昔の記憶

劔物修(けんもつおさむ)先生への想い

 私は1980年(昭和55年)に札幌医大を卒業し、
 その年に北大形成外科へ入局しました。
 当時は今のような臨床研修制度はなく、
 医学部を卒業したら、
 そのままどこかの医局に入局するのが、
 一番オーソドックスな道でした。
      ■         ■
 札幌医大は北海道が設立した、
 公立大学です。
 北海道出身の学生が大部分でした。
 その関係もあってか?
 卒業生の大部分は、
 そのまま自分が卒業した札幌医大へ入局しました。
      ■         ■
 私のように…
 北大へ行った卒業生は、
 私を含めて4人でした
 北大を卒業しても、
 札幌医大を卒業しても、
 医師免許証は同じです。
 どこの自動車学校で免許を取っても、
 道路を走る時は同じです。
      ■         ■
 ところが…
 医師の世界は車の運転とは違います。
 はじめて行った北大病院。
 トイレの場所も、
 検査室の場所も、
 霊安室の場所もわかりません。
 一番困ったのが…
 他科の先生の顔がわかりません。
      ■         ■
 『あの先生が…』
 『国家試験出題委員の葛西先生だょ』
 廊下ですれ違った時に、
 小声で教えてくれたのが、
 同期の井川浩晴(いがわひろはる)先生です。
 北大出身の新人医師は、
 講義や実習でお世話になっているので、
 偉い先生の名前と顔がすぐにわかります。
      ■         ■
 私は、
 広い北大病院の中を…
 迷子にならないように…
 ただ同期や先輩の後を歩くだけでした。
 たまに…
 札幌医大の同期に会うと…
 とても懐かしく思ったものです。
      ■         ■
 医学部や医科大学には、
 入試のランキングがあります。
 一番、偏差値が高いのが、
 東大理Ⅲ(りさん)といわれる東大医学部。
 関東だと慶應医学部、
 関西だと京大医学部が難関校です。
 北海道では、
 トップが北大医学部です。
      ■         ■
 私も夢は北大でしたが、
 学力が及ばず札幌医大へ入学しました。
 偏差値が高い大学が…
 いいお医者さんを育てるとは限りません。
 ただ、
 偏差値の低い札幌医大を卒業して、
 偏差値の高い北大に入った私は、
 北大の卒業生に負けたくない
 北大の卒業生よりやぶになりたくない
 …という想いがありました。
      ■         ■
 簡単に言うと…
 札幌医大はばかだなぁ~
 …と思われたくない…
 …とずっと思っていました。
 今でもそう思っています。
 だから学会へも行くし、
 勉強もしています。
      ■         ■
 北大形成外科は家庭的で…
 とってもいい環境の医局でした。
 恩師の大浦武彦先生は、
 北大卒の新人も…
 他大学卒の新人も…
 まったく差別せず教育してくださいました。
 今でも感謝しています。
      ■         ■
 そんなあたたかい医局で育っていた私でも、
 やっぱり卒業したのは札幌医大です。
 北大へのコンプレックスがありました。
 北大で迷子にならず、
 他科の先生の顔もわかるようになって、
 チーフレジデントをしていた、
 昭和60年11月に、
 札幌医大の先輩である、
 劔物修先生が北大麻酔科の教授に就任されました。
      ■         ■
 札幌医大の卒業生は、
 北大の臨床系教授には…
 なれないと言われていた時代でした。
 劔物先生と面識はありませんでしたが、
 麻酔科の先輩から素晴らしい先生と伺っていました。
 正直に言って…
 劔物先生やったぁと喜んでいました。
      ■         ■
 劔物先生が北大に赴任されてから、
 苦労されていらしたのを見ていました。
 それでも先生は、
 北大病院での全身麻酔件数を
 国立大学病院で
 全国トップクラスの件数に押し上げられました。
 大変なご苦労があったと思います。
 もう少しお話しをしたかった
 …と残念に思っています。
 心からご冥福をお祈りしています。

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昔の記憶

劔物 修(けんもつおさむ)先生のご逝去を悼む

 先日の院長日記にコメントをいただき、
 麻酔科の劔物修先生が
 平成23年3月28日(月)にご逝去されたことを知りました。
 葬儀は密葬にて執り行われたそうです。
 心からご冥福をお祈りしています。
 最後にお会いしたのは、
 奥様の弘子様の追悼コンサートでした。
      ■         ■
 北海道大学のHPにお知らせがありました。
 訃報
 名誉教授 劔物 修氏は,昭和15年に東京に生まれ,疎開先の小樽で幼少期を過ごされました。昭和39年に札幌医科大学を卒業され,昭和51年に札幌医科大学助教授,同52年に旭川医科大学助教授,同54年に北里大学助教授,同56年にアイオワ大学客員教授,同59年に東邦大学教授,そして,同60年に北海道大学医学部麻酔科学講座教授に就任されました。平成15年3月同大学を定年退職され,その後,北海道社会保険病院等で顧問として活躍されておられました。
 臨床面では,北大病院での全身麻酔件数を国立大学病院で全国トップクラスの件数に押し上げられ,北海道ならず全国の外科医療のために多大な貢献をなされました。とりわけ,北大病院での集中治療部の開設,ならびに救急部の発展には多大な尽力をなされました。研究面では,心臓麻酔,救急・集中治療,疼痛治療など多岐に渡り,多くの業績を残されました。平成8年には,これらの業績に対して,北海道医師会賞を受賞されています。教育面でも100人近い麻酔指導医を育てられました。
 学会では多くの会長や理事を歴任され,平成14,15年には日本救急医学会総会と日本集中治療医学会総会を相次いで主催されました。海外での活躍もめざましく,平成2年には,日本人では初めて,Fellow of American College of Critical Care Medicine(FCCM)に選ばれました。また平成4年からはアジア心臓麻酔学会会長を務めておられました。
 最近では,ガン治療推進のためにも尽力されました。札響によるガン治療推進チャリティーコンサートの開催とその収益金の医学研究科への寄付,さらに医学研究科及び北大病院においてガン研究に携わる優秀な若手研究者を育成するHIROKO基金を設立された矢先でした。
 現在,日本は大震災という大きな国難に直面し,私たち医療人,特に麻酔や救急に携わる者は,災害救援や復興の牽引者としての役割が求められております。この分野の日本の先駆者かつリーダーでもあった劔物氏を,まさにこの時に失ったことは,誠に惜しみてもあまりある痛恨の極みであります。
 最後に,これまでのお導きに感謝し,謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
      ■         ■
 とても残念に思っています。
 72歳はまだ若すぎます。
 退職後も麻酔をかけていらしたと、
 他の先生から伺っていました。
 痩せてスマートな先生でした。
 眼鏡の奥の厳しい目が…
 とても優しい目だったのを覚えています。
 心からご冥福をお祈りしています。

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医学講座

男の子が生まれたら

 昔、釧路労災病院に勤務していた時です。
 E棟(いーとう)一階という病棟でした。
 泌尿器科との混合病棟でした。
 労災病院の宿舎が、
 病院に隣接してありました。
 立派な宿舎で、
 5軒続きの長屋でした。
      ■         ■
 泌尿器科の若い先生の奥様が…
 元泌尿器科の看護婦さんでした。
 その先生から伺ったお話しです。
 あかちゃんのちんちんは…
 おむつを替えるたびに…
 少しずつ引っ張って…
 皮を剥いてあげる
 そうすると…立派になる
      ■         ■
 男の子も、
 幼稚園に入るようになると、
 恥ずかしがります。
 ちんちんにさわれるのは、
 赤ちゃんのうちだけです。
 小さなちいさなちんちんです。
 皮も透けるほど薄いです。
      ■         ■
 赤ちゃんのちんちんは包茎です。
 大人になって…
 粗ちんにならないように…
 泌尿器科の先生の秘密を教えていただきました。
 やってみると…
 意外と難しかったです。
 泌尿器科の先生の奥様は、
 さすが元泌尿器科の看護婦さんです。
 上手でした。
      ■         ■
 人間の皮膚は伸びます。
 最初は難しくても…
 少しずつ引っ張っていると、
 伸びてくるのが皮膚です。
 ティッシューエクスパンダーという方法があるほどです。
 赤ちゃんのちんちんを引っ張るのは、
 おむつ交換の時です。
      ■         ■
 男の子が生まれたら…
 このことをを覚えていてください。
 重度の真性包茎で…
 皮がかぶったままだと…
 成長に影響するようです。
 (エビデンスはありません、経験です)
 赤ちゃんのチンの皮を引っ張って、
 亀頭が見えるようにしてあげてください。
 引っ張り過ぎに注意してください
 少しずつ優しくです

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医学講座

北海道マラソン2011

 今日は北海道マラソンの日です。
 今日の札幌は快晴です。
 マラソンのある日曜日は、
 診療があるので…
 見に行ったことはありません。
 クリニックのすぐ近くを走ります。
      ■         ■
 私はマラソンが大の苦手です。
 小学校から高校まで、
 マラソン大会の日は、
 定期試験の日より嫌でした。
 病気になって…
 休みたい…と思ってました。
 (休んだことはないと記憶しています)
      ■         ■
 走り出すと…
 必ず…
 お腹が痛くなりました。
 ネットで調べると…
 いろいろな原因が書かれています。
 腸管の血流のため…?
 腸のガスのため…?
 なるほど…
      ■         ■
 マラソンでお腹が痛くなる理由は…
 医学部でも習った覚えはないし…
 医師国家試験にも出ないと思います。
 小学校の時に知っていれば…
 もう少し…
 マラソンが好きになっていたかも…
 お腹が痛くならないようにするには…
 腹筋を鍛えて、
 消化のよいものを食べるのだそうです。
      ■         ■
 私は、
 マラソンを走るのはダメです。
 もっぱら夜のTVニュースで見る方です。
 北海道マラソンのコースは、
 北大構内を走ります。
 私が好きなところです。
 医学部の横も走ります。
      ■         ■
 40km地点が、
 北大構内です。
 イチョウ並木があるところです。
 ふだんは、
 学生さんの自転車や、
 構内循環バスが走っていて、
 一般車両は走ることができません。
 TVでマラソンを見たら、
 北大も見てください。

北大構内です(仕事帰りに行きました)

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医学講座

弁護士さんへの相談

 小さなクリニックでも、
 困ることはあります。
 島田紳助さんのように…
 毎日、多くの番組に出演して、
 たくさんのことを話していると、
 予期せぬことで、
 予期せぬ人から責められることもあります。
      ■         ■
 これから開業を考えている先生、
 開業し困ったことに遭遇した、
 先生へのアドバイスです。
 ○○医師会顧問弁護士、
 ○○大病院顧問弁護士、
 …という肩書だけで、
 弁護士さんを選ぶのは危険です。
      ■         ■
 医師会の医師賠償責任保険も、
 意外と使いづらい保険です。
 小さなトラブルに、
 こまめに対応してくれるか疑問です。
 実際に困っている先生もいます。
 肩書だけで選んではいけないのは、
 医師も弁護士も同じです。
      ■         ■
 TVで宣伝している弁護士さんも疑問です。
 TV-CMには、
 莫大な費用がかかります。
 CM代分は高いと思います。
 弁護士さん選びは…
 お医者さん選び以上に難しいです。。
      ■         ■
 私は、
 高橋智先生をおすすめします。
 たかはし_さとる先生です。
 先生のおかげで、
 私の人生が変わりました。
 北海道新聞の記事で知った先生です。
 5人目で、
 ようやくめぐりあえた先生です。
      ■         ■
 知り合いの医師にも紹介しています。
 高橋先生は、
 患者さん側の弁護士だから…
 医者側にはついてくれないのでは?
 …と心配する医師もいました。
 いいえ
 高橋智先生は正義の味方です。
      ■         ■
 医療訴訟に詳しい先生です。
 患者側だけではなく、
 医療者側にも強い味方です。
 交通事故にも、
 離婚訴訟にも強い先生です。
 島田紳助さんのようにならないために、
 早くから弁護士さんへ相談することをおすすめします。 

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医療問題

暴力団関係者と医療

 タレントの島田紳助さんが
 暴力団関係者とのつきあいを理由に
 芸能界を引退されました。
 私は紳助さんのファンです。
 関西の言葉が好きですし、
 彼の発言にも共感することが多いです。
      ■         ■
 私は、今回の引退を、
 とても残念に思っています。
 朝日新聞の記事によると、
 大阪府の橋下徹知事は会見で、
 島田さんに「お疲れさまでした」とメールを送り、
 「ありがとう」と返信があったことを明かした。
 「紳助さんの番組がなければ、
 どう考えたって知事になれるわけない。
 今の僕の状態は紳助さんのおかげ。
 非常に残念でもあり、つらい」と語った。
      ■         ■
 暴力団との関係については、
 「僕は府の暴力団排除の旗振り役。
 暴力団との付き合いに
 『あれくらいいいじゃない』
 と僕の立場では言えない」と話した。
 私も同じです。
 暴力団と付き合うのはよくありません。
      ■         ■
 暴力団の方が、
 患者さんとして来院されたらどうでしょうか?
 私は、
 何人も暴力団の方を治療しました。
 手術もしたことがあります。
 トラブルになったことは一度もありません。
      ■         ■
 医師は法律で、
 暴力団だからという理由で
 治療を断れないことになっています。
 けがをして血を流している人は、
 たとえ暴力団でも患者さんです。
 治療に差別はできません。
      ■         ■
 銃創という、
 2007年4月18日の院長日記に書いてあります。
 私は市立札幌病院で一回、
 札幌医大で一回、
 合計2回銃創を診たことがあります。
 救命救急センターの先生から依頼されて診察しました。
 市立札幌病院では暴力団、
 札幌医大ではロシアのマフィアによる事件でした。
      ■         ■
 病気になった暴力団員や、
 けがをした暴力団員の治療もしました。
 他の患者さんと同じように、
 説明をして、
 手術をしただけです。
 暴力団だからといって…
 特別なことはありません。
      ■         ■
 受刑者の手術という、
 2008年3月26日の日記に書いてあります。
 受刑者だからといって、
 差別はできないのが医療です。
 刺青が入った暴力団員の受刑者は、
 治療に協力的で、
 傷もきれいに治りました。
      ■         ■
 紳助さんが困っていた理由もわかります。
 いろいろな人に相談なさっても、
 なかなか解決できなかったので、
 頼ってはいけない人に、
 相談してしまったのだと思います。
 橋下弁護士に、
 相談していたら…
 解決できていただろうか…?
 …と考えています。
 とにかく引退を残念に思っています。

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院長の休日

ごみ収集日

 今日は私が住んでいる地域の、
 ごみの収集日です。
 正確に言うと…
 有料の燃やせるごみの日です。
 英語ではBurnablesと表記するようです。
 休診日は、
 私がごみ出し係りをしています。
      ■         ■
 マンションの階段を使って、
 ごみを出しに行きます。
 帰りも階段で帰ります。
 ふだんはエレベーターですが、
 休診日は階段を使って、
 ゆっくりと上り下りします。
      ■         ■
 私はごみ当番は嫌いではありません。
 以前、戸建てに住んでいた時は、
 家の前に、
 ごみステーションがありました。
 私はよく掃除をしていました。
 曜日を間違って出す人や、
 指定袋以外を使う人もいました。
      ■         ■
 私はきれい好きなので…
 ごみステーションが汚れていると、
 とても気になります。
 せっせと掃除していました。
 今住んでいるマンションは、
 ごみは管理人さんがしっかり管理してくださり、
 とても清潔なごみステーションです。
      ■         ■
 家やマンションを借りる時、
 ごみステーションを見るようにすすめています。
 しっかりと管理されたマンションは、
 ごみステーションきれいです。
 ゴミの出し方を見ると…
 住んでいる人がわかります。
 マンションの管理状況もわかります。
      ■         ■
 ごみは臭くて…
 ごみは汚い…
 …という人もいますが、
 臭くて汚いものでも、
 誰かが始末する必要があります。
 医師とか看護師は、
 臭くて汚いのが嫌いならできません。
      ■         ■
 消化器外科の先生は、
 うんこをつくる腸の手術をします。
 看護師さんは、
 便の始末もします。
 臭いとか、
 汚いと言っていては、
 仕事になりません。
 ごみ収集をしてくださる方に感謝しています。
 北の国からで、
 純くんが富良野のごみ収集をしていたのを思い出します。  

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院長の休日

ラベンダーの剪定2011

 私はラベンダー好きのおじさんです。
 ホームページもラベンダー。
 クリニックに飾ってあるのも、
 自分が育てたラベンダーです。
 香りも…
 花も好きです。
      ■         ■
 以前は、
 札幌市西区の戸建に住んでいました。
 家の周りに、
 花を植えて、
 楽しんでいました。
 近所の人にも好評でした。
      ■         ■
 私の休日の楽しみは、
 草取り、
 花の水やり、
 種まき、
 肥料、
 花畑をいじるのが趣味で、
 園芸店にもよく行きました。
      ■         ■
 高校生の時から、
 NHKの趣味の園芸を見ていました。
 ところが…
 通勤に便利なように…
 2007年春に…
 歩いて通勤できるマンションに引越しました。
 それからも時々は、
 花畑に行っていました。
      ■         ■
 マンション暮らしも4年になり、
 次第に花畑から遠ざかりました。
 今年は、
 久しぶりにラベンダーを収穫し、
 院内に飾ってある、
 ラベンダーを交換しました。
      ■         ■
 花畑の手入れが少なくなり、
 今年のラベンダーは細くなっていました。
 そこで、
 今日はラベンダーの剪定をしました。
 札幌市シルバー人材センターにお願いして、
 75歳のベテランの方にいらしていただきました。
      ■         ■
 朝9:30に作業開始。
 ベテランの男性と
 私と家内の3人です。
 ベテランの方は、
 手つきが上手です。
 私たちは枝を袋に詰める作業です。
 30袋以上ありました。
      ■         ■
 作業終了が午後1時でした。
 3時間半の作業後、
 75歳の男性はさわやかな笑顔
 56歳の私は、
 正直、ぐったりでした。
 3時間半の手術なら大丈夫ですが、
 使わないと体力が落ちました。
      ■         ■
 毎年、広大なラベンダー畑を耕される、
 ファーム富田はすごいです。
 毎日、
 果樹園で作業される、
 さくらんぼさんもすごいです。
 私には、
 果物が入ったコンテナは持てません。
      ■         ■
 ラベンダーは、
 毎年刈り取らなければ、
 枝が密集してしまって枯れます。
 ファーム富田では、
 昨年秋の長雨で枯れたそうです。
 これからは、
 体力に合わせて、
 無理のない範囲で趣味を楽しみます。

2006年の頃の私です

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院長の休日

よい一生だった

 最高の人生とは?という、
 2009年1月23日の院長日記に、
 さくらんぼさんから、
 私のよい最高の人生というのは
 亡くなるとき
 私なら、だんなと一緒になれてありがとう。
 幸せだった。
 と言えた時だと思います。
 私には言ってくれるかなあ〜。
 先生は言えますか?
 奥様は本間先生と一緒に過ごせて
 よい一生だった。ありがとう。
 と言えますか。
 …とコメントをいただきました。
      ■         ■
 私は結婚して30年が過ぎ、
 何度も離婚の危機がありました。
 これからも…
 ひょっとすると…
 離婚の危機があるかも?です。
 人生いつ何があるかわかりません。
      ■         ■
 30年前は若かった奥さんも、
 いろいろお手入れが必要な年齢となり、
 私がお直しすることもあり、
 私の友人の先生にも…
 お世話になっています。
 私自身も、
 眼瞼下垂症の手術をしていただきました
      ■         ■
 私が竹脇無我さんのように…
 急に病気になって意識があれば、
 奥さんに、
 いろいろあったけど…
 ありがとう
 よい人生だった
 …と言うと思います。
      ■         ■
 奥さんは、
 どうでしょうか?
 あなたといっしょになって…
 いろいろあって…
 大変だった
 とは言うと思いますが…
 ありがとうは言うかなぁ~?
      ■         ■
 私が素晴らしいご夫婦だったと思うのは、
 麻酔科の劔物持(けんもつ)修先生と、
 奥様の故_弘子さまです。
 ガン治療推進チャリティーコンサート
 出会って63年、
 結婚して45年。
 こんなに長い間付き合えたのは、
 僕たちの誇り
 …という先生のお言葉はすばらしいです。
      ■         ■
 毎日、
 次々といろいろなことがあります。
 自分の力だけでは、
 どうにもできないこともあります。
 癌はこわいです。
 人生、いつ何があるかわかりません。
 死ぬ時に、
 よい一生だった
 …と言えるように生きているつもりです。

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医学講座

困った時の相談2011

 困った時の相談相手という日記を、
 2009年11月13日に書いています。
 人生の中で、
 困ったな
 どうしよう
 という時期が必ずあります。
 そういう時に、
 誰に相談して、
 どう対処するか…で、
 その人のその後の人生が変わります。
      ■         ■
 病気になった時に、
 信頼できる先生を見つけて…
 よい治療を受けるのと同じです。
 簡単に書いてありますが、
 病気になった時に、
 信頼できる
 腕の良い先生を見つけるのは難しいです。
      ■         ■
 私でしたら…
 形成外科や美容外科の先生を見つけるのは…
 比較的容易です。
 30年も同じことをしていると、
 日本全国津々浦々に知り合いの先生がいます。
 問題なのは…
 自分の専門外の病気です。
      ■         ■
 医師でも…
 良い先生を見つけるのは、
 難しいです。
 どうやって見つけるか…?
 良い先生を知っている、
 自分の親しい先生に聞きます。
 学会などを通じて、
 良い先生ネットワークがあります。
      ■         ■
 自分ひとりでできることは限られていますが、
 困った時に相談できる先生が、
 何人かいると…
 きっと良い先生に会えます。
 困った時は神頼みではなく…
 自分の力で調べます。
 諦めないことです。
 私でできることでしたら、
 力になりたいと思っています。

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