院長の休日

第54回日本形成外科学会(徳島)②

 今日は札幌→徳島への移動日です。
 羽田で乗り継ぎの便もありますが、
 私は神戸空港経由で来ました。
 神戸からは、
 明石海峡大橋を渡って、
 淡路島を通って
 高速バスで徳島へ着きました。
      ■         ■
 義父のお墓が、
 神戸市垂水(たるみ)区にあります。
 お墓から、
 明石海峡大橋がよく見えます。
 先週の4月6日が命日でした。
 今回は墓参りはできないので、
 バスの中から手を合わせました。
      ■         ■
 明石海峡大橋は、
 前にレンタカーで渡ったことがあります。
 家内と、
 淡路島まで行きました。
 震災記念公園へ行きました。
 大地震の恐ろしさを見ました。
 まさか2011年に、
 東北で地震が起きるとは思いませんでした。
      ■         ■
 徳島の学会に、
 福島県の先生がいらっしゃるかどうか?
 東北の先生がいらっしゃるかどうか?
 ちょっと心配しています。
 形成外科医として、
 何をしたらよいのか?
 考えてみたいと思っています。

垂水区舞子にお墓があります

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医学講座

第54回日本形成外科学会(徳島)①

 今週は日本形成外科学会が、
 徳島であります。
 徳島大学医学部形成外科の、
 中西秀樹先生が理事長で会長です。
 大震災の影響で…
 中止という噂もありましたが、
 無事に開催されます。
 ただ懇親会は中止になりました。
      ■         ■
 中西先生は、
 東京警察病院で修業された先生です。
 専門分野が微小循環
 私が尊敬する大先輩です。
 震災と学会が重なり、
 徳島大学形成外科のみなさんは、
 さぞ大変なことと思います。
      ■         ■
 札幌→徳島まで、
 直行便はありません。
 明日一日が移動日になります。
 徳島へ行くのははじめてです。
 四国のうどんが好きなので、
 うどんを楽しみにしています。
      ■         ■
 災害で苦しんでいる人がいるのに、
 学会なんて行っている場合か?
 …というご意見もあるかと思いますが、 
 こういう時こそ、
 全国の形成外科医が集まって、
 いろいろな話しをしたいと思います。
 学会は水曜日から金曜日まで、
 3日間あります。

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院長の休日

福島産野菜ネット販売

 今朝のNHKテレビで、
 福島産野菜のネット販売を放送していました。
 ~里山ガーデンファームWEBショップ
 齊藤登さんというおじさんが、
 TVに出ていました。
 温厚そうな方でした。
 さっそく注文しようとHPを見ましたが、
 残念なことに売切れでした。
      ■         ■
 NHKを見た方から、
 注文が殺到したのでしょうか?
 キュウリとニラが、
 とても美味しそうでした。
 大根・きゅうりの醤油漬けと
 大根のなた割甘酢漬けのセット
 …も美味しそうでした。
 こちらも売切れでした。
      ■         ■ 
 また時期をみて、
 注文しようと思います。
 自分の住み慣れた土地を、
 放射能のために離れて生活するのは、
 ほんとうにお気の毒です。
 かける言葉もありません。
 何の罪もない人たちが…
 どうして?
 …と思います。
      ■         ■
 原発の問題は、
 世界中の力をお借りして、
 世界中の知恵をお借りして、
 何とかしなくてはいけません。
 現場では、
 命がけで作業をしてくださっています。
 作業員の方には、
 頭が下がります。
      ■         ■
 下請けの中小企業の社長さんが、
 俺にもできる仕事があると、
 自ら、危険な場所の作業をしていると、
 朝日新聞に書いてありました。
 私もできることなら、
 現場でお手伝いしたいと思います。
 若い人にさせるのは、
 リスクがありすぎます。
      ■         ■
 全国の中高年のおやじ軍団が、
 放射能で危険な作業をするのはどうでしょうか?
 将来ある若者には、
 安全なところで作業をしてもらい、
 50歳以上限定で、
 作業部隊を編制します。
 まだまだおやじにもできることがあります。
      ■         ■
 もちろん、
 東京電力の役員には、
 一番危険なところに入っていただきます。
 せっかく作った野菜を、
 風評被害のために、
 ネット販売までしなくてはならい責任を、
 東京電力にとってもらいたいです。

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未分類

電気のありがたさ

 電気がついてあたりまえの生活に、
 すっかり慣れてしまいました。
 停電して、
 はじめて電気が、
 いかに大切かわかります。
 さくらんぼさんのランプ生活は、
 私にはキャンプでしか経験がありません。
 子どもが小さい頃に、
 コールマンのテントとランプを買い、
 キャンプに行きました。
      ■         ■
 家内の出身が神戸です。
 高校は垂水(たるみ)区の、
 星陵高校でした。
 震災の後で、
 神戸を訪ねました。
 私たちが訪れたのは、
 震災からほぼ一年後でした。
 あまりの変わりように驚きました。
      ■         ■
 神戸の震災の後で、
 いざという時のために…
 キャンプ道具一式を買いました。
 奥さんの…
 一回か二回しか使わないのに…
 借りればいいじゃない!
 という言葉に…
 震災の時に使うと言って…
 テント・ランプ・コンロなど、
 コールマン製品一式を揃えました。
      ■         ■
 奥さんの予言通りに、
 キャンプ用具は数回しか使わず、
 物置の粗大ごみになりました。
 マンションに引っ越す時に置き場がなくなり、
 処分してしまいました。
 今、残っているのはマグカップだけです。
 非常時への備えは、
 なかなか難しいものです。
      ■         ■
 震災で停電になった時のために、
 ハイブリッド車を買おうか…?
 …と思ったこともありました。
 ハイブリッド車には、
 AC100Vの電源がついているものがありました。
 でも…
 今回の地震のように…
 ガソリン不足になれば、
 ハイブリッド車もだめです。
      ■         ■
 この震災をきっかけに、
 電気について考えるべきです。
 今すぐ原発廃止は無理でも、
 私たちにできることは、
 後世に禍根を残さないことです。
 これ以上、
 日本を原発汚染国にしてはダメです。
 節電も含めて、
 エネルギー政策を見直す時です。

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昔の記憶

停電の記憶

 昨夜も東北地方で地震がありました。
 札幌もかなり揺れました。
 東北地方では、
 この余震で停電になったそうです。
 お誕生日のさくらんぼさんが、
 停電で寒いと書かれていました。
 もう回復しましたでしょうか?
      ■         ■
 私が子供の頃は、
 よく停電がありました。
 電気が…
 少し暗くなったり…
 不安定になって…
 そのうち…
 真っ暗になりました。
      ■         ■
 昔はブレーカーではなく、
 ヒューズでした。
 ヒューズが飛ぶと言っていました。
 白い瀬戸でできた、
 ヒューズが各家庭にありました。
 実際に、
 鉛でできたヒューズが溶けていたこともありました。
      ■         ■
 私が住んだ美唄と夕張は、
 炭鉱の街でした。
 炭鉱の社宅は、
 電気も水道も無料でした。
 石炭も無料でした。
 美唄の頃…
 今から40年前には、
 たまに停電がありました。
      ■         ■
 各家庭には、
 必ず蝋燭(ろうそく)があり、
 停電の夜は蝋燭で、
 心細く夜を過ごしたものです。
 その頃は、
 石炭ストーブだったので、
 停電でも寒くなることはありませんした。
      ■         ■
 今は停電になると、
 照明だけではなく、
 暖房も止まってしまいます。
 マンションでは、
 エレベーターが止まり、
 水も出なくなります。
 私は階段で上り降りができますが、
 荷物を持って上がるのは大変です。
 水洗トイレも流せません。
      ■         ■
 今回の大震災で不安なのは、
 放射能だけではありません。
 停電は、
 すべての生活に影響します。
 日本人の英知をしぼって、
 どうやってこの困難を乗り切るかです。
 暑い夏には、
 涼しい北海道へ移住するのも手です。
 安定した電力は、
 なくてはならないものです。
 早く解決してほしいです。

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院長の休日

お誕生日おめでとうございます

 今日はさくらんぼさんのお誕生日です。
 おめでとうございます。
 つたない院長日記に、
 コメントをいただきありがとうございます。
 さくらんぼさんは、
 私が院長日記を書き続ける原動力です。
      ■         ■
 さくらんぼさんのことは、
 2009年2月15日の院長日記に書いてあります。
 山形大学整形外科の、
 荻野利彦教授のことで、
 一通のメールをいただいたのが、
 ご縁でした。
 まだお会いしたことはありません。
      ■         ■
 私が知っているさくらんぼさんは、
 正義感の強い女性です。
 パワーもあります。
 携帯から、
 文字を打つのがすごいです。
 女子高生並のすごさで、
 携帯からコメントをくださいます。
      ■         ■
 さくらんぼさんのコメントは、
 私の両親も楽しみにしています。
 ありがたいこと…と、
 いつも感謝しています。
 荻野先生の件についても、
 これほどお医者さん思いの患者さんは、
 いらっしゃらないと思います。
      ■         ■
 裁判の結果は、
 山形地裁、仙台高裁と残念な結果でしたが、
 さくらんぼさんのように、
 患者さんから応援していただき、
 医者冥利につきます。
 荻野教授も私も感謝しています。
 札幌⇔山形は距離がありますが、
 ネットのおかげでつながりができました。
      ■         ■
 山形や札幌はまだ残雪があります。
 大変な時代ですが、
 お元気でご活躍していただきたいと、
 遠く札幌からお祈りしています。
 これからもよろしくお願い申し上げます。

山形の風景

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医学講座

メール相談の良い点

 ネット上にはさまざまな情報があります。
 美容外科に限ってみても、
 うそがたくさんあります。
 女性週刊誌の広告など、
 よくもまぁ…
 …と思うほど嘘八百(うそはっぴゃく)以上です。
 どれを信じてよいかわかりません。
      ■         ■
 形成外科専門医だからと言って…
 信じるととんでもないことになります。
 残念なことですが、
 信じてはいけない人がいます。
 医師⇔患者の相性もあります。
 私は…
 イメージは自然派なので、
 ド派手な整形はしません。
      ■         ■
 メールで何度かやり取りをしていると、
 どんな方かわかります。
 私のような…
 筋金(すじがね)入りの
 頑固おやじでも、
 遠くからいらしてくださる方もいらっしゃいます。
 最初はお断りしたのに、
 手術をお引き受けした方もいらっしゃいます。
      ■         ■
 自分と相性が合いそうな先生を見つけるのに、
 メール相談は便利です。
 こちらとしても、
 せっかくいらしていただいたのに、
 不満足でお帰りいただくことも少なくなります。
 何度かメールのやり取りをすると、
 お互いに(医師も患者も)
 相手がわかるようになります。
      ■         ■
 私ができることは限られていますが、
 助けてあげたいと思う方に、
 自分が信頼する先生を紹介することができます。
 私が患者さんから元気をいただくこともあります。
 さくらんぼさんには、
 人生の師(子育て編)として、
 助けていただきました。
 人間、いつどこで誰のお世話になるかわかりません。
 私も自分でできることは、
 精一杯しています。

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医学講座

メール相談と紹介状

 毎日たくさんのメールをいただきます。
 日本国内以外からも…
 たまにメール相談をいただきます。
 日本国内は、
 北海道以外からも、
 たくさんいただきます。
      ■         ■
 私は原則として、
 地元の先生をご紹介することにしています。
 術後に何かあっても、
 すぐに受診できないと困るからです。
 私が手術をしても、
 順調に経過する方ばかりではありません。
 再手術や再々手術になることもあります。
      ■         ■
 メール相談をいただいた方の中には、
 形成外科医として、
 何とか助けてあげたいと思う方も…
 …少なからずいらっしゃいます。
 気になって…
 一晩に何通かメールを送ることもあります。
      ■         ■
 私が紹介する病院は、
 だいたい大学病院や
 大きな病院の形成外科(美容外科)です。
 学会を通じて、
 全国に友人・知人がいます。
 私よりずっと上手な先生もいます。
      ■         ■
 大学病院などは、
 紹介状が必要になるところがあります。
 予約センターや、
 地域医療連携室と呼ばれる、
 予約を専門に受け付ける、
 窓口がある病院もあります。
      ■         ■
 メールで紹介状を書いてください
 依頼されることがあります。
 残念ですが、
 今の決まりでは、
 自分で診察しないで、
 紹介状(診療情報提供書)を
 書くことはできない決まりなっています。
      ■         ■
 紹介状は、
 形成外科や美容外科以外の、 
 内科や眼科、婦人科など、
 かかりつけ医に書いていただければ、
 紹介状として受けつけてくれます。
 私にできることは限られていますが、
 メール相談の返事を…
 毎日深夜まで書いています。

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医学講座

自衛隊に感謝

 平成23年4月4日、朝日新聞朝刊の記事です。
 埋葬、自衛隊頼み_災害派遣で初、通常支援へ影響懸念
 東日本大震災の被災地の市町村が、身元不明の遺体の搬送や埋葬に苦慮している。民間業者はガソリン不足や遺体の扱いの難しさから、十分に対応できない。現在は務めを担っている自衛隊も、通常の災害支援活動に影響が出ないか懸念が出ている。
 4月3日、宮城県東松島市の霊園。陸上自衛隊美唄駐屯地の第2地対艦ミサイル連隊の約30人が、トラックで31人の遺体を搬送してきた。ひつぎをゆっくりと荷台から降ろして丁重に墓穴に納め、最後は号令に合わせてひつぎに向かって敬礼する。3人の僧侶が傍らに立ち、お経を唱えた。
 津波の被害が大きかった東松島市では、身元不明の遺体が増え続けている。市内2カ所の体育館に安置されている遺体は約130人。日を追って傷みは進み、土葬をせざるをえない。市は遺体の搬送と埋葬を自衛隊に依頼している。
 土葬を始めた3月22日以来、市は地元の運送業者などに遺体の搬送を依頼し続けてきた。「ガソリンが足りない」「被災して動けない」。業者は、街にあふれるがれきの撤去作業に追われ、遺体を運んだ経験もない。建設業者がトラック2台で依頼に応じたのは、3日になってのことだった。
 宮城県内では、4月2日午後9時までに7318人の遺体が収容された。このうち、引き取り手がなく安置されている遺体は1820人にのぼる。津波に流された行方不明者も多数おり、身元不明の遺体数は今後さらに膨らんでいく見通しだ。
 戸籍法などに基づく手続きでは、身元不明の遺体は警察が市町村に引き渡し、市町村が搬送や埋火葬をすると定められている。
 今回、市町村は遺体搬送を葬祭業者にも依頼しているが、業者も限界に達している。宮城県最大手の「清月記」は3月12日以降、通常の2.5倍にあたる約500人の葬儀を執りおこなった。「葬祭業者として、尊厳をもった対応をしたい」(菅原裕典社長)とトラックは使わず、福岡や和歌山の同業者から霊柩(れいきゅう)車5台を借りた。ワゴン車10台も借りて、休みなしで対応しているという。
 新たな遺体は毎日、運ばれてくる。「増え続ければ、今後も自衛隊に頼らざるをえない」。東松島市の担当者は話す。
 今回の震災で自衛隊は、多くの遺体の搬送を担っている。「統合任務部隊」は、最大で隊員200人を遺体搬送にあたらせている。災害派遣では初めての任務で、整列、敬礼、6人でひつぎを運ぶ、という手順を現場で決めた。
 ただ、自衛隊法では、自衛隊の災害派遣の任務として人命や財産の保護が定められているが、遺体搬送については明確に定められていない。「本来の任務ではない」(幹部)という声があがり、通常の災害支援活動に影響が出ないか懸念もある。
 一方で、遺体をどのような形で葬り、死者の尊厳をどう保つかは、繊細で大切な問題だ。「遺体の前で整列し、敬礼して亡くなった方に敬意を表してくれる。自衛隊の丁重な遺体搬送に感謝している」。東松島市には、遺族からこんな声が寄せられたという。
 厚生労働省は3月22日付で、岩手、宮城、福島3県に犠牲者の搬送や埋葬を民間業者に依頼するよう求める通知を出した。だが、被災地の自治体関係者の思いは共通している。「今、自衛隊にやめられたらお手上げ。がれきの撤去や不明者捜索もお願いしているが、できれば続けてほしい」
 (川端俊一、竹山栄太郎、田伏潤)(以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 遺体収容作業は、
 想像以上に大変なものです。
 今回の震災は津波による溺死が多いと聞いています。
 遺体は水を吸って…
 ぱんぱんになっています。
 性別の区別もつかないほど、
 損傷されている遺体も多いと思います。
      ■         ■
 遺体を見慣れた、
 私たちですら、
 思わず絶句するようなご遺体もあります。
 若い自衛隊員には、
 ショックなことだと思います。
 法医解剖を見て、
 倒れる警察学校の生徒さんもいました。
      ■         ■
 極限状態で働いて、
 ご遺体に敬礼している自衛官が、
 新聞に載っていました。
 ほんとうにありがたいことです。
 自衛隊に感謝します。
 疲れている自衛隊員に代わって、
 私が文部科学大臣なら…
 全国の医学生に遺体収容作業をさせます。
      ■         ■
 夏休みを返上して、
 これから一ヵ月間、
 被災地へ行くことを義務付けます。
 医学生は解剖実習を経験しており、
 遺体収容作業には一番向いている学生です。
 茶髪で解剖をしていた医学生もいました。
 ご遺体に対して、
 失礼とも思われる態度の学生もいました。
      ■         ■
 この非常時です、
 全国医科大学医学部長病院長会議などで、
 新学期の医学生派遣を決めるべきです。
 被災地へ行って、
 自衛隊員と協力して、
 ご遺体を収容して埋葬する作業を手伝うのです。
 最後に黙祷でも構いません。
 医学生に対して、よい教育となります。

身元不明の遺体を埋葬する自衛隊員。ひつぎを納めるたびに敬礼をしていた=3日午後1時23分、宮城県東松島市、竹花徹朗撮影
(以上、朝日新聞より引用)

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院長の休日

何とかしなければ

 何とかしなければ…
 …と思います。
 でも…
 私にできることは限られています。
 小さなクリニックの院長として、
 医療サービスを提供し、
 従業員の雇用を守り、
 家族を養っていく…
 これが最低限の仕事だと思っています。
      ■         ■
 今朝の朝日新聞天声人語に書いてありました。
 当事者と非当事者との間にある越えがたい深淵(しんえん)。
 そこに懸ける言葉を持ちうるのか。
 「(3・11を)ただの悲劇や感動話や健気(けなげ)な物語に貶(おとし)めてはいけない」。
 作家のあさのあつこさんが
 小紙に寄せた文の一節を、きびしく反芻(はんすう)した
 たぶん私たちも、
 言葉が枯れ葉一枚の意味も持たない壊滅状態から、
 ともに歩み出すしかないのだ。
 深淵を飛び越えたつもりの饒舌(じょうぜつ)は、
 言葉の瓦礫(がれき)にすぎないとあらためて思う
      ■         ■
 福島県会津若松市では、
 中止していた市職員の歓送迎会を、
 市内の飲食店の客足復旧のために、
 再開したというニュースも読みました。
 札幌のすすきのも、
 北海道の温泉地も大変です。
      ■         ■
 復興税よりも、
 被災地以外の人は、
 お金を使うことです。
 できれば、
 東北のものを買ってください。
 このまま経済が停滞すると、
 ほんとうに沈没します。
      ■         ■
 大連立にも期待できません。
 誰か…
 スーパーマンみたいな政治家が出てきて、
 ここは俺にまかせろ!
 なんて言ってくれると、
 選挙で投票したくなりますが、
 なかなか難しいです。
 できる限りふだん通りの生活をして、
 ちょっとお金があれば…
 暇な温泉地へ行ってください。

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