医学講座

事故多発交差点

 今朝(12月9日火曜日)のTVで、
 日本損害保険協会がまとめた、
 全国交通事故多発交差点マップ
 (平成19年データ準拠)
 ~あなたの県の事故多発交差点はここだ!!~
 を放送していました。
 例年、12月は…
 せわしなく
 忙しいので
 交通事故が多いのだそうです。
 北国ですと、降雪や積雪、
 路面凍結の影響もあると思います。
      ■         ■
 さっそく、ネット検索で、
 この全国交通事故多発交差点マップを探しました。
 北海道で一番事故が多い交差点は、
 なんと!
 すすきの交差点
 そう、あの角にニッカのおじさんがいる、
 有名なすすきの交差点です。
・国道36号を札幌駅方面への右折時に、対向直進車との衝突事故が多発
・交差点内での追突事故が多発
 理由も書いてありました。
      ■         ■
 この交差点は、
 札幌市の中心部に位置し、
 国道36号(L字)と市道が交差している。
 国道36号は千歳方面からの交通が多く、
 同方面から札幌駅方面への右折車両が多い。
 この交差点の周辺には、
 飲食店ビル、百貨店に加え、
 地下鉄南北線および市電の「すすきの駅」も隣接していることから、
 昼夜とも人・車の交通量は多い。
      ■         ■
 山形県の情報も書いてありました。
 山形で一番事故が多いのは
 杵屋南館店前交差点
・交通量の多い交差点、特に西進車両の追突事故が多発
 この交差点は、
 国道348号(小滝街道)と県道51号線が交差しており、
 国道348号は山形市内を東西に横断する道路で、
 交通量が多い。
 この交差点付近は、
 スーパーや飲食店が林立していることから、
 横断中の事故も含め、事故件数は30件と多い。
 そのうち追突事故が全体の約4割(30件中13件)を占め、
 特に西進車両の追突事故が多発している。
 また、右左折車両に気を取られ、
 ドライバーが横断中の歩行者を見落とす事故が3件発生している。
      ■         ■
 山形のことは、さっぱりわかりません。
 さくらんぼさん気をつけてください。
 函館の情報はありませんでした。
 医療事故にも多発する時期があります。
 新人医師、新人看護師が増える、
 春から夏にかけての時期。
 新人医師が、慣れて妙な自信がついた頃。
 俺は何でもできる…、
 ブラックジャック?なんて思った頃です。
 医療に事故や許されません。
 私は54歳になっても、
 毎日緊張して手術をしています。

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院長の休日

キムチの違い

 韓国で必ず出されるのが、
 ご存知キムチです。
 学会では2日間お弁当が出ました。
 お弁当の入れ物は、
 日本と同じ黒い平らなお弁当箱でした。
 そのお弁当に、味噌汁と、
 ミネラルウォーターがついていました。
 この組み合わせは日本に似ています。
 違うのは、お箸が金属製でシルバー。
 重量感もありました。
      ■         ■
 お弁当の中身も違いました。
 白いご飯は同じです。
 ご飯の味も、同じでした。
 決定的に違うのが、おかず。
 写真に撮ってこなかったのが残念ですが…
 2日間とも、
 かなりの量のキムチが入っていました。
 韓国の先生は、
 まずキムチにお箸を伸ばしていました。
      ■         ■
 和食だったら、赤い梅干とか、
 漬物が入っている感覚でしょうか?
 とにかく、韓国の人はキムチが好きです。
 日本の代表的なお弁当は?
 幕の内弁当ですか?
 松花堂(しょうかどう)弁当ですか?
 どのお弁当にも
 共通した食材が入ることはありませんね。
      ■         ■
 キムチの他には、
 玉子焼きが入っていたり、
 エビフライが入っていました。
 この辺は日本と似ていました。
 決定的に違ったのが、
 キムチの辛さでした。
 私はどちらかというと…
 お腹が弱いほうなので…
 辛いものは苦手です。
      ■         ■
 家内が辛いもの好きなので、
 キムチはよく買っています。
 私もキムチは好きですが、
 食べても少量です。
 家内は明太子も大好きです。
 私も明太子が好きです。
 明太子はキムチより食べられます。
 それは辛さが適当だからです。
      ■         ■
 本間家でよく買っているのが、
 北日本フードさんのキムチです。
 北海道のスーパーで
 一番売れているキムチだそうです。
 韓国のキムチは、
 この食べ慣れたキムチの何倍も辛いのです。
 最初は美味しいのですが、
 すぐに口の中が火事になります。
 私の口には、
 日本製キムチが合っているようです。
 日本のキムチにはリンゴが入っているそうです。
 だから日本人に合うのでしょうか?


北日本フードHPより

 

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院長の休日

1円の節約は1円の利益

 私は日曜日も仕事です。
 日曜日も早く起きます。
 TBS系で7:30からの
 がっちりマンデーを楽しみにしています。
 今日の、がっちりは、
 イー・モバイルの千本倖生会長でした。
 元々はNTTの社員でした。
 海外と比べて格段に高いNTTの市外通話料金に疑問を抱き、
 僕がやったら通話料金を安くできると、
 NTTを退社
 1984年、DDIを設立した方です。
 おかげで市外通話料金は大幅に下がりました。
      ■         ■
 今日のがっちりで印象に残った言葉。
 1円の節約は1円の利益
 例えば、社内で使うコピー。
 白黒コピーは1枚2.3円
 カラーコピーは1枚16円
 社内資料は、カラーコピー禁止。
 しかも白黒コピーを
 4分割の両面印刷にしていました。
      ■         ■
 1~2枚では差がでませんが、
 普通なら8枚使うコピーを、
 4分割の両面印刷で1枚で済ます。
 これだけで7枚分の計16円(1枚分2.3円)の節約。
 コピーを100人に配ると考えると、
 1600円以上の節約になるという論理です。
 会議の資料などは、
 年間に数え切れないほどになります。
      ■         ■
 資料を作成すると、
 その資料の保管・廃棄にもお金がかかります。
 実は、医療機関では、
 資料の個人情報管理、保管、廃棄が
 一番問題になります。
 さすが、通話料金革命を起こされた、
 千本倖生会長の節約哲学はすごいと思いました。
      ■         ■
 番組の最後に会長のお言葉がありました。
 いっぱい失敗してますよ。
 だけど、そのときに失敗したことが、
 次のときにすごいラッキーな事として
 経験で返ってくることがあるんですよね。
 だから、番組を観ている若い人たちに言いたいのは、
 人生ですごい失敗をするじゃないですか、
 そのときに失敗したということを
 もう100%ダメだと思わないことですよね。
      ■         ■
 僕らだって、かなり深刻な失敗をした。
 でも、その失敗をしたことが
 5年7年経ってみて、
 あのときの失敗が実は
 今の成功のきっかけだったとわかる。
 繋がっているんです。
 だから、失敗したときのネガティブことだけを見て
 人生を生きちゃダメですよ。
 もうダメだと思って自暴自棄なことをしちゃいけない。
 失敗しても諦めず、
 とにかく耐えるんです
      ■         ■
 日曜日の朝から、
 いいお話しを伺いました。
 手術に失敗は許されませんが、
 私の人生も失敗だらけです。
 今日のがっちりをお聴きして、
 会長の書かれた、
 「挑戦する経営」千本倖生の起業哲学
 を読んでみたい気持ちになりました。

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ニトリの株価

 世界中で株安が続いています。
 日本の優良企業と言われた、
 トヨタ
 ソニー
 などの超有名企業も、
 軒並み株価が下落しています。
 私は株はやりませんが、
 株価はたまに見ています。
 世の中の流れがわかるからです。
      ■         ■
 ニトリ
 7,480(2008/12/5)
 2,720(2004/1/5)
 トヨタ
 2,650(2008/12/5)
 8,350(2007/2/27)
 ソニー
 1,717(2008/12/4)
 6,300(2008/1/10)
 株価を見ると、
 北海道生まれのニトリが、
 トヨタやソニーと完全に逆転です。
      ■         ■
 ニトリファンの私としては、
 ほんとうに嬉しい限りです。
 ニトリの似鳥昭雄社長に心から敬意を表します。
 この大不況の中で、
 株価が最高値を更新しています。
 ほんとうに、すごいことだと思います。
 今年は曜日の関係で、
 北海学園大学のニトリ講座を受講できませんでした。
      ■         ■
 昨年まで、
 3年間北海学園大学で受講させていただきました。
 とても勉強になりました。
 ニトリのバックボーンは、
 似鳥昭雄社長の夢とロマンです。
 日本の暮らしを豊かにして
 お客様に喜んでいただく
 私は苦しい時には、
 似鳥昭雄社長の顔を思い浮かべます。
 私など、似鳥社長の足もとにもおよびませんが、
 一人でも多くのお客様に喜んでいただけるように、
 明日もがんばりたいと思っています。
 札幌美容形成外科も
 お値段以上を目指しています!

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医療問題

医学書のコピー

 あまり名誉なことではありませんが、
 韓国や中国へ行くと、
 ブランド物のコピー商品を売っています。
 日本からの出国審査の後で、
 税関が
 コピー商品と本物を比べて展示しています。
 私が見ても、どちらがコピーで本物だか?
 さっぱりわかりません。
      ■         ■
 韓国や中国でも、
 国の規制が厳しくなり、
 コピー商品の工場が摘発されたり、
 販売者が捕まって、
 少しずつ、少なくなっているそうです。
 私自身は、
 靴もカバンも日本製。
 何年も同じものを…
 穴が開くまで使っています。
 その方が、使いやすく楽だからです。
      ■         ■
 韓国の学会へ、
 日本から行った、
 ヴェリテクリニックの福田先生が、
 セレクト美容塾・眼瞼という本を書かれています。
 2006年4月に
 克誠堂出版(こくせいどうしゅっぱん)から出版されました。
 美容外科医の間でベストセラーとなり、
 初版1,000部はすぐに売り切れたそうです。
 この本の韓国語翻訳版が、
 学会会場で売っていました。
      ■         ■
 この本は、純然たる医学書です。
 カラー写真がたくさん掲載されているので、
 素人の方が読まれても、
 内容の一部は理解できます。
 美容外科でよくある、
 いわゆる‘宣伝のための本’ではありません。
 学術的な価値も高いと思います。
 私は、福田先生と克誠堂出版が、
 韓国語訳を出されたと思いました。
      ■         ■
 福田先生がおっしゃるには、
 何の許可も同意もなく、
 韓国でコピーされて、
 ハングルに翻訳されて、
 出版されたと話されていました。
 福田先生は会場で(英語で)
 この本の改訂版が来年発売され、
 その中には新しい手術法が記載されています。
 と言われていました。
 第2版も、
 無断で翻訳・出版されるかもしれません。
 ちょっと残念ですが、
 これが厳しい現実です。

 

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医学講座

韓国土産

 私はショッピングの趣味もなく、
 ブランド物にも興味がありません。
 せっかく韓国へ行って、
 ウォンが安いまたとないチャンスなのに…
 買い物には行きませんでした。
 日本からは、
 韓国の免税品店めぐりツアーが大人気。
 有名なロッテ免税品店は、
 ほぼ100%が日本人だそうです。
      ■         ■
 韓国では、本を買ってきました。
 残念ながら、ハングルは読めないので、
 英文の教科書を買いました。
 Asian Blepharoplasty and the Eyelid Crease
というタイトルです。
 著者は、
 William Pai-Dei Chen先生という、
 眼形成外科がご専門の先生です。
 ロサンゼルス(Los Angeles)のクリニックは
 ロングビーチ(LONG BEACH)にあるようです。
      ■         ■
 西洋人と東洋人では、
 眼の構造がまったく違います。
 骨の造りもちがいます。
 医学は米国が発達していますが、
 西洋人の目にする手術を、
 そのまま東洋人にすると、
 とんでもないことになる場合があります。
 女優さんや俳優さんが、
 米国で整形手術を受けた?
 という話しを聞くことがあります。
      ■         ■
 よほど東洋人に慣れた先生がするとか?
 日系2世、3世の先生。
 韓国系米国人の先生。
 など東洋人の先生に受けなければ、
 何のために米国まで行って?
 ということにもなりかねません。
 私は細かい技術では、
 日本は米国にも負けないと思います。
      ■         ■
 私が英文の教科書を買うのは、
 技術の勉強も、もちろんありますが、
 教科書に書かれた英語表現を学ぶためです。
 韓国で発表する時はもちろん英語です。
 NHKのビジネス英会話で鍛えていても、
 専門的な医学用語や言い回しは、
 やはり専門書を読むに限ります。
 医学を志している学生さん。
 研修中の若い先生は、
 英文論文や英文教科書を読む練習を、
 学生時代から身につけるとよいと思います。

 

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院長の休日

想い出の唄

 弁護士の高橋智(さとる)先生の日記
 Sammy’sダイアリー
 先生の想い出の唄
 柴田まゆみの「白いページの中に」
 掲載されていました。
 狭い真駒内団地の一室で、
 両親の寝息(というよりイビキ)を聞きながら、
 カーテンで仕切られた狭い空間で、
 イヤホーンを耳に突っ込みながら、
 勉強していた
 この文章を読んだだけで
 先生のお人柄が理解できます。
      ■         ■
 私の想い出の唄は、
 札幌西高校2年生の時に開催された、
 札幌オリンピックの唄、
 虹と雪のバラードです。
 トワ・エ・モワのお二人が
 歌っていました。
 キレイなハーモニーが印象的です。
 当時の札幌は、オリンピックを契機として、
 大きく変わりました。
 田中角栄さんが内閣総理大臣になった時代です。
 私は西区八軒のボロ家に住んでいました。
 高2の私の成績では、
 医学部は夢のまた夢でした。
      ■         ■
 そんな時代によく流れていたのが
 「虹と雪のバラード」でした。
 この曲を作詞なさったのが、
 札幌医大整形外科初代教授の
 河邨文一郎(かわむらぶんいちろう)先生でした。
 作曲は荒井由実さんをデビューさせた
 アルファレコードの村井邦彦さんです。
 (作曲家のことは、この日記を書くために調べました)
      ■         ■
 虹の地平を 歩み出て
 影たちが近づく 手をとりあって
 町ができる 美しい町が
 あふれる旗 叫び そして唄
 ぼくらは呼ぶ あふれる夢に
 あの星たちの あいだに
 眠っている 北の空に
 きみの名を呼ぶ オリンピックと
      ■         ■
 雪の炎に ゆらめいて
 影たちが飛び去る ナイフのように
 空がのこる まっ青な空が
 あれは夢? ちから? それとも恋
 ぼくらは書く いのちのかぎり
 いま太陽の 真下に
 生れかわる サッポロの地に
 きみの名を書く オリンピックと
 生れかわる サッポロの地に
 きみの名を書く オリンピックと
      ■         ■
 河邨文一郎先生は、
 私が卒業する当時は、
 まだ札幌医大整形外科の教授で、
 附属病院長でした。
 講義で下肢延長術の話しなさったことを…
 なんとなく覚えています。
 河邨先生の下で
 整形外科の講師をなさっていらしたのが、
 作家の渡辺淳一先生です。
      ■         ■
 浪人時代によく渡辺先生の本を読みました。
 初期の渡辺先生の作品は、
 最近とは違って…
 医師の世界を書いたものが多かったためです。
 1970年代は…
 日本もいまよりずっと貧しい時代でした。
 私も明日はどうなるかわからない…時代でした。
 毎日、必死に勉強していました。
 明日の保障はありませんでしたが、
 今より夢の多い時代だったように思います。
 今でもこの虹と雪のバラードを聴くと、
 札幌オリンピックの懐かしい時代を想い出します。

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医学講座

made in Japan

 韓国や中国の先生と話していて気付くことは、
 日本製品に対する、高い信頼性です。
 カメラなどの光学製品は、
 韓国の先生も中国の先生も、
 日本製を使っていらっしゃいます。
 日本のレクサスなどの乗用車は、
 韓国人のあこがれだそうです。
 (韓国の大部分の乗用車は韓国製です)
      ■         ■
 美容外科の分野では、
 韓国や中国が著しく伸びています。
 学会場で目につくのが、
 中国の女性の先生です。
 とにかくすごいパワーです。
 簡単にできると思われるような、
 手術や治療に興味があるようです。
 韓国の女性の先生には、
 座長(学会の司会者)をするような、
 大学教授の先生もいらっしゃいます。
      ■         ■
 どの先生とお話ししても、
 日本製品は品質が高く、
 付加価値が高いものが多いと、
 日本を褒めてくださいます。
 これは、私たちがドイツの製品や、
 スイスの時計に抱くイメージと
 共通しているのでしょう。
 私はバッグなどのブランド物については…
 よく知りませんが、
 ヨーロッパの製品に人気があるのと同じですね。
      ■         ■
 医学の分野でも、
 日本が韓国や中国に負けないためには、
 高品質で日本人にしかできないような、
 手術とか治療を研究する必要があると思います。
 学会の懇親会で、
 美味しい食事や果物が出ました。
 でも、さくらんぼさん
 ラ・フランスやリンゴのような、
 飛び切り美味しい果物は、ありませんでした。
      ■         ■
 日本でしかできない、
 高品質の手術や、
 高品質の果物を作りましょう。
 外国もいいですが、
 帰国して…
 『日本はいい国だなぁ~』と思うのが、 
 外国へ行く、もう一つのメリットだと思います。
 メドインジャパンは最高です。


学会会場です


学会会場のレクサス


学会会場のベンツ

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医学講座

発表内容

 今日、無事に韓国から帰国いたしました。
 HPでも掲載許可をいただいた方がいらっしゃいます。
 せっかくの機会ですから、発表内容をご紹介いたします。
 私が得意とする手術は、
 手術用顕微鏡を使った目の手術です。
 日本では形成外科出身の先生を中心として、
 眼の形成外科手術に顕微鏡を使います。
 先日も日本形成外科学会誌に、
 関西の先生が論文を書かれていました。
      ■         ■
 私たち形成外科医は…
 顕微鏡を使って、
 細い血管を縫合する手術をします。
 私の目は、
 まだ老眼鏡無しで新聞を読めます。
 その上、手術用顕微鏡を使うと
 高齢になっても手術ができるくらい…
 よく見えます。
      ■         ■
 私の手術の特徴は、
 最低の侵襲で最高の結果を得る技術です。
 つまり、なるべく切るところを少なくし、
 手術後の腫れや内出血を少なくします。
 腫れや内出血が少ないと、
 手術後の痛みも少なく、
 より短い時間で社会復帰ができます。
 ‘なんちゃって美容外科医’の先生や、
 経験が少ない先生には、
 絶対にできない手術です。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 どこの病院やクリニックで受けても、
 同じではありません。
 形成外科専門医を持っていても…
 残念ながら…
 上手に手術ができない先生もいます。
 もちろん、私が手術をしても、
 全員が100%満足していただいているとは?
 思っておりません。
 たまに、お叱りを受けることもあります。
 それだけ難しい手術です。
      ■         ■
 韓国の先生が、
 大学教授でもない私を、
 わざわざ招待してくださるのは…
 国際学会で、
 以前に発表した内容を見てくださり、
 私を評価してくださったからです。
 医師として…
 研究者として…
 これほど嬉しいことはありません。
 私の技術が、
 私が死んだ後も残ります。
 また、もっと発展させてくださることも期待できます。
 これが韓国まで行って発表する理由です。
      ■         ■
 今回、写真を使うことを許可してくださった方です。
 ほんとうにありがとうございました。


まぶたが重く、夕方になると疲れます。
肩こりが強くマッサージにも通っています
睫毛で瞳孔縁が隠れています


手術直後です
腫れや内出血はわずかです


手術直後です


手術7日後です


手術17日後です


まぶたが下がってものが見えません
手術前です


皮膚も切除したので
腫れが残っています
手術一ヵ月後です


手術3年後です

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医学講座

発表が終わりました

 ソウルで開催された、
 第12回国際鼻形成外科ワークショップでの発表が
 11月29日に無事に終わりました。
 この学会は、
 韓国のInha大学耳鼻科教授のJang先生と
 ソウルの ShimmianクリニックのJung先生が
 開催されている学会です。
 今年で12回目になります。
 鼻形成外科の学会ですが、
 眼の形成外科やフェイスリフトなどの発表もあります。
      ■         ■
 私はこの学会に招待されて、
 手術用顕微鏡を使った、
 目頭切開手術と
 眼瞼下垂症手術の
 講演を行いました。
 手術用顕微鏡を使った形成手術は、
 まだあまり普及していないため、
 私の発表の時は皆さん居眠りすることもなく、
 熱心に聴いてくださいました。
      ■         ■
 学会の公用語は韓国語と英語です。
 同時通訳がついて、
 韓国語で発表した演題は英語に、
 英語は韓国語に通訳してくれます。
 参加者のうち、半数以上は、
 韓国以外の国の先生でした。
 一番多かったのが中国の先生。
 その他、台湾、フィリピン、シンガポール、
 オーストラリアなどの先生が参加しました。
      ■         ■
 日本から参加したのは、
 私の他に、
 ヴェリテクリニックの福田慶三(ふくたけいぞう)先生
 アネシス美容外科の水野力(みずのつとむ)先生
 銀座みゆき通り美容外科の水谷和則(みずたにかずのり)先生
 でした。
 私の発表の後で、
 中国の先生や韓国の先生から、
 お褒めの言葉をいただきました。
 自分で言うのも変ですが、
 発表は(大)成功でした。
      ■         ■
 夜は、懇親会の後で、
 会長のJung先生と5050クリニックのKim先生が、
 ご馳走してくださいました。
 Jung先生は51歳で、
 元耳鼻科の教授をなさっていらした先生です。
 PRSという米国形成外科学会誌に論文を書かれ、
 鼻形成外科の本も書かれている先生です。
 51歳で日本語教室に毎日通われ、
 一日50分の講義を受けていると伺いました。
      ■         ■
 Jung先生は鼻の手術に関して、
 間違いなく世界のトップクラスです。
 韓国国内だけではなく、
 中国からも患者さんがいらっしゃいます。
 日本人の患者さんもいらっしゃるそうです。
 中国人の先生もクリニックにいらっしゃいます。
 医療技術に国境がないことを、
 あらためて痛感しました。
 学会で写真を使うことを承諾してくださった皆さまに
 心から感謝いたします。


Jung先生と日本からの参加者


Jung先生、Kim先生、韓国、中国の先生と

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