医学講座

里帰り手術

 避けたい美容医療トラブル
 2014年10月25日の院長日記に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました
 韓国から日本にお嫁さんに来てくれた女性が、
 ご実家に帰って整形していらっしゃる。
 私はいいことだと思います。
 母国で手術を受けるのは安心です。
      ■         ■
 私は韓国が好きです。
 友人の先生もたくさんいます。
 北大形成外科にも、
 韓国から留学生がいらっしゃいました。
 医学博士の学位記を取得されました。
 韓国で立派にご活躍中です。
      ■         ■
 日本語で
 整形とか、
 整形するというと、
 何となくネガティブな響きがあります。
 私は整形でご飯を食べています
 整形で生計を立てています
 整形して何が悪い
 …という考えの持ち主です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科にも、
 海外に嫁いだ女性が、
 里帰りなさって、
 手術を受けてくださることがあります。
 里帰り出産と同じように、
 里帰り手術は安心です。
      ■         ■
 まず言葉の問題です。
 どんなに外国語が上手になっても、
 微妙なニュアンスの違いはわかりません。
 考え方の違いもあります。
 もし前に手術をしてくださった先生がいらっしゃるなら、
 手術記録や写真を見て、
 どこをどう治したらいいのかよくわかります
      ■         ■
 手術する側から言わせていただくと、
 何度も手術を受けていて、
 どこでどう治したかわからない人ほど、
 手術が大変です。
 時間も手間もかかる割りに、
 良い結果がなかなか得られません
      ■         ■
 もう一つ言わせていただくと、
 手術後には安静が必要です。
 どんな高級ホテルより、
 どんな立派な病院の特別室より、
 ご実家は心が落ち着きます。
 お母様の手料理は最高のごちそうです。
 お嫁に行かれてからの手術は、
 母国語が通じる、
 母国で受けることをおすすめします。
 里帰り手術はおすすめです

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医学講座

品川美容外科で施術「顔に痛み」

 平成26年10月25日、朝日新聞夕刊の記事です。
 顔に痛み」提訴相次ぐ
 品川美容外科で「フェースリフト」施術
 顔のたるみを改善すると誘われて「フェースリフト」という美容医療を受けた後に痛みが残ったなどとして、「品川美容外科」と「品川スキンクリニック」を全国47カ所に展開する医療法人社団翔友会(東京)に損害賠償を求める集団訴訟が相次いでいる。東京地裁と広島地裁に女性患者計18人が訴え出たのに加え、別の男女40人も近く東京地裁に提訴する予定だ。
 特殊な糸を顔の皮下組織に入れてたるみをとる美容医療は「フェースリフト」と呼ばれる。患者側弁護団によると、新たに提訴する40人は2012年から今年にかけて施術を受けた。代金は数十万円~400万円台。安価な施術を求めて受診した際に、勧誘されて応じた人が多いという。
 弁護団は「施術前に、合併症の説明が十分でなかった。多くの人が現在も痛みに苦しんでいる」と主張する。不利益となる事実を告げずに勧誘したことは消費者契約法に違反するなどとして、代金返還や慰謝料を求める構えだ。
 翔友会は取材に対し「診療行為にご満足いただけなかったことは遺憾です。合併症を含む事前説明はきちんとおこなっております」と説明している。
 美容医療に関する消費トラブルは急増している。国民生活センターによると、2013年度に全国に寄せられた相談は10年間で2.3倍の2155件。過去最多だった。
 ■変色、一カ月も続く
 原告となる患者らの多くは、受診時に言葉巧みに勧誘されたと主張する。
 関東地方の40代女性は5月に施術を受けた。「無料になる」と知人に言われたクーポン券を持って受診。最初は顔のしみ取りが目的だったが、女性スタッフに「顔のたるみが気にならない?」とフェースリフトを勧められたという。
 「美白効果がある」「効果は何年か持続する」「本来400万円。でも100万円以下まで下げられる」と数時間勧誘され、ローンを組んでその日のうちに施術を受けた。「よく考える時間がなかった。40歳を過ぎて、年を重ねてもきれいでいたいという気持ちもあった」と振り返る。
 施術後、顔が青紫色に腫れ上がり、口が開かなかった。顔の変色は一ヵ月ほど続き、今も左頬に痛みが残る。「後遺症についてきちんと説明があれば受けなかった」と訴えている。
 (高橋健次郎)

 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 連日の美容外科トラブル報道です
 品川美容外科の「糸によるフェイスリフト術」問題
 2014年7月5日の院長日記でご報告した、
 東京弁護士会の、
 品川美容外科糸リフト被害対策弁護団です。
 品川美容外科を女性13人が提訴
 2014年4月24日の院長日記でも取り上げています。
      ■         ■
 そもそも
 フェイスリフトも、
 フェースリフトも、
 簡単な手術ではありません。
 美容外科業界では、
 糸によるリフトは、
 スレッドリフトと呼んでいます。
      ■         ■
 私が残念に思うのは、
 無料クーポン券を持って受診。
 最初は顔のしみ取りが目的だったが、
 女性スタッフに
 「顔のたるみが気にならない?」
 とフェースリフトを勧められたという。

      ■         ■
 顔の『たるみ』がない40代女性なんかいません。
 20歳と比べると、
 どんな美人でも『たるみ』ます。
 みんな苦労しているのです。
 女性スタッフは、
 悪魔に魂を売ってしまってます
 自分の身内にもすすめるのでしょうか?
      ■         ■
 無料ほど怖いものはありません
 昔、近所の集会所に年寄りを集めて、
 お菓子や缶詰などを、
 ただで配って、
 最後に高価な布団を販売する商法がありました。
 無料クーポンに、
 いんちき布団販売商法を連想します。
      ■         ■
 医師免許や看護師免許という、
 国家資格を持った人たちが、
 悪徳商法はいただけません。
 有罪になると、
 医業停止処分のおそれがあります。
 品川美容外科より、
 もっと悪質なクリニックもあります
 だまされないでください

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医療問題

避けたい美容医療トラブル

 平成26年10月24日、北海道新聞朝刊の記事です
 避けたい美容医療トラブル
 きれいになりたいという願いをかなえる手段として、近年ニーズが高まっている「美容医療」。一方で高額な費用や、治療に伴うトラブルが後を絶たない。専門家は「広告やネット情報をうのみにせず、複数の医療機関の話を比べるなどして、適切な治療を受けられる医療機関や医師を見極めてほしい」と話している。
 中部地方に住む20代の女性Aさんは昨年夏、都内の美容外科クリニックを受診し、両目のまぶたを二重にする手術を希望した。ところが医師は「二重の手術だけだとバランスが悪くなる。頬のたるみを引っ張り上げるフェースリフトも受けた方がいい」と勧めた。
 手術費用は350万円だったが、その日のうちに手術を受け、モニターとして手術前後の写真をクリニックのホームページ(HP)に載せれば、85万円に割り引くという。押し切られる形で手術に同意した。
 「埋没法」という二重の手術に加え、皮下に特殊な糸を入れるフェースリフト手術を受けた。だが、術後にひどい頭痛や傷痕(きずあと)周辺の腫れが生じた。地元の病院で抗生物質を投与されて症状は軽くなったが、今も側頭部に痛みが残る。
 Aさんの例について、ある美容外科医は「フェースリフトでの引き上げ過ぎやか化膿が考えられる。そもそも20歳そこそこの女性に、フェースリフトが必要なのか」と疑問を投げ掛ける。
 こうしたトラブルは珍しくない。国民生活センターによると、2008~2012年度、美容医療に関する苦情や相談は1500~1900件ほどで推移。内容は「販売方法や広告などの問題」「体への危害」が大半を占めている=グラフ=。
 HPや広告うのみにせず
 特にトラブルの元になるのが、いまや患者にとって最大の情報源である医療機関のHPだ。派手なセールストークや割引を強調した料金表示、真偽が定かでない手術前後の写真に誘われて受診する患者が少なくない=図=。国はガイドラインを設け、HP上の不適切な表現などを規制しているが順守されているとは言い難い状況だ。
 美容医療の大半は自由診療で、健康保険が適用されない。料金設定や治療法は医療機関によって大きく異なる。何か妥当か判断しにくいが、トラブルを避ける方法はあるのだろうか-。
 複数の医療機関比較して 
 美容医療の適正化を目指す、日本美容医療協会の西山真一郎常任理事は「初診当日には絶対、手術を受けないこと。数日置いて医療機関の言い分が本当かどうかを確かめる。複数の医療機関に相談して比べるといい」と指摘。正しい知識を持って治療に臨めば、美容医療は怖くないという。
 また、HPなどで担当医の経歴を確認することが大切だ。「治療には医師の技量がそのまま反映される。チェーン店化されたクリニックなどでは、経験不足の医師が十分な訓練を積まないまま治療するケースがある」 (西山さん)
 ほかにも、①治療計画や料金設定が明確か②担当医本人と十分話し合えるか③治療のメリットだけでなく、デメリットも説明するか④国内で承認された医薬品を使っているか-などを確認すべき点に挙げている。

20141025-1
20141025-2
 

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 残念なことです。
 ぼったくりがあります。
 悪魔に魂を売ってしまっています
 医師も、
 看護師も、
 受付も、
 みんなぐるです。
 だまされないでください
      ■         ■
 全面ピンクのホームページ
 モニター価格という名のおとり広告
 美容外科〈安売〉への懸念
 速成栽培のなんちゃって美容外科医
 臆病者と言われる勇気
 チェーン店の問題
 この院長日記を読んでください。
      ■         ■
 この患者さん…
 お腹も…
 腕も…
 太もも全周も…
 全部脂肪吸引して…
 がっつり5リットル以上吸引して…
 なんて言ってる…
 こんなに吸引したらヤバイよなぁ…
      ■         ■
 でも、
 これだけ脂肪吸引したら…
 180(万円)は取れる…
 ローンの審査もパスしている。
 今月の売上は低迷…
 受付からのプレッシャー
 先生、お願いしますぅ♡
 悪魔のささやきが聞こえてきて…
      ■         ■
 はいはい、脂肪吸引は簡単ですょ。
 眠っている間にすぐ終わりますょ。
 2~3日休めば、お仕事もすぐにできますょ。
 がっつり脂肪をとりますから…
 見違えるように細くなりますょ。
 みなさん、していらっしゃいますょ。
 心配なんて、いりませんょ。
 キズは残りませんょ。
 さぁ、手術をしましょう!
      ■         ■
 こんな美容外科は…
 実在しないと思いますが…
 広告を見ていると、
 多少やばいと思っても、
 強引に着陸してしまいそうな…
 美容外科も目につきます。
 医療も航空業界も…
 安全第一です。
 不幸な事故が起こらないことを願っています

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医学講座

おじの手術が終了しました

 札幌で交通事故にあった私のおじ
 かわいそうに、
 骨折の手術が必要になりました
 私が紹介した、
 東京都小金井市桜町1-2-20
 社会福祉法人聖ヨハネ会桜町病院で手術を受けました。
 無事に終了しました。
 ご心配をおかけしました。
      ■         ■
 おばからの連絡によると、
 手術を執刀してくださったのは、
 整形外科部長の、
 増岡一典先生です。
 とても素敵な先生だそうです。
 手術の説明も丁寧で、
 要点をしっかり説明してくださいました。
      ■         ■
 最終的な病名は、
 脛骨(けいこつ)
 腓骨(ひこつ)
 粉砕骨折(ふんさいこっせつ)
 …でした。
 金属と人工骨で修復してくださいました。
 ありがとうございました。
      ■         ■
 私は増岡一典先生とは面識がありません。
 おばからのメールと電話だけで、
 どんなに素晴らしい先生かわかりました。
 私が桜町病院を選んだのは、
 ♡大正解♡でした。
 これでおじのけがも快くなります。
 増岡先生に感謝しています。
      ■         ■
 私が桜町病院を選んだ理由です。
 ①厚生労働省が指定する研修指定病院ではない。
 →担当医が自ら執刀していただける。
 ②療養型病床もある。
 →老人の患者さんに慣れている。
 ③理学療法士・作業療法士が複数在籍している。
 →リハビリもしっかり行っていただける。
      ■         ■
 私がもう一ついいと思ったのが、
 広報誌に掲載されていた、
 前院長の次のお言葉でした。
 ちょっと長いですが引用させていただきます。
 病院長を退くに当たって
 前病院長
 柴崎啓一
 整形外科診療の強化を主目的に平成17年4月1日に赴任して参りました。私の印象では当時の聖ヨハネ会桜町病院は産婦人科など一部診療科を除けば診療活動が活発とは言い難い状況でした。建物の老朽化も著しく、手術室なども内固定金属を使用する脊椎手術などが行える状態ではありませんでした。更に、前職の国立病院院長の経験から判断しても、病院の経営状態に関する一般職員の認識の程度は低く、服務態度等も財政危機に瀕している病院運営も宜なるかなと感じざるを得ない状況でした。
 要請されるままに赴任2年後には病院長を引き受けましたが、病院運営の安定化に向けた最初の院長業務は、金融機関からの勧告に基づく経営コンサルタント会社の立ち入り調査でした。しかし、屈辱的とも言えるこの外部機関による調査は病院職員にとっては現状認識を促進し、改善に向けた院内結束のきっかけになったような気がします。
 以後、赤字体質の打破に向けて全職員の全面的な協力を仰ぎつつ、種々の委託業務の見直しを中心とした冗費節減対策、各種地域連携医療体制の整備拡張、および看護師を初めとするコメディカル・スタッフの可及的充足を行いつつ、医師増員による診療内容の拡大強化策等を積極的に展開しました。加えて、診療報酬体系の大幅改定に合わせて手術体制を強化した結果、平成22年度の診療実績はほぼ事業計画に沿った成果を上げることが出来、病院運営の安定化も見えて参りました。職員全員が一丸となった経営改善への努力の成果です。なお、この3年間に何度となく訪れた運営資金の調達困難時にはシスター方の老後に備えた積立金を再三にわたり修道会より一時的に融資して頂きました。経営を預かっていた私にとって誠に有り難く、忘れられぬ思い出です。
 平成23年度に入っても病院運営は正しい軌道上をほぼ順調に進行しております。ただし、私自身は年間4度の入院を繰り返すなど身体的な疲労が明らかで、前職を含めて13年の院長在任期間が私にとっては体力の限界のようです。平成23年12月末日をもって病院長から退くことを決意し、去る11月末に開催された聖ヨハネ会の理事会に於いて病院長引退を承認して頂きました。
 病院運営の改善に向け目の色を変えて頑張った病院全職員の仕事ぶりに深く感謝します。また、シスターの皆様方ならびに聖ヨハネ会本部の方々から賜った温かい励ましと数々の御支援に厚く御礼申し上げます。
 平成24年1月

 社会福祉法人聖ヨハネ会桜町病院のますますのご発展をお祈りしています。
 ありがとうございました。

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医学講座

正しい情報を正確に伝える

 私の院長日記の目的は、
 形成外科という、
 世間一般になじみが薄い診療科目を、
 少しでも、
 世の中の人に知ってもらいたい。
 …という思いでで書いています。
 時には私の独断もありますが、
 だまされないでください
 …という強い思いもあります。
      ■         ■
 年齢とともに下がってくるまぶた。
 形成外科医や美容外科医も、
 眼瞼下垂症手術をたくさん受けています
 ここだけの話しです。
 世の中には、
 自分は健康保険で眼瞼下垂症手術を受けたのに、
 ご自身は、
 自由診療で高い手術をしている医師がいます。
      ■         ■
 勤務しているクリニックが、
 保険適応にできない、
 美容外科チェーン店なので、
 仕方がない先生もいらっしゃいます。
 私もかつては雇われ院長でしたので、
 高い手術をしていました。
 申し訳ないと思っていました。
      ■         ■
 北海道は不景気です。
 私と同じ年齢の安倍晋三首相は、
 アベノミクスで日本の景気を良くするそうです。
 北海道はさっぱりです
 不景気で売上減のチェーン店は、
 あの手この手で、
 お客さんをだまして、
 何とか売上を上げようとしています。
      ■         ■
 整形低価格のワナ
 …に書いたように、
 低価格の広告で客寄せをして、
 高い手術をすすめている、
 チェーン店があります。

 残念なことです
 訴訟になった例もあります
 同業者として残念に思っています。
 私の院長日記は、
 正しい情報を少しでも正確に伝えるために、
 これからも続けようと思っています。

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医学講座

院長日記2014

 2006年10月22日に院長日記をはじめてから
 丸8年が経ちました。
 開院記念日以上に、
 感慨深いものがあります。
 途中、何度か挫折しそうになりました。
 さくらんぼさんのおかげで、
 何とか続けられています
      ■         ■
 52歳ではじめて、
 還暦になりました
 初回の院長日記では、
 札幌市形成外科医会のことを書きました。
 当時はお元気だった、
 武藤靖夫先生はご逝去され
 有賀昭俊先生は閉院されました。
      ■         ■
 8年も続けていると、
 知らぬ間に、
 院長日記が、
 データーベースになっていました。
 PCだと右上の私の写真の斜め上、
 スマホだと下の方に、
 検索があります。
      ■         ■
 ここに、
 立ち耳など、
 自分が調べたいことを入力すると、
 立ち耳の症例2013
 立ち耳の手術①
 立ち耳の手術②
 立ち耳の手術③
 …などのページがヒットします。
 これからも、
 少しでも役立つ正しい情報を発信したいと思います。
 さくらんぼさん
 なっちゅんさん
 毎日コメントをいただきありがとうございます。

術後7ヵ月

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医学講座

おじの交通事故(その後)

 全治○週間の治療を要す
 2014年10月16日の院長日記に書いた、
 私のおじの交通事故です。
 東京へ帰って、
 詳しく検査したところ、
 骨折の手術が必要になりました。
 全治○週間の治療を要す
 …どころではなくなりました。
      ■         ■
 リハビリも含めると、
 全治に数年かかることも予測されます
 せっかく親戚が集まって、
 紅葉を見に行こうとはりきっていたのに…
 全部キャンセルになりました。
 命があっただけよかったです。
      ■         ■
 大変なのが私のおばです。
 私のおじだけあって、
 大変なかたです。
 職業は医師です。
 形成外科医ではありませんが、
 お医者さんは難しい人が多いです。
 知識があるだけに…
 扱いにくいです。
      ■         ■
 手術をしていただく病院は、
 私が選びました。
 自宅から通いやすくて、
 評判の良い病院です。
 最近の大病院は、
 平均在院日数という、
 国が決めた規定のため、
 手術が終わるとすぐに追い出されます
      ■         ■
 国の方針とはいえ、
 手術から数ヵ月は、
 手術をしていただいた病院で、
 担当の先生に診ていただきたいです。
 リハビリも充実しているところがいいです。
 老人にも優しいところがいいです。
 なかなか見つけるのは大変でした。
      ■         ■
 私が見つけたのは、
 東京都小金井市桜町1-2-20
 社会福祉法人聖ヨハネ会桜町病院です。
 カトリック系の社会福祉法人が運営する病院です。
 ここで手術をしていただくことになりました。
 リハビリも同じ病院でしていただけるようです。
 今日の午後から説明があって、
 明日が手術日です。
 よくなって、
 来年は紅葉を楽しんでほしいです。

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院長の休日

美智子さまと手話

 平成26年10月20日、朝日新聞朝刊の記事です。
 皇后美智子さまは10月20日、傘寿(さんじゅ)となる80歳の誕生日を迎え、これに先立ち宮内記者会の質問に文書で回答した。来年、戦後70年となることについて「大勢の人たちの戦中戦後に思いを致す年になろうと思います」と述べ、「私たち皆が、絶えず平和を志向し、国内外を問わず、争いや苦しみの芽となるものを摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切」とつづった。 
      ■         ■
 美智子さま、
 80歳のお誕生日おめでとうございます。
 「私たち皆が、
 絶えず平和を志向し
 国内外を問わず
 争いや苦しみの芽となるものを
 摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切

 いいお言葉だと感じました。
 安倍首相にもよく考えていただきたいです。
      ■         ■
 私の目にとまったのが、
 次の特集記事です。
 黒柳徹子さんが書かれています。
 ■手話、
 日本中に広まるきっかけに
 女優・黒柳徹子さん
      ■         ■
 何と言っても、美智子さまの偉大な功績は、手話というものを日本に広めてくださったことなんです。あまり知られていない?
 1979年、私はアメリカのろうあ者劇団「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ」を日本に招聘(しょうへい)しました。当時、手話を人前でやるのは恥ずかしいとされていた時代です。でも、ハンディがある人たちの芸術的な素晴らしい演技を見て欲しいと思って、私も出演しました。
 その公演に美智子さまが皇太子さま(現天皇陛下)とともにいらしてくださいました。美智子さまは「本当に感激しました」とおっしゃり、楽屋で俳優一人ひとりに声をかけてくださって。その模様が報道されると、手話はすてきだと評判になって、手話教室も各地に作られていきました。美智子さまのおかげです。
 ユニセフ親善大使として1984年、タンザニアに行ったときのこと。あちこちに皇太子さまと美智子さまの写真がありました。前年にお二人がいらしたことを知りましたが、その時はタンザニアは食べるものがなくて、子どもが飢えでいっぱい死んでいた。お二人が来てくださったことでみんな感激していました。
 障害のある人たちの会でご一緒することもあります。私がすごく感激したのは、前にお会いになった人たちの名前を美智子さまは覚えていらっしゃる。しょっちゅう会っている方じゃないみたいなのに、それぞれの方についてご存じで、「その後どう?」とお聞きになる。ああでなくてはいけないなと思って。私なんて右向いて左を向いたら忘れちゃうぐらいなんですけど(笑)。感動します。
 先日は、96歳になる日本画家堀文子さんと、お住まいの御所におうかがいしました。堀先生が草花をお描きになることから、美智子さまは小さなお庭を見せてくださいました。自然の草を、わざわざ生やしているとおっしゃっていたけど、とってもすてきで。美智子さまはユーモアがおありで、三人でずっと笑って話していました。
 傘寿をお迎えになった美智子さま。80歳っていうとすごいみたいですけど、どうぞ20歳の女の子が4人いるとお思いになって(笑)、これからもお元気でいらしてくださいませ。(談)

 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 恥ずかしながら…
 手話の歴史が、
 1979年からとは知りませんでした。
 皇后さまが、
 偉大な功績を残されたことも知りませんでした。
 お優しい、
 美智子さまの笑顔が目に浮かびます。
      ■         ■
 体調を崩されたりなさって、
 大変なことも多い80年だったと思います。
 「私たち皆が、
 絶えず平和を志向し
 国内外を問わず
 争いや苦しみの芽となるものを
 摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切

 戦争がない、
 平和な世界のために、
 これからもご健康で長生きをしていただきたいです。
 心に残るいいお言葉をありがとうございました。

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昔の記憶

グリム会2014

 昨夜、市立札幌病院の医師OB会、
 グリム会がありました。
 グリム会2010という
 2010年10月24日の院長日記に書いたことが、
 どうやら間違っていたようです。
 市立札幌病院は開院145年になりました。
      ■         ■
 グリム会のグリム先生は
 第3代目院長で、
 ドイツ人医師だったと、
 昨夜の会で、
 グリム会副会長の伊藤俊輔先生から伺いました。
 謹んで訂正いたします。
 北海道で一番歴史がある病院です。
      ■         ■
 私が市立札幌病院を退職してから、
 もう20年も経ちました。
 医師としての青春時代を、
 いい病院で、
 いい先生と過ごせたことは、
 私の生涯の財産です。
 今年は残念なことに、
 兄貴分として頼りにしていた、
 河野通史先生がお亡くなりになってしまいました
      ■         ■
 元副院長の、
 樋口晶文先生もご逝去されました。
 心からご冥福をお祈りいたします。
 お元気でご活躍の先生も参加されました。
 元眼科主任医長の、
 相沢芙束(あいざわふたば)先生。
 緑内障の権威で、
 日本緑内障学会名誉会員
 元札幌医科大学眼科助教授
 私が学生の時に臨床実習で習った先生です。
      ■         ■
 グリム会に出席される先生は、
 信頼できるいい先生です。
 市立病院前整形外科クリニック
 佐久間 隆先生、
 手の外科が専門の優しい先生です。
 小樽で内科を開業していらっしゃる、
 大本内科クリニックの大本晃裕先生、
 リウマチがご専門で、
 河野通史先生と長い間いっしょに勤務されていました。
      ■         ■
 はだ産婦人科クリニック
 羽田健一先生
 お父様の後を継いで、
 無痛分娩ができる産院を開業されています。
 さっぽろ内科・腎臓内科クリニック
 深澤佐和子先生は、
 西区宮の沢で透析のクリニックを開業していらっしゃいます
 元整形外科主任部長の、
 本間信吾先生は、
 とてもお元気な先生で、
 まだ現役で野球をなさっていらっしゃいます。
 腰痛のプロです
 先輩の先生とお会いして、
 たくさんためになるお話しを伺いました。
20141019

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院長の休日

TVで宣伝している弁護士さん

 昨日の院長日記、
 担当医によって違う全治○週間に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました
 最近弁護士の
 借金返済の過払い金の宣伝がすごいのですが、
 あれはなんなんでしょうか?

      ■         ■
 TVを見ない私でも、
 名前を覚えるくらいですから、
 すごい量のTVCMです。
 私は、
 TVで宣伝している弁護士さんには依頼しません
 高橋智先生にお願いします
      ■         ■
 TVで宣伝するには、
 莫大な広告宣伝費がかかります
 法律事務所のTV-CMがいくらかかっているか?
 私にはわかりません。
 決算書でも見れば、
 わかると思いますが、
 調べる気もありません。
      ■         ■
 自分が開業するまで、
 広告宣伝費なんて考えてもみませんでした。
 私のようにTVをあまり見ない人が、
 名前を覚えるまでにかかる宣伝費は、
 億の単位です。
 何億円_何十億円です
 とても個人経営の弁護士事務所には無理です。
      ■         ■
 さくらんぼさんが言われた、
 借金返済の過払い金の宣伝
 これが儲かるから、
 全国展開をして、
 TVCMを流しているのです。
 私の推測では、
 儲からない仕事は、
 受任しないのでは?と感じます。
      ■         ■
 私は弁護士さん選びで苦労しました。
 高橋智先生にお願いするまで、
 5人の弁護士さんにお会いしました。
 他にも優秀で信頼できる弁護士さんがいらっしゃいましたが、
 高橋智先生が一番でした。
 いいお医者さんを見つけるのが難しいように、
 いい弁護士さんを見つけるのも大変です。
      ■         ■
 私が高橋智先生を見つけた時、
 一番気に入ったのが、
 北大法学部給湯室の話しです
 私が北海道大学法学部で司法試験の勉強をしていた1980年代。
 同学部には「給湯族」と呼ばれる人々がいた。
 「給湯族」とは、朝9暗から夜10時まで自習室でひたすら勉強をし、
 昼休みやタご飯時期に給湯室でコーヒーを飲みながら、
 法律問題について議論するのを日課とする学生たちであった。
 現役学年は少なく、ほとんどが卒業生で、
 他大学の卒業生も含まれていた。

 (高橋智のコラム集より引用)
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 私が選んだ方法に間違いはありませんでした。
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