院長の休日

札幌駅前通地下歩行空間_開通一周年

 今日で札幌駅前通地下歩行空間開通一周年です。
 札幌駅前通りの人の流れが変わりました。
 昨年までの工事中は…
 地上には青空もあるのに…
 地下をそんなに歩く人がいるの…?
 …という疑問がありました。
      ■         ■
 結果は…
 地上からは人が消えました。
 大多数の人は…
 夏も冬も…
 春も秋も…
 地下歩行空間を歩きます。
      ■         ■
 私も毎日利用しています。
 理由は…
 安全で快適だからです。
 冬でも凍っていません。
 転倒の心配もいりません。
 自動車も自転車も来ません。
      ■         ■
 雨も雪も平気です。
 外気よりあたたかです。
 信号がないので…
 地上を歩くより時間が短縮できます。
 一般道と…
 高速道の違いのようです。
      ■         ■
 ただ…
 人が多いので…
 注意しないと…
 人⇔人
 の衝突は危険です。
 スマホを見ながら歩く人もいます。
      ■         ■
 青空が広がる日も…
 女性には日焼けしないので好評のようです。
 札幌美容形成外科へも…
 とても便利になりました。
 目印は壁の1という数字です。
 1の裏側にエレベーターがあります。
      ■         ■
 このエレベーターの目の前が…
 札幌美容形成外科が入居するビルです。
 雪印パーラーの青い看板が見えます。
 その手前の入口に…
 札幌美容形成外科の光る看板があります。
 4階には美容室もできました。
 気軽に入っていただけます。
 ご来院をお待ちしております。

壁の1が目印、この裏にエレベーターがあります
エレベーターを降りたら目の前が雪印パーラーです
ビルの名前はコンタクトオフビルになりました

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院長の休日

2012年3月11日

 今日で東日本大震災から一年です。
 TVで報道される画像を見ると…
 まだまだ大変な時期です。
 今でも遺体を捜すために…
 重機の免許を取得した女性や…
 ダイバーの資格を取得したお父さんが…
 新聞に掲載されていました。
      ■         ■
 札幌に居ると…
 震災の実感は忘れてしまいそうですが、
 まだまだ復興に時間がかかりそうです。
 阪神淡路大震災の後で、
 家族で神戸を訪れたことがありました。
 変わり果てた神戸を見て…
 神戸出身の家内は涙を浮かべていました。
      ■         ■
 新聞報道によると…
 被災地でも復興が進んでいます。
 昨年の院長日記にも書きましたが…
 日本を復興させるために必要なのは…
 人々の英知を集めて…
 助け合って協力することです。
      ■         ■
 昨年書いた言葉です
 日本人には、
 ノーベル賞の頭脳があり、
 すべての国民が読み書きができ、
 勤勉で、
 隣近所が助け合うという、
 素晴らしい国民性があります。
 日本を復興させるために
 一人ひとりががんばりましょう

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院長の休日

有給休暇がない経営者

 昨日の院長日記で、
 北海道新聞に掲載された
 六花亭製菓社長小田豊さん
 …をご紹介いたしました。
 全従業員の有給休暇消化100%実現はすごいことですが…
 おそらく社長さんは…
 毎日休みなく働いていらっしゃると想像します。
      ■         ■
 美容整形の先生は…
 楽で…
 もうかりそうで…
 当直もないから…
 …とお考えの先生に言います。
 楽ではありません
 もうかりません
      ■         ■
 確かに…
 高額納税者に美容外科医が名を連ねた時代もありました。
 今は価格破壊が進んでいます。
 倒産した美容外科もたくさんあります。
 ぼやぼやしていると…
 あっという間に閉院の危機です。
      ■         ■
 私が知っている美容外科医は、
 勤勉でよく働いています
 毎日アメブロを更新していらっしゃる…
 高須幹弥先生は毎回学会でお会いします。
 内容も充実していて…
 私が読んでも参考になります。
      ■         ■
 ブログの更新を…
 よく新幹線の中でしていらっしゃいます。
 私なら…
 疲れて爆睡していると思います。
 新大阪→名古屋→東京…
 …と乗り過ごしそうです。
 ブログの最後の方に…
 今日は疲れているので
 ○○はまた今度書きますね
 …という文を読んで心配しています。
      ■         ■
 私たちが美容外科を生業としているのは、
 美容外科
 形成外科好きだからです。
 自分の技術が、
 他の人から評価されて…
 感謝されると嬉しいからです。
 疲れていても…
 ブログを更新するのは…
 読んでくださる方がいらっしゃるからです。
 有給休暇はなくても…
 がんばって働いています

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院長の休日

六花亭製菓社長小田豊さん

 平成24年3月8日北海道新聞朝刊の記事です。
 トップの決断
 北の経営者たち
 六花亭製菓社長
 小田 豊さん(64)
 1947年、帯広市生まれ。帯広三条高、慶応大商学部卒。京都の老舗菓子店・鶴屋吉信で修行後、1972年7月六花亭製菓(当時は帯広千秋庵)に入社し、副社長。95年6月、社長。
 従業員は家族ゆとり職場へ残業ゼロ号令
 雇用維持の信念貫く
 東日本大震災のあった昨年3月。来客の大半を観光客に依存する小樽店の売り上げが、前年同月比で9割も減った。会社全体でも3割減。経験したことのない事態だった。経費削減が必要だが、すでに徹底して取り組んできた。人を減らすわけにはいかない。自分は何をすべきなのか。
 「残業はしないでほしい」。悩んだ末、従業員に指示を出した。雇用を最優先する考えに揺るぎはなかった。
 夏ごろから売り上げが徐々に回復し、仕事量も増えてきたが、残業ゼロの号令は社内に浸透していた。従業員は動きに無駄のないよう用具の置き場を変えるなど、地道に工夫を重ねた。その結果、1人当たり年間150時間あった残業時間が、2011年度はゼロになる見通しだ。経常利益も前期を60%上回る見込みで、特別ボーナスを3月、全従業員に支給する。
 厳しい局面で雇用維持を貫けたのは、長年の積み重ねがあったからだ。
 父豊四郎氏が創業した帯広千秋庵(現六花亭製菓)に1972年入社し副社長に就任した。このころ、ホワイトチョコレートがブームとなり、フル生産が続いた。
 1人1日1情報
 70~80年代、業績は急激に伸びた。ところが、会社の机の上に毎日のように従業員の辞表が置かれているのを目にした。給料や残業手当が支払われても休みは取れず、「もうついて行けない」との理由だ。
 ただ、菓子職人であり「お菓子の神様」と呼ぱれた父に、辞表の話など言い出せない。夜、従業員を呼び、酒をくみ交わして慰留した。「これは労働搾取だ。なんとか変えることはできないか」と思い始めた。やがて確信した。「おいしいお菓子を提供するためには、心も体も健康でなければいけない」
 週休2日制導入を追い風に1989年、従来のように有給休暇を買い上げることはしない、と宣言した。同年以降、毎年、全従業員の有給休暇消化100%を実現している。
 ゆとりのある職場づくりを進める一方で、従業員には意識改革を求めた。副社長だった87年から始めた「1人1日1情報」という取り組みだ。仕事で改善すべき点、客に言われてうれしかったこと、プライベートなことなど、さまざまな情報を従業員に出してもらう。寄せられる情報は1日600~700。毎日3時間かけて目を通して120~130を選び、365日休まず発行する社内新聞「六輪」に掲載する。
 「会社は大きな家族と考えているので、私は家長です。家族の思いを共有しようと、六輪を始めました。今では、これがないと経営はできない」と話す。全従業員1300人の名前と顔を覚えている。人事は、適性を考慮してすべて自分で決める。
 改善努力は、日々続けられる。今年1月、看板商品の「マルセイバターサンド」の個別の包装をフィルムを折りたたむ方式から、袋に入れて密封する方式に変更した。「製品に虫が入っていた」という苦情がまれに寄せられるためだ。調べてみると、これらの虫は道内に生息しないため、出荷時の混入ではない。折りたたみ式の包装には隙間があるため、本州などで、食べるまでに虫が入ってしまうと推測できた。
 密封式の機械の導入に2億円かかった。でも、思わぬ副産物があった。これまでのフィルムを折りたたむ機械の作業では、クリームを挟んだクッキーを押さえる必要があった。袋に入れる新方式ではその工程がないため、クリームのふんわりした食感が保たれた。「安心してお客に食べてもらえる。機械は高額だったけれど、製品の完成度が高まった。菓子作りは損得だけではないからね」と話す。
 社内のクラブ活動は、国体にも出場した軟式野球部をはじめ、管楽器アンサンブルなど活発だ。一方、勤務中は「精進を怠らず、こつこつまじめに働く人材の集まり」だ。「仕事も遊びも一生懸命」という社風がしっかり根付いている。
 取材を終えて
 若いころから茶道をたしなんでいるという。本店をはじめとする各店舗や中札内美術村(十勝管内中札内村)、六花の森(同)に足を踏み入れた際に感じる閑寂さと無駄を省いた美しさ。六花亭を貫いている独特の美的センスはここから来ているのだと納得した。理知的に話し、豪快に笑う。温かみのある人だ。(須藤幸恵)
 (以上、北海道新聞から引用)

本社敷地内には、勤勉さで知られる祖母としさんの胸像がある。
「六花亭の財産は人の勤勉さなんです」と話す小田豊社長=帯広市内

      ■         ■
 私は小田豊社長の講義を、
 北海学園大学経営学部経営学科の
 ニトリ寄附講座でお聞きしました。
 素晴らしい社長さんです。
 六花亭をここまで立派になさったのは、
 従業員は家族というお考えで…
 優秀な社員を育てられたからです。
      ■         ■
 昨年の震災後は、
 どこの企業も大変でした。
 その中で…
 経常利益が前期を60%も上回るのは…
 驚異的です。
 また、北海学園の講義でもお聞きした…
 全従業員の有給休暇消化100%実現は…
 すごいことです。
      ■         ■
 札幌美容形成外科も…
 可愛い従業員は家族と思っています。
 全従業員の有給休暇消化100%実現は…
 退職時にまとめて有給消化でしか実現できていません。
 私も小さいながら…
 経営者の端くれです。
 六花亭製菓様を見習って…
 ゆとりのある職場づくりを進めたいと思います。

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医学講座

気になる目の下のくま解消法

 平成24年3月3日、朝日新聞、be on Saturday
 元気のひけつ
 から引用した記事です。
 気になる目の下のくま解消法
 こすらずにマッサージ
 朝、鏡を見てガッカリすることがよくあります。目の下に住み着いてしまった黒いアイツ。
 原因は疲れ?加齢?とにかく消すか、防ぐか、なんとかしたいのです。
      ■         ■
 「目のくま」には医学、美容上の明確な定義はないという。一般的に血行不良肌の色を決めるメラニン色素の沈着たるみしわなどの――の三つの側面から説明されてきた。2000年ごろに国内化粧品メーカーの研究者が相次いで、くまと、血流やメラニン色素の多さには本当に関係があることを確かめて発表した。
 花王ヘアビューティ研究所の曽我元さんらは15~69歳の女性約180人の目元を調べた。茶色っぽい色が強い人はメラニン色素が多く、赤や青の色みが強い人は血流循環と関係があり、しわやふくらみといった形状の変化は年齢との関係が強いことが分かった。色みも形状変化もない女性は全体の4%にとどまり、80%ほどの女性で、二つ以上の要素が混在していた。
 しかし、実のところ、くまの研究はあまり進んでいないという。上下のまぶたの皮膚は、顔の他の部分と比べて厚みが半分程度しかない上に、目という敏感な器官のそばなので検査や実験が難しい。
 東京大形成外科の吉村浩太郎さんは「表情をつくるためなのか、目の周りの皮膚は顔のなかで最も繊細な動きをするようにできている」と話す。他の部分は皮膚と筋肉の間に皮下脂肪があるが、目の周りでは皮膚と筋肉が直接接している。疲れた筋肉の凝りや毛細血管の状態が、そのまま表面に伝わると、くまになるというわけだ。
 ポーラ商品企面部の菅千帆子さんが、対処法を三つの要素ごとに授けてくれた。
 まず、しわやたるみ。要するに加齢の結果なので、気になる人は、いわゆるアンチエイジング(抗加齢)のケアを。張り感が増すようなクリーム系のアイケア用品がお薦めという。
 色素沈着については、「今よりも、ひどくしないことが重要」と菅さん。目のメークは、強くこすらないように注意する。メラニン色素は刺激を受けると増えてしまうし、繊細な皮膚はしわもできやすい。化粧を落とすときも摩擦は厳禁。メーク落とし剤を付けたコットンを目の上にそっと数秒置き、メーク材を吸い取らせるイメージで拭き取る。
      ■         ■
 最後に、メークをしない男性にも役立ちそうな血行不良対策。指の腹で、痛くない程度に目の周りを押して血流を促す。やはり、こすらずに、骨を感じる要領でマッサージを。
 目から鼻へと通る血管は胸元へと続く。首筋から鎖骨周辺のデコルテ部を押してマッサージしたり、スカーフなどで温めたりするのも効果的だ。デスクワークが長く続くときは、休憩を利用して首や肩のストレッチで凝りをほぐそう。 (冨岡史穂)
 《インフォメーション》
 ポーラ研究所は2007年に、パソコン作業と目のくまの関係を調べた。20~30代の女性20人に30分間、単純なパソコン作業をしてもらったところ、目のピント調節機能が低下するなど「疲れ目」状態になった11人」全員で、目の下の肌の明るさが落ちていることが分かった。疲れがない人には、明るさの変化は見られなかった。

(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 朝日新聞を読んでいた奥さんが…
 いつになく真剣に質問してきました。
 『こすらずにマッサージ』ってどうやってするの…?
 私:こうやって押すだけさ。
 こすると…
 皮膚が痛むので、
 押して圧迫するだけ。
      ■         ■
 目の下のくまは、
 年代を問わず女性の大敵です。
 目の下のクマ
 目の下のくまとヒルドイドローション
 …という2010年2月の院長日記書いてあります。
      ■         ■
 私たち美容外科医は、
 よく患者さんの目の下を手術します。
 年齢とともに…
 伸びてしまった皮膚を切り取り…
 筋肉を調節して…
 脂肪がはみ出していれば…
 脂肪も切除します。
      ■         ■
 手術まではとても…
 予算も…
 勇気も…
 ない…という方は、
 せめて保湿してあげてください。
      ■         ■
 お化粧を落とす時、
 お化粧をする時にも…
 絶対に強くこすらないでください
 ごしごしこすると悪化します。
 お化粧道具も清潔できれいなものを使ってください。
 きれいにするための道具が、
 意外とばい菌だらけになっていることがあります。

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医学講座

美容外科の同時手術

 昨日の院長日記、
 わきがと眼瞼下垂の同日手術に…
 さくらんぼさんから
 コメントをいただきました
 せっかく寝てばかりいるのだから
 脱毛とわきが、
 ついでに眼瞼下垂 なんて
 背骨の手術と同時になんて無理ですよね。
      ■         ■
 今の日本では…
 背骨の手術と同時に…
 眼瞼下垂症をするなど…
 科を超えた同時手術は、
 あまり聞いたことがありません。
 特に背骨の手術はうつ伏せでするので…
 目の手術と同時には無理です。
      ■         ■
 でもよくよく考えてみると…
 貴重な休みを利用して…
 悩みを一度に解決
 …というのは理想です。
 チェーン店の美容外科では…
 目を二重にして…
 ついでに鼻も高くして…
 …と勧誘するところがあります。
      ■         ■
 理由もうかるからです。
 料金を割り引くので…
 …と営業するところもあります。
 わきがと眼瞼下垂の同日手術のように…
 別々の部位をする時は…
 体力や安静のことだけを考えれば大丈夫です。
      ■         ■
 問題なのは…
 顔のパーツを一度に何ヶ所も変える手術です。
 目を変えただけで別人になるのに…
 目も鼻もシワも変えると…
 自分の顔が無くなってしまいます。
 あまりの変貌ぶりに…
 手術後の顔を受け入れられないことがあります
      ■         ■
 特にはじめての美容外科手術で…
 一度に何ヶ所も顔を変えるのは危険です。
 腕の良い美容外科医が手術をしても…
 元に戻してください
 …と言われることがあります。
 美容外科医の苦悩です。
      ■         ■
 私は自分の顔が大嫌いです
 鏡を見るたびに悲しくなります
 私の顔を全部変えてください
 …というご希望の患者さんがいます。
 それじゃ…
 どこをどうなおしたいのですか…?
 …と言うと…
 わかりません、全部です
      ■         ■
 このような患者さんには、
 まず一番簡単な手術からはじめることです。
 美容外科入門①
 美容外科入門②
 美容外科入門③
 美容外科入門④
 美容外科入門⑤
 …という院長日記を読んでよく検討してください。

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二重・眼瞼下垂

わきがと眼瞼下垂の同日手術

 わきが手術と…
 眼瞼下垂症手術を…
 お一人の患者さんに…
 同じ日に続けて手術することがあります。
 最初にわきが手術をします。
 その後で目の手術をします。
 合計4時間程度かかります。
      ■         ■
 時間がかかって…
 手術をする方も… 
 患者さんも大変ですが…
 限られた休みで…
 両方一度に悩みが解決できるメリットがあります。
      ■         ■
 同日手術をお引き受けできるのは…
 限られた人だけです。
 家族の人が協力してくれて…
 手術後のお迎えや…
 手術後のケアーを…
 手伝っていただける方だけです。
      ■         ■
 わきがも…
 眼瞼下垂(がんけんかすい)も…
 自分には何の責任もないのに…
 何も悪いことをした訳でもないのに…
 悩んでいる方は深刻です。
 心ないクリニックで手術を受けて…
 臭いもローンも残った方もいます。
      ■         ■
 どちらも簡単な手術ではありません
 一番大切なのは手術後の安静です
 安静を守らないと…
 傷が治りません。
 一人の患者さんに4時間もかかるので…
 お引き受けできる日は限られます。
      ■         ■
 進学や就職を控えて…
 手術できるのは今しかない!
 …という方は、
 ご家族の協力を得て…
 卒業式が終わってからの期間に…
 手術を検討なさってください。

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院長の休日

父の誕生日2012

 昨日(平成24年3月4日)は、
 私の父の86歳の誕生日でした。
 今年は温泉には行かず…
 札幌市内で食事をしました。
 昨年に比べると…
 衰えてはいますが元気です。
      ■         ■
 両親の親しい友人ご夫妻のご主人が…
 入院したと心配していました。
 80歳を過ぎて…
 夫婦二人とも元気なのは…
 ありがたいことです。
 私の親は、
 よく夫婦喧嘩をしていました。
      ■         ■
 自分は結婚したら…
 夫婦喧嘩をしないつもりで…
 慎重に奥さんを選んだつもりでしたが…
 残念なことに歴史は繰り返されました
 同じ歴史でも…
 自分たちも夫婦二人そろって…
 80歳過ぎまで元気でいられるか…?
 私は自信がありません
      ■         ■
 家内の父親は64歳で急死してしまいました。
 来年で20年になります。
 私の親の年代になると…
 知人は胃瘻(いろう)を作ってもらったが…
 自分はいらないとか…
 苦しまないように…
 痛くないように…
 …は、してほしいけれど…
 延命治療いらないとか…
 義母はしっかりノートに書いていました。
 私もしっかり書き留めておこうと思います。 

私57歳、父86歳

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医学講座

上山博康先生の「宝刀」伝承

 2012年2月27日の院長日記
 2012年3月1日の院長日記
 でご紹介した北海道新聞夕刊に連載された、
 旭川赤十字病院脳神経外科部長、上山博康先生の
 私のなかの歴史
 平成24年3月3日が最終回でした。
      ■         ■
 私のなかの歴史
 人生を手術する「匠の手」-⑯
 旭川赤十字病院脳神経外科部長
 上山博康(かみやま ひろやす)さん
 「宝刀」伝承
 思いの詰まった技次代ヘ
 僕は最近、難しい手術に当たって、患者に必ず確認することがあります。まず、一番治りたいのは患者です。次に、治ってほしいと思っているのは家族です。3番目に、僕ら医者がいる。治したいから医者をやっている。それを忘れないでほしい。
 治りたい人、治ってほしい人、治したい人。3者が共同して立ち向かわねば難敵は克服できません。例えば、手術は僕ら医者の出番だ。患者が無事に帰れるよう全力を尽くす。でも、後遺症が残ることもある。術後のリハビリは患者の出番です。だが、くじけたりすることもある。その時は家族の出番になる。励まし、サポートするんです。
 きょうの手術も難しかったが、うまくいきました。こうした時、僕は患者や家族に「何とかやれたと思います。おめでとうございます」と必ず言います。至福の瞬間です。「外科医の凱旋(がいせん)」と僕は呼んでいます。
 今、外科医はなり手が少ない。確かにきついし、訴訟のリスクもある。でも楽しいこともたくさんある。若い先生はぜひ外科医となって、この感覚を味わってほしいと願っています。
 僕はテレビに出るようになって「スーパースター」とか「神の手を持つ」とか言われています。面はゆくて、自分の柄に合わない。だから「違います。匠(たくみ)の手です」と言うんです。
 「匠の手」。これは与えられたものではありません。師匠に厳しく教えられ、夜通し自分でトレーニングして得たものです。だから「神の手」には遠く及ばないかもしれません。
 だけど、匠の手は伝承できます。自分が学んだのと同じように、後輩に伝えることができます。神の手はその人間が死んだら死ぬ。でも匠の手は後輩が僕の技術を伝承していってくれるから、僕の手は死なない。
 「神の手は死ぬけれど、匠の手は死なず」匠の手は、自分の力だけでなれたわけではありません。導いてくれた人がいたからなれたのです。伝家の宝刀ではないが、諸先輩の思いが詰まった技術を受け継いでいる。重いんです。伝統の重みです。僕はね、それをもっと重くして、後輩に渡そうと思っています。とてつもなく重くしてね。その重さは、患者の命の重さになるんですよ。
 この4月から僕は二足のわらじを履きます。札幌市東区に新設される、禎心会脳疾患研究所の所長に就任します。旭川赤十字病院は、非常勤の脳神経外科顧問になります。
 旭川赤十字はあと2年、65歳で定年です。もう一つ、札幌にも診療や手術をする患者の受け皿をつくりたいと考えていと考えています。全国から集まる若い研修医もそこで育てます。もちろん旭川赤十字でも従来通り、週1回の外来も、手術も、続けます。基本的には今と変わりません。
 僕はこれまで「本当に満足」と、自信を持って言える生き方をしてきました。幸いにも僕を慕ってくれる後輩が全国にたくさんいます。彼らが今の僕と同じ年齢、63歳になった時、僕と同様、「満足」と言えるような生き方をしてほしいと願っています。そうなることが、たくさんの患者の幸せへとつながるからです。 (聞き手・岩本進)
 =おわり=
 (以上、北海道新聞から引用)

僕ら医者は素晴らしい仕事です。
一生懸命やればやるだけ感謝される。尊い仕事だと思います。

      ■         ■
 私には「匠の手」はありませんが、
 先輩から教えていただいた技術、
 友人から学んだ技術、
 国内や海外の学会で学んだ技術があります。
 ライブサージャリーも勉強になりました。
      ■         ■
 形成外科や美容外科は、
 命にかかわることはありません。
 逆に手術で命を落としては大変です。
 脳神経外科とは比べものになりませんが、
 私たちも実験動物で練習をして…
 顕微鏡下の手術を学びます。
      ■         ■
 美容外科や形成外科も…
 一生懸命やればやるだけ感謝されます
 外科医としてうれしいのは…
 患者さんから感謝された時です。
 若い先生が…
 なんちゃって美容外科医ではなく…
 真の意味での外科医を目指してほしいです。

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医学講座

早すぎる死防ぎたい

 平成24年3月3日、朝日新聞朝刊、
 ひとときからの引用です。
 早すぎる死防ぎたい
 昨年3月、若年性の大腸がんのため、31歳のめいが亡くなりました。5歳と3歳の男の子を残した早すぎる死でした。
 1年半前、職場の健康診断の結果があまりにも悪かったため総合病院を受診したところ、すでに多くの臓器やリンパ節にも転移していました。余命一カ月と診断されましたが、奇跡的に手術が成功。以後、抗がん剤治療を受けながら闘病生活を送りました。仕事を続け、家事・育児にも奮闘しました。しかし、次第に入退院を繰り返すようになり、ホスピスで最期を迎えました。
 予兆はあったようで、第2子出産後、ときどき下血していたようです。「痔だろう」と軽く考え、多忙なこともあって受診を先延ばしにしたようです。
 「若い人の大腸がんはまれ」と聞きます。それだけに取り返しのつかないこともあるようです。
 若い女性の場合、大腸検査には抵抗があるとも思います。しかし、早期に発見すれば、確実に良くなるといいます。
 間もなく一周忌がめぐってきます。めいの例を参考にしてもらい、悔しい思いをする人が1人でも少なくなればと思います。
 愛知県春日井市_吉田美奈子_ケアマネジヤー_60歳
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 31歳は若すぎる死です。
 予防医学が発達した今日でも…
 がんで亡くなる若い方はいらっしゃいます。
 どうにかして…
 尊い命を守りたいと思います。
      ■         ■
 職場の健康診断を受けられる方はまだ良いほうで…
 健康診断を受けたことも…
 採血をして検査をしたことも…
 一度もない!
 …という方もいらっしゃいます。
      ■         ■
 北海道医報という…
 北海道医師会の広報誌2012年3月号に、
 北海道対がん協会の
 菊地浩吉先生が、
 若い医師よ、癌で死ぬな
 …という投稿を寄せられています。
      ■         ■
 菊地先生は、
 元札幌医大学長、
 私が病理学を習った先生です。
 大浦武彦先生と同期です。
 菊地先生によると…
 北海道対がん協会では、
 日曜日にも検診をしているそうです。
      ■         ■
 私も…
 職場の法定定期健診しか受けていないので…
 これを機会にがん検診を…
 受けてみようか…?
 …と考えました。

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