医学講座

第3回国際乳房オンコプラスティックサージャリーシンポジウム

 長い名前の学会です。
 第3回
 国際
 乳房オンコプラスティックサージャリー
 シンポジウム
 私の友人である、
 ナグモクリニックの
 南雲吉則先生が副会長です。
      ■         ■
 今日と明日の2日間、
 東京のお台場、
 ホテル日航東京で開催されます。
 乳房オンコプラスティックサージャリーとは…
 乳がんを…
 形成外科的な再建技術を使って…
 きれいに治す…
 …という意味だと考えます。
 今日、半日だけ参加して来ました。
      ■         ■
 私自身は、
 皮膚癌の手術はたくさんしましたが、
 乳癌の手術はお手伝いをした程度です。
 札幌には、
 札幌医大第一外科出身の、
 浅石和昭先生がつくられた、
 おっぱいクリニックがあります。
 札幌ことに乳腺クリニック(浅石和昭先生)
 札幌乳腺外科クリニック(岡崎稔先生)
 新札幌乳腺クリニック(岡崎裕先生)、
 3つの乳線クリニックで、
 とてもきれいな手術をなさっています。
      ■         ■
 形成外科では、
 北海道大学形成外科の、
 山本有平(やまもとゆうへい)教授が、
 乳房再建を積極的になさっています。
 私は、
 乳癌治療はしません。
 陥没乳頭や
 乳頭縮小などの手術をしています。
      ■         ■
 今日の学会に参加して感じたこと。
 乳がん治療は、
 切って治すだけではない。
 英国のMichael Dixon先生が
 見せてくださった患者さん。
 私の経験では、
 余命3ヵ月?
 と思うほどの乳癌が、
 新しいneoadjuvant 内分泌療法で…
 みごとに治っていました。
      ■         ■
 私は乳癌治療の専門家ではなく、
 癌の治療については素人です。
 南雲先生の学会に参加して、
 乳癌治療の認識を新たにしました。
 一日しか参加できませんでしたが、
 私も南雲先生のように、
 錆びない生き方をしたいと思います。

“第3回国際乳房オンコプラスティックサージャリーシンポジウム”へのコメントを見る

院長の休日

珈琲工房ビーンズ[西野店]

 私が毎日いただいているコーヒー。
 珈琲工房ビーンズ西野店
 甲田(こうだ)さんから購入しています。
 もう20年になります。
 毎月、月末の土曜日曜を挟んだ4日間、
 割引セールがあります。
 今月は11月26日27日28日29日です。
      ■         ■
 お店の場所は、
 札幌西警察署の向かいです。
 駐車場もあります。
 こちらのお店は、
 コーヒー豆を、
 焙煎機(ばいせんき)でその場で焼いてくださいます。
 何台もある、
 ガスの焙煎機で、
 しゃかしゃかと軽快な音を出します。
      ■         ■
 豆を焼いている間は、
 ご主人が、
 コーヒーをハンドドリップで、
 サービスしてくださいます。
 このコーヒーが絶品です。
 悪いけど…
 喫茶店のコーヒー以上です。
 しかも試飲なので無料
 ちゃんと陶器のカップでいただけます。
      ■         ■
 珈琲工房ビーンズさんは、
 全国にお店があります。
 甲田さんも、
 元はオリンパスの営業マンでした。
 内視鏡という、
 胃カメラなどを病院へ販売なさってました。
 脱サラをなさって、
 珈琲工房を始められました。
      ■         ■
 珈琲工房ビーンズさんは、
 お店ごとに価格が違います。
 甲田さんのお店は、
 HPがありません。
 ネットで検索する他のビーンズさんより、
 かなりお安いと思います。
 札幌の方でしたら、
 是非、一度訪ねてみていただきたい、
 とてもよいお店です。
 私は美味しいコーヒーを入れてくださる、
 甲田さんに感謝しています
      ■         ■
 珈琲工房ビーンズ
 西野店
 札幌市西区西野3条5丁目1-37
 電話:011-666-0225
 水曜日定休

“珈琲工房ビーンズ[西野店]”へのコメントを見る

院長の休日

勤労感謝の日(2010)

 今日は勤労感謝の日です。
 私は…
 自慢じゃありませんが、
 働き者です。
 朝から夜まで働いて、
 お昼ごはんを食べるのも…
 5~10分です。
 深夜まで、
 メールの返事を書いたりしています。
      ■         ■
 私自身は、
 いっしょに働いてくれている職員や、
 弁当を作ってくれる奥さんに感謝しています。
 最近思うことは…
 元気で働けるのは…
 ありがたいことです。
 床屋さんへ行っても…
 散髪をしてくださる理容師さんに感謝しています。
 歯医者さんにも感謝しています。
 PMTCで歯をきれいにしてくださる、
 歯科衛生士さんに感謝しています。
      ■         ■
 自分の身近なところで、
 たくさんの方にお世話になっています。
 たまにしか行けませんが…
 美味しいお鮨をにぎってくださる、
 鮓佐の佐々木さんに感謝しています。
 疲れた身体をマッサージしてくださる、
 マッサージ師さんに感謝しています。
 特に身体を楽にしていただけると、
 ありがたいと思います。
      ■         ■
 さくらんぼさんや、
 さくらんぼさんご主人も、
 私以上に働き者です。
 早朝から深夜まで、
 寒い冬も…暑い夏も…
 大切な果樹を一生懸命に手入れなさって、
 美味しい果物を作ってくださいます。
 今年は猛暑の影響で、
 果物にも影響が出たそうです。
      ■         ■
 さくらんぼさんから
 お知らせが届きました。
 山形特産のラ・フランス。
 例年なら 冷蔵庫から出して2週間で食べ頃になりますが、
 東北から北の地区では今年は3週間でした。
 食べ頃になるまでの期間が、
 例年より、遅くなっています。
 美味しい果物を作ってくださる、
 山形の果樹園の方に感謝しています。

さくらんぼさんのリンゴです

“勤労感謝の日(2010)”へのコメントを見る

院長の休日

いい夫婦の日(2010)

 11月22日はいい夫婦の日です。
 昨年も、
 一昨年も書いています。
 本間家はいい夫婦ではございません。
 いい夫婦の日サイトによると、
 「パートナー・オブ・ザ・イヤー2010」は、
 野村克也・野村沙知代ご夫妻、
 佐々木健介・北斗晶ご夫妻です。
      ■         ■
 アンケートが書いてありました。
 :夫婦円満の秘訣を教えてください
 A:(克也さん・沙知代さん)
 お互いに見て見ぬふり
 さすが名監督。
 まったく同感です。
 A:(北斗さん) 言いたい事はその場で言う
 (健介さん)妻のみね
 まだ、お若いので、
 仲良しそうですね。
      ■         ■
 私はよく周囲の若い人に言っています。
 私だってね…
 30年前は…
 最高だと思って結婚しました。
 でも、このありさまです。
 自分で選んだ…
 自己責任だからね。
      ■         ■
 いい夫婦でいることは、
 なかなか大変なことです。
 片目どころか…
 両目をつぶって…
 お互いに見て見ぬふりは…
 いい考えだと思います。
 いまさら言ったって…
 変わるわけないでしょ…
      ■         ■
 自分で選んだんだから…
 のーくれーむ
 のーりたーん
 ですよ。
 健康で、
 病気もしていないなら、
 いいじゃないですか。
 新しい相手を見つけるのも大変だから、
 なんとかがまんして生きましょう

“いい夫婦の日(2010)”へのコメントを見る

院長の休日

『そら』は雑種です

 娘の愛犬『そら』は、
 ポメラニアンと
 ミニチュアダックスの雑種です。
 どちらがお父さんで、
 お母さんかは、わかりません。
 うちの奥さんは…
 娘に…
 『あんた、雑種の犬を…』
 『お金出して買うなんて…』
 『ばかじゃないの…』
 …なんて言ってました。
      ■         ■
 私は、
 最初に見た時から気に入りました。
 生物学的にはF1(エフワン)と言います。
 雑種第一代とか一代雑種とも言われます。
 昔、生物で習ったあれです。
 両親の良いところだけ似ることがあります。
 古くから家畜や農作物の、
 品種改良に利用されてきました。
      ■         ■
 そらは、
 ミニチュアダックスの顔に似ています。
 大きな目が特徴です。
 脚は、
 ポメラニアンに似ています。
 ミニチュアダックスより少し長いです。
 胴は、
 ミニチュアダックスより短いです。
      ■         ■
 体重は2㎏ちょっとです。
 うちに来ると太ると娘に怒られます。
 癒し犬(いやしけん)ですが、
 卑しい犬(いやしいけん)でもあります。
 油断すると何でも食べてしまいます。
 私は怖い飼い主なので、
 私がいると悪いことはしませんが、
 目を離すとティッシュでも食べます。
      ■         ■
 犬がいると…
 家に帰るのが楽しみです。
 たまに借りてくるだけなので、
 自分の犬を飼いたいと言いますが、
 奥さんから、
 そらがいるからと断られます。
 お金出して雑種を買うなんて…
 …と言っていた人が、
 一番気に入っているように見えます。
 雑種はいいとこ取り犬です。

いいとこ取り犬のそらです

“『そら』は雑種です”へのコメントを見る

医学講座

幅広の平行二重

 女性誌の表紙モデルのように…
 幅広の平行二重になりたい。
 お気持ちは理解できます。
 でも…
 アイプチと付けまつ毛で、
 上手にメイクができても…
 手術で同じようにできるとは限りません。
 メイクと手術は違います。
      ■         ■
 蒙古(もうこ)ひだという、
 目頭の被さった皮膚があるのに…
 無理矢理幅広でとめると…
 蒙古ひだがつっぱります。
 もともと皮膚がつっぱっているのに、
 幅広二重のために…
 かえって蒙古ひだが目立ちます。
      ■         ■
 じゃあ…
 蒙古ひだを切ればいいじゃん!
 …と目頭切開を受けて…
 無残な傷が残っただけの人もいます。
 いくらお金をかけて…
 God Hand(ごっとはんど=神の手)の先生にお願いしても…
 一度つけたキズは元に戻せません。
 私は神の手ではないので、
 到底できません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科の‘売り’は…
 イメージは自然
 自然な仕上がりを大切にしますです。
 私は…
 その人の顔に合った、
 自然な手術しかしません。
 過去にも何度か書いたことがあります。
      ■         ■
 2007年1月19日
 二重埋没法
 2007年1月28日
 二重手術
 2008年8月8日
 二重手術のプロセス
 幅広の平行二重にできる方は、
 鼻が高くて目が大きな方です。
 ばりばりの日本人には合いません。

“幅広の平行二重”へのコメントを見る

昔の記憶

結婚してから2年間

 以前にも書いたことがあります
 結婚した時に、
 北大の先輩から言われました。
 本間君
 2年間くらいは…
 子どもをつくらないで…
 奥さんと二人の生活を楽しんだらいいょ。
 私は26歳で結婚し、
 長女が生まれたのが29歳でした。
      ■         ■
 研修医の頃は、
 よく転勤がありました。
 北大→
 形成外科メモリアル病院→
 美唄労災病院→
 北大→
 釧路労災病院→
 北大→
 札幌医大麻酔科→
 北大→
 函館中央病院
      ■         ■
 履歴書に書くのが大変です。
 転勤の度に、
 釧路では…
 阿寒や知床、根室。
 函館では、
 青森の酸ヶ湯温泉など、
 奥さんと二人で、
 喧嘩もせずに…
 いろいろなところへ行きました。
      ■         ■
 どの先輩から言われたか…?
 定かではありませんが…
 吉田哲憲先生だったような気がします。
 私は、
 先輩のアドバイスに従って…
 北海道内のいろいろなところへ行けました。
 赤ちゃんは可愛いですが、
 ♡二人だけの時間♡
 を楽しむのもよいと思います。
 若い人へのアドバイスです。

“結婚してから2年間”へのコメントを見る

院長の休日

孫が1歳9ヵ月になりました

 札幌美容形成外科の職員の子どもさん、
 私の初孫
 光希(こうき)くんが、
 1歳9ヵ月になりました。
 お母さんは…
 産休→育休を取り、
 今年の春から職場復帰してくれました。
      ■         ■
 お母さんのお腹の中で、
 毎日、私の声を聞いていてくれた、
 初孫が生まれたのが、
 2009年2月でした。
 2009年1月までは、
 お母さんのお腹の中で…
 ほぼ毎日、私と過ごしていました。
      ■         ■
 自分の子どもの時には、
 大学や病院が忙しくて、
 正直イクメンにはなれませんでした。
 イクジイを目指していますが、
 私にができる…
 …かどうか、わかりません。
 長男光希くんにつづき、
 長女次男の、
 誕生をともに祝い、
 元気で働きたいと思います。
      ■         ■

光希くんと私
私の今年最高の笑顔

“孫が1歳9ヵ月になりました”へのコメントを見る

医学講座

論文投稿の意義

 昨日の院長日記に…
 まみ子師長さんから、
 コメントをいただきました。
 自分の勉強になる事が一番ですね・・・先生。
 自分が得た知識はお金では買えない貴重な宝です。
 その通りです。
 どんなに高価な買い物をしても、
 時間とともに価値が下がります。
      ■         ■
 自分の頭の中に得られた知識は、
 価値が下がることはありません。
 日常診療にも役立ちます。
 勉強をする習慣は、
 学会へ参加する意欲にもつながります。
 学会を通じて…
 たくさんの友人ができます。
      ■         ■
 お金では買えない交友関係ができます。
 学会発表はその時だけですが…
 論文にしてあると…
 後世まで残ります。
 まみ子師長さんの論文は、
 他の先生の論文にも引用されています。
 価値があるデーターです。
      ■         ■
 まみ子師長さんの論文は、
 当診療所における7年間の熱傷患者の統計的検討
 熱傷 25(1), 22-27, 1999
 …とネットで検索すると出てきます。
 一つの皮膚科診療所で、
 7年間もの長期間、
 熱傷患者さんのデーターを集めたのは、
 他になかなかありません。
      ■         ■
 これだけのデーターを集めるのは大変です。
 診療が終わった後や、
 休日に古いカルテを引っぱり出して調べます。
 統計学の勉強も必要です。
 受験の時以来…
 何十年ぶりに統計学なんて言葉と再会します。
 お金にはなりませんが、
 後世に残るデーターを調べられました。
 これから研修医になる医学生、
 研修中の先生にも、
 一度は学会発表→論文投稿をおすすめします。

“論文投稿の意義”へのコメントを見る

昔の記憶

はじめての論文投稿

 私がはじめて書いた論文です。
 本間賢一,小野一郎,吉田哲憲,真部正志,浅見謙二,石川隆夫,
 糖尿病を基礎疾患にもった老人熱傷の1例,
 熱傷,10,237-243,1985
 ↑こんなふうに書きます。
 最初に著者の名前を並べます。
 一番最初が筆頭執筆者(ひっとうしっぴつしゃ)です。
 次に治療にかかわった人を、
 順番に並べて書きます。
      ■         ■
 小野一郎先生は当時の函館中央病院形成外科医長。
 吉田哲憲先生は、
 北海道大学形成外科講師として…
 函館中央病院へ応援に来ていただいていました。
 真部正志先生は、
 小野一郎先生の前任の医長。
 浅見謙二先生は私の前任。
 石川隆夫先生は小野先生の後任医長。
      ■         ■
 当時、函館中央病院形成外科で、
 糖尿病のおばあちゃんの治療にかかわった先生たちです。
 次の…
 糖尿病を基礎疾患にもった老人熱傷の1例
 が論文の題名です。
 熱傷は、
 日本熱傷学会の機関誌です。
 大学図書館などで読めます。
      ■         ■
 熱傷,10,237-243,1985
 熱傷の横の数字は、
 10巻、237ページから243ページまで、
 1985年に発行されたことを示します。
 1984年に学会発表したことを…
 一年間かかって論文にしました。
 論文としての価値は低いですし、
 他に引用されることもありません。
      ■         ■
 でも…
 糖尿病が苦手だった私が、
 糖尿病の本を何冊も買って…
 隅からすみまで読んで勉強しました。
 わからないところは、
 糖尿病の大家である、
 中川昌一先生のところまで伺って質問しました。
 この論文を書いたことで、
 私の糖尿病苦手意識は消えました。
      ■         ■
 論文を書いても…
 一円ももうからないし…
 寝る時間は少なくなります。
 本を買うお金もかかるし、
 遊ぶ時間もなくなります。
 医学論文の投稿は原則無料ですが、
 別刷(べつずり)という、
 自分の論文だけを印刷してもらうのに、
 お金がかかることもあります。
 論文執筆の一番のメリットは、
 自分の勉強になることです。

“はじめての論文投稿”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ