医学講座

コロナ補助縮小、病院打撃_今日から2割減

 今日は2023年10月1日(日)です。
 札幌マラソンの日です。
 数日前は雨の予報でしたが、
 今日は曇時々晴です。
 朝は晴れていました。
 雨がちょっと降ったようです。
 2023年もあと3ヵ月です。
      ■         ■
 猛暑少雨で山形のさくらんぼさんの果樹園は大変です。
 北海道でも影響があります。
 漁業にも影響があります。
 地球温暖化をもっと考えておくべきでした。
 物価が上がって、
 電気もガスも上がって、
 灯油も上がって大変です。
 病院経営も大変です。
      ■         ■
 2023年10月1日、北海道新聞朝刊の記事です。
 コロナ補助縮小、病院打撃 1日から2割減 赤字拡大、看護師退職相次ぐ
 新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行してから5カ月近く経過する中、道内の医療機関の経営がさらに悪化することへの懸念が広がっている。国が1日から医療機関に対するコロナ対応の補助を縮小するためだ。看護師らが「コロナ疲れ」で退職するケースも相次ぎ、人手不足で病床を閉鎖する医療機関もある。コロナによる医療機関の苦悩はなお続いており、専門家は医療体制を根本的に見直す必要性を訴えている。
 「国の補助があったからこそ対応できた。今後の経営は厳しくなる一方だ」。深川市立病院事務部の木田享主幹は9月中旬、厚生労働省が10月1日から病床確保料の上限額を2割分縮小する方針を発表したことを受け、こう漏らした。
 病床確保料はコロナ患者を受け入れるため事前に空けておく病床と、感染管理のゾーニングなどのため休止する病床を対象に、収入減を補う国の補助だ。道内の医療関係者の間では「100人のコロナ患者を受け入れると、一般医療の300人の治療を諦めざるを得ない」とされ、確保料が経営の危機に陥った多くの病院を救った。深川市立病院の全体収支は2020~22年度ともに黒字だった。
 この補助がないと、どうなるのか。同病院の診療に関する収入から支出を差し引いた「医業収支」は2020年度は約9億5千万円、2021年度は約6億円、2022年度は約8億6千万円、それぞれ赤字になった。それ以前も赤字傾向だったが、コロナの流行で赤字額はさらに2億~6億円ほど増えた。職員への手当や検査機械の導入など新たな出費が増える一方、受診控えや感染者の入院受け入れによる通常医療の制限で患者数は減少した。
 医業収支の赤字増は他の病院も同じだ。総務省が公表する公立病院の2021年度の決算資料によると、道内の病院84カ所のうち同病院を含めた55カ所で、コロナ流行前の2018年度と比べて赤字が拡大した=グラフ=。
 患者を受け入れるため、空床を出さざるを得ない状況は5類移行後も変わらず、院内で集団感染が確認されれば入院制限のリスクも負う。だが、国は移行後の5月8日から病床確保料の上限額をこれまでの半分に下げ、10月からさらに2割削減。全体の収支が一時的に黒字化した病院も再び赤字となる可能性がある。道央圏の医師は「病院側にとっては『受け入れたら負け』のような状況になってしまう」と嘆く。
 コロナ禍は医業収支を悪化させただけでなく、人材面にも打撃を与えた。5類移行を前にした今年春ごろから、激務が続いた看護師が「コロナ疲れ」で退職するケースが相次いだ。
 道内地方の複数の医療機関でも既存の病棟を閉じざるを得ず、これまでぎりぎりの人手で乗り越えてきた実態があらわになった。市立根室病院では2021年度以降に20人以上の看護師が退職し、看護師不足で一部の病床を閉じている。釧路管内標茶町の標茶町立病院では、平日の時間外や週末の救急外来の休止を行った。
 北海道医師会の関係者は「今、コロナは『終わった』との印象ばかりが先行するが、医療現場では全く終わっていない。受けた傷は今も残り、苦しみも続いている」と語気を強める。
 感染症指導などで道内の医療機関を巡る感染症医で北海道科学大客員教授の岸田直樹医師は「コロナ患者の診療を行う病院を、しっかり支える制度が必要だ」と指摘。「看護師、薬剤師、臨床検査技師ら医療関係者間の役割を見直すなど、限られた人手でも効率的で良質なケアができる体制を模索するべきだ」と話す。(岩崎あんり)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 大きな病院はコロナ補助金で黒字になったと言われています。
 市立札幌病院は積極的にコロナ患者を受け入れてました。
 日本ではじめてのコロナ患者さんは、
 市立札幌病院で治療しました。
 がんばっていたのに、
 補助金削減で赤字は大変です。
 下のグラフを見ると、
 市立札幌病院の赤字が飛びぬけています。
 病院の規模もちがいますが、
 何とか考えていただきたいです。
 私は市立札幌病院が大好きです。

“コロナ補助縮小、病院打撃_今日から2割減”へのコメントを見る

医学講座

夕刊配達

 今日は2023年9月30日(土)です。
 今日で北海道新聞夕刊が終わりです。
 道新ファンの一人としてとても残念です。
 道新や道新販売店の事情もよく理解できます。
 配達員の確保が大変です。
 折込広告で配達員募集を何度も見ました。
      ■         ■
 今日の北海道新聞、いずみへの投稿です。
 夕刊配達
 専業主婦として3人の子育てをしていました。夫はトラックの運転手で、不規則な生活。でも私がパートに出るのは難しい。夕方の少しの時間で近所ならと、夕刊の配達をやっていたご近所さんに「辞める時は譲ってね」と声をかけました。
 その方は体力づくりのために始めたので、とてもお元気。私は、下の子が小学生になった頃に仕事が回ってきたらいいなあと思っていましたが、予想より少し早く声がかかりました。
 長男は小学6年、次男は幼稚園の年長、長女は年中の時です。運動らしい運動から遠ざかっていたので、初めのうちはマンション内の階段の上り下りでかなり息が上がりました。
 その勢いでご飯支度はできましたが、片付けまでは厳しい。ちょっと休んだつもりが寝てしまって、真夜中に洗い物をする羽目になっていました。
 5年前の胆振東部地震の時は停電になってエレベーターが使えず、10階を超えるマンションの階段を上り下りしました。それでも、もう十分、届けられる体力がついていました。
 配達中、子どもが部活でのアクシデントのため救急車で運ばれたと連絡が来て慌てたこともありました。大雪で目の前の道が見えなかったり、ツルツル路面で転んでしまったり…。これからも頑張るつもりでしたが、9月末で休刊。残念です。私を社会復帰させてくれたこの仕事に感謝です。配達した23年間、ありがとうございました。
 佐藤裕美(さとう・ひろみ 59歳・新聞配達員)=札幌市豊平区

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 23年間もの長い間、
 夕刊を配達してくださりありがとうございました。
 胆振東部地震の時は、
 マンションの階段を上がって届けてくださいました。
 今日の読者の声には『夕刊よ、ありがとう』という、
 根室の松下要一様の投稿もありました。
 夕刊のコラム『魚眼図』を楽しみにしていらしたそうです。
 夕刊が無くなるのは残念ですが、
 これからは朝刊をじっくりと読ませていただきます。
 長い間ありがとうございました。

最後の道新夕刊です

“夕刊配達”へのコメントを見る

医学講座

ミス・ジャパン_グランプリに吉田愛さん_佐賀県庁の職員

 今日は2023年9月29日(金)です。
 札幌は秋晴れのいいお天気です。
 10月1日(日)に札幌マラソンがあります。
 残念なことに天気予報だと雨のようです。
 2023年9月28日、Yahoo!ニュースです。
 『ミス・ジャパン』グランプリに吉田愛さん 佐賀県庁の職員で「職場の了解を得ております」 県知事に報告へ
 今年で5回目の開催となる『2023ミス・ジャパン』の最終選考会が28日、都内で開催され、ファイナリスト40人から佐賀県代表の公務員の吉田愛(よしだ・あい/25)さんがグランプリに選出された。
【全身ショット】ティアラを被り…純白ドレスで満面の笑みを見せた”グランプリ”吉田愛さん
 審査は、1stセッションでカジュアルウェアを着てウォーキング。そこで上位進出者が決まり、2ndセッションの15秒スピーチなどでTOP5が決定。その後、ドレス審査と質疑応答を経て、5代目のグランプリが決まった。
 吉田さんは「感謝の気持ちが1番あります。佐賀大会、日本大会と、たくさんのファイナリストの方と一緒に頑張ってきました。その方々の思いを背負って、これから頑張っていきたい、という強い思いがあります」と今の心境を口にした。
 現在は佐賀県庁の職員。「公務員なので出ていいのか」という葛藤もあったそう。「表に出て表現することが好きなので思い切って挑戦しました」と明かし「職場の了解を得ております。公務員の規定でもミスコンは大丈夫でございます」と笑う。月曜日から佐賀で仕事だそうで「知事に報告に行けたら」と笑顔を見せていた県庁のマドンナなのか問われると「そんなことはないですよ。モテたらうれしいんですけど」と謙遜していた。
 一時期、芸能事務所に所属し、芸能活動もしていたそう。「もともとの夢はアイドルになること、公務員になることでした」と話し、笑いが。「佐賀が好きで公務員として佐賀のために働くこと、アイドルになって佐賀をアピールすること」と真意を語った。芸能活動を再開する可能性を問われると「今の私の気持ちといたしましては公務員をしながら輝く。未来で私の気持ちが、どう動くかわからないんですけど、今の気持ちとしては公務員しながらも自分らしさの活動をしていければ」としていた。
 『ミス・ジャパン』は、国内のミスコンテストの決定版として、2019年から新しく開催された年間のページェント。グランプリは、1年間にわたり公式イベントやチャリティー活動に従事する。今年は、応募総数約5000人の中から、地方大会のウィナーがファイナリストとして、トレーニング・チャリティー活動・プロモーション活動を共に行い、この日に『ミス・ジャパン』が決まった。

(以上、Yahoo!ニュース、ORICON NEWSより引用)

      ■         ■
 佐賀県庁の職員さんというのがすごいです。
 きっと佐賀県知事もよろこんでいらっしゃることと思います。
 私は形成外科医なので、
 きれいなお嬢さんの目に注目します。
 ミス〇〇のお嬢さんの目は、
 決して幅広の平行二重ではありません。
 二重幅はせまい方が多いです。
      ■         ■
 注目していただきたいのが、
 まつ毛と眉毛の距離です。
 目を開く力が強いので、
 黒目が大きく出ています。
 眉毛(まゆげ)と睫毛(まつげ)の間は短く、
 黒目の面積が大きいのが特徴です。
 健康的できれいな女性だと思います。
 佐賀県や日本のためにがんばっていただきたいです。

“ミス・ジャパン_グランプリに吉田愛さん_佐賀県庁の職員”へのコメントを見る

医学講座

道医療大、北広島市BPへの移転決定

 今日は2023年9月28日(木)です。
 札幌は雨です。
 山形のさくらんぼさんの果樹園にも雨が降りました。
 残念ですが猛暑少雨による被害が大きく、
 山形県は米や柿にも影響が出ていて、
 大変なことになっているそうです。
 少しでも回復してくれることをお祈りしています。
      ■         ■
 2023年9月28日、北海道新聞朝刊の記事です。
 夕刊は今日を入れてあと3日です。
 昨日、北海道医療大学の北広島移転が決まりました
 たくさんの記事が道新に出ています。
 道医療大、北広島市BPへの移転決定 2028年4月に新キャンパス
 北海道医療大(石狩管内当別町)を運営する学校法人東日本学園は27日、札幌市内で開いた理事会で、北広島市のプロ野球日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)への移転を正式に決めた。2028年4月をめどに新キャンパスに移転する。一部に慎重論も出たことから、移転させる施設や機能の範囲は、今後の協議事項としたが、大学側は全面移転する方向。少子化が進む中、利便性が高い新キャンパス移転で志願者や入学者を確保し、大学の存続を図る考えだ。
 計画では、移転先は球場からJR北海道が早ければ2028年に整備する新駅に向かって約200~300メートル離れた敷地。広さは約1万7700平方メートルで、当別キャンパスの半分以下になる。日本ハムが北広島市から購入した土地を有償で借りる。
 当初案は、当別キャンパスに加えて札幌市北区の札幌あいの里キャンパスと北海道医療大学病院も集約する内容。理事会後の同大広報の説明によると、移転の範囲については「本年度中に決める」としたが、同大理事の一人は取材に対し、「病院も含めて全面移転する方針に変わりはない」と明かした。
 同大関係者によると、10月10日に同大と北広島市、日本ハムの3者で移転を合意する協定書を交わす。新しい校舎や病院の建設、移転などにかかる費用は約420億円で、このうち350億円を借り入れる方針。
 同大には、近年の志願者数の減少で今後、大学の経営が財政的に厳しくなる見通しがあり、数年前から札幌市内や近郊など利便性が高い移転先を探していた。
 北海道新聞が入手した同大の移転に関する文書によると、北広島に移転する利点について、①現在はJR札幌駅から大学直結の北海道医療大学駅まで約50分かかるが、移転後はBP新駅まで約20分など利便性が向上する②札幌だけでなく小樽、苫小牧、岩見沢からも1時間程度で通学が可能となり志願者増が期待できる―などとしている。
 移転方針に対し、当別町の後藤正洋町長らは26日、大学側に移転断念を求める要望書を提出していた。
 道医療大はなぜ北広島へ移転するのか 当別町はどうなる?
【当別、北広島】北海道医療大(石狩管内当別町)が27日、2028年度の北広島市へのキャンパス移転を決定した。学生の利便性を高めなければ、少子化によって激化した大学間競争を生き残れないという大学側の事情が背景にある。ただ、当別町にとっての影響は甚大で、多くの学生や職員が通う大学が5年後に消滅すれば、人口減少に拍車がかかり、経済への大きな打撃も避けられない。
費用調達が課題
 道医療大の最大の狙いは、札幌にアクセスしやすいプロ野球北海道日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)内に移転することで、学生確保と経営基盤の安定を図ることにある。球場を核にした地域開発を描く日本ハムとも利害が一致した形だが、400億円超に上るとされる移転費用をどう賄うかなど、待ち受ける課題も多い。
道医療大は学部新設直後の2013~2015年度に志願者が6千人台に上ったが、その後は減少傾向が続き、2023年度には4080人まで減った。大学関係者によると、このままでは入学者の減少で7年後の2030年に財務状況が悪化し、その10年後には経営が行き詰まるとの試算もある。
 同大がかねて学生募集の「障壁」とみていたのは、札幌からのアクセスだった。札幌と当別町を結ぶJR札沼線(学園都市線)は冬期間、降雪の影響で運休になりやすい。同大のある教授は「受験生へのアンケートで、医療大について『通いにくい』との指摘が多かった」と明かす。
 同大の法人運営を協議する評議員の1人は「学生にとってアクセスの問題は大きく、当別にとどまることで今後経営が改善する可能性は全くない。そう考えると、当別にとどまる選択肢はない」と断言する。
 地方大学を取り巻く環境は厳しさを増している。文部科学省によると、道内の2021年の18歳人口は約4万5千人で、大学進学者は2万1千人だった。2040年には18歳人口が37%減の2万8500人となり、進学者は26%減の1万5500人までしぼむ見通しだ。
 全国の私大620校のうち、2022年度の入学者が定員を割り込んだ大学は48%に上る。さらに2023年度には53%に達し、初めて5割を超えた。道医療大のような中小規模の地方の私大339校のうち、36%は赤字に陥っている。こうした状況を踏まえ、政府は再編を促す政策を来年度から本格展開する方針だ。
日本ハム打診
 道医療大が生き残りに向け、数年前から水面下で検討してきたキャンパス移転。めぼしい候補地や局面打開の手だてがなかなか浮かばない中、大学にとって「渡りに船」の案を示したのが日本ハムだった。関係者によると、日本ハムからBPへの移転の打診があったのは1年ほど前で「突然、降って湧いたような話だった」(同大幹部)。
 BP運営会社のファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)の前沢賢事業統括本部長は今年5月、日本記者クラブでの記者会見で「われわれが(BP)エリア周辺に必要と思っているのが、学校、オフィス、病院。能動的にエリアを作り上げることが非常に重要だ」と語っていた。
 日本ハム側にとって、約3600人の学生が在籍し、系列病院もある道医療大は多くの条件を満たし、BPの集客増やイメージ向上も期待できる連携相手であったことは間違いない。
 JR北海道が早ければ2028年にBP隣接地に整備する新駅は札幌駅まで約20分で行くことが可能だ。岩見沢や苫小牧、小樽からも1時間程度で通学可能なため、大学側は「志願者の増加につながる」と期待する。プロ野球球団との連携や、人気の観光地にもなりつつある場所への立地によって、大学の知名度向上にもつながるとみている。
 ただ当別町から北広島市への移転費用は総額400億円超に上るとされ、同大は今後、資金調達という重い課題を抱えることになる。
人口減に拍車
 人口約1万5千人の当別町にとって、約3600人の学生と約800人の教職員を抱える教育機関の存在は大きく、半世紀近くにわたり大学の存在を前提に進めてきた町のまちづくりは根本的な見直しを迫られる。町は移転に伴う経済損失は20億円以上と試算し、大学に移転撤回を求めるが、これまで議論の「蚊帳の外」に置かれており、打つ手がないのが実情だ。
 町は27日、移転決定について報道機関の取材に対し「大学側から正式に申し出があるまでは答えられない」と表明するにとどめた。ただある町幹部は「役場にだけ話がないまま進み、全く寝耳に水だった」と憤りをあらわにした。
 町が大学移転の情報を知ったのは、報道機関が取材に動き始めた9月中旬になってからだった。後藤正洋町長は、同大を運営する大学法人の鈴木英二理事長に面談を数度にわたり求めたが返答はなく、22日に移転方針が報じられる直前に大学側から連絡があったという。
 町はこれまで大学に手厚い支援を講じてきた。1993年の看護福祉学部開設の際は1992年度から5年間で計5億円を支援。2017年1月には地下水を使っていた大学敷地内に水道を設置した上、2021年度までの5年間は使用料を全額免除か半額にし、計約5200万円を減免した。2018年度からは町内に住民登録した学生に、町内で使える商品券1万円分を贈っている。
 そうした経緯があるだけに衝撃は大きく、後藤正洋町長は26日に移転断念を大学側に要望した後、「町と大学は50年近い付き合い。まちづくりの柱が失われる影響は計り知れない。もう少し早く相談してほしかった」と記者団に悔しさを吐露した。
 後藤町長から北広島への移転について「民間(大学)の動きには口は出せない」と報告を受けた宮司正毅前町長は「何をやってる」と電話で声を荒らげ「(移転決定を)どう阻止するか。何か条件を提案するべきだ」と伝えたという。町は23、24の両日、幹部職員らを緊急招集して対応を協議したが、妙案は見いだせなかった。
 打撃は甚大だ。町によると2022年は同大の学生3632人のうち2割超の883人が町内在住。地元不動産業者らでつくる当別アパート組合によると、組合に加盟する業者のアパートやマンション1181戸のうち医療大生が入居するのは649戸を占める。大学側からの要望に応え、ここ数年で学生向けアパートを新築したオーナーも少なくないという。町商工会の種田統事務局長は「アパート経営は立ちゆかなくなる。学生アルバイトに頼っている飲食店も多いし経済損失は計り知れない。ショックだ」と肩を落とす。
 実際、大学撤退後の自治体には苦境が待ち受ける。2005年に私立の道都大(現・星槎道都大、北広島市)が撤退した紋別市は、学生、教職員合わせて約450人がいなくなり、学生向けのアパートや下宿の廃業が相次いだ。
 紋別市内の飲食店は大幅に減り、撤退時には外食産業やコンビニエンスストアなどの売り上げが年間21億~31億円減少すると推計。紋別商工会議所の加賀博之事務局長(56)は「紋別は学生がいなくなったことでアルバイトとしての労働力と若者の購買力の両方が失われた。若年層が地方からいなくなる影響は数字以上に大きい」と語った。
 当別町長「残念」 道医療大の北広島移転決定に
 【当別】北海道医療大学(石狩管内当別町)を運営する学校法人東日本学園が27日夜の理事会で、同大の北広島市への移転を正式に決めたことについて、後藤正洋当別町長は28日、報道陣の取材に「残念。町として今後どう対応するか、町内の各団体とも協力して早急に検討したい」と話した。
 後藤町長は北広島市のプロ野球北海道日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)への同大の移転方針が報道されるまで大学側から町への相談や説明などがなかった点について「いろんな感情があるが、冷静に対応したい」と語った。
 後藤町長らは移転方針が明らかになった後の26日に、大学側に移転の断念を求める要望書を提出していた。(和賀豊)
 道医療大移転、歓迎と悲嘆 北広島のアパート「増築も」 当別の飲食店「つぶれる」
 【北広島、当別】北海道ボールパークFビレッジ(BP)の開業に続き、北海道医療大の進出も決まった北広島市では、商工関係者から「さらなる活性化を」と歓迎の声が上がった。一方、石狩管内当別町の住民からは「移転を断念して」「店がつぶれてしまう」と、今後の町の発展や飲食店などの経営を不安視する声が相次いだ。
 北広島市への大学移転は、2005年に紋別市からの移転を完了した道都大(現・星槎道都大)に続き2校目。経済関係者の期待は高まる。
 「大学移設の効果は未知数だが、経済発展に向けて関係機関と連携したい」。北広島商工会の藤山康雄会長(73)は、道医療大の進出に期待をにじませた。同市にある星槎道都大の学生数約1070人に対し、道医療大は約3600人と3倍以上で、商工関係者は大きな経済効果を見込む。
 北広島で賃貸アパート12棟を経営する藤川隆志さん(93)は「入居者の8割は道都大生。今後、学生数が増える確証を持てれば増築を考える」と話す。不動産会社社長の羽田好志(よしゆき)さん(54)は「大学が進出すれば空室のリスクも減り、北広島の投資物件の価値はさらに高まる」とみる。
 学生客の増加に期待を寄せる店も。JR北広島駅前で居酒屋を営む福田健次さん(61)は「若者は遅い時間でも飲みに来てくれる。学生向けサービスも検討したい」。同駅近くでスポーツ用品店を営む佐藤直人さん(61)は「ベッドタウンで日中の人通りは少ないが、学生が増えればにぎわうだろう」と期待を込める。
 一方、当別町では自営業者らの悲痛な声が上がる。
 不動産賃貸業山田明さん(70)は、道医療大関係者の要請を受け4年前、JR当別駅近くに学生向けの5階建てアパートを新設。「移転話は寝耳に水だ。死活問題であり、断念してもらいたい」と訴える。町内でアパートを経営する松岡宏尚さん(35)も「入居者の8割は学生。学生がいなくなれば年1400万円の損失になる」と窮状を語る。
 中華料理店店主の井原幸三さん(64)は16年前、学生客の来店を見込んで店を開業した。売り上げの半分を学生が占める月もあるだけに「移転の話を聞いてがっかりした。寂しいし、不安だ」。同大卒業生で大学内で弁当を販売する上田恵美さん(44)は「コストが上昇しても、学生のために弁当の値段は抑えてきた。先のことはまだ考えられない」とこぼした。
 今後の町の行事運営などを心配する声もある。当別町社会福祉協議会が9日開いたイベントは、運営スタッフの6割の約130人が同大の学生ボランティアだった。高齢者向けの体操教室や除雪サービスも学生が担っており、松岡良尚会長(62)は「今のやり方では続けられないものが出てくるかもしれない」と語る。
 学生の受け止めはさまざまだ。理学療法学科1年の宮村和樹さん(19)は「当別だとアルバイト先も限られる。北広島に移れば、遊ぶ場所も増えそうだなという印象」。薬学科1年の中村頼陸(らいむ)さん(18)は「部活仲間が増えて当別の生活を楽しめている。大学には新しい施設もあるのに、移転はもったいない」と話した。(佐々木遼、綱島康之)
 JR北海道医療大学駅、利用客の激減必至 北広島移転で本数見直し、駅名変更の可能性も
 北海道医療大(石狩管内当別町)が北広島市のプロ野球北海道日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)内に移転することで、現在のキャンパスに直結するJR札沼線(学園都市線)北海道医療大学駅は、利用客が大幅に減る見通しだ。同駅は札沼線の札幌方面からの終着駅。利用客の多くは同大の学生や教職員で、1日66本(上り34本、下り32本)の発着本数の見直しや駅名変更の可能性が指摘されている。
 同駅は1981年に東日本学園大(現在の北海道医療大)への通学のために大学前駅として開業し、1995年に今の駅名になった。2012年には札沼線桑園―北海道医療大学間が電化された。利用客が少なかった北海道医療大学―新十津川間が2020年に廃止された際、JR北海道が当別町の要望を受けて当別―北海道医療大学間を増便したほか、駅の改札口を新設。バスの待合所を設置して駐車場を拡幅するなどして、駅前にターミナルも整備した。
 JRの調査(平日)によると、駅の乗車人員は1日平均2369.4人(2015~2019年)。周辺に住宅や商店は少なく、多くを北海道医療大の学生や教職員が占めている。
 駅から空知管内月形町など周辺地域を結ぶバス路線もあり、JRが駅の廃止を検討する目安としている乗車人員1日平均3人以下となる可能性は低いとみられる。JR北海道は今後の対応について「詳しい情報がないのでコメントできない」(広報部)とするが、JR関係者は「大学の跡地が何に使われ、利用客数がどうなるかによるが、駅名の変更や運行本数の見直しなどは検討せざるを得なくなる」と話す。
 一方、JRは千歳線のBP隣接地に、早ければ2028年にも新駅を開業する予定。学生など同大関係者も新駅を利用することになり、JRは千歳線の輸送体制拡充の検討も迫られそうだ。(長谷川裕紀)


(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 道新にこんなにたくさん記事が出ていて、
 当別町のことも考えると言葉がありません。
 大学も学生減は死活問題です。
 18歳人口がこんなに減っていて、
 ほんとうに大変なことです。
 2030年に財務状況が悪化し、
 2040年には経営が行き詰まるのでは、
 移転は仕方がないと思います。
 かつて栄えた炭鉱が閉山した後の、
 美唄や夕張を考えました。

“道医療大、北広島市BPへの移転決定”へのコメントを見る

医学講座

みずほ証券ネット倶楽部に注意

今日は2023年9月27日(水)です。
札幌はすっかり秋になりました。
今日の最低気温は14℃、
最高気温は24℃です。
札幌美容形成外科は休診日です。
最近、休診日にばあさんの病院に行きます。
看護師さんに大変お世話になっています。
感謝しかありません。
■         ■
うちのばあさんの楽しみがです
ネットで株価を見ながら、
自分なりに細かく数字を見ています。
入院してからは株の売買をしていません。
日本経済はよくないのに、
2023年6月以降に株価が上昇しています。
日経平均が3万円を超えています。
■         ■
先日も病院へ行って、
:あのね、あなたが好きだった株、値上がりしているの。
(株を)売るかい?
ばあさん:全部売ってちょうだい。
売らないと(入院費が)払えないでしょ?

:売らなくても払えるょ。
でもね(あなたの株が)全部で400万円以上値上がりしているの。
ばあさん:全部売ってちょうだい。
■         ■
ばあさんの携帯から、
みずほ証券ネット倶楽部にログインして、
売却ボタンを押しても売却できません。
コールセンターに電話するように指示が出ます。
営業時間外だったので、
9月25日(月)に電話して、
みずほ証券札幌支店につないでもらいました。
札幌支店担当者の長澤さん、
入院されたので制限をかけました
第三者利用による取引を制限するためです。
私は激怒して、約款のどこにそんなことが書いてあるの?
■         ■
みずほ証券ネット倶楽部のどこにも、
本人に無断で操作できないようにすることがあります
…とは書いていません。
私が激怒して札幌支店に連絡し、
みずほ証券から社員に東札幌病院まで来てもらって、
ようやく株を売却できました。
残念なことに、
ばあさんが売ると言った時より、
合計で約20万円近く値下がりしてばあさんが損をしました。
■         ■
病気で入院中にも、
株価をチェックして売買をしている人がいると思います。
私がたまたまばあさんの入院をみずほ証券の担当者に伝えたので、
本人に無断でみずほ証券ネット倶楽部の端末からの操作をできなくしたそうです。
同じように、入院中の方には、
くれぐれも注意していただきたいです。
病院によっては証券会社社員の面会を許可しないところもあります。

“みずほ証券ネット倶楽部に注意”へのコメントを見る

医学講座

もくもくと丁寧に手術

 今日は2023年9月26日(火)です。
 札幌はすっかり秋の気配になりました。
 朝の気温は20℃です。
 山形のさくらんぼさんの果樹園では、
 猛暑少雨の影響でりんごがボロボロ落ちてきたり、
 ラ・フランスも腐れ始めてきたりと、
 大変なことになってしまっているそうです。

 ほんとうに大変です。
 少しでも回復してほしいです。
      ■         ■
 ちょうど一年前に、
 第45回日本美容外科学会が札幌で開催されました。
 一年前の院長日記です。
 私はほぼ毎年2つの日本美容外科学会の両方に参加しています。
 日本美容外科学会JSASJSAPS
 第45回日本美容外科学会(札幌)はJSAPSです。
      ■         ■
 参加して感じることは、
 形成外科出身の美容外科医が多いJSAPSは、
 instagramYouTubeで発信する先生より、
 もくもくと手術を上手にする先生が多いです。
 ひとり一人の患者さんを、
 丁寧に手術しているなぁ~
 …と感じる先生が多いです。
      ■         ■
 確かに集客という意味では、
 インスタYouTubeは効果的です。
 でも一人で手術ができる患者さんの数は限られています。
 私が患者だったら、
 SNSで発信が多い先生より、
 もくもくと丁寧に止血をして、
 ちゃんと治してくれる先生を選びます。
      ■         ■
 手術後に腫れないようにするには、
 手術を丁寧にすること、
 専門的には愛護的操作あいごてきそうさと言います。
 丁寧に止血をすることです。
 上手な先生の手術は出血が少ないです。
 69歳のおじいさんですが、
 今日も丁寧に手術をします。
 私は丁寧に手術をするのが好きです。

“もくもくと丁寧に手術”へのコメントを見る

医学講座

札幌駅仮バス停_バスターミナル代替2023

 今日は2023年9月25日(月)です。
 2023年9月も今週で終わりです。
 今週の土曜日で道新の夕刊が終わります
 道新ファンの私としてはとても残念です。
 はいはい道新が朝刊で続くので、
 少しだけほっとしています。
 札幌駅のバスターミナルも今週で最後です。
      ■         ■
 2023年9月25日、北海道新聞朝刊の記事です。
 札幌駅仮バス停、完成間近 バスターミナル代替 10月1日利用開始へ待合施設
 JR札幌駅南口の再開発ビル(中央区北5西1、西2)建設に伴い、30日限りで閉鎖される札幌駅バスターミナルに代わる仮設バス停留所の整備が大詰めを迎えている。10月1日の利用開始に向け、屋根や風よけがある待合施設も登場。再開発ビルが完成する予定の2028年度まで使われる計画だ。
 現在のバスターミナルは8月末に閉館した札幌駅直結の商業施設「札幌エスタ」(北5西2)1階にあり、札幌市内の路線バスと都市間高速バスが1日約1600便発着していた。
 ターミナル内のバス停は札幌駅北口に9月1日に移転した定期観光バスの停留所を除き、同駅南口周辺に移る。仮設停留所は風よけのパネルで囲った上に屋根を取り付けており、ほぼ全ての整備が完了した。より多くの人が中に入れるよう、いずれもベンチはない。
 仮設停留所のうち苫小牧や室蘭、岩見沢などへの都市間高速バスは日本生命札幌ビル(北3西4)周辺に、新札幌駅や藻岩山、手稲区などへの路線バスは北4西4周辺に、定山渓温泉や真駒内などへの路線バスはホクレンビル(北4西1)周辺に配置する。
 10月1日からはバスの時刻表も変わる。詳細は各社ホームページか市公共交通情報サイト「さっぽろえきバスナビ」へ。(五十地隆造)


日本生命札幌ビル付近に設置された仮設バス停留所。10月1日から利用できる

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 私が毎朝通る道にバス停ができます。
 自転車レーンの上にバスが停車し、
 来週からどうしようと思います。
 道新の地図で見ると、
 ㉚道南バス、室蘭、登別温泉、静内・浦河
 ㉛沿岸バス、特急はぼろ号、特急ましけ号
 ここだけバス停のところにビルがありません。
 バスに乗る前にトイレに行こうとしても行けません。
      ■         ■

 私が毎日通っている道路です。
 自転車レーンの青いマーカーの上を走ってきます。
 来週からここにバスが停車しています。
 歩道もせまいので、
 自転車を押して歩くのも大変です。
 通勤経路を変えるしかないかなぁ~です。
 69歳のおじいさんは困っています。

“札幌駅仮バス停_バスターミナル代替2023”へのコメントを見る

医学講座

少子化と大学経営

 今日は2023年9月24日(日)です。
 札幌は秋晴れのいいお天気です。
 朝の気温は18℃で寒いくらいです。
 半袖では無理で、
 長袖にジャンバーで自転車で来ました。
 自転車通勤は11月末まで、
 あと2ヵ月です。
      ■         ■
 昨日の院長日記、
 北海道医療大、北広島へ移転で、
 少子化のことを考えてみました。
 大学経営は少子化で大変です。
 読売新聞WEB版に記事がありました。
 2023年4月4日、読売新聞オンラインの記事です。
 私立大の新設を抑制へ、少子化で「定員割れ」相次ぎ…学生確保の見通しを厳格に審査
 文部科学省は、私立大学を新設する際の審査を厳しくし、大学全体の規模を抑制する方針を決めた。少子化の進展で入学者数が入学定員を下回る「定員割れ」大学が増えていることから、学生確保の見通しを客観的なデータや分析で示すことを大学に義務づけた。2025年度開設予定の大学から適用される。
 同省の大学設置・学校法人審議会はこれまで、教員体制や施設、教育課程などに法令上問題がなければ大学の新設を認可してきた。
 その結果、大学は増え続け、文科省や日本私立学校振興・共済事業団によると、1992年に384校だった私大は、2022年に620校となった。一方、この間に18歳人口は4割減少し、同年5月時点の定員割れ私大は半数近くに上る。
 そのため、同省は3月、私大組織の設置審査基準の一部を改正した。学生確保の見通しについて、①新設する大学の地域的なニーズや開設後の18歳人口の推計値を踏まえ、入学希望者がどれだけ集まるかの分析 ②同じような学部をもつ近隣の大学の定員充足状況 ③進学説明会や高校訪問、SNSでの情報発信といった学生募集のための計画や見込まれる効果――などを審査基準に加えた。これらの客観的なデータが示されなければ、設置は認められない。
 近年大学の経営状況は厳しさを増している。同事業団の2020年度調査では、私大を運営する564学校法人のうち、78法人が経営難となった。今年3月に学生募集の停止を発表した恵泉女学園大(東京)も、定員割れから大学経営が難しくなったという。
 金子元久・筑波大特命教授(高等教育論)の話「短大や高校に学生が集まらず、4年制大学を新設するケースも多く、私大の供給過剰を招いた。社会情勢から審査基準の厳格化はやむをえず、大学側も意識を変えるべきだ」

(以上、読売新聞オンラインより引用)

      ■         ■
 18歳人口がこんなに減っているとは知りませんでした。
 北海道医療大学が大学存立への危機で北広島に移転するのは、
 ほんとうだと思います。
 医学部のことしかわかりませんが、
 国公立大学の医学部定員は、
 各大学でみると私の頃より減っています。
 たくさんの優秀な医療人を育成した、
 北海道医療大学が無事に移転してほしいです。

“少子化と大学経営”へのコメントを見る

医学講座

北海道医療大、北広島へ移転_2028年度

 今日は2023年9月23日(土)秋分の日です。
 朝の札幌は小雨が少し降っていました。
 猛暑がうそのように少し寒いくらいです。
 今日の最高気温は22℃、
 山形のさくらんぼさんのところは、
 最高気温25℃、
 雨は降らないようです。
      ■         ■
 今日の北海道新聞朝刊トップ記事です。
 道医療大、北広島へ移転 2028年度、新球場敷地に 27日の理事会で判断
 【当別、北広島】北海道医療大(石狩管内当別町)が北広島市のプロ野球北海道日本ハム「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)に移転を検討していることが22日、複数の大学関係者への取材で分かった。2028年度にBP敷地内に新キャンパスを設置、当別キャンパスに加えて札幌市北区の札幌あいの里キャンパスと北海道医療大学病院も集約する。27日の同大理事会で可否を決定する方針。
 北広島市では、JR北海道が新駅をBP隣接地に早ければ2028年に整備する計画を発表するなど球場を核にした開発が進んでおり、同大移転でさらに加速しそうだ。半面、大学直結のJR札沼線(学園都市線)「北海道医療大学駅」があるなど大学の存在を前提にまちづくりを進めてきた当別町にとっては大打撃となる。
 移転の理由について、大学関係者は北海道新聞の取材に「少子化に伴う近年の入学者減で財政が厳しくなっており、大学の存立への危機感から新キャンパス設置を検討することになった。それしか生き残る道がない」と明かした。移転は4、5年前から検討していたという。当別町より交通機関が降雪の影響を受けにくい上、札幌にも近いことから学生の利便性向上につながるとの大学の狙いと、BPに教育機関や病院を誘致したいとの日本ハム側の考えが一致したとみられる。
 検討案によると、BP内の新キャンパス予定地は球場から新駅方向に約200~300メートル離れた約1万8千平方メートルの敷地。日本ハムが北広島市から購入した敷地を同大が有償で借りる。当別キャンパス、札幌あいの里キャンパス、医療大病院といった主要施設の大半を集約する。総合グラウンドなどの体育施設は当別に残す方向という。同大側は理事会翌日の28日に当別町に説明する予定。後藤正洋町長は移転について「大学側から何も聞いておらず答えようがない」と話した。
 一方、移転に伴い、現在の北海道医療大学駅は駅名変更なども議論になる可能性がある。JR北海道関係者は、駅を利用する学生がいることで路線を維持できているとして「移転すれば影響は大きい」と話した。(小森美香、岩本進)
 <ことば>北海道医療大 薬、歯、看護福祉、心理科、リハビリテーション科、医療技術の6学部9学科、大学院6研究科を擁する医療系大学。1974年に東日本学園大として旧釧路管内音別町に開学した。1985年に石狩管内当別町にキャンパスを統合、1994年に現大学名に変更した。現在は当別町をメインに、札幌市北区の札幌あいの里キャンパス、同中央区の札幌サテライトキャンパスがあり、あいの里には北海道医療大学病院がある。学生数は大学院を含め約3600人、教職員数は約800人。



(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 当別町とうべつちょうにとっては大変なことです。
 大学が移転してしまうと、
 税収が大きく減り、
 人口も減ります。
 JRの駅まであるのに、、、
 跡地に他の大学を誘致するのも難しいと思います。
      ■         ■
 大学側の事情もよく理解できます。
 少子化で入学定員を確保するのは大変です。
 その上、電気・ガス料金の値上がりです。
 経営が苦しいのもよくわかります。
 大学の存立への危機感はほんとうだと思います。
 私は音別町に開学した東日本学園の時から知っています。
 たくさんの医療人を育ててくれた大学です。
      ■         ■
 知り合いの薬剤師さん、
 歯科医師の先生、
 看護師さんなど、
 優秀な卒業生がたくさんいます。
 看護師さんは、
 早くから大学院を設置したので、
 北海道医療大学で学位を取得された方も知っています。
 コロナでよくTVにでていらした看護師さんも、
 医療大学の先生でした。
 無事に移転計画が進むことをお祈りしています。

“北海道医療大、北広島へ移転_2028年度”へのコメントを見る

医学講座

インフルエンザ流行2023

 今日は2023年9月22日(金)です。
 札幌は秋晴れのいいお天気です。
 朝の気温は19℃でした。
 ちょっと寒いです。
 今日から長袖にジャンバーです。
 今年は猛暑のため紅葉が少し遅いようです。
      ■         ■
 今日の北海道新聞朝刊のトップ記事です。
 北海道内でインフルエンザ流行本格化 過去10年で最も早く コロナ感染も増加、医療逼迫懸念
 道内で季節性インフルエンザの流行が本格化しつつある。道によると、8月末~9月初旬から流行入りしており、過去10年間で最も早い。2020年以降の新型コロナウイルス感染対策でインフルエンザに対する免疫力が低下したことが背景にある。新型コロナの感染者数も高い水準で推移しており、同時流行による医療逼迫(ひっぱく)が懸念されている。
 道が21日に発表したインフルエンザの感染状況によると、直近1週間(11~17日)の感染者数は指定医療機関1カ所当たり1.79人と前週比0.21人増。流行入りの目安の「1人」を上回ったのは9月第1週(8月28日~9月3日)から3週連続となった。若い世代の感染者が多く、休校や学年・学級閉鎖は最新の集計がある4~10日の週で小中学校14校で発生した。
 例年、インフルエンザの流行入りは10~12月。今年は道内で初めて1人を超えたのが8月28日~9月3日の週(同1.43人)と、異例の早さだ。過去10年間ではこれまで2019年の10月後半が最も早かった。
 札幌市中央区の円山ため小児科は今週、複数のインフルエンザ患者を診た。多米淳院長は「年間を通して流行している感覚。20年以上開業しているがこんなことは初めてだ」と話す。
 道によると、インフルエンザは通常、流行開始の翌年3~5月に収束し、夏場の感染者数は指定医療機関1カ所当たり、ほぼゼロとなる。今年は7月3~9日の同0.11人を底に増加に転じ、完全に下がりきらなかった。厚生労働省によると、全国では今年、現行方式で集計を始めた1999年以来初めて一度も1人を下回らないまま9月に入った。4~10日は同4.48人と道内より深刻だ。
 流行の背景には新型コロナ対応がある。札幌医科大の横田伸一教授(微生物学)によると、2020年以降、マスク着用などの徹底で結果的にインフルエンザの流行が抑えられ免疫力が低下。今年5月に新型コロナの感染症法上の分類が5類に見直されて対策が緩和され、インフルエンザに感染しやすい状況が生じたという。
 21日の道発表では、新型コロナの直近1週間(11~17日)の感染者数は同14.86人と、なお高い水準。同時流行が続くと医療機関の負担が増し、多米院長は「医療機関にかかれない患者が出てきたり重症化リスクの高い高齢者が罹患(りかん)したりする懸念がある」と話す。
 横田教授はインフルエンザ、新型コロナ共通の対策として「体調の悪い時は静養し、高齢者と会う時はマスクを着けるなど感染拡大防止を心掛けてほしい」と呼び掛ける。(国乗敦子)


子どもを中心にインフルエンザ患者が増えている=21日、札幌市中央区の円山ため小児科(大島拓人撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 15歳のけんいち少年ひ弱でした
 西高一年生の頃
 札幌西高の想い出
 私が札幌西高校へ入学したのが、
 1970年4月(昭和45年4月)です。
 よく風邪をひいて、
 学校を休みました。
      ■         ■
 流行にはうとい15歳のけんいち少年でしたが
 インフルエンザには苦しみました。
 高校生の保健体育のレポートで、
 インフルエンザの特効薬ができるといいと書きました。
 インフルエンザの薬ができましたが、
 それでもかかりたくないです。
 今年は早目にワクチン接種をします。
 インフルエンザに気をつけましょう。

“インフルエンザ流行2023”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ