医学講座

「プチ整形」まさか失明

 平成28年6月12日、朝日新聞朝刊の記事です。
 プチ整形まさか失明「鼻を高く」未承認剤の注射後
 注射だけで気軽にできる「プチ整形」の一部で、失明や皮膚の壊死(えし)といった重篤なトラブルが起きている。専門医によると、鼻を高くすることなどに使う充塡(じゅうてん)剤(フィラー)が原因だという。詳しい調査はされておらず、現在も使っているクリニックは少なくない。
 近畿地方の大学病院に2014年、体のふらつきと右目の異常を訴える20代の女性が運び込まれた。翌日、目は光を感じなくなり、右眉から鼻にかけて皮膚が壊死した。女性は鼻を高くするため、美容クリニックで鼻の付け根の骨膜付近にフィラーを注射された直後だった。
 検査の結果、フィラーが血管に入って周辺の血流を止めたことが原因と判明。女性は約2週間入院し、ステロイド剤を使って炎症を抑える治療を受けた。だが右目の視力は失われ、顔には大きな傷が残った。
 女性に使われたフィラーは、歯の主成分と同じハイドロキシアパタイトの微細な粒を含んだジェル状の注入剤。国内では未承認だが、顔の整形で一般的に使われているヒアルロン酸より矯正した形が長持ちしやすいとして、数年前から使われ始めた。
 美容医療の事故情報に詳しい日本形成外科学会理事長で大阪大医学部の細川亙教授によると、この製品による事故は関東や北海道の病院で報告されている。
 ハイドロキシアパタイトは分解することが難しく、術後に血管を圧迫するなどのトラブルが起きると処置は非常に困難だという。ヒアルロン酸でも同様の事故は起こりうるが、薬剤注射で分解できる。
 視力障害、皮膚の壊死は多くの基幹病院が経験しているという医師の一人は「被害者は事前に危険性について説明を受けていなかった。自分が治療した人を含め、多くはクリニックとの間で示談になっているため問題が知られないできている」と話す。
 この製品は米国など海外では、ほうれい線などのしわを目立たなくするための医薬品として承認を受けている。国内の輸入代理店の担当者は「事故については把握しており医師には説明している。医師の技量の問題だ」と話す。
 美容クリニック側の対応は分かれる。札幌市のクリニック院長はこの製品を使った隆鼻法を「安全が保てないと判断し、昨年秋にやめた」と話す。一方、大阪市内のクリニックはウェブサイトで「メイク感覚」などと宣伝し、危険性には触れていないところも多い。
 フィラーを使った美容整形は、しわの治療や顔輪郭の矯正など幅広い。皮膚を切ることなく矯正部分に注射するだけで済み、気軽さから「プチ整形」と呼ばれる。しかし、「統計がない」(厚生労働省)ことから実態は不明。使用は広がっているとみられているが、国はトラブルについて注意喚起をしていない。
 細川教授は「プチ整形は簡単に受けられるから安全だと思っている人が多い。だが、事故が起きた際の危険は、整形手術より大きいこともあると認識してほしい」と話す。
事故情報、共有されず
 「論文などで事故が報告されているのに野放しなのは美容医療ならではだ」。フィラーが原因の皮膚壊死を治療したことがある関東地方の形成外科医は嘆く。
 美容外科などの美容医療は、医師法で医療行為として定められている。だが、病気が原因ではない場合、健康保険は使えない自由診療となるのが一般的だ。
 保険診療は、厳しい審査を受け、認可された手術や薬剤に限定されている。これに対し、美容医療で使われている薬剤の多くは未承認だ。過去には海外製のフィラーから猛毒のヒ素が検出されたこともある。
 患者の安全のためには事故や合併症の情報共有が不可欠だが、美容医療の関連学会は出身科で二分されたままの状態が続く。統一的な対策を取るのが難しいのが実情だ。
 日本美容外科学会(JSAPS)の百束比古(ひゃくそくひこ)理事長は「営利追求になっていることや、形成外科の知識がない医師が参入していることが、問題を深刻にしている。医師教育を高める取り組みはしているが、改善には時間がかかる」と話す。
 厚労省医療安全推進室は「現行の事故情報の収集制度では、小規模クリニックが多い美容医療の情報はなかなか入ってこない」という。消費者事故を担当する消費者庁消費者安全課も「こちらで医療機関のリスクを把握するのは困難。施術を希望する際は担当医師の経歴や専門を確認してほしい」と話している。(重政紀元)
20160612
20160612-2

(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 私が昨年9月から、
 声を大にして言っていた、
 レディエッセによる失明事故です
 朝日新聞が、
 慎重に調査をして、
 記事にしてくださいました。
 本文中にある、
 札幌市のクリニック院長
 この製品を使った隆鼻法を
 「安全が保てないと判断し、昨年秋にやめた」と話す。

 …は私のことです。
      ■         ■
 レディエッセを中止しました2015
 2015年9月3日の院長日記です。
 日本形成外科学会理事長の、
 細川亙(ほそかわこう)先生が、
 美容医療で悲惨な結果が出ていることを周知するために、
 闇に葬られてしまいそうな事例を拾い上げて、
 形成外科の学術専門誌で取り上げました
      ■         ■
 日本形成外科学会誌ではなく、
 克誠堂出版の形成外科
 に掲載したのは、 
 形成外科学会員以外の、
 美容外科医にも読んでもらいたいからだと思います。
 残念なことですが、
 このレディエッセ以外でも深刻な健康被害が出ています。
      ■         ■
 昔から、
 美容外科による健康被害はあります
 きれいになりたい
 という
 乙女心
 につけ込んで、
 これでもか、
 これでもか、
 …と自分の身内なら絶対にしない手術をすすめる美容外科があります
      ■         ■
 もし健康被害に遭われた方がいらしたら、
 弁護士さんに相談することをおすすめします。
 北海道でしたら、
 札幌弁護士会の高橋智先生をおすすめします
 全国の弁護士を知りたかったら、
 医療事故情報センターです
 何度も院長日記で取り上げています。
 美容外科での死亡事故2014
 品川美容外科の「糸によるフェイスリフト術」問題
 医療事故情報センター
 〒461-0001
 名古屋市東区泉1丁目1-35ハイエスト久屋6階
 電話:052-951-1731
 FAX:052-951-1732

 朝日新聞で報道された患者さんが、
 少しでも元気になってくださることをお祈りしています。
 記事を書いてくださった、
 重政紀元しげまさのりゆき記者に感謝いたします。

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院長の休日

食品ロスに特効薬

 平成28年6月11日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 食品ロスに特効薬
 長野県松本市の職員の懇親会には席を立ってお酌をして回ることを禁ずる時間帯がある。乾杯に続く冒頭の30分間とお開き前の10分間だ。各人が自席でしっかり料理を食べる時間とされた。30・10(さんまる・いちまる)運動と呼ばれる。
 ▼食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」を減らそうと、菅谷(すげのや)昭市長が6年前に提案した。運動は市役所から企業へ広まった。
 ▼家庭版30・10も考案された。毎月30日は食材を使い切る「冷蔵庫クリーンアップ」の日。10日は「もったいないクッキング」の日。大根の皮やブロッコリーの茎、古いパンを使ったレシピを紹介する。
 ▼次代を担う子供たちにも働きかける。職員らが公立の保育園と幼稚園全46園を訪ね、紙芝居やクイズで食べ物の大切さを伝えた。園児らが家で父母に言う。「もったいないよ」「なんで捨てちゃうの」。反省した親たちが習慣を改めつつあるそうだ。
 ▼松本市へは大阪府豊中市など各地の自治体から視察が続く。佐賀市や熊本県あさぎり町からは「30・10運動の名称を使わせて」と電話が来た。
 ▼いま世界では9人に1人が飢餓に苦しむ一方、年間約13億トンもの食品が食べられずに捨てられる。フランスでは今年、大型スーパーによる食品廃棄が規制された。中国は、完食して皿をピカピカにする「光盤」運動を提唱している。日本は信州発の「30・10」運動を国内外へ広められないだろうか。宴会版、家庭版ともに異文化圏でも通じる普遍性があると思うが、どうだろう。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 天声人語の筆者が交代してから、
 私が好きな内容になったと感じます。
 お二人の筆者が交代で書かれています。
 毎日朝刊の紙面をどうやって埋めようか?
 それはそれは大変なことと思います。
 高校生の時から、
 半世紀は朝日新聞を購読しています。
 今日の天声人語はぜひ読んでいただきたい内容です。
      ■         ■
 宴会のお酌には無縁になりましたが、
 家庭版30・10には大賛成です。
 けちな二人の本間家です
 冷蔵庫の中は奥さんのとりでです。
 たまに私が冷蔵庫の中を見ると、
 怒りが爆発することがあります
 冷蔵庫でものが腐るなんて信じられない!
      ■         ■
 私は、口うるさい男です。
 『家の中がキタナイ』
 『片付いていない』
 『冷蔵庫の中でものが腐っている
 などなど…
 家内も反論します。
 『どこの家もこんなものょ…』
 女性も強くなります。

      ■         ■
 家庭版30・10がいいです。
 毎月30日は食材を使い切る
 「冷蔵庫クリーンアップ」の日。
 10日は
 「もったいないクッキング」の日。
 大根の皮やブロッコリーの茎、
 古いパンを使ったレシピを紹介する。
 ぜひ本間家でも実行したいと思います。

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二重・眼瞼下垂

二重なのに眠たそうな目

 6月なのに、
 気温が低い日が続いています。
 札幌では、
 6月8日(水)から12日(日)まで、
 よさこいソーラン祭りが開催されています
 正式には、
 第25回YOSAKOIソーラン祭りと、
 YOSAKOIがローマ字のようです。
 天気が悪いのでちょっと残念です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科で一番多い手術は、
 眼瞼下垂症がんけんかすいしょうの手術です。
 もともと二重だったのに、、、
 二重のラインはあるのに、
 眠そうな目になってしまった!
 どうしてなんだろう?
 そういえば、、、
 目が悪くて中学生からハードコンタクトを使っていた
 コンタクト屋さんでは何も言われなかったけどぉ~
      ■         ■
 赤ちゃんの時は、
 丸くて大きな目だったのに、
 いつの間にか、
 目が細くなってしまった。
 どうしてかなぁ~?
 そういえば、、、
 アトピーでよく目をこすっていたなぁ~
 薬をつけないこともあったなぁ~
      ■         ■
 さまざまな原因で、
 二重なのに眠そうな目になる方がいます。
 【相談無料】の美容外科で、
 ただで診察してもらって
 【高い手術】を受けても、
 半年たったら戻ってしまうこともあります。
 眠そうな目になった原因を調べないで、
 目だけ治してもダメです。
      ■         ■
 ハードコンタクトはできるだけ使わない。
 おうちに帰ったら、
 コンタクトから眼鏡にする。
 目をこすらない。
 こんなことに注意しないと、
 何回手術をしても、
 二重なのに眠そうな目は治りません。
      ■         ■
 還暦を過ぎ、
 61歳になって
 かなりくたびれてはいますが
 毎日、奥さんと喧嘩しながらでも
 私のことを信頼していらしてくださる患者さんがいる限り、
 時間をかけて
 丁寧な仕事をしています

 偏屈ながんこじじいで、
 ど派手な二重は作りませんでもよければ、
 どうぞいらしてください。
kon
20151017
20151114

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医学講座

お医者さんの奥さん2016

 お医者さんの奥さん2010
 2010年10月22日の院長日記。
 お医者さんの奥さん
 2008年10月4日の院長日記です。
 お医者さんの奥さんは、
 母子家庭です。
      ■         ■
 いい夫婦の次の日2011に書きました。
 2011年11月23日の院長日記です。
 昨日、11月22日は…
 ♡いい夫婦の日♡でした。
 今日は…
 勤労感謝の日
 いい夫婦の次の日です。
 本間家は、
 残念ながらいい夫婦ではありません。
      ■         ■
 ♡いい夫婦♡だったのは…
 結婚してから…
 子どもが生まれるまでの数年間。
 それからは…
 父親と母親になりました。
 お医者さんの奥さんは、
 しあわせではありません。
 患者さん中心の生活なので母子家庭です。
      ■         ■
 子どもが小さい頃は…
 転勤が多かったですが…
 それなりにしあわせな家庭だったと思います。
 でも…
 ♡いい夫婦♡だったかは疑問です。
 よく夫婦喧嘩もしました。
 うちの奥さんは強いです。
      ■         ■
 いい夫婦の次の日は、
 これからの老後をどう過ごそうか…?
 …と悩んでいます。
 私57歳、
 妻55歳です。
 同年代のご夫妻には、
 とても仲が良い方たちもいらっしゃいます。
      ■         ■
 私は今さら♡いい夫婦♡も無理なので、
 おたがい、他人に迷惑をかけず…
 子どもにも迷惑をかけず…
 残った人生を送れればよいかなぁ~
 …と思っています。
 奥さんが郷ひろみさんのコンサートへ行くのも良いし…
 私は家で犬と遊んでいます。
 いい夫婦の次の日は…
 健康な夫婦が理想です。
      ■         ■
 ここまでは5年前に書きました。
 今年は、
 私62歳、
 妻60歳です。
 家にいるのは、
 今月で7歳になる犬だけです。
 子供たちは遠くに行きました。
 他人に迷惑をかけず、
 元気に老後を迎えたいと思っています。
      ■         ■
 お医者さんの奥さんだから、
 しあわせとは限りません。
 お医者さんの奥さんは、
 孤独に強くて
 忍耐強い人でないと、
 なかなかつとまらないと思います。
 うちの奥さんが、
 私ががまんしているから
 …というのは、
 孤独に強くて忍耐強い人という条件では合っていると思います。

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昔の記憶

私ががまんしているから

 うちの奥さんによく言われます。
 (あんたみたいにうるさい人)
 私ががまんしているから
 つとまるのょ
 他の人だったら、
 絶対に無理

 はいはい、
 私はうるさい筋金入りのがんこ夫です。
      ■         ■
 私も反論します。
 僕みたいに、
 (働き者で)
 (真面目で)
 (酒も飲まないし)
 こんな夫はなかなかいない、
 人間国宝

      ■         ■
 夫婦円満とはほど遠い
 今年62歳の私と、
 今年還暦の奥さんです。
 家には、
 私たちの他には、
 そら君しかいません
      ■         ■
 本間家、
 唯一の救いは、
 価値観が同じです
 二人ともけちです
 イオンの割引デーによく買い物に行きます。
 半額になった商品も買います。
 あと何年生きられるかわかりませんが、
 お互いにがまんして生活しています。
 どこの家もこんなもんだと思っています。
 腹が立った時は、
 昔のいい時代を思い出すことにしています。
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医学講座

院長は大変です

 昨日の院長日記、
 にやり、ほっとに書きました。
 昔は大きな病院の院長に就任すると、
 先生おめでとうございます
 …と言ったものです。
 最近は、
 先生ご苦労様です
 (先生、大変ですね)
 (先生、事故がないことを祈ります)
 (先生、訴訟がないことを祈ります)

 院長在任中に
 謝罪記者会見に出ることもあります
      ■         ■
 私は現在61歳です。
 今年9月で62歳になります。
 私と同年代の先生が大きな病院の院長です。
 大きな病院の院長になれなかったから、、、
 負け惜しみで言うのではありません。
 院長は大変です
 私のように個人経営で、
 経営も医療も一人で決められる院長はまだマシです。
 大きな病院の院長は経営者が別です。
      ■         ■
 公立病院を経営するのは、
 地方自治体です。
 自治体病院の院長は、
 議会で説明したり追及されたりします。
 毎年議会の時期になると、
 歴代の院長は大変そうでした。
 病院経営が黒字だといいですが、
 赤字病院院長は大変です
      ■         ■
 JA帯広厚生病院黒字病院でした。
 黒字病院でも、
 大きなことを決めるのは、
 JA北海道厚生連本部でした。
 JA北海道厚生連には、
 赤字の病院もありました。
 JA北海道厚生連全体の収支が黒字か赤字かで、
 いろいろなことが決められていました。
      ■         ■
 美容形成外科の経営も楽ではありません
 うかうかしていると、
 すぐに倒産の危機です。
 クリニックの特徴がないと
 生き残れません。
 うちでしかできない
 という手術や治療がなければ倒産です。
 私が得意とするのは、
 繊細で丁寧な手術です。
 簡単に、マネのできない手術です。

 まだ、もう少し生きのびようと思っています。

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にやり、ほっと 

 平成28年6月6日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 にやり、ほっと 
 「ヒヤリハット」は、事故につながりかねない出来事を指す言葉だ。引き継ぎに書いて同僚に注意を促そうと、職場で心がけている方も多いだろう。東京都の有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス井草」もそうだ。でもここにはもう一つ、「にやりほっと」がある。
 ▼介護していて思わず笑ってしまう、心がなごむ。そんなお年寄りの言葉や振る舞いを職員がカードに残している。ひな人形を前に「これを見るとうれしくなるなんて、私もまだまだ女の子だねえ」との言葉がある。「食欲がない。物欲ならあるのだけど」とは、食事前の冗談である。
 ▼昔のあだ名を教えてもらった、夫の思い出話をしてくれた、なども。「ヒヤリハットだけではマイナス面ばかりが見えがち。プラス面をみんなで共有しようとしています」と、職員の金子彩香(あやか)さん(25)は言う。
 ▼小さな子のいる家庭は、あらゆる瞬間が「にやりほっと」かもしれない。甘えるしぐさに目を細め、おませな言葉に驚く。忘れないよう書き留めている方もおられよう。
 ▼同僚でも夫婦や親子でも、一緒の時間を過ごせば心がなごむような出来事は訪れる。でも忙しかったり、関係がよくなかったりして微笑(ほほえ)み合う余裕を失うこともある。距離がもっと近くなる機会なのに。
 ▼この老人ホームでは、にやりほっとの記録から「へえ、こんなことあったんですか」と話が弾むことが多いそうだ。一緒にいる空間がその分温かくなる。「介護者」と「入居者」という立場を少しだけ忘れて。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 にやり、ほっとはいいです。
 昔は大きな病院の院長に就任すると、
 先生おめでとうございます
 …と言ったものです。
 最近は、
 先生ご苦労様です
 (先生、大変ですね)
 (先生、事故がないことを祈ります)
 (先生、訴訟がないことを祈ります)

 院長在任中に
 謝罪記者会見に出ることもあります
      ■         ■
 私もJA帯広厚生病院形成外科主任部長の時に、
 菓子折りを持って、
 患者さんのお宅まで謝罪に行ったことがありました
 六花亭の、 
 一番大きな十勝日誌でした。
 今でもあの箱を見るたびに思い出します。
 患者さんに謝りました。
 申し訳ございませんでした
      ■         ■
 医療や介護の現場も大変です。
 ヒヤリハット
 インシデントレポート
 医療事故報告書

 書類を作成するのも大変です。
 他の先生が関わった事故で、
 カルテを証拠保全されたこともあります。
 私が報告書を書きました。
 一週間近く毎日何時間もかけて書きました。
      ■         ■
 にやり、ほっとはいいです。
 これを見るとうれしくなるなんて、
 私もまだまだ女の子だねえ

 食欲がない。
 物欲ならあるのだけど

 こんなレポートはいいです。
      ■         ■
 私が将来入所するなら、
 「ヒヤリハット」レポートがある施設より、
 分厚い、
 にやり、ほっと報告集がある施設を選びます。
 朝から気分のいい天声人語を書いてくださった、
 朝日新聞社に感謝します。
 また素敵なコラムを楽しみにしています。

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眼瞼下垂の再発予防と保湿

 手術後に目をこする
 2011年5月22日の院長日記です。
 私が眼瞼下垂症手術を受けてから、
 半年後の頃です。
 その院長日記に次のように書いてあります。
 ようやく落ち着いてきた
 …と感じています。
 それでも、
 まだ目はこすっていません
      ■         ■
 私は手術から半年しても、
 キズにヒルドイドローションを塗っていました
 そうすると、
 ピリピリ感が減りました。
 昔、北大形成外科では、
 やけどの後や、
 皮膚移植の後にも、
 よくヒルドイドを塗っていました。
 そうすると皮膚がしっとりとして、
 きれいに治ったからです。
      ■         ■
 人間は、
 無意識のうちに目をこすります
 眠い時…
 朝起きた時…
 目をこすることがあります。
 この目をこする動作が、
 目によくありません
      ■         ■
 私は手術から最初の2ヵ月くらいは、
 寝ている時に目に触らないように、
 アイマスクをしていました。
 腫れが取れてきても、
 まだキズは落ち着いていません。
 触ると…
 何となくぴりぴりします。
      ■         ■
 ぴりぴりするのは、
 キズが触らないでと言っている証拠だと、
 私はよく患者さんに説明します。
 何となく違和感があるのは、
 切って…
 縫った…
 …からです。
      ■         ■
 眼瞼下垂症や、
 二重埋没法で、
 一番、目に良くないのが、
 目をこすることです
 ラインが消える時という、
 2010年4月29日の院長日記に書いてあります。
 目をこすると、
 二重のラインが消えます
      ■         ■
 生まれつき二重の人でも、
 アトピー性皮膚炎などで、
 毎日まいにち目をこすっていると
 二重が三重になったり、
 目の上がくぼんできます。
 眼瞼下垂症になる人もいます
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 まぶたを切って
 眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉を調節して、
 丁寧に縫います。
 目をこすっていると…
 眼瞼下垂が再発することがあります。
 アレルギーの人は、
 花粉症の時期には、
 特に気をつけてください。
 目をこするとラインが消えます
      ■         ■
 第42回日本熱傷学会(浦安)②の特別講演で、
 お聞きした。
 かゆみを科学する
 順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科学名誉教授、
 順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所_所長
 高森建二先生
のお話しで、
 キズを保湿してかゆみを防ぐと、
 眼瞼下垂症の再発予防に役立つと思いました。
 手術後のキズにヒルドイドローションをおすすめします。
 エビデンスはありませんが、
 肥厚性瘢痕の予防に適応症があります。

20140821

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医学講座

赤ちゃんのアトピーと保湿

 北海道で行方不明になっていた、
 7歳の田野岡大和(やまと)君が見つかりました。
 私もしつけに厳しい親でした。
 見つかってほんとうによかったです。
 昨日は安心して眠れました。
 またお父さんとファイターズの応援に来てほしいです。
      ■         ■
 子を思う親の気持ちはみな同じです。
 ご両親がアトピー性皮膚炎だと、
 自分の子供には、
 かゆい思いをさせたくないと思います。
 親が苦しんだ分だけ、
 子供への思いも強いです。
      ■         ■
 第42回日本熱傷学会(浦安)②の特別講演で、
 とても参考になるお話しを聞きました。
 かゆみを科学する
 順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科学名誉教授、
 順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所_所長
 高森建二先生
のお話しです。
 温厚で真面目な皮膚科の先生です。
 とても勉強になりました。
      ■         ■
 やけどは、
 ある程度よくなってくると、
 とてもとてもかゆくなります。
 かゆくなってひっかくと、 
 また悪くなります。
 かゆみ対策は、
 とても大変です。
 皮膚科の先生に相談しても、
 よくならないこともあります。
      ■         ■
 私もそうですが、
 年をとると、
 身体がかゆくなります。
 夜中に無意識のうちにかくことがあります。
 身体をかいていて、
 目がさめることもあります。
 かゆいのはつらいです。
      ■         ■
 高森先生のお話しで、
 どうしてかゆくなるのか?
 よく理解できました。
 神経が活発に伸びてくることが、
 高森先生のスライドでよくわかりました。
 かゆみを防ぐには、
 保湿がいいこともわかりました。
      ■         ■
 一番印象的だったのは、
 赤ちゃんのうちからしっかり保湿をしてあげると、
 アトピー性皮膚炎になるのを防ぐことができるという研究です。
 小児科領域でも、
 エビデンスがある論文があるそうです。
 確かに赤ちゃんには皮膚トラブルが多いです。
 しっかり保湿をしてあげて、
 皮膚が傷つくのを防ぐと、
 アトピーにならないそうです。
 これからお母さんになる女性に教えてあげたいです。
 高森建二先生ありがとうございました。

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第42回日本熱傷学会(浦安)②

 第42回日本熱傷学会(浦安)は、
 今日までの2日間です。
 残念ですが、
 私は一日目だけを聞いて、
 昨夜の飛行機で札幌に戻りました。
 快晴であたたかな浦安とは違って、
 6月だというのに札幌は寒いです。
      ■         ■
 今年は少し遅く、
 リラ冷えがやってきたようです。
 寒い北国では、
 暖房が不可欠です。
 私が子供の頃は、
 石炭ストーブでした
 いろりこたつでは、
 北海道の寒さ対策にはなりません。
      ■         ■
 昔の暖房は、
 いろりにしても火を使うものでした。
 危険な熱源が家庭にありました。
 有名な野口英世が手をやけどしたのは、
 いろりに落ちたからでした。
 昔の暖房やお風呂は、
 よくやけどの原因になっていました。
 世の中が進歩して、
 安全♡な設備が増えました。
      ■         ■
 北海道は寒いので、
 火を使う暖房が多くありました。
 炭鉱もたくさんあったので、
 炭鉱事故で大やけどになる方もいらっしゃいました。
 時代が変わって、
 重症熱傷の患者さんが減りました。
 それでも事故で重症熱傷が発生することがあります。
      ■         ■
 子供さんがやけどをすると、
 親は必ずあとが残りますかと質問されます。
 残念ですが、
 ある程度の深さのやけどは、
 必ずあとが残ります
 でも治療方法も進歩しました。
 少しでもあとを少なくする治療法があります。
 日本は熱傷治療の先進国です。
      ■         ■
 私が日本熱傷学会に入会して、
 35年以上が経過しました。
 毎年、熱傷学会に参加するのは、
 最新の治療法を勉強するためです。
 ネットには間違った情報がたくさんあります。
 2016年6月現在の、
 あとが残りにくいやけどの治療法をお教えします。
      ■         ■
 親が一番気にする子供のやけどです。
 少しでもあとを残さないようにするには、
 フィブラストスプレーを受傷早期から使います
 ②トップドレッシングというキズを保護する材料です。

 昨日の熱傷学会をお聞きすると、
 軟膏を使う先生と、
 創傷被覆材を使う先生がいらっしゃいます。
 私が発表を見た限りでは、
 創傷被覆材がいいと思いました。
      ■         ■
 一番問題なのは、
 やけどの深さや部位に合わせて、
 適切な材料を使って、
 適切な処置をすることです。
 先生のきずを見る目によります。
 一度処置を受けたからと言って、
 安心してはダメです。
 ちゃんと診ていただいて、
 しっかりフォローしてくださる先生がおすすめです。

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