医学講座

いい先生を紹介してくれない?

 長い間、医者をしていると、
 友人や知人から、
 いい先生を紹介してくれない?
 …と頼まれることがあります。
 当院の相談フォームには、
 全国から相談が来ます。
      ■         ■
 名医を紹介してください
 2015年9月19日の院長日記です。
 困るのが、
 私が考える名医が、
 必ずしも相談者の好みに合うとは限らないこと、
 相談者の住所と離れていること、

 相性が合わないこともあります。
      ■         ■
 今までどこの病院で、
 どんな先生に治療を受けていらしたのか?
 詳しく書いてくれる人はまれです。
 ある美容外科で手術を受けたと書いてあるだけで、
 どこで誰に治療を受けたか?を聞いても、
 返信もない人がたくさんいます。
 私がいい先生だと思っている先生が、
 その相談者を手術していることも考えられます。
      ■         ■
 手術結果にも満足で問題はないけど、
 転勤でどこかに行くので、
 いい先生を見つけたいこともあります。
 そんな時は、
 今まで治療を受けていた先生から、
 紹介状を書いてもらうといいです。
 美容外科でも施術方法は違います
 しわ取り目的のボトックス注射にしても、
 何という薬剤をどの程度注射していたかで、
 施術後の状態が変わります。
      ■         ■
 内科などで血圧の薬を飲んでいた人などは、
 今までの検査結果や、
 服薬履歴がわかると、
 環境が変わって血圧が変化しても、
 薬の調節がしやすいと思います。
 内科と一口に言っても、
 呼吸器・消化器・循環器・血液・糖尿病など、
 専門が細かく分かれています。
      ■         ■
 私自身ですら、
 いい先生を見つけるのは大変です
 とも耳鼻科クリニック
 新谷朋子先生、
 ご主人の、
 しんたに内科消化器内科
 新谷直昭先生、
 ご夫婦ともとても優しくて親切な先生です。
 いい先生を紹介するのは、
 簡単なようで実に難しいことなのです。

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院長の休日

ピロリ菌がいなくなりました

 ピロリ菌検査に行きました
 2015年9月10日の院長日記です。
 きっかけは、
 咳が減りました
 2015年8月9日の院長日記に書いたと、
 お通夜の帰り
 2015年8月29日の院長日記に書いた奥さんとの会話です。
      ■         ■
 今年の内視鏡検査は、
 とも耳鼻科クリニック
 新谷朋子先生のご主人、
 しんたに内科消化器内科
 新谷直昭先生にしていただきました。
 とても親切で優しい先生です。
 内視鏡検査もとてもお上手です。
 痛くなく、
 鼻水も出ませんでした

      ■         ■
 内視鏡検査で、
 胃の一部に潰瘍が治った痕があり、
 ピロリ菌の検査結果
 内視鏡で採取したウレアーゼ試験が偽陽性でしたので、
 一週間のピロリ菌除菌をしました。
 規則正しく薬を内服しただけです。
 私は根が真面目な性格だから、
 しっかり内服しました。
      ■         ■
 ピロリ菌がいなくなったどうかは、
 内服治療をして、
 1ヵ月以上してから、
 便を検査して調べます。
 恥ずかしい話しですが、
 自分のうんちに、
 歯間ブラシの先のような採取棒をいれて、
 うんこを取ってそれを検査していただきます。
      ■         ■
 私は何ともありませんが、
 若いお嬢さんだったら、
 ちょっと抵抗がある検査かな?と思いました。
 その検査がのびのびになって、
 ようやく先週、便を持ってクリニックに伺い、
 今日検査結果をお聞きしました。
 うれしいことに、
 ピロリ菌はいなくなりました
 新谷直昭先生のお話しによると、
 一年に一度くらいは内視鏡検査をするのがいいそうです。
 これで安心して新年を迎えられます。
 胃の調子が悪い方には、
 しんたに内科消化器内科をおすすめします。
 痛くないです
 しんたに内科消化器内科
 〒060-0042
 札幌市中央区大通西17丁目1-27
 札幌メディケアセンタービル4F
 電話:011-643-0335
 FAX: 011-643-2367

20150910
20150910_2

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日記_わきが

冬でも汗をかく2015

 お恥ずかしい話しです。
 私のシャツは、
 脇が黄色くなります
 耳垢は乾燥していて、
 わきが体質ではありません。
 汗かきです。
      ■         ■
 【重度原発性腋窩多汗症】ではないと、
 自分で診断しています。
 困ったことに、
 私の脇には、
 冬なのに汗じみができます。
 見つけると、
 あぁ~あと、
 ため息が出ます。
      ■         ■
 よく女の人が、
 服がすぐにダメになってしまう
 …となげくのがわかります。
 札幌の冬は寒いです。
 今朝も雪はありませんが、
 外の気温はマイナス4℃です。
 あぁ、それなのに、
 私の脇には直径8センチの汗じみがついていました。
      ■         ■
 61歳の男の私でも困るのだから、
 若い人はもっと困るのだろうと思います。
 今年の年末年始は混んでいて、
 脇汗ボトックスの治療はもうできませんが、
 1月にはまだ空きのある日もございます。
 冬でも汗で困っていたら、
 ボトックス注射という治療があります。
20150526

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昔の記憶

冬至2015

 今日2015年12月22日火曜日は冬至です。
 冬至とうじ
 一年で一番日照時間が少ない日です。
 札幌の日の出は7:03
 日没は16:03です。
 私は朝6:30に目覚ましをかけています。
 まだ暗いです。
 冬はなかなか起きられません。
 うちの奥さんは私より起きられません。
      ■         ■
 本間家で一番の早起きは、
 犬のそらです。
 目覚ましが、
 ピ、ぴぴぴぴと鳴っても起きないと、
 そらが、
 わんワンわんと起こしてくれます。
 そらくんはケージの中なので、
 吠えるだけです。
      ■         ■
 私が起きてケージから出してやると、
 一目散に奥さんのところへ行って、
 起きておきて
 ごはんちょうだい

 …と顔をなめたり、
 騒いだりして、
 奥さんを起こしてくれます。
      ■         ■
 若い頃はしゃきっと起きたのに、
 最近は起きられない
と、
 うちの奥さんは言います。
 私はまだ起きられますが、
 61歳なのでくたびれることが多いです。
 冬至には、
 かぼちゃと柚子(ゆず)湯だそうです。
      ■         ■
 北海道は、
 かぼちゃと小豆を甘く煮たものを食べていました。
 祖母の太田キヨが生きていたころは、
 今日は冬至だからと食べさせてくれました。
 今は、
 かぼちゃはデパ地下で閉店間際に安くなった、
 パンプキンサラダです。
 柚子(ゆず)湯は、
 入浴剤でゆずの香りのするのを使ったことがあるだけです。
 あと10日でお正月です。
 もう少しがんばって働きます。

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医学講座

許認可手続きの問題2015

 昨日の院長日記、
 自由診療の静脈麻酔
 さくらんぼさんからコメントをいただきました
 よい薬なら莫大な費用がかかったとしても
 国が医科でも使えるようにするべきだと思います。

 私もその通りだと思います。
      ■         ■
 ドルミカムは正しく使うといい薬です。
 残念なことに、
 日本で認可されている効能効果は、
 極めて限られています。
 歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静に認められたのも、
 2013年12月のことです。
 アステラス製薬が販売しています。
      ■         ■
 薬剤の効能効果の申請は、
 製薬メーカーが厚生労働省にします。
 メーカーは、
 当然、申請にかかる費用と、
 申請後に得られる利益を計算します。
 企業ですから、
 莫大な費用がかかるのに、
 赤字になってまではしません。
      ■         ■
 ドルミカムはいい薬ですが、
 価格は意外と安いです。
 2015年現在の薬価は、
 1アンプル(1本)133円です。
 後発品も出ています。
 133円の薬が、
 一年間にどのくらい売れるのか知りません。
 おそらく、
 メーカーにとってもうからない薬です。
      ■         ■
 私は日本の国の制度に問題があると考えます。
 海外で広く用いられている薬剤なのに、
 日本で販売するためには、
 莫大な費用をかけて、
 臨床試験をして、
 日本人にも安全という、
 【お墨付き】を与えます。
 ここがうさんくさいところです。
 製薬メーカーがうその論文を書いて問題になったことがあります。
      ■         ■
 メーカーは高いお金をかけて臨床試験をしても、
 薬価という公定価格が安いと大打撃を受けます。
 日本の医療費を抑えたいなら、
 許認可を簡素化するべきです
 来年の薬価がどうなるか知りませんが、
 ボトックスに関して言うと、
 日本は世界一高い国です
 同じ製剤なのに、
 自由診療で使うボトックスビスタは、
 保険で使うボトックスの約半額で流通しています
 こんなことを大々的に言っているのは、
 おそらく日本中で私だけです。

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医学講座

自由診療の静脈麻酔

 ドルミカムと静脈麻酔
 2015年12月18日の院長日記です。
 ドルミカムという薬は、
 ベンゾジアゼピン系薬剤です。
 セルシンという薬と同じ系統の薬です。
 ドルミカムの方が新しい薬です。
      ■         ■
 セルシンとかホリゾンというのは商品名です。
 一般名はジアゼパムと言います。
 医学生は、
 このジアゼパムという名前を教えられます。
 はっきり言うと、
 ドルミカムの方が、
 慣れた先生には使いやすい薬です。
 過剰投与で呼吸停止になることもありますが、
 使う先生の問題です。
      ■         ■
 日本では、
 保険診療で、
 静脈麻酔薬として使うことは認められていません。
 歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静
 …には認められていますが、
 【医科】の手術及び処置時の鎮静には、
 正式には認められていません。
      ■         ■
 歯医者さんには認められているのに、
 お医者さんには認められていないのは、
 かなり変な話しです。
 薬事承認時に臨床試験をしなかったためだと、
 (私は)推測しています。
 医科で臨床試験をすると、
 莫大な経費がかかるためだと推測します。
 ドルミカムは海外では医科でも広く使われています。
      ■         ■
 日本でも、
 医科で使っている施設はたくさんあると思います。
 ただ、
 【静脈麻酔】として保険請求ができないのです。
 美容外科では、
 大部分が自由診療です。
 眠っている間に手術を受けたいという人もいます
 そんな方のためにドルミカムを準備しています。
      ■         ■
 自由診療では、
 どんな薬を使って静脈麻酔をしようと自由です。
 ただ、
 モニターもないクリニックで、
 静脈麻酔をするのは危険です。
 美容外科で起きた死亡事故の多くは麻酔が原因です
 静脈麻酔をするなら、
 最低でもモニターを装着して、
 呼吸停止になってもすぐに酸素を投与できるように、
 麻酔器を準備すべきです。
 それが安全な手術の基本です。

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医学講座

ドルミカムの効能効果

 ドルミカムと静脈麻酔
 2015年12月18日の院長日記です。
 ドルミカムという薬です。
 ミダゾラムという成分の注射液です。
 いい薬だと思います。
 札幌美容形成外科にもあります。
 保険請求はしたことがありません。
      ■         ■
 保険診療で使う場合は、
 ドルミカムの【効能・効果
 麻酔前投薬、
 全身麻酔の導入及び維持、
 集中治療の人工呼吸中の鎮静、
 歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静

 この通りに使わないと、
 保険請求はできません。
      ■         ■
 厳密に言うと、
 歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静
 …には使えても、
 医科の、
 手術及び処置の鎮静には使えません。
 これは薬事承認を取る時に、
 歯科・口腔外科では臨床試験をして承認を取ったのに、
 医科では取らなかったためだと思います。
      ■         ■
 ですから、
 国の承認通りだと、
 【医科】で、
 胃内視鏡をする時にドルミカムを使っても、
 保険請求はできないことになります。
 私は消化器内科医ではないので、
 保険が通るかどうかまでは知りません。
 もし保険が通らないとなると、
 ドルミカムの薬剤料は病院からの持ち出しとなります。
      ■         ■
 保険診療にはさまざまな制約があります。
 理不尽に思えても、
 決まり通りに請求しないと、
 査定というペナルティがあります。
 保険請求できないから、
 ドルミカムの薬代だけ患者さんに請求すると、
 違反になります。
 悪質だと判断されると、
 保険医療機関の取消処分もあります。
      ■         ■
 最近は大学病院ですら、
 保険医療機関の取消処分があります。
 請求ミスや、
 手続き上のミスで、
 過去何年分も返還しなくてはならないこともあります。
 日本の保険医療制度は、
 世界でもトップクラスと言われています。
 医療機関にとっては厳しいものですが、
 国民福祉の向上に役立っています。
 佐野先生のような指導医療官にお願いして、
 大学医学部で講義をしていただくといいと思います
 医学生が保険請求のことを学ぶ機会はまずありません。
 医師国家試験にもまず出ません。

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医学講座

ドルミカムと静脈麻酔

 集団的個別指導2015
 2015年12月17日水曜日に行われた、
 厚生労働省北海道厚生局の指導です。
 この会で、
 厚生労働省北海道厚生局医療課、
 指導医療官の佐野先生に教えていただいたことです。
 佐野先生は元外科の臨床医だったそうです。
      ■         ■
 今までの集団的個別指導とは違って、
 佐野先生は具体的な事例を的確に説明してくださいました。
 最初の医療監視指導官は、
 発表の最中、
 一度もこちらを見ることもなく、
 ただひたすら原稿を読んでいました。
 これでは聴衆の反応は見えないですし、
 自分が伝えたいことが正確に伝わったかどうかもわかりません。
      ■         ■
 最近は、
 運転免許更新時教習ですら
 いかに交通事故を減らして、
 安全運転を普及させようか?
 …という熱意が伝わってきます
 はっきり言って、
 警察も変わりました
 最近の更新時教習は居眠りが少ないです。
      ■         ■
 運転免許の講習と比較するのも酷ですが、
 厚生労働省のお役人はまだまだダメです。
 半数以上が聞いてなくても、
 集団的指導をしたという事実だけが必要と感じられます。
 われわれ聴衆にとっては、
 その話しは前にも聞いたょ
 そんなの知ってるょ

 そんな指導が大部分です。
      ■         ■
 佐野指導医療官のすごいところは、
 学会発表のように、
 聴衆のほうを向いて、
 原稿には時々目をやる程度で、
 最初から最後まで、
 わかりやすい口調で、
 おだやかに話されたことです。
      ■         ■
 私が一番勉強になったのが、
 ドルミカムという薬を、
 静脈麻酔に使っても、
 【静脈麻酔】が算定できないということです。
 専門的なことになりますが、
 薬には【効能・効果】という決まりがあります。
 国が決めた使い方をしないと、
 保険請求はできません。
      ■         ■
 ドルミカムは、
 ミダゾラムという成分の注射液です。
 効能・効果
 麻酔前投薬、
 全身麻酔の導入及び維持、
 集中治療の人工呼吸中の鎮静、
 歯科・口腔外科領域における手術及び処置時の鎮静

 つまり鎮静に使うことはできても、
 静脈麻酔薬ではないので、
 静脈麻酔は算定できないのです。
      ■         ■
 今までの指導医療官とは違って、
 佐野先生の指導は、
 こちらが、
 う~ん、なるほど
 それ、知らなかった。

 …と思わずつぶやきたくなる指導でした。
 他にもたくさん教えていただきました。
 佐野先生ありがとうございました

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医学講座

集団的個別指導2015

 2015年11月4日にこんな文書が届きました。
 保険医療機関にとって大切な、
 厚生労働省の集団的個別指導という指導のお話しです。
 12月の予定を決めた後だっでした。
 12月にするんだったら、
 もう少し早く知らせてくれたらいいのに、
 出席しないと、
 個別指導の対象なんて、
 脅し文句までつけて、、、
 …と私は怒っていました
      ■         ■
 北海厚発1102第26号
 平成27年11月2日
 各保険医療機関 開設者様
 厚生労働省北海道厚生局長
 集団的個別指導(集団部分)【医科】の実施について(通知)
 健康保険法第73条(船員保険法第59条において準用する場合を含む。)、国民健康保険法第41条及び高齢者の医療の確保に関する法律第66条の規定に基づき、下記のとおり、北海道庁(北海道保健福祉部健康安全局)と共同により集団的個別指導を実施しますので、出席されるよう通知します。
 なお、正当な理由がなく欠席した場合は、個別指導の対象となることを申し添えます。
 記
 1.目的 保険医療機関及び保険医療養担当規則等の理解を更に深め、保険診療の質的向上及び適正化を図ることを目的としています。
 2.日時 平成27年12月16日(水)午後6時30分から午後8時まで(予定)

      ■         ■
 今まで何回もこの集団的個別指導に出席しました。
 はっきり言って、
 わかっていることを、
 何回も聞かされているという指導もありました。
 ひどいのになると、
 原稿棒読みの指導もありました。
 あまりひどかったので、
 札幌コンベンションセンターの壇上に上がって、
 あんたね~
 もっと真面目にやれよ
と怒ったこともあります。
      ■         ■
 その時、私は、
 札幌市医師会役員の司会者に、
 壇上からひきずり下ろされました。
 会場から、
 私の文句にたくさんの拍手もいただきました。
 こんなところで文句を言った医者は、
 私以外には聞いたことがありません。
 職を失って13年という院長日記に書いてあります。
 私は医師名義貸事件告発して、
 厚生労働省に大きなインパクトを与えました
      ■         ■
 昨夜は北海道庁の偉い方と、
 札幌市医師会理事の先生もいらしてました。
 私は前のほうの席に座り、
 指導をしっかり聞いていました。
 昨日の指導は、
 私が今までに聴いた指導の中で、
 最高の指導でした
 厚生労働省北海道厚生局医療課、
 指導医療官の佐野先生がすばらしかったです
      ■         ■
 約1時間の佐野先生の指導は、
 医師としての優しさや、
 国民にいい医療を提供したいという、
 医師としての情熱にあふれていました。
 こんな先生が指導官になられて、
 厚生労働省に対する見方が変わりました。
 居眠りしている先生もいませんでした。
 佐野先生のこれからのご活躍をお祈りしています。
 ためになるお話しをありがとうございました。
20151217

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医学講座

抄読会の思い出

 1980年に北大形成外科に入局した頃は、
 形成外科のけの字もわかりませんでした。
 きれいに縫うだけだから簡単だろう?
 …と思うのは大きな間違いです。
 形成外科でも勉強は大切です。
 北大形成外科では、
 抄読会しょうどくかい
 …という勉強会がありました。
      ■         ■
 助教授だった故浜本淳二先生が担当でした
 PRSという米国形成外科学会誌の論文を、
 一人2~3編ずつ割り当てられ、
 それを訳して読んで、
 内容を要約して発表するのです。
 月曜日の夜に抄読会が多かった記憶があります。
 月曜日は手術日だったので、
 手術の後でPRSを読みました。
      ■         ■
 新しい時代の外国雑誌購読
 2011年10月13日の院長日記に書いてあります。
 私が医師免許を取得した30年前、
 一人前の形成外科医になるために…
 英文雑誌の定期購読をしました。
 北大形成外科では、
 抄読会(しょうどくかい)という…
 外国雑誌を読む勉強会がありました。
      ■         ■
 一年目の私は、
 PRS(ぴー・あーる・えす)という…
 米国形成外科学会雑誌、
 British Journal of Plastic Surgery…
 …の2つの外国雑誌を注文しました。
 British Journal of Plastic Surgeryは英国の雑誌です。
 ぶりてぃっしゅと呼んでいました。
      ■         ■
 私は英語は嫌いではありませんでしたが、
 内科系の論文は、
 字と数字ばかりで…
 目が痛くなるほど細かい字でした。
 それと比べて…
 形成外科の論文は、
 写真が豊富です。
 字を読む前に写真を見るだけで、
 どんな内容かわかりました。
      ■         ■
 私が形成外科を選んだ理由の一つが、
 論文を読んでも興味深いことでした。
 頭が良い方ではなかったので、
 ビジュアルに理解できる形成外科が好きでした。
 それでも専門用語はわからず…
 医学英和辞典を引いても…
 さっぱりわかりませんでした。
      ■         ■
 外国雑誌は航空便で届きました。
 日本の代理店を通して注文します。
 割引があったので、
 私は北大生協から注文しました。
 割引があっても…
 米国と英国の2つの外国雑誌を注文すると…
 一年間で10万円を超えました。

      ■         ■
 今から考えると恥ずかしいですが、
 一年目の私は、
 医学英和辞典を引いても、
 理解できない単語がたくさんありました。
 わからなかったのが、
 Pedicleぺでぃくるという単語です。
 英和辞典を引くとくきと出ています。
 このくきがわかりませんでした。
      ■         ■
 形成外科は、
 組織の移植をする診療科目です。
 組織移植の移植は、
 Transplantの移植
 つまり植物の移植と同じなのです。
 移植する時に、
 くきを傷めると枯れます。
 人間の組織も同じで、
 が大切なのです。
 形成外科ではけいと呼びます。
 今となってはなつかしい思い出です。

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