医学講座
第54回日本形成外科学会(徳島)⑥
私は毎年、日本形成外科学会や、
日本美容外科学会へ出席しています。
真面目に学会へ出ていると思います。
形成外科が好きで、
発表を聴くのも楽しいです。
知り合いの先生と会う楽しみもあります。
■ ■
学会へ出て思うことは、
私以上に…
形成外科が大好きで、
毎年、熱心に学会へいらっしゃる先生が、
たくさんいらっしゃることです。
長老級の先生は、
私の恩師である大浦武彦先生、
ブログを毎日更新していらっしゃる、
塩谷信幸先生。
■ ■
今も京都で開業していらっしゃる、
冨士森良輔先生。
冨士森先生は、
学会の最前列で、
いつもご意見番のように、
しっかりと発言されます。
先生の一言がとても勉強になります。
とてもお元気です。
■ ■
今日は、
元関東労災病院にいらした、
伊藤仁(いとうまさし)先生にもお会いしました。
よく通る大きな声で、
しっかり発言なさいます。
自分も歳をとったなぁ~
と弱気になることもありますが、
大先輩を見るとまだまだ働けそうです。
■ ■
学会で4日間も休んだので、
今日から仕事をしています。
来年の日本形成外科学会は、
東京であります。
それまでに復旧していて欲しいです。
医学講座
第54回日本形成外科学会(徳島)⑤
今年の日本形成外科学会で、
美容レクチャーという企画がありました。
美容外科を始めようとしてる形成外科医への助言
というタイトルで、
蘇春堂(そしゅんどう)の
新冨芳尚(しんとみよしひさ)先生が、
一時間の講演をしてくださいました。
■ ■
新冨先生は、
北大形成外科の先輩です。
私より12年上です。
手術が上手な先生です。
手術用顕微鏡を使って、
美容外科手術をはじめられた先生です。
■ ■
新冨先生の講演は、
中西会長をはじめとして、
日本全国の高名な形成外科医が、
熱心に聴いていました。
もちろん、
私たちおじさん医師も、
若い先生も熱心に聴いていました。
■ ■
とても内容が濃い、
充実した、
素晴らしい講義でした。
講演の要旨は、
いかに患者が求めたとしても、
その人に合わない目や、
合わない胸は作ってはいけない。
■ ■
手術をすれば、
血は出るし…
腫れるし…
切れば痛みも出る…
回復までの時間もかかる…
そういうことをしっかり患者さんに説明して、
手術をしなさい。
■ ■
新冨先生のお話しは、
形成外科から美容外科になられて…
長い間に得られた貴重な助言でした。
昔、北大形成外科で、
よく私たちに言われていたのを思い出しました。
新冨芳尚先生ありがとうございました。
医学講座
第54回日本形成外科学会(徳島)④
徳島から学会報告です。
今年の形成外科学会は、
第1会場から、
第6会場まで6つに別れています。
その他に、
ポスター展示と、
機器展示があります。
■ ■
一人で全部聞くことは、
到底できません。
私は、
美容外科や、
眼瞼、
乳房という、
日常診療に関係する発表を聞きます。
■ ■
形成外科学会でも、
美容外科の会場は満席で、
立ち見が出るほどです。
それだけ、
美容外科に興味がある先生が
多いということです。
■ ■
眼瞼(がんけん=まぶた)の発表は、
信州大学からたくさん出ていました。
松尾清先生をはじめとして、
信州大学形成外科には、
たくさんの瞼の研究者がいらっしゃいます。
眼瞼下垂と五十肩の関係についての
発表がありました。
■ ■
美容外科の発表を見ると、
形成外科出身の美容外科医でも、
先生によって大きく違います。
私のように、
超ナチュラル派から、
そこまでするの…?
…と感じる先生まで、
実にさまざまです。
■ ■
美容外科医同士で、
手術方針について、
激論になることもあります。
私たちは、
どの先生がどんな手術をするか、
だいたいわかります。
一般の方も、
美容外科医を選ぶ前に、
HPなどの症例写真で、
どんな先生がよく調べてください。
未分類
第54回日本形成外科学会(徳島)③
今日から学会です。
徳島は快晴で、桜が満開です。
コートも不要であたたかです。
東北の震災が、
四国ではうそのようです。
■ ■
今回の学会は、
震災の影響を受けています。
海外からの招待講演は大部分が中止。
今日のカリフォルニア大学、
サンタバーバラ校、
中村修二先生だけ、
特別講演にいらしてくださいました。
■ ■
中村先生は、
徳島大学工学部のご出身です。
青色LEDの研究で有名な先生です。
米国政府から、
日本への渡航を止められたのに、
中西会長の直訴でいらしてくださいました。
■ ■
中村教授のお話しでは、
米国のCNNなどでは、
日本全体が放射能に汚染されていて、
危険な国と報道されているそうです。
NHKの報道とは、
雲泥の差があるそうです。
■ ■
道理で、
外国人が東京から逃げ出すわけです。
東京のホテルは、
外国人がいなくなってしまい、
大変なことになっているそうです。
CNNの報道が正しいのか、
日本政府がうそをついているのか?
私は日本政府を疑います。
■ ■
学会の内容とは関係ないことですが、
今日、一番気になったことでした。
私は、
眼瞼下垂症を治していただいたので、
学会の前の席でも、
スクリーンを見るのが楽になりました。
発表内容については、
明日以降にお知らせいたします。
院長の休日
第54回日本形成外科学会(徳島)②
今日は札幌→徳島への移動日です。
羽田で乗り継ぎの便もありますが、
私は神戸空港経由で来ました。
神戸からは、
明石海峡大橋を渡って、
淡路島を通って
高速バスで徳島へ着きました。
■ ■
義父のお墓が、
神戸市垂水(たるみ)区にあります。
お墓から、
明石海峡大橋がよく見えます。
先週の4月6日が命日でした。
今回は墓参りはできないので、
バスの中から手を合わせました。
■ ■
明石海峡大橋は、
前にレンタカーで渡ったことがあります。
家内と、
淡路島まで行きました。
震災記念公園へ行きました。
大地震の恐ろしさを見ました。
まさか2011年に、
東北で地震が起きるとは思いませんでした。
■ ■
徳島の学会に、
福島県の先生がいらっしゃるかどうか?
東北の先生がいらっしゃるかどうか?
ちょっと心配しています。
形成外科医として、
何をしたらよいのか?
考えてみたいと思っています。
垂水区舞子にお墓があります
医学講座
第54回日本形成外科学会(徳島)①
今週は日本形成外科学会が、
徳島であります。
徳島大学医学部形成外科の、
中西秀樹先生が理事長で会長です。
大震災の影響で…
中止という噂もありましたが、
無事に開催されます。
ただ懇親会は中止になりました。
■ ■
中西先生は、
東京警察病院で修業された先生です。
専門分野が微小循環。
私が尊敬する大先輩です。
震災と学会が重なり、
徳島大学形成外科のみなさんは、
さぞ大変なことと思います。
■ ■
札幌→徳島まで、
直行便はありません。
明日一日が移動日になります。
徳島へ行くのははじめてです。
四国のうどんが好きなので、
うどんを楽しみにしています。
■ ■
災害で苦しんでいる人がいるのに、
学会なんて行っている場合か?
…というご意見もあるかと思いますが、
こういう時こそ、
全国の形成外科医が集まって、
いろいろな話しをしたいと思います。
学会は水曜日から金曜日まで、
3日間あります。
院長の休日
福島産野菜ネット販売
今朝のNHKテレビで、
福島産野菜のネット販売を放送していました。
~里山ガーデンファームWEBショップ~
齊藤登さんというおじさんが、
TVに出ていました。
温厚そうな方でした。
さっそく注文しようとHPを見ましたが、
残念なことに売切れでした。
■ ■
NHKを見た方から、
注文が殺到したのでしょうか?
キュウリとニラが、
とても美味しそうでした。
大根・きゅうりの醤油漬けと
大根のなた割甘酢漬けのセット
…も美味しそうでした。
こちらも売切れでした。
■ ■
また時期をみて、
注文しようと思います。
自分の住み慣れた土地を、
放射能のために離れて生活するのは、
ほんとうにお気の毒です。
かける言葉もありません。
何の罪もない人たちが…
どうして?
…と思います。
■ ■
原発の問題は、
世界中の力をお借りして、
世界中の知恵をお借りして、
何とかしなくてはいけません。
現場では、
命がけで作業をしてくださっています。
作業員の方には、
頭が下がります。
■ ■
下請けの中小企業の社長さんが、
俺にもできる仕事があると、
自ら、危険な場所の作業をしていると、
朝日新聞に書いてありました。
私もできることなら、
現場でお手伝いしたいと思います。
若い人にさせるのは、
リスクがありすぎます。
■ ■
全国の中高年のおやじ軍団が、
放射能で危険な作業をするのはどうでしょうか?
将来ある若者には、
安全なところで作業をしてもらい、
50歳以上限定で、
作業部隊を編制します。
まだまだおやじにもできることがあります。
■ ■
もちろん、
東京電力の役員には、
一番危険なところに入っていただきます。
せっかく作った野菜を、
風評被害のために、
ネット販売までしなくてはならい責任を、
東京電力にとってもらいたいです。
未分類
電気のありがたさ
電気がついてあたりまえの生活に、
すっかり慣れてしまいました。
停電して、
はじめて電気が、
いかに大切かわかります。
さくらんぼさんのランプ生活は、
私にはキャンプでしか経験がありません。
子どもが小さい頃に、
コールマンのテントとランプを買い、
キャンプに行きました。
■ ■
家内の出身が神戸です。
高校は垂水(たるみ)区の、
星陵高校でした。
震災の後で、
神戸を訪ねました。
私たちが訪れたのは、
震災からほぼ一年後でした。
あまりの変わりように驚きました。
■ ■
神戸の震災の後で、
いざという時のために…
キャンプ道具一式を買いました。
奥さんの…
一回か二回しか使わないのに…
借りればいいじゃない!
という言葉に…
震災の時に使うと言って…
テント・ランプ・コンロなど、
コールマン製品一式を揃えました。
■ ■
奥さんの予言通りに、
キャンプ用具は数回しか使わず、
物置の粗大ごみになりました。
マンションに引っ越す時に置き場がなくなり、
処分してしまいました。
今、残っているのはマグカップだけです。
非常時への備えは、
なかなか難しいものです。
■ ■
震災で停電になった時のために、
ハイブリッド車を買おうか…?
…と思ったこともありました。
ハイブリッド車には、
AC100Vの電源がついているものがありました。
でも…
今回の地震のように…
ガソリン不足になれば、
ハイブリッド車もだめです。
■ ■
この震災をきっかけに、
電気について考えるべきです。
今すぐ原発廃止は無理でも、
私たちにできることは、
後世に禍根を残さないことです。
これ以上、
日本を原発汚染国にしてはダメです。
節電も含めて、
エネルギー政策を見直す時です。
昔の記憶
停電の記憶
昨夜も東北地方で地震がありました。
札幌もかなり揺れました。
東北地方では、
この余震で停電になったそうです。
お誕生日のさくらんぼさんが、
停電で寒いと書かれていました。
もう回復しましたでしょうか?
■ ■
私が子供の頃は、
よく停電がありました。
電気が…
少し暗くなったり…
不安定になって…
そのうち…
真っ暗になりました。
■ ■
昔はブレーカーではなく、
ヒューズでした。
ヒューズが飛ぶと言っていました。
白い瀬戸でできた、
ヒューズが各家庭にありました。
実際に、
鉛でできたヒューズが溶けていたこともありました。
■ ■
私が住んだ美唄と夕張は、
炭鉱の街でした。
炭鉱の社宅は、
電気も水道も無料でした。
石炭も無料でした。
美唄の頃…
今から40年前には、
たまに停電がありました。
■ ■
各家庭には、
必ず蝋燭(ろうそく)があり、
停電の夜は蝋燭で、
心細く夜を過ごしたものです。
その頃は、
石炭ストーブだったので、
停電でも寒くなることはありませんした。
■ ■
今は停電になると、
照明だけではなく、
暖房も止まってしまいます。
マンションでは、
エレベーターが止まり、
水も出なくなります。
私は階段で上り降りができますが、
荷物を持って上がるのは大変です。
水洗トイレも流せません。
■ ■
今回の大震災で不安なのは、
放射能だけではありません。
停電は、
すべての生活に影響します。
日本人の英知をしぼって、
どうやってこの困難を乗り切るかです。
暑い夏には、
涼しい北海道へ移住するのも手です。
安定した電力は、
なくてはならないものです。
早く解決してほしいです。
院長の休日
お誕生日おめでとうございます
今日はさくらんぼさんのお誕生日です。
おめでとうございます。
つたない院長日記に、
コメントをいただきありがとうございます。
さくらんぼさんは、
私が院長日記を書き続ける原動力です。
■ ■
さくらんぼさんのことは、
2009年2月15日の院長日記に書いてあります。
山形大学整形外科の、
荻野利彦教授のことで、
一通のメールをいただいたのが、
ご縁でした。
まだお会いしたことはありません。
■ ■
私が知っているさくらんぼさんは、
正義感の強い女性です。
パワーもあります。
携帯から、
文字を打つのがすごいです。
女子高生並のすごさで、
携帯からコメントをくださいます。
■ ■
さくらんぼさんのコメントは、
私の両親も楽しみにしています。
ありがたいこと…と、
いつも感謝しています。
荻野先生の件についても、
これほどお医者さん思いの患者さんは、
いらっしゃらないと思います。
■ ■
裁判の結果は、
山形地裁、仙台高裁と残念な結果でしたが、
さくらんぼさんのように、
患者さんから応援していただき、
医者冥利につきます。
荻野教授も私も感謝しています。
札幌⇔山形は距離がありますが、
ネットのおかげでつながりができました。
■ ■
山形や札幌はまだ残雪があります。
大変な時代ですが、
お元気でご活躍していただきたいと、
遠く札幌からお祈りしています。
これからもよろしくお願い申し上げます。
山形の風景