻が壊死になったり、
失明してしまうと大変です。
航空機事故と同じで、
事故は絶対に起こしていけないし、
同じような事故の再発防止が大切です。
残念なことですが、
航空機事故に比べて
医療事故の再発防止策は不十分です。
■ ■
2015年10月から日本医療安全調査機構による、
医療事故調査制度がはじまります。
美容医療に関しては、
おそらく原因解明が不十分で、
同じような事故が起こる可能性があります。
事故は隠されて、
被害者も公開されることを望みません。
私、美容整形で鼻が壊死になった
…なんて誰も他の人に知られたくありません。
■ ■
私がいろいろな学会によく参加するのは、
長年の付き合いで、
いろいろな先生から、
たくさんの情報を収集する目的があります。
企業秘密はなかなか教えてもらえませんし、
事故の情報もわかりません。
学会でちょっとした立ち話しから、
とても有意義な情報を得ることもあります。
■ ■
ヒアルロン酸を注射して、
もし副作用で失明でも起こしたら、
私のような個人経営のクリニックは倒産です。
自分自身が立ち直れなくなります。
ですから、
札幌美容形成外科では、
少しでも副作用を少なくするために、
さまざまな企業努力をしています。
■ ■
メーカーが推薦する方法が、
必ずしも100%安全とは限りません。
一つでも多くの副作用例を見て、
どうしてこんなことになったのだろう?
どうやったら防げるのだろう?
…と毎日考えることが大切です。
厚生労働省が認可した製品だからといって、
実際に事故が起きたら医師の責任です。
交通事故と同じで、
毎日事故を起こさないように注意して注意して、
慎重に診療を行っています。
医学講座
安全なヒアルロン酸注入法2015
私の院長日記は、
同業の先生にも読んでいただいています。
ヒアルロン酸は、
正しい使い方をすると♡安全♡です。
厚生労働省が承認する時に、
使い方を監修するのは、
役所のお役人ではなく、
実際に臨床試験を担当した医師です。
■ ■
現在日本で承認を受けている美容外科向けヒアルロン酸製剤は、
2014年3月に承認を受けた
アラガン・ジャパン株式会社の
ジュビダームビスタと
2015年6月に承認を受けた、
ガルデルマ株式会社の
レスチレン リド
2社の製品です。
■ ■
ヒアルロン酸の性状によって、
ジュビダームシリーズが4種類
ジュビダームビスタ ウルトラ
ジュビダームビスタ ウルトラ XC
ジュビダームビスタ ウルトラ プラス
ジュビダームビスタ ウルトラ プラス XC
レスチレンシリーズが2種類
レスチレン パーレン リド
レスチレン リド
合計6種類が販売されています。
■ ■
どの製品も、
使用目的又は効果として、
本品は、真皮中間層から深層に注入し、
中等度から重度の顔面の皺(ほうれい線等)の
矯正及び整容を目的とする。
なお、口唇、眼瞼への使用及び隆鼻術等の
形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない。
つまり、
ほうれい線等で、
真皮中間層から深層に注入が安全と書いてあります。
■ ■
ヒアルロン酸によって起こる皮膚の壊死は、
誤って血管内に注入してしまったり、
血管の周囲に注入してしまって、
血液が流れなくなるからです。
ほうれい線の近くにも、
鼻翼(小鼻)に行く血管があります。
この血管の中に間違って入れると、
鼻翼(小鼻)が壊死になります。
一度壊死になると元に戻りません。
■ ■
厚生労働省が認可した、
ほうれい線治療を目的とした、
真皮中間層から深層に注入でも、
ちょっと間違うと危険です。
私たち形成外科医は、
顔の血管解剖を熟知しています。
どこに注射すると危険なのかよく知っています。
なんちゃって美容外科医は知りません。
■ ■
医師免許を取得するには、
解剖学を勉強して、
人体解剖も経験します。
ところが、
大部分の医学生は、
細かい顔面の血管解剖は知りません。
骨の穴の名前とか、
どの神経が通るとかは試験のヤマなので覚えます。
でも顔の血管は解剖学の先生でも、
太い血管しかよくわからないのが現実です。
■ ■
下の写真は韓国の鼻の名医、
Jung先生の症例です。
私なら、
どうしてこんなことになったのか、
原因はだいたい想像がつきます。
ふつうの人が知らないだけで、
日本でも似たような事故が起きています。
ちょっと美容整形でほうれい線をなおしてもらおうと思って、
こんな鼻になったら大変です。
クリニックや病院を選ばないと、
取り返しがつかないことになります。
厚生労働省が認可した部位でも危険なことがあります。

注入剤によって壊死になった鼻
医学講座
ヒアルロン酸による血管閉塞
2015年8月15日の院長日記、
ヒアルロン酸は100%安全か?に、
メーカーの添付文書にある、
血管内への誤注入又は局所的血管圧迫
壊死又は潰瘍かいよう
視覚障害、失明、脳梗塞
鼻形成術や他の整形手術を受けた患者が
リスクが高い
…ということをご紹介しました。
■ ■
大手美容外科のHPを見ても、
どこにもこんなことは書いてありません。
【謹告】
当院で鼻を高くする目的で、
注入治療を受けた患者さんが、
鼻が壊死になってしまいました。
そのため鼻の注入治療を今後は行いません。
…なんてことはHPにも載せません。
■ ■
残念なことですが、
現実には起きています。
注入治療なら、
手術じゃないから、
若い先生だって大丈夫じゃん、
安いほうがいいょ、、、
なんて考えてはいけません。
事故が起きてからでは遅いのです。
■ ■
牛コラーゲンを使った注入治療では、
今ほど壊死や失明が問題になってはいませんでした。
私の記憶が正しければ、
Zyplastザイプラストという、
吸収されにくいコラーゲンが開発され、
それを眉間に注射した時に、
注射部位が壊死になったというのが、
注入剤による壊死や潰瘍形成の最初です。
■ ■
私の推測では、
コラーゲンの粘土や粒子が変わって、
それまでより、
血管に間違って入る率が上がったのだと思います。
それほど多い副作用ではありませんでしたが、
ヒアルロン酸製剤の普及により、
コラーゲンは市場から消えました。
■ ■
ヒアルロン酸は、
美容外科だけではなく、
眼科でも、
整形外科でも使われています。
ごくまれにアレルギー反応が出るという報告はありますが、
私自身では経験したことはありません。
ヒアルロン酸で、
血管閉塞が起きるようになったのは、
深い部位へ、
より多くのヒアルロン酸を注射するようになってからです。
■ ■
形成外科医は、
顔の血管や神経を、
いやというほど勉強します。
外傷患者さんでは、
血管を処理しなくては止血ができません。
神経損傷の患者さんは、
神経を探して縫合します。
悪性腫瘍の再建では、
血管を出して血管吻合もします。
■ ■
顔面の腫瘍を切除した後や、
鼻を再建する時などは、
皮弁ひべんという手術手技を使います。
皮弁が壊死になったら大変なので、
細い血管を損傷しないように注意して手術をします。
私たちはドップラー血流計というのも使いました。
顔面の血管走行を知らないで、
ただシワにだけヒアルロン酸を注射しようとすると、
とんでもないところが壊死になります。
何度も言いますが、
注入は簡単ではありません。
しっかりとした先生に治してもらってください。
医学講座
コラーゲンのアレルギー反応
私がコラーゲンの臨床試験を担当した30年前まで、
ヒトの体内に♡安全♡に注入できる材料はありませんでした。
大浦武彦先生が学会長なさった、
1986年の第29回日本形成外科学会(札幌)で、
大浦先生が自らコラーゲンの発表をされました。
狭い会場でしたが、
立ち見ができるほど多くの先生が集まりました。
■ ■
米国のベンチャー企業が、
牛のコラーゲンを製品化しました。
ザイダームZydermという商品名でした。
牛のコラーゲンから作ったので、
約3%の人にアレルギーが出ます。
皮内テストという、
ツベルクリン反応のように、
少量のコラーゲンを皮膚に注射するテストが必要でした。
■ ■
この皮内テストをして、
4週間様子をみて、
アレルギーがない人だけに注射をしました。
米国企業から送られた、
膨大な論文を読みました。
大部分がアレルギーに関する論文でした。
美容目的に使うコラーゲンで、
アレルギーが出たら大変です。
3%の人が合わないというのは結構な高リスクです。
■ ■
コラーゲンは、
それまで治療が難しかった、
眉間のしわや、
額のしわに効果的でした。
臨床試験の患者さんがいなかったので、
自分の母親にも注射しました。
眉間のしわがみごとに治りました。
当時私は30歳で、母親が58歳でした。
当院HPの眉間のしわは私の母親です。
■ ■
うちの奥さんは28歳でした。
まだ若くてきれいでした。
28歳の奥さんが、
私も目のしわを取りたいと言いました。
今だったら、
28歳の女性のしわは絶対に取りませんが、
コラーゲンの臨床試験に参加してくれる人もいないので、
うちの奥さんのしわも治療しようということになりました。
■ ■
マニュアル通りに、
左前腕にツ反のように皮内テストをしました。
残念なことに、
うちの奥さんは皮内反応が陽性でした。
コラーゲンを注射したところが、
蚊に刺されたように真っ赤になりました。
奥さんはがっかりしていました。
それ以上に困ったことが起こりました。
■ ■
蚊に刺された赤味は、
せいぜい数日で消えます。
ところが、
奥さんの腕の赤味は、
いつまで経っても消えませんでした。
コラーゲンは注射できないは、
腕には赤い発赤は残るは、
赤いところは痒いは、
【怒】奥さんの怒り【怒】は相当なものでした。
■ ■
結局、約半年くらいはうっすらと赤味が残りました。
それ以来、
私は皮内テストを、
上腕内側の目立たない部位にするようにしました。
もちろん研究会でも発表しました。
私は奥さんから、
赤味が消えるまで、
ず~っと文句を言われることになりました。
美容目的で使う製品は100%安全でなければ、
大変なことになると身をもって体験しました。


母親の眉間のしわです
医学講座
ヒアルロン酸は100%安全か?
私は日航ジャンボ機の墜落事故が起きた30年前に、
北大形成外科でコラーゲン注入剤の臨床試験を担当しました。
米国のベンチャー企業が牛コラーゲンを製品化し、
それを日本で承認を取るためです。
臨床試験の責任者が、
北大形成外科の大浦武彦先生でした。
■ ■
北大形成外科、
東大形成外科、
京大形成外科、
…という国立大学の形成外科が担当しました。
米国では美容目的に使われていたコラーゲン注入剤ですが、
当時の厚生省は美容目的に使うことを禁止して認可しました。
実際には美容目的で多く使われていました。
■ ■
最近、札幌美容形成外科でも使っている、
レスチレンというヒアルロン酸製剤が認可されました。
以前から認可されている、
ジュビダームという製品と合わせて、
2つの会社から、
美容目的に使えるヒアルロン酸が販売されています。
ネットで添付文書や注意書きも読めます。
■ ■
大手美容外科の広告を見ると、
ヒアルロン酸は100%安全と誤解するような表現があります。
実際の添付文書には次のように書かれています。
重大な有害事象
血管障害
血管内への誤注入又は局所的血管圧迫の結果、
白変、変色、水疱様の事象、壊死又は潰瘍として現れる
注入部位又は血流の供給を受けている部位の虚血が生じることがある。
ごくまれに遠位部の塞栓による虚血が
一過性の視覚障害、失明、脳梗塞につながることがある。
鼻形成術や他の顔面手術を受けた患者では
局所の血管系の変化により、
こうした事象を生じるリスクが高い。
■ ■
大手美容外科の広告とはえらい違いです。
過去に整形を受けた人が高リスクです。
壊死や潰瘍はたまにあります。
めったにありませんが、
視覚障害(視力低下)や失明も、
他の製剤で起きたという報告があります。
ですから、
札幌美容形成外科ではまぶたなど、
目の近くにはヒアルロン酸を注入していません。
■ ■
厚生労働省が認可したのは、
使用目的又は効果
本品は、真皮中間層から深層に注入し、
中等度から重度の顔面の皺(ほうれい線等)の矯正及び整容を目的とする。
だけです。
なお、口唇、眼瞼への使用及び
隆鼻術等の形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない。
…としっかり書いてあります。
血管解剖を知らない、
なんちゃって美容外科医や、
なんちゃって美容皮膚科医に、
安易にヒアルロン酸注射を受けるのは危険です。
医学講座
抗原と抗体
B型肝炎ワクチンの話しや、
感染症についての話しになると出てくる、
抗原こうげんとか
抗体こうたいという言葉が難解です。
こういう言葉が出ただけで、
昔の生物のテストを思い出して、
アレルギー反応が出る人がいます。
■ ■
このアレルギーも、
抗原と抗体の免疫反応です。
私も苦手でした。
抗原こうげんと
抗体こうたいは、
字で書くと似ているのに、
まったく別のものです。
■ ■
英語でも、
抗原こうげんAntigen
抗体こうたいAntibody
…と似ています。
覚えてしまえば簡単ですが、
免疫反応と聞いただけで、
拒否反応を示す人もいます。
この拒絶反応も免疫なのです。
■ ■
私はとても幸運なことに、
免疫学が得意です。
理由は札幌医大の学生だった時に、
菊地浩吉先生という、
免疫学の大家から、
直接、講義を受けたからです。
菊地先生は当時、札幌医大第一病理の教授で、
のちに札幌医大学長に就任された先生です。
■ ■
私が学生だった頃、
菊地先生が医科免疫学という本を出版されました。
表紙が赤だったので、
赤本あかほんと呼ばれました。
この本が、
医学書としてはベストセラーになりました。
菊地先生の講義はおもしろく、
居眠りをする学生もいませんでした。
■ ■
本題に戻ります。
抗原こうげんAntigenは、
免疫反応の原因となる物質です。
肝炎だと肝炎ウイルスが抗原です。
抗体こうたいAntibodyは、
原因となる物質に対して、
からだが反応してできる物質です。
体でできるので、
抗体こうたいAntibodyと覚えましょう。
■ ■
ワクチンを接種すると、
体が反応して抗体ができます。
この抗体が、
ウイルスから体を守ってくれます。
北里柴三郎の時代から、
日本は血清療法など、
免疫を利用した研究で世界をリードしていました。
抗原こうげんAntigen
抗体こうたいAntibody
…を覚えておいてください。
医学講座
肝炎感染の危険性
昨日の院長日記、
B型肝炎ワクチンに、
さくらんぼさんからコメントをいただきました。
(肝炎の人が)うちに来ますが、うつりますか?
家に来ただけでは移りません。
ご飯をいっしょに食べても大丈夫です。
■ ■
私が医者になりたての35年前は、
B型肝炎のことがよくわかっていませんでした。
当時は、
入院されると食器まで別にしていました。
今から考えると申し訳ないことをしました。
血液や体液が、
直接体内に入らなければ大丈夫です。
■ ■
私も知らなかったのですが、
日本はB型肝炎後進国です。
B型肝炎【検索】で、
国を訴えてもうかりそうな人をねらった、
【金】法律事務所【金】
…の広告だけがヒットするなんて、
情けない国になったものです。
■ ■
B型肝炎から肝臓癌になって亡くなった、
優秀な外科医を知っています。
無症状で、
ある時突然肝臓癌です。
厚生労働省は、
全国民に無料でB型肝炎ウイルスワクチンを接種するくらいの、
思い切った政策を実行すべきです。
■ ■
危険なのが、
刺青、
アートメイク、
ピアス、
など体内に針を刺す施術です。
若い人でファーストピアスを刺す時に、
他人からピアスをもらって、
それをそのまま使う人がいます。
絶対に止めるべきです。
血が出ているところに他人のピアスを刺すのは危険です。
■ ■
性感染症としてのB型肝炎もこわいです。
淋病などは抗生物質で治りますが、
B型肝炎ウイルスが体内に入ると、
簡単に駆除できません。
不特定多数の人と性行為をすると、
B型肝炎がうつる可能性があります。
もっと肝炎に対する啓蒙が必要だと感じます。
こちらの国立国際医療研究センター
肝炎情報センターに正しい知識の記載があります。
医学講座
B型肝炎ワクチン
私たち医療従事者は血を扱う職業です。
恐ろしいことですが、
血には、
さまざまなウイルスが入っていることがあります。
B型肝炎ウイルスは、
血液で移るウイルスの中ではこわいウイルスです。
私が知っている先生にも、
このB型肝炎になった医師がいます。
■ ■
私が札幌医大の学生だった35年前、
札幌医大では、
学生のウイルス抗体価の検査と、
B型肝炎ワクチンを、
無料でしてくれました。
当時は何も考えませんでしたが、
今考えると♡いい大学♡だったと思います。
■ ■
つい数年前に北海道大学医学部を卒業した医学生は、
自費でB型肝炎ウイルスの検査をして、
自費でB型肝炎ワクチンをしていました。
しかも、
北海道大学病院や、
北海道大学保険管理センターではなく、
外部の医療機関で実施していました。
■ ■
B型肝炎は、
ワクチンで予防できます。
札幌美容形成外科では、
血液に触れる職員には、
全員肝炎ウイルス抗体の検査と、
ウイルス抗体がない職員には、
B型肝炎ワクチンをしています。
■ ■
日本の医療制度では、
B型肝炎ウイルス抗原の検査は、
手術前検査として保険適応で検査ができます。
ウイルスがいる可能性がある人を、
手術前の検査で見つけるためです。
札幌美容形成外科でも術前検査として実施しています。
検査結果も封筒に入れて差し上げています。
■ ■
ウイルス抗体価の検査は、
残念なことに保険適応ではできません。
妊婦検診では実施していると思います。
B型肝炎ワクチンは、
0歳の赤ちゃんから接種できるそうです。
これから医療従事者になる人や、
他人の血液や体液に触れる可能性がある方は、
これから結婚をなさる方も、
B型肝炎ワクチン接種をおすすめします。
本間家は全員接種済みです。
■ ■
こちらの小泉重田小児科のHPには次のように記載がありました。
B型肝炎ウイルスによる感染症を予防します。
B型肝炎ワクチンは世界初の「がんを予防するワクチン」です。
現在、B型肝炎ワクチンは日本では任意接種ですが、1992年にWHOはすべての出生児にB型肝炎ワクチンを接種することを推奨しました。その結果、2009年までに世界177ヶ国で、生後0ヶ月から、または、生後2ヶ月から、さらに国によっては思春期の小児に対しても、定期予防接種として接種されています。
平成27年1月9日、厚生労働省の専門部会はB型肝炎ワクチンを定期接種にすることを目指した意見をまとめました。早ければ平成28年度から定期接種化される見込みです。現時点では任意接種ですが、接種費用の補助金制度を設ける自治体も出てくるでしょう。
平成28年4月あるいは10月頃に、B型肝炎ワクチンが定期接種化される模様です。
(以上、小泉重田小児科HPより引用)
院長の休日
誇るべき長寿企業
平成27年8月11日、朝日新聞朝刊の経済欄のコラムです。
(経済気象台)
誇るべき長寿企業
帝国データバンクの調べによると、創業100年を超える日本の企業は、2014年現在2万7335社で年1千社以上増えている。200年を超える社は3千社以上、最古は木造建築工事を行う大阪の金剛組で飛鳥時代に創業し、1400年以上の歴史がある。
2位のドイツを大きく引き離して世界一の長寿企業大国である。島国で外敵からの侵略を免れたことが大きいが、勤勉に家業を守ろうとする国民性も企業存続に寄与している。
長寿企業に共通する特色として、短期的な利益を追わず、長期的視野に立って経営し、人材重視で終身雇用が多い。実務を「番頭」格の社員に任せる所有と経営の分離型も目を引く。資金調達に関しては保守的で、質素倹約を旨とする。環境の変化に敏感で、本業を基調にしながら、新しい事業にも果敢に挑戦する。老舗の当主は「伝統とは革新の連続」で、事業の継承は経営者の継承という。引き継いだバトンを次の走者に渡すことが使命とも語っている。
第2次世界大戦で焦土と化した国が奇跡的に早く復興したのは、全国各地で長寿企業がそれぞれ懸命に事業を立て直したことも大きい。地域の雇用を守り、文化事業にも貢献して、社会の安定に資している。
株主重視で短期の利益を追い求める米国式経営が幅を利かせつつある現在、日本の企業風土にあった日本古来の長寿企業のあり方に改めて注目すべきではないか。大部分が中小、中堅企業で一つ一つは地味な存在だが、草の根で日本を支えており、日本の底力となっている。
「継続は力なり」だ。長寿企業には秘められた力があり、学ぶべき点が多い。日本の誇るべき存在だ。
(提琴)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
この記事の中で、
長寿企業に共通する特色として、
短期的な利益を追わず、
長期的視野に立って経営し、
人材重視で終身雇用が多い。
実務を「番頭」格の社員に任せる所有と経営の分離型も目を引く。
資金調達に関しては保守的で、質素倹約を旨とする。
環境の変化に敏感で、
本業を基調にしながら、新しい事業にも果敢に挑戦する。
株主重視で短期の利益を追い求める米国式経営が幅を利かせつつある現在、
日本の企業風土にあった日本古来の長寿企業のあり方に改めて注目すべきではないか。
■ ■
私の好きな言葉が並んでいました。
残念ながら、
医療機関でこれほどの長寿はありません。
歴史のある病院はありますが、
国の医療政策に翻弄されて、
国公立病院は赤字が多いです。
■ ■
美容外科については、
もっとお寒い状況です。
かつて高額納税者が新聞に出ていた頃、
いつも順位を争っていたのが、
神奈川クリニックと品川美容外科でした。
神奈川クリニックはすでに倒産し、
品川美容外科も最近はトラブルに関する報道が多いです。
■ ■
札幌市内で、
親子二代で美容外科をなさっていらっしゃるのは、
札幌中央形成外科の武藤英生先生だけです。
日本全国を見ても、
親子二代、親子三代は数えるほどです。
大阪の金剛組は
飛鳥時代に創業し1400年以上の歴史。
すごいことだと思います。