医学講座

眼瞼下垂症手術とレーザーメス

 医療機器に対する、
 誤った認識があります。
 例えば、レーザーを使うと…
 痛みもなく…
 キズも残らず…
 一瞬にしてシミが消える?
 ホクロが跡形もなく取れる?
 腫れや出血がゼロの手術ができる?
      ■         ■
 夢のようなお話しです。
 こんなことは絶対にありません
 レーザーは取り扱いが難しく、
 脱毛用レーザーですら、
 出力や設定を誤ると…
 キズが残ったり…
 ヤケドをします。
      ■         ■
 日本ではエステで…
 レーザー機器や
 光治療器を使っての
 脱毛が黙認されていますが、
 医療機関以外でレーザー機器を使うのは違法です。
 韓国では医療機関にしかレーザー脱毛は認められていません。
 レーザーは決して夢の医療機器ではないのです。
 マスコミですら、誤った認識を持っています。
      ■         ■
 下の記事は、
 平成20年12月28日、朝日新聞朝刊に掲載されていました。
 医療記事の面に掲載されていたので、
 読者の信用度は高いと思います。
 大部分は間違っていませんが、
 眼瞼下垂症手術に炭酸ガスレーザーメスを使うと、
 出血を抑え、
 術後の腫れが少ない、
 と書かれています。
      ■         ■
 眼科専門医であり、
 形成外科専門医である先生への取材で
 書かれたと思われます。
 内容に対する検証が
 不足しています。
 確かに、
 一部の眼科医の間では、
 炭酸ガスレーザーを使用した、
 眼瞼下垂症手術が推奨されています。
 レーザー会社が協賛した、
 手術の勉強会もあるようです。
      ■         ■
 先日の韓国の学会でも、
 有名大学の眼形成外科の先生が、
 炭酸ガスレーザーを使用した、
 眼瞼の手術について講演されていました。
 その先生は講演中に、
 炭酸ガスレーザーの手術には…
 十分なトレーニングが必要であり、
 初心者が安易に導入すべきではない!
 とはっきり発言されていました。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 眼科でも
 形成外科でも
 美容外科でも
 受けられます。
 美容外科は自由診療ですが、
 眼科と形成外科は保険診療です。
 料金も同一です。
      ■         ■
 私は形成外科専門医や
 眼科専門医が手術をした、
 眼瞼下垂症手術のやり直しをしたことがあります。
 もちろん、
 私が手術をしても…
 100%完璧とはなりません。
 中には、苦言をいただく方もいらっしゃいます。
 それだけ難しい手術です。
      ■         ■
 私が申し上げたいのは、
 炭酸ガスレーザーメスを使用したから…
 形成外科専門医だから…
 大手美容外科だから…
 眼科専門医だから…
 年間100眼以上手術しているから…
 手術後にキレイになれる保証はない、
 ということです。
 私が検索した眼科のHPには、
 これで眼瞼下垂症が治ったの?
 というような症例も掲載されていました。
      ■         ■
 さくらんぼさんが困っていらっしゃるように、
 一般の方は、
 どこで手術を受けたらよいかわかりません。
 一つ私が推奨することは、
 HPをくまなく検索して、
 自分が理想とする写真が
 何症例か載っている病院を見つける。
 そこへ行って診察を受け、
 先生に会って、
 信頼できる先生だと思ったら任せる。
 あとは選んだ人の自己責任です。
      ■         ■
 朝日新聞の記者さんには、
 形成外科専門医にも、
 取材をしていただきたかったです。
 私は、
 炭酸ガスレーザーメスを使用するよりも、
 手術中の確認や、
 瞼を上げる量の調節が、
 この眼瞼下垂症手術のポイントだと思います。
 なかなか奥が深く難しい手術です。
      ■         ■
 平成20年12月28日、朝日新聞朝刊の記事です。
 どうしました
 眼瞼下垂
 65歳の主婦。最近目が開きにくくなり、眼科で眼瞼下垂と診断されました。
 医師は「緊急性はないが、手術をすると肩こりなども楽になる」と言われました。
 長年の眼精疲労や肩こりから解放されるのであれば手術したいです。
 手術法など について教えてください。(千葉県・S)
Q どんな病気ですか。
A まぶたを上げる筋肉の力が弱くなり、目を開けてもまぶたが垂れ下がってくる病気です。
 相談の方は、加齢によって筋力が落ちる後天性の眼瞼下垂と思われます。
 70歳前後に起きることが多いのですが、最近では50歳前後と、比較的に若い患者が増えていて、ハードコンタクトレンズの長期使用が原因ではないかといわれています。
Q どんな症状が表れるのでしょうか。
A まぶたが瞳孔の部分にかかると視野が狭くなり、すだれがかかったように薄暗く感じたりします。
 うっとうしいので指でまぶたを持ち上げたり、
 無意識のうちに見えやすいようにあごを突き出したり、
 額の筋肉を使って目を見開こうとしたりするために、
 頭痛や肩こりといった症状につながる人が多いようです。
Q 手術はどのように行われますか。
A まぶたを持ち上げる筋肉を短縮することによって、
 まぶたが上がりやすくなるようにします。
 局所麻酔をかけて両方のまぶたを手術するのに、
 1時間前後かかります。
Q 体への負担が少ない新しい技術もあるそうですが。
A まぶたは血管が多いため出血が多く、
 手術後も腫れるのが難点でした。
 最近は、止血をしながら切開することができる炭酸ガスレーザーメスを使うことで、
 出血を抑え、術後の腫れを少なくするよう工夫する医療機関も出てきました。
Q 手術の効果は。
A 視野が広がり、よく見えるようになることはもちろんですが、
 額の筋肉を使わなくてもまぶたが上がるため、
 おでこのシワが浅くなり、
 見た目が若くなるというアンチ・エイジングの効果もあります。
 また、頭痛や肩こりといった症状についても、
 手術を受けた人のうち7~8割が改善するという報告があります。
 宮田信之(みやたのぶゆき)さん
 岡田眼科副院長 =横浜市港南区
 (以上、朝日新聞より引用)

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悪天候と手術

 昨日[平成20年12月26日(金)]は
 この冬一番の大雪で悪天候でした。
 札幌美容形成外科が開院した、
 平成16年9月8日にも、
 北大ポプラ並木が倒れる、
 台風が札幌を襲いました。
 今でもよく覚えていますが…
 その日に地方から手術にいらしていただきました。
      ■         ■
 私も職員も、
 『今日の手術は無理だろう』と思っていました。
 その日に手術予定の方は、
 前日から札幌へいらしていただいており、
 札幌駅前通りの街路樹や、
 北海道庁前庭の大きな樹木が、
 バタバタと倒れ、
 ビルの看板が吹き飛ばされている中を、
 手術を受けにいらしていただきました。
      ■         ■
 一生に一度の手術。
 せっかく休みも取れたのに…
 どんなことがあっても… 
 手術を受けたいという思いが伝わりました。
 交通機関が止まった時は別として、
 手術が悪天候でキャンセルになることは、
 めったにありません。
 それだけ、
 ご本人にとっては、
 大切で重要なことだからです。
      ■         ■
 昨日(12月26日)も、
 悪天候の中を手術にいらしていただきました。
 朝の雪と風はかなりのものでした。
 北海道新聞夕刊には、
 次の記事が掲載されていました。
 暴風雪で道内交通まひ
 高速道も通行止め
 急速に発達した低気圧の影響で、
 道内は26日、
 日本海側やオホーツク海側を中心に
 暴風雪に見舞われた。
 札幌市などの道央圏はこの冬一番の降雪となり、
 主要道路は大渋滞。
 新千歳空港は羽田などと結ぶ106便が欠航、
 JRも運休や遅れが相次ぐなど交通網は大幅に乱れた。
      ■         ■
 札幌管区気象台によると、
 25日の降り始めから26日正午までの降雪量は、
 札幌市中央区で36㎝、
 夕張市と渡島管内長万部町で34㎝を観測した。
 桧山管内江差町では午前5時14分に
 最大瞬間風速26.9m、
 札幌でも午前8時22分に25.6mを記録した。
      ■         ■
 新千歳空港のほか、
 丘珠空港で発着便26便、
 函館-奥尻、稚内-羽田便の各一往復が欠航した。
 JRは大雪の影響で、
 進路を切り替えるポイントが動かなくなり、
 正午現在で千歳線や函館線などの
 特急、普通列車合計85本が運休し、
 最大で2時間の遅れが出るなど約2万人に影響が出た。
      ■         ■
 北電によると、
 強風で電線が切れるなどの被害があり、
 札幌市内を中心に2,500戸で一時停電した。
 道警交通管制センターによると、
 吹雪の影響で正午現在、
 道央道など高速道5路線6区間が通行止め。
 フェリーも稚内-利尻、礼文の計16便、
 函館-大間、江差-奥尻の計6便、
 羽幌-天売、焼尻の2便が欠航。
 同日夜の苫小牧-敦賀1便の欠航も決まった。
      ■         ■
 大荒れの天気は空知地方や
 上川地方などの内陸部を中心に
 26日深夜まで続き、
 27日も各地で大雪となる可能性がある。


暴風雪で倒れた街路樹。
道路をふさぎ、車が渋滞した
=札幌市中央区北5西8(西野正史撮影)
以上、北海道新聞より引用

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「完璧」の「璧」

 平成20年12月26日、朝日新聞朝刊、
 ひとときへの投稿記事です。
 「完璧」は遠いけれど
 最近、漢字について
 「読めても、書けなくなった」
 と嘆くことが多くなりました。
      ■         ■
 12月5日付の朝刊生活面を開いたら、
 見出しに「完璧な母に」とありました。
 文中には「かんぺき」とルビをふっているところがあり、
 この「璧」は特別な字なのかなあと思って、
 電子辞書を引いてみました。
 「目からうろこが落ちる」思いでした。
 ふだん、
 私は「璧」を「壁」と書いてきました。
 しかし、辞書には「壁」とはありませんでした。
      ■         ■
 これまで、自分だけがそう思っていたのかと、
 おそるわそる夫や友人に聞いたところ、
 私と同じで「えっ」という感じ。
 さすがに、元国語の先生に聞くと「璧」でした。
 間違いを恥ずかしいと思っていたのに、
 いつしか「仲間がいた」と安心している私でした。
      ■         ■
 字一つとっても、このように間違いはあるし、
 3歩も歩けば忘れてしまうほどなので、
 最近は「メモ魔」になりました。
 でも紙やチラシ、新聞の端、
 日記などにメモし、
 あちこちに置きます。
      ■         ■
 そのため、
 探し回って時間を費やしてしまいます。
 「完璧」は望んでもかないそうもありません。
 今後も私らしく、
 電子辞書をかたわらに置いて、
 「おめでたく」生きたいと思いました。
 福島県会津若松市
 有馬ミトメ 主婦67歳
      ■         ■
 お恥ずかしながら…
 私も「完璧」の「璧」の字について
 「璧」なのか?「壁」なのか?
 意識していませんでした。
 心配になって日記を見直してみました。
 幸い‘かんぺき’と入力すると
 →‘完璧’と変換されるので、
 間違っていませんでした。
      ■         ■
 投稿者の女性は
 67歳で電子辞書を使っていらっしゃる。
 すごいですね。
 私の世代は紙の辞書でした。
 今の電子辞書は、
 医学用語、
 英和辞典、
 広辞苑まで
 入っています。
 私たちの時代には、
 英和辞典と重い医学英和辞典を
 持ち歩いたものでした。
      ■         ■
 私を含めて、
 最近はPCや携帯の普及で、
 辞書を引くよりも、
 PCや携帯で…
 字を調べることが多いようです。
 そして極端に少なくなったのが、
 字を書く機会です。
 大学入試も医学部や理系は、
 国語はあってもセンター試験だけです。
      ■         ■
 試験で字を書くのは、
 小論文程度です。
 そうすると、
 字を書いて覚える機会が…
 極端に少なくなっています。
 首相が漢字を読み間違ったのを、
 笑ってばかりはいられません。
 漢字の書き間違い、
 変換誤りには、
 十分に気をつけたいと思います。

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院長の休日

飯島愛さんの死

 飯島愛さんがお亡くなりになりました。
 心からご冥福をお祈りいたします。
 報道されるまで、
 私は飯島愛さんのことを、
 よく知りませんでした。
 今日は…
 休診日で…
 一日中、家で年賀状の整理などをしていました。
 TVのワイドショーで何度も放送されていました。
      ■         ■
 ワイドショーでは、
 整形していたことが取り上げられていました。
 私は気になったので、
 ネットで検索して、
 彼女のHPを読みました。
 そこには、整形について書かれていました。
 『整形してる』とは、褒め言葉だ。
 チョ~ブスな子に 『あの子整形してるのよ』とは言わない。
 例え整形してなくても美人を見ると『どうせ整形でしょ?』と言うヤツもいる。

 『飯島愛って、整形してんでしょ?』 って言うのは、正解です!!!な、ダケだ

 整形にも色々あるし、病院選びは大切です。
 プチ整形と呼ばれるジャンルのもので、悩みが解消されるならお薦めですが、
 本当に良い先生と出会える様に、カウンセリングは沢山受けた方がいいよ!!
 ちなみに整形の、『今なら半額!!!』みたいな記事には注意してね!!
 インターンの先生が手術することが多いから….

 整形しろとは言いませんが、
 外見に自身が無いと、内面もそうなってしまうと思います。
      ■         ■
 私は飯島愛さんを手術なさった‘先生’を存じません。
 面識がある‘先生’かも知れませんが、
 自分から手術したとは絶対に言いません。
 ‘先生’も彼女の死を残念に思って、
 悲しんでいらっしゃると思います。
 ワイドショーでは、
 ‘整形’を否定的に報道していたように感じました。
 彼女のブログからは、
 ‘整形’を肯定的にとらえ、
 人生を前向きに生きている様子が伺えました。
      ■         ■
 私自身も…
 美容外科は
 ある意味で
 虚飾を作る外科かも?
 と考えることがあります。
 私が手術を担当させていただく、
 大部分の方は、
 ‘整形’によって、
 人生を
 明るく
 楽しく
 前向きに
 生きていらっしゃいます。
      ■         ■
 飯島愛さんに、
 どんな事情や病気があったか…?
 私にはわかりません。
 死後一週間近くも発見されず、
 行政解剖をされ、
 解剖では
 死因が特定できなかったと報道されています。
 解剖は東京都監察医務院で行われたのでしょうか?
 法医学で直接死因は判明しても、
 心の中まではわかりません。
 36歳という若すぎる死を、
 とても残念に思います。
 心からご冥福をお祈りいたします。

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昔の記憶

クリスマス・イヴ

 今日はクリスマス・イヴです。
 弁護士の高橋智先生は、
 山下達郎のクリスマスイブを聴きながら…
 奥様と楽しい青春時代を
 過ごされたのでしょうか…?
 園芸が趣味だった私は…
 不遇な青春時代を過ごし…
 クリスマス・イヴにあまり想い出はありません。
      ■         ■
 学生時代には勉強があり、
 医師になってからは当直がありました。
 クリスマスとかお正月は、
 新人医師が当直をするのが…
 当たり前でした。
 どこかへ食事へ行ったり…
 という記憶はありません。
 家内も私も休日が不規則な仕事でした。
      ■         ■
 家内は休日がある会社でしたが、
 私には休日は?
 あまりありませんでした。
 クリスマス・イヴだから…
 JR東海の新幹線で
 ちょっと行ける距離ではありませんでした。
 たまにしか会えなかったから…
 お互いをよく知らずに…
 結婚できたのかも知れません。
      ■         ■
 医療機関以外でも、
 クリスマスもお正月も仕事の方は…
 たくさんいらっしゃると思います。
 今の世の中、
 仕事があってお給料がいただけるのが、
 ありがたいのだと思います。
 受験生にもクリスマスはありませんね。
 予備校時代に、
 みんなのクリスマスとお正月は
 合格してからだ!
 と言われたのを覚えています。
      ■         ■
 私が唯一、
 楽しい想い出として残っているクリスマスは、
 友人のお父さんの教会で、
 クリスマス・イヴに、
 病気で入院している教会員の方のために、
 病院の窓の下へ行って…
 賛美歌を歌う行事に参加させていただいたことです。
 私は賛美歌を歌えないので、
 ただ付いて行っただけでしたが、
 クリスマスらしい楽しい想い出です。

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医療問題

山形からの手術

 さくらんぼさんからご質問をいただきました。
 すみません。
 山形から札幌に行き、
 本間先生に
 眼瞼下垂症の手術をお願いした場合、
 治療のためには
 どのくらい滞在してなければなりませんか?
      ■         ■
 母くらいの
 田舎のおばあちゃんの偏見ですが、
 美容外科に行くと1万5千円で
 眼瞼下垂症の手術をしていただくと
 あまり顔が老化していて
 しわ取りとか勧められて
 結局高くつくんじゃないのか?
 とか誤解してます。
      ■         ■
 以前、一度書いたことがあります。
 遠方からのお客様
 私が手術をさせていただいた方で、
 一番遠方の方は、
 ロンドンからいらしていただいた方でした。
 実家が日本で、
 帰国した際に手術を受けていただきました。
 二重まぶた埋没法です。
 ロンドンからビデオをご覧いただいたそうです。
      ■         ■
 米国西海岸からのお客様もいらしていただきました。
 実家が日本にある方、
 北海道に所要がおありになった方などです。
 日本国内ですと…
 九州の方にもいらしていただきました。
 抜糸までの一週間を札幌で滞在していただき、
 その後、メールで経過を知らせていただきました。
      ■         ■
 私は原則的には、
 地元での治療をおすすめします。
 抜糸したからといって、
 キズが治っている訳ではなく…
 体質によっては赤く盛り上がることもあります。
 キズの赤味を診察するために、
 遠方から飛行機代をかけて
 いらしていただくのも、
 お気の毒です。
      ■         ■
 さくらんぼさんのお母さんが、
 ご心配なさるように…
 手術の押し売りをすることは、
 私は、ありません。
 逆に、手術の必要はありません診断して、
 手術をしてくれなかった
 他の形成外科では眼瞼下垂症といわれたのに…
 と言われることはあります。
 保険診療で手術をする時は、
 この手術適応をメールや電話だけでは…
 決められないので困ります。
      ■         ■
 それでも、どうしても…と言われることもあります。
 その時はメールで何回か写真を送っていただいたり、
 症状を詳しく伺ったりして決めます。
 不思議なことですが、
 一度もお会いしたことがないのに…
 メールで何度もやりとりをしていると、
 不思議と信頼関係が築かれるようです。
 一度もトラブルになったことはありません。
 さくらんぼさんのお母様は、
 ご本人が手術を希望されない限り…
 どこの病院でもしない方がよいと思います。

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昔の記憶

グリーンガーデン

 私は高校生の時から、
 NHKの趣味の園芸が好きでした。
 医学部がダメだったら、
 農学部へ行って…
 植物を育てる仕事に就きたいと思っていました。
 高校生の頃は、
 札幌市西区八軒の家に住んでいました。
      ■         ■
 花好きでしたが、
 男子高校生が気楽に入れる…
 花屋さんはありませんでした。
 花屋さんは女性客が多く、
 シャイだった私には
 抵抗がありました。
 私は切り花よりも、
 鉢花が好きでした。
      ■         ■
 札幌興農園という種苗店が
 東急デパートの南側にありました。
 ここには、鉢花や観葉植物、
 屋上には温室までありました。
 こちらのHPで詳しく紹介されています。
 札幌駅へ来ることは
 めったにありませんでしたが、
 私が好きなお店の一つでした。
 残念なことに…
 今はカラオケ店が入居しています。
      ■         ■
 西区八軒の自宅から行けたお店が
 北区新川にあるグリーンガーデンでした。
 ここは、
 城木浩一さんという社長さんと
 上品な奥様、
 社長さんのお母さんが、
 いつもにこにこして、
 お花を売ってくれました。
      ■         ■
 広い敷地には、
 大きな温室があり、
 春にはキレイな花を咲かせてくれる…
 北海道には珍しい
 ソメイヨシノという大きな桜の木もあります。
 結婚してからも、
 家内と一緒によくこのお店の温室へ行きました。
      ■         ■
 平成元年に自宅を新築した時には、
 こちらのグリーンガーデンさんにお願いして、
 小さな庭を造っていただきました。
 社長さんから…
 先生、予算がないのだったら…
 土だけでもいいのを入れておくとよいです。
 とアドバイスをいただきました。
      ■         ■
 NHKの趣味の園芸が好きだった…
 男子高校生はモテませんでした。
 私はモテませんでしたが…
 54歳になっても花とか土が好きです。
 キレイなものを作る喜びは、
 美容外科にも通じています。
      ■         ■
 デパートや量販店でも、
 たくさん花を売っています。
 グリーンガーデンの花は、
 温室で大切に管理されています。
 暖房の温風で傷んでいないので、
 ずっと長持ちします。
 価格も良心的です。
 わたしのおすすめのお店です。


グリーンガーデンで購入しました

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医学講座

手術中の確認

 昨日の日記のコメント欄に
 次のご質問がありました。
 先生に質問なのですが、
 こういう眼になりたい等、
 眼の開きについて、
 手術中に鏡で確認は可能なのでしょうか?
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は保険適応の手術です。
 美容目的の手術ではありません。
 ですから、
 あの女優さんの目になりたい。
 目尻の垂れた部分だけを、
 ほんの少しだけ切除して欲しい。
 というご希望には…
 残念ながら沿うことができません。
      ■         ■
 それじゃ…
 高いお金を払って…
 TVで宣伝している○○美容外科へ行けば?
 何でも願いが叶(かな)う?
 かというと…
 美容外科の自由診療でも…
 100万円を払ったとしても…
 もともとの目からかけ離れた…
 女優さんの目にはできないのです。
      ■         ■
 人間の目は人種によって大きく違います。
 眼球の大きさそのものが違うこともあります。
 目を入れている、
 眼窩(がんか)という骨が、
 東洋人と西洋人では違います。
 まぶたの厚さも、
 脂肪のつき具合も違います。
      ■         ■
 ですから、
 どんなに高いお金を払っても、
 元の顔や目と
 まったく別人の顔や目にはできません。
 美容外科の自由診療でも、
 できない手術は…
 『申し訳ございませんが』
 『ご期待に沿うようにはできません』
 とお断りすることがあります。
      ■         ■
 眼瞼下垂症は眼瞼挙筋という筋肉が弱る病気です。
 加齢による皮膚の弛緩(しかん:ゆるみ)が
 原因のこともあります。
 初診で診察した時に、
 手術をすると、
 どのような目になるかを手鏡でお見せします。
 当院のビデオでご覧いただけます。
 携帯の方はこちらです
 ドコモ・ソフトバンク /
 au
 保険診療も自由診療も同じです。
      ■         ■
 手術当日に手鏡で再度確認します。
 手術前に確認したラインでマーキングをして、
 手術をはじめます。
 手術中に一度起き上がっていただき、
 手鏡で見ていただき、
 開き具合や左右のバランスを確認します。
 保険診療も自由診療も同じです。
 一番難しいのが、
 もともと左右の開き方が違う方です。
 何度か調整をすることもあります。
      ■         ■
 総合病院の形成外科には、
 外来にも病棟にも、
 大きな手鏡があります。
 キズの具合を見ていただく時、
 キズの処置方法をご説明する時、
 形成外科では手鏡が大活躍します。
 書面によるインフォームドコンセントより、
 手鏡による確認が大切だと思います。
      ■         ■
 札幌美容形成外科以外の形成外科で
 保険診療で
 眼瞼下垂症手術をする場合も、
 形成外科専門医であれば、
 必ずラインの確認はするはずです。
 ただ、
 手術中にするかどうかは先生によります。
 病院や‘先生’によっては、
 出血多量で確認できないところもあります。
 出血させない技術は札幌美容形成外科の企業秘密です。
 ご理解いただけましたでしょうか?


手術前です


手術直後です
手術中に確認していただきます


手術直後です


手術17日後です

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医学講座

悩み解決とアンチエイジング

 弁護士の高橋智先生の12月19日のダイアリーに
 アンチエイジングと女性の法律問題
 というタイトルがありました。
 女性の依頼者の方は、
 事件解決と共に、
 本当に見違えるように、
 生き生きと数歳若返っていくように思う。
      ■         ■
 悩み事を抱えると生気が無くなり、
 老け込んでしまうような気がする。
 アンチエイジングは
 最近の女性化粧品業界では
 キーワードになっているが、
 一番のアンチエイジングは、
 日頃の悩みを解消するということが
 大切な気がしている。
      ■         ■
 悩みは、身体や姿勢に繋がる。
 顔の表情と脳は連結しているそうだから、
 悩みは必ず顔に出る。
 折角の一度きりの人生だ。
 生き生きとした表情で
 美しく生きていきたいものだ。
      ■         ■
 離婚、惜別、金銭トラブル、
 人生は楽しいことばかりではありません。
 お金があればあったなりに…
 相続のトラブルになることもあります。
 自分だけで解決できない問題は、
 弁護士さんに相談するのが、
 一番よいと思います。
 私も高橋智先生に助けていただいています。
      ■         ■
 弁護士さんを選ぶのも大変です。
 私は高橋智先生と出会うまでに、
 5人の弁護士さんに相談に行きました。
 最終的に高橋先生にお願いすることになったのは、
 北海道新聞に掲載されていた記事
 それを頼りに検索して見つけた、
 先生のHPと日記でした。
      ■         ■
 女性は何歳になっても、
 若く…美しく…
 が理想です。
 何度も書いていますが、
 美容外科医になって
 一番の喜びや楽しみは…
 素敵な人生を歩んでいらっしゃる、
 素敵な女性とめぐり逢えることです。
      ■         ■
 高橋先生は、
 悩みを解消が
 アンチエイジング
 につながると書いていらっしゃいます。
 美容外科でキレイになられた女性
 手術した部位だけではなく、
 全身からキレイが溢(あふ)れるようになります。
 これは、何歳になっても同じです。
      ■         ■
 美容外科だけではなく、
 形成外科の保険診療で、
 眼瞼下垂症手術を受けられて、
 視界が広く明るくなるだけで…
 実に明るく生き生きと…
 素敵になれます。
 暗い世の中を明るくするために、
 ちょっと怖いのをガマンして、
 美容形成外科を訪れてください。


眼瞼下垂症の手術前です


手術一ヵ月後です
1割負担の方でしたら
手術費用は1万5千円程度です


手術3年後です
生命保険から手術給付金を
いただけることもあります

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院長の休日

わんこボランティア

 毎朝、今日のわんこを見るのを楽しみにしています。
 今朝のわんこは、
 黒いラブラドール・レトリーバーの
 ラブラちゃん (メス 11才)でした。
 通り沿いの小料理屋さんの店先で
 昼間は別の仕事をしているご主人を
 夕方まで待っています。
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 近所の優しい女性が
 忙しいご主人に代わって
 毎日散歩に連れて行ってくれていました。
 このおかげで
 留守番中も淋しくないし、
 近所の素敵な優しい人も
 わんこもとても楽しそうでした。
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 わが家では、
 2008年6月18日に愛犬のチェリーが亡くなりました。
 2008年6月20日に花の下に埋葬しました。
 その後、引っ越してしまったこともあり、
 わんこを飼えないままです。
 一番チェリーの世話をしていた家内は、
 もうイヌは飼えないといいます。
 それでも、大型ショッピングセンターなどの、
 ペットショップで一番気になるのが、
 チェリーと同じ犬種のシェルティーです。
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 私は、ペットロスにはなりませんでしたが、
 イヌを飼いたくても、
 なかなか飼えない人は、
 たくさんいると思います。
 もし、NPO法人札幌わんこボランティア
 なんてのがあって…
 ペットの散歩やお世話を、
 ボランティアでできたら…?
 と考えました。
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 ペットを飼っているけれど、
 飼い主の都合で散歩ができなくなった。
 飼い主が入院することになった。
 そんな時にボランティアで、
 ペットのお世話をさせていただく。
 もちろん無報酬で。
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 どこかに、
 こんなNPOはないかなぁ~
 実現は難しいでしょうが、
 美容外科医を辞めたら…
 こんなことをしてみようかなぁ…
 私のささやかな夢です。

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