医学講座
                        
                            第54回日本形成外科学会(徳島)④                                                    
    
                         徳島から学会報告です。
 今年の形成外科学会は、
 第1会場から、
 第6会場まで6つに別れています。
 その他に、
 ポスター展示と、
 機器展示があります。
      ■         ■
 一人で全部聞くことは、
 到底できません。
 私は、
 美容外科や、
 眼瞼、
 乳房という、
 日常診療に関係する発表を聞きます。
      ■         ■
 形成外科学会でも、
 美容外科の会場は満席で、
 立ち見が出るほどです。
 それだけ、
 美容外科に興味がある先生が
 多いということです。
      ■         ■
 眼瞼(がんけん=まぶた)の発表は、
 信州大学からたくさん出ていました。
 松尾清先生をはじめとして、
 信州大学形成外科には、
 たくさんの瞼の研究者がいらっしゃいます。
 眼瞼下垂と五十肩の関係についての
 発表がありました。
      ■         ■
 美容外科の発表を見ると、
 形成外科出身の美容外科医でも、
 先生によって大きく違います。
 私のように、
 超ナチュラル派から、
 そこまでするの…?
 …と感じる先生まで、
 実にさまざまです。
      ■         ■
 美容外科医同士で、
 手術方針について、
 激論になることもあります。
 私たちは、
 どの先生がどんな手術をするか、
 だいたいわかります。
 一般の方も、
 美容外科医を選ぶ前に、
 HPなどの症例写真で、
 どんな先生がよく調べてください。
                        
                        
                     
                                    
                                                未分類
                        
                            第54回日本形成外科学会(徳島)③                                                    
    
                         今日から学会です。
 徳島は快晴で、桜が満開です。
 コートも不要であたたかです。
 東北の震災が、
 四国ではうそのようです。
      ■         ■
 今回の学会は、
 震災の影響を受けています。
 海外からの招待講演は大部分が中止。
 今日のカリフォルニア大学、
 サンタバーバラ校、
 中村修二先生だけ、
 特別講演にいらしてくださいました。
      ■         ■
 中村先生は、
 徳島大学工学部のご出身です。
 青色LEDの研究で有名な先生です。
 米国政府から、
 日本への渡航を止められたのに、
 中西会長の直訴でいらしてくださいました。
      ■         ■
 中村教授のお話しでは、
 米国のCNNなどでは、
 日本全体が放射能に汚染されていて、
 危険な国と報道されているそうです。
 NHKの報道とは、
 雲泥の差があるそうです。
      ■         ■
 道理で、
 外国人が東京から逃げ出すわけです。
 東京のホテルは、
 外国人がいなくなってしまい、
 大変なことになっているそうです。
 CNNの報道が正しいのか、
 日本政府がうそをついているのか?
 私は日本政府を疑います。
      ■         ■
 学会の内容とは関係ないことですが、
 今日、一番気になったことでした。
 私は、
 眼瞼下垂症を治していただいたので、
 学会の前の席でも、
 スクリーンを見るのが楽になりました。
 発表内容については、
 明日以降にお知らせいたします。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            第54回日本形成外科学会(徳島)②                                                    
    
                         今日は札幌→徳島への移動日です。
 羽田で乗り継ぎの便もありますが、
 私は神戸空港経由で来ました。
 神戸からは、
 明石海峡大橋を渡って、
 淡路島を通って
 高速バスで徳島へ着きました。
      ■         ■
 義父のお墓が、
 神戸市垂水(たるみ)区にあります。
 お墓から、
 明石海峡大橋がよく見えます。
 先週の4月6日が命日でした。
 今回は墓参りはできないので、
 バスの中から手を合わせました。
      ■         ■
 明石海峡大橋は、
 前にレンタカーで渡ったことがあります。
 家内と、
 淡路島まで行きました。
 震災記念公園へ行きました。
 大地震の恐ろしさを見ました。
 まさか2011年に、
 東北で地震が起きるとは思いませんでした。
      ■         ■
 徳島の学会に、
 福島県の先生がいらっしゃるかどうか?
 東北の先生がいらっしゃるかどうか?
 ちょっと心配しています。
 形成外科医として、
 何をしたらよいのか?
 考えてみたいと思っています。
垂水区舞子にお墓があります
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第54回日本形成外科学会(徳島)①                                                    
    
                         今週は日本形成外科学会が、
 徳島であります。
 徳島大学医学部形成外科の、
 中西秀樹先生が理事長で会長です。
 大震災の影響で…
 中止という噂もありましたが、
 無事に開催されます。
 ただ懇親会は中止になりました。
      ■         ■
 中西先生は、
 東京警察病院で修業された先生です。
 専門分野が微小循環。
 私が尊敬する大先輩です。
 震災と学会が重なり、
 徳島大学形成外科のみなさんは、
 さぞ大変なことと思います。
      ■         ■
 札幌→徳島まで、
 直行便はありません。
 明日一日が移動日になります。
 徳島へ行くのははじめてです。
 四国のうどんが好きなので、
 うどんを楽しみにしています。
      ■         ■
 災害で苦しんでいる人がいるのに、
 学会なんて行っている場合か?
 …というご意見もあるかと思いますが、 
 こういう時こそ、
 全国の形成外科医が集まって、
 いろいろな話しをしたいと思います。
 学会は水曜日から金曜日まで、
 3日間あります。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            福島産野菜ネット販売                                                    
    
                         今朝のNHKテレビで、
 福島産野菜のネット販売を放送していました。
 ~里山ガーデンファームWEBショップ~
 齊藤登さんというおじさんが、
 TVに出ていました。
 温厚そうな方でした。
 さっそく注文しようとHPを見ましたが、
 残念なことに売切れでした。
      ■         ■
 NHKを見た方から、
 注文が殺到したのでしょうか?
 キュウリとニラが、
 とても美味しそうでした。
 大根・きゅうりの醤油漬けと
 大根のなた割甘酢漬けのセット
 …も美味しそうでした。
 こちらも売切れでした。
      ■         ■ 
 また時期をみて、
 注文しようと思います。
 自分の住み慣れた土地を、
 放射能のために離れて生活するのは、
 ほんとうにお気の毒です。
 かける言葉もありません。
 何の罪もない人たちが…
 どうして?
 …と思います。
      ■         ■
 原発の問題は、
 世界中の力をお借りして、
 世界中の知恵をお借りして、
 何とかしなくてはいけません。
 現場では、
 命がけで作業をしてくださっています。
 作業員の方には、
 頭が下がります。
      ■         ■
 下請けの中小企業の社長さんが、
 俺にもできる仕事があると、
 自ら、危険な場所の作業をしていると、
 朝日新聞に書いてありました。
 私もできることなら、
 現場でお手伝いしたいと思います。
 若い人にさせるのは、
 リスクがありすぎます。
      ■         ■
 全国の中高年のおやじ軍団が、
 放射能で危険な作業をするのはどうでしょうか?
 将来ある若者には、
 安全なところで作業をしてもらい、
 50歳以上限定で、
 作業部隊を編制します。
 まだまだおやじにもできることがあります。
      ■         ■
 もちろん、
 東京電力の役員には、
 一番危険なところに入っていただきます。
 せっかく作った野菜を、
 風評被害のために、
 ネット販売までしなくてはならい責任を、
 東京電力にとってもらいたいです。
                        
                        
                     
                                    
                                                未分類
                        
                            電気のありがたさ                                                    
    
                         電気がついてあたりまえの生活に、
 すっかり慣れてしまいました。
 停電して、
 はじめて電気が、
 いかに大切かわかります。
 さくらんぼさんのランプ生活は、
 私にはキャンプでしか経験がありません。
 子どもが小さい頃に、
 コールマンのテントとランプを買い、
 キャンプに行きました。
      ■         ■
 家内の出身が神戸です。
 高校は垂水(たるみ)区の、
 星陵高校でした。
 震災の後で、
 神戸を訪ねました。
 私たちが訪れたのは、
 震災からほぼ一年後でした。
 あまりの変わりように驚きました。
      ■         ■
 神戸の震災の後で、
 いざという時のために…
 キャンプ道具一式を買いました。
 奥さんの…
 一回か二回しか使わないのに…
 借りればいいじゃない!
 という言葉に…
 震災の時に使うと言って…
 テント・ランプ・コンロなど、
 コールマン製品一式を揃えました。
      ■         ■
 奥さんの予言通りに、
 キャンプ用具は数回しか使わず、
 物置の粗大ごみになりました。
 マンションに引っ越す時に置き場がなくなり、
 処分してしまいました。
 今、残っているのはマグカップだけです。
 非常時への備えは、
 なかなか難しいものです。
      ■         ■
 震災で停電になった時のために、
 ハイブリッド車を買おうか…?
 …と思ったこともありました。
 ハイブリッド車には、
 AC100Vの電源がついているものがありました。
 でも…
 今回の地震のように…
 ガソリン不足になれば、
 ハイブリッド車もだめです。
      ■         ■
 この震災をきっかけに、
 電気について考えるべきです。
 今すぐ原発廃止は無理でも、
 私たちにできることは、
 後世に禍根を残さないことです。
 これ以上、
 日本を原発汚染国にしてはダメです。
 節電も含めて、
 エネルギー政策を見直す時です。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            停電の記憶                                                    
    
                         昨夜も東北地方で地震がありました。
 札幌もかなり揺れました。
 東北地方では、
 この余震で停電になったそうです。
 お誕生日のさくらんぼさんが、
 停電で寒いと書かれていました。
 もう回復しましたでしょうか?
      ■         ■
 私が子供の頃は、
 よく停電がありました。
 電気が…
 少し暗くなったり…
 不安定になって…
 そのうち…
 真っ暗になりました。
      ■         ■
 昔はブレーカーではなく、
 ヒューズでした。
 ヒューズが飛ぶと言っていました。
 白い瀬戸でできた、
 ヒューズが各家庭にありました。
 実際に、
 鉛でできたヒューズが溶けていたこともありました。
      ■         ■
 私が住んだ美唄と夕張は、
 炭鉱の街でした。
 炭鉱の社宅は、
 電気も水道も無料でした。
 石炭も無料でした。
 美唄の頃…
 今から40年前には、
 たまに停電がありました。
      ■         ■
 各家庭には、
 必ず蝋燭(ろうそく)があり、
 停電の夜は蝋燭で、
 心細く夜を過ごしたものです。
 その頃は、
 石炭ストーブだったので、
 停電でも寒くなることはありませんした。
      ■         ■
 今は停電になると、
 照明だけではなく、
 暖房も止まってしまいます。
 マンションでは、
 エレベーターが止まり、
 水も出なくなります。
 私は階段で上り降りができますが、
 荷物を持って上がるのは大変です。
 水洗トイレも流せません。
      ■         ■
 今回の大震災で不安なのは、
 放射能だけではありません。
 停電は、
 すべての生活に影響します。
 日本人の英知をしぼって、
 どうやってこの困難を乗り切るかです。
 暑い夏には、
 涼しい北海道へ移住するのも手です。
 安定した電力は、
 なくてはならないものです。
 早く解決してほしいです。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            お誕生日おめでとうございます                                                    
    
                         今日はさくらんぼさんのお誕生日です。
 おめでとうございます。
 つたない院長日記に、
 コメントをいただきありがとうございます。
 さくらんぼさんは、
 私が院長日記を書き続ける原動力です。
      ■         ■
 さくらんぼさんのことは、
 2009年2月15日の院長日記に書いてあります。
 山形大学整形外科の、
 荻野利彦教授のことで、
 一通のメールをいただいたのが、
 ご縁でした。
 まだお会いしたことはありません。
      ■         ■
 私が知っているさくらんぼさんは、
 正義感の強い女性です。
 パワーもあります。
 携帯から、
 文字を打つのがすごいです。
 女子高生並のすごさで、
 携帯からコメントをくださいます。
      ■         ■
 さくらんぼさんのコメントは、
 私の両親も楽しみにしています。
 ありがたいこと…と、
 いつも感謝しています。
 荻野先生の件についても、
 これほどお医者さん思いの患者さんは、
 いらっしゃらないと思います。
      ■         ■
 裁判の結果は、
 山形地裁、仙台高裁と残念な結果でしたが、
 さくらんぼさんのように、
 患者さんから応援していただき、
 医者冥利につきます。
 荻野教授も私も感謝しています。
 札幌⇔山形は距離がありますが、
 ネットのおかげでつながりができました。
      ■         ■
 山形や札幌はまだ残雪があります。
 大変な時代ですが、
 お元気でご活躍していただきたいと、
 遠く札幌からお祈りしています。
 これからもよろしくお願い申し上げます。
山形の風景
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            メール相談の良い点                                                    
    
                         ネット上にはさまざまな情報があります。
 美容外科に限ってみても、
 うそがたくさんあります。
 女性週刊誌の広告など、
 よくもまぁ…
 …と思うほど嘘八百(うそはっぴゃく)以上です。
 どれを信じてよいかわかりません。
      ■         ■
 形成外科専門医だからと言って…
 信じるととんでもないことになります。
 残念なことですが、
 信じてはいけない人がいます。
 医師⇔患者の相性もあります。
 私は…
 イメージは自然派なので、
 ド派手な整形はしません。
      ■         ■
 メールで何度かやり取りをしていると、
 どんな方かわかります。
 私のような…
 筋金(すじがね)入りの、
 頑固おやじでも、
 遠くからいらしてくださる方もいらっしゃいます。
 最初はお断りしたのに、
 手術をお引き受けした方もいらっしゃいます。
      ■         ■
 自分と相性が合いそうな先生を見つけるのに、
 メール相談は便利です。
 こちらとしても、
 せっかくいらしていただいたのに、
 不満足でお帰りいただくことも少なくなります。
 何度かメールのやり取りをすると、
 お互いに(医師も患者も)
 相手がわかるようになります。
      ■         ■
 私ができることは限られていますが、
 助けてあげたいと思う方に、
 自分が信頼する先生を紹介することができます。
 私が患者さんから元気をいただくこともあります。
 さくらんぼさんには、
 人生の師(子育て編)として、
 助けていただきました。
 人間、いつどこで誰のお世話になるかわかりません。
 私も自分でできることは、
 精一杯しています。
                        
                        
                     
                                    
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                         毎日たくさんのメールをいただきます。
 日本国内以外からも…
 たまにメール相談をいただきます。
 日本国内は、
 北海道以外からも、
 たくさんいただきます。
      ■         ■
 私は原則として、
 地元の先生をご紹介することにしています。
 術後に何かあっても、
 すぐに受診できないと困るからです。
 私が手術をしても、
 順調に経過する方ばかりではありません。
 再手術や再々手術になることもあります。
      ■         ■
 メール相談をいただいた方の中には、
 形成外科医として、
 何とか助けてあげたいと思う方も…
 …少なからずいらっしゃいます。
 気になって…
 一晩に何通かメールを送ることもあります。
      ■         ■
 私が紹介する病院は、
 だいたい大学病院や
 大きな病院の形成外科(美容外科)です。
 学会を通じて、
 全国に友人・知人がいます。
 私よりずっと上手な先生もいます。
      ■         ■
 大学病院などは、
 紹介状が必要になるところがあります。
 予約センターや、
 地域医療連携室と呼ばれる、
 予約を専門に受け付ける、
 窓口がある病院もあります。
      ■         ■
 メールで紹介状を書いてくださいと
 依頼されることがあります。
 残念ですが、
 今の決まりでは、
 自分で診察しないで、
 紹介状(診療情報提供書)を
 書くことはできない決まりなっています。
      ■         ■
 紹介状は、
 形成外科や美容外科以外の、 
 内科や眼科、婦人科など、
 かかりつけ医に書いていただければ、
 紹介状として受けつけてくれます。
 私にできることは限られていますが、
 メール相談の返事を…
 毎日深夜まで書いています。