二重・眼瞼下垂
このとしになって二重
開院して10年になります。
今、札幌美容形成外科で一番多い手術が、
眼瞼下垂症手術(がんけんかすいしょうしゅじゅつ)です。
若い方から、
年配の方まで幅広い年齢層です。
最高齢は91歳男性の方です。
■ ■
男女比では圧倒的に女性が多いです。
若い方も年配の方も、
女性は目に対するこだわりがあります。
健康保険で手術を受けるにしても、
♡少しでもきれいに♡
大切なことだと思います。
きれいになさっている女性はお元気です。
■ ■
手術後に、
♡先生、ありがとうございました♡
♡この年齢になって二重になれるなんて…♡
♡夢のようです♡
…と♡感謝♡されることがあります。
身体までお元気になるようです。
■ ■
眼瞼下垂症手術は二重目的の手術ではありません。
下がっているまぶたを手術して、
物を見やすくするための手術です。
でも…
どうせ手術を受けるなら、
長年の夢だった二重になるのも、
悪くはないと私は思います。
■ ■
50万円も出して美容整形で手術はできません。
でも、白内障の手術よりも安いお金で、
まぶたの手術を受けるのは、
私はいいことだと思っています。
美容形成外科医でも、
眼瞼下垂症手術を受けている先生はたくさんいます。
必要なのはちょっとした勇気と、
安静に必要な休みだけです。
♡このとしになって二重♡
喜んでいただいていいます。
こんな人が手術適応です
医学講座
高木先生のお肌講座から
昨日の院長日記、
年齢による皮膚の変化に、
帯広の高木皮膚科診療所、
まみ子師長さんからコメントをいただきました。
お化粧の時の、こすり過ぎもお肌に良くありませんが、
お化粧を落とす時のこすり過ぎも良くないですね。
ヒルドイドローションは夏場の気温の高い時は、
冷蔵庫保存が良いと思います。
さすが師長さん、私は知りませんでした。
ありがとうございました。
■ ■
ここで、
以前まみ子師長さんからいただいた、
帯広信用金庫の広報誌に掲載された、
高木章好先生のお肌講座を、
もう一度掲載させていただきます。
紫外線が強い夏の時期に、
ぜひ全国のみなさんに知っていただきたいです。
おそらく日本一患者さんが多い皮膚科診療所です。
私が尊敬する開業医の師、
高木章好(たかぎあきよし)先生です。
■ ■
すこやか医療
《夏の日焼けと…乾皮性皮膚炎》
毎日を健やかに過ごすためには、医療・病気に関する情報にふれることも大切です。
十勝管内で日々医療に従事している方々に、今知リたい病気や健康に関する情報をわかりやすく教えていただきます。
今回は、帯広市の『高木皮膚科診療所』の高木章好先生に、夏に注意すること、そして十勝に多い乾皮性皮膚炎について教えていただきました。
■ ■
日焼けの「痛い」、「かゆい」は、要注意
夏は屋外での行動が多くなります。ウォーキング、パークゴルフ等アクティブに活動する人、庭でガーデニングを楽しむ人など、短い十勝の夏、どうしても活動的になります。十勝の夏は気温も高くなり、日差しが強く日照時間が長いことで知られていますが、こうした自然環境は、私たちの生活、健康にも影響します。
よく、日光にあたって「痛い」と言う方や「かゆい」と言う方がいます。「痛い」時は、いわゆる皮膚炎で軽い火傷を起こしている状態です。日焼けだから…と簡単に考えすに、皮膚科の受診をおすすめします。
また、「かゆい」のは湿疹で、日光アレルギーの場合もあります。湿疹の場合、それが日光や紫外線によるものだとはあまり考えませんよね。ですから軽い気持ちで家庭にある軟膏などを塗ってしまう場合がありますが、こうしたことで悪化する場合もありますので、かかりつけの医師、または皮膚科の医師に相談してください。
■ ■
夏はとにかく紫外線カットが大切です
紫外線は晴れている時だけではなく、曇りの日でも要注意です。紫外線から皮膚を守るには、肌を露出しないようにするのが一番ですが、暑い日には、日焼け止めクリームも上手に使いましょう。女性のものと思いがちですが、ぜひ男性にも利用をすすめます。汗をかいたらクリームも落ちてしまうので、携帯し、屋外にいる時などは2~3時間おきに塗りましよう。
また、つばの広い帽子をかぶったり、白い洋服は紫外線を通しやすいので、色や柄の入った洋服を選ぶと良いでしょう。
悪いことばかり言われる紫外線ですが、実は皮膚が太陽の紫外線エネルギーを吸収することで、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDが不足すると免疫力が落ちるとも言われています。ですから、適度な時間日光に当たることも免疫を高めるためには必要です。1日30分~40分、手の部分だけでも出して散歩などを楽しんでみてはいかがでしょう。ビタミンDの生成にはそれで充分です。
■ ■
秋からは十勝に多い「乾皮性皮膚炎」にも要注意
これまで若い世代に多かったアトピー性皮膚炎が、最近、65歳以上の方でも発症したという報告がありました。ライフスタイルの多様化に伴い皮膚トラブルも増えているようです。また、乾皮性皮膚炎といって、加齢に伴い肌が乾燥し、カサカサになってしまう…と悩んでいる人も増えています。特に十勝のように、冬に寒くて乾燥している気象条件では、この乾皮性皮膚炎の発症率が高くなります。手足、下腿などによく見られます。
皮膚がカサカサしてはがれ、少しかゆみもあるのが初期症状ですが、放置しておくと悪化し、かゆみもひどくなります。男性に比べ女性の方が汗腺の働きが活発でないこともあり、女性に多くみられます。
乾皮性皮膚炎を防ぐには、日々のケアも大切です。例えば、お風呂上がりに保温クリームを塗る、皮脂を取りすぎないようナイロン製タオルなどで強くこすらない、秋冬にむけて皮膚の状態にも注意しましょう。
また、夏は水分の多いバニシングクリームを、乾燥する冬には油の多いコールドクリームで皮膚に潤いを与えましょう。季節に合わせたちょっとしたケアで、皮膚を健やかに保つことができます。痒み、痛み、乾燥等、皮膚で気になることがあれば、すぐに皮膚科を受診しましょう。
■ ■
夏の皮膚を守るポイント
●紫外線はできるだけカツト
●日焼け止めクリームはこまめに塗る
●刺激の強い石鹸を使わない
●ぬるめのお湯で身体をよ<洗う
●夏はバ二シングクリーム、冬はコールドクリームなど、季節によって肌を守るクリームも使い分ける
●安易に外用薬を使わず、医師に相談する
■ ■
●高木章好(たかぎあきよし)先生プロフィール
1967年北海道大学医学部卒業
1968年北海道大学医学部皮膚科学教室入局
1972年北海道大学助手
1974年帯広にて開業
1994年旭川医科大学より医学博士を授与される
日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科学会、日本乾癬学会、日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会、日本形成外科学会、
American Academy of Dermatology(米国皮膚科学アカデミー)、The lntemational Society forBurn lnjuries(熱傷学会)などの学会に加入。
皮膚科専門医として論文も数多く発表し、国内の臨床医が手本としている治療法も多い。現在も研究に余念がない。
■ ■
医療法人社団
高木皮膚科診療所
一日に訪れる患者数は北海道内でもトップクラスと言われる同診療所では、看護師長の上村真実子さんを始め、看護スタッフも積極的に論文発表などを行っています。患者さんの立場にたった診察・治療、そして患者さん一人ひとりと向き合い、わかりやすい説明、無理・無駄のない投薬を行うことで、患者さんの肉体的・精神的、また経済的負担の軽減など、常に患者目線で地域の皮膚科として患者さんの信頼も厚い。
帯広市西3条南4丁目16
TEL O155-25-6733
診療時間/
■月・火・水・金9:00~12:20 14:00~16:50
■木9:00~12:20
■土9:00~12:00
休診日/
■日・祭日・祝日休診
(以上、おびしん健康倶楽部2013年夏号より引用)
医学講座
年齢による皮膚の変化
2014年7月25日の院長日記、
30になって二重が取れたに、
なっちゅんさんからコメントをいただきました。
以前40歳のかたの事例が出てましたが30歳でもありですか。
やはり目をこするのも原因でしょうか?
40歳になって昔の埋没法が取れた
はい、さまざまな原因で取れます。
■ ■
40歳になって…
皮膚が緩んできて…
まぶたが下がって来ている可能性もあります。
アラフォーだけではありません。
アラサーも大切です。
30歳女性と、
20歳女性の皮膚は違います。
年齢による変化は若いうちから出ます。
■ ■
どんなに美しい女性でも、
皮膚の弾性線維(だんせいせんい)に変化が出ます。
高価なカシミヤのセーターでも、
10年も着ているとへたるのと同じです。
お手入れが大切です。
簡単に言うと、
大切に扱うことです。
■ ■
私が残念に思うのは、
日焼けです。
紫外線は肌の大敵です。
屋外で作業をする農家の方は、
さくらんぼさんのように、
完全防備で作業をなさいます。
個人差もありますが、
真っ黒に日焼けすると皮膚が傷みます。
紫外線から皮膚を守ってください。
■ ■
皮膚をこするのもよくありません。
美容皮膚科を開業している先生は、
よくこすりすぎによる誤った化粧法を指摘されます。
お化粧に使う道具やパフ、
ブラシもスポンジも洗ったことがなく、
雑菌だらけという女性もいらっしゃるようです。
お化粧道具も要注意です。
一番簡単ですぐにできるお手入れは、
保湿です。
私はヒルドイドローションによる保湿をすすめます。
革製品をお手入れするのと同じです。
ヒルドイドローション
院長の休日
PM2.5急上昇 札幌など煙霧
平成26年7月26日(土)北海道新聞朝刊の記事です。
北海道内、PM2.5急上昇 札幌など煙霧 ロシア火災原因か
全道各地で25日午後、霧状の煙が空気中に漂い、視界が10キロ未満となる「煙霧(えんむ)」が観測された。それに伴って、ぜんそくなどを引き起こす恐れがある微小粒子状物質PM2.5の濃度も急上昇し、特に札幌市内では大気中濃度が1日平均の8倍に上った。町や空は白くかすみ、同市消防局には火事を疑う通報が殺到。人体に影響が及ぶ可能性もあり、札幌管区気象台や道は外出を控えるなど注意を呼びかけている。
札幌管区気象台によるとこの日、札幌、旭川、函館、室蘭、稚内、帯広の計6カ所の気象台・測候所で、煙霧を観測。正午前後から視界が悪くなり始め、午後3時には札幌で7キロ、室蘭で4キロ、函館で5キロ先までしか見えなくなった。
同気象台によると、煙霧にはPM2・5も含まれており、7月25日午後から道内各地でPM2.5の大気中濃度が上昇。札幌市では同4時で、観測開始以来最高の1立方メートル当たり155マイクログラムを記録。1日の平均濃度同20マイクログラムから、一気に跳ね上がった。
札幌管区気象台などは煙霧の主な原因として、ロシア・東シベリアで発生した大規模な森林火災を挙げ、「火災で生じた煙が偏西風に乗り、道内に煙霧をもたらした可能性がある」と分析。ただ森林火災の収束の見通しはたっておらず、同気象台は「明日以降も警戒が必要」と話す。
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
昨夜は札幌の花火大会でした。
昔は、
北海道新聞(道新)、
読売新聞、
朝日新聞、
3回の花火大会がありました。
不景気のためでしょうか、
今は一回しかありません。
■ ■
せっかくの花火大会なのに、
札幌市内は、
花火の煙が残っているような、
どんよりとした空でした。
花火は見えましたが、
残念なことに視界が悪かったです。
■ ■
今日は注意報が出ています。
不要な外出は避けるように、
屋外で激しい運動はしないように、
換気もしないで、
外のPM2.5を室内に入れないように注意です。
せっかく空気がきれいな北海道に、
観光にいらしてくださったお客様に申し訳ないです。
早く澄んできれいな空気にしてほしいです。
二重・眼瞼下垂
30になって二重が取れた
札幌美容形成外科を開業して10年です。
還暦のじいちゃん先生になりましたが、
なんとか元気でやっています。
おかげさまで目も見えるし、
手も動きます。
ありがたいことです。
■ ■
これからの10年は、
無理をせず、
診療を続けるつもりです。
知識と技術だけは…
まだまだ若い先生には負けません。
なんちゃって美容外科の、
お兄ちゃん先生とは違います。
■ ■
ありがたいことに、
10年前に手術を受けてくださった方が、
久しぶりに来院してくれることがあります。
札幌美容形成外科では、
開院以来の全てのカルテを保存してあります。
手術記録も残っています。
私の財産です。
■ ■
18歳で埋没法で二重にしました。
30の声を聞いて、
二重が取れました。
左目は完全に一重に戻ることもあります。
糸が切れているのですか?
…というようなご質問をいただくことがあります。
■ ■
10年前の埋没法
昔の埋没法が取れた
埋没法が取れた!
埋没法が取れた②
上の院長日記を読んでください。
■ ■
埋没法が取れるのは、
糸が切れるのではありません。
埋没法の糸の周囲にできた、
瘢痕組織(はんこんそしき)が、
アイプチやメザイクの代わりに…
皮膚を瞼板(けんばん)に引っぱって…
二重のラインを作っています。
何らかの力が加わって、
その引っぱっている組織が、
断裂してしまうのです。
■ ■
ちょっとラインが薄くなった程度でしたら、
決してあわてないでください。
大切な目です。
手術は慎重になさってください。
ちょっとしたラインは糊でなおすのが一番です。
ご主人や子どもさんと、
幸せな生活を送っている女性も多くいます。
どうしても糊で修正できなければ、
眼瞼下垂症になっていることもあります。
こちらのマンガもよんでください。
受診していただければ、
一番良い方法を相談して差し上げます。
消えかかっているライン
抜去した他院の糸です
昔の記憶
実家のロールキャベツ
結婚して33年になりました。
実家で母親が作ったご飯を食べた年数より、
奥さんが作った料理が長くなりました。
家内とはよく喧嘩をしますが、
料理については文句はありません。
感謝しています。
■ ■
私は北海道生まれの北海道育ちで、
家内は生まれも育ちも関西です。
うどんのつゆは、
透明です。
味は薄味です。
どちらも私の好みです。
関西や四国のうどんは美味しいと思います。
■ ■
私が実家の味で気に入っているのが、
ロールキャベツです。
ロールキャベツの中身が、
お肉ではなく、
コロッケのようにじゃがいもが入っています。
他では食べたことがないロールキャベツです。
■ ■
母親が元気なうちに、
実家のロールキャベツを作ってもらって、
作り方も教わりました。
どこで覚えたのか聞いてみたところ、
母親がオリジナルで考えたそうです。
お肉は高くてたくさん買えなかったので、
コロッケのようにじゃがいもを混ぜたそうです。
■ ■
なるほど、、、
ばあさんなかなかやるじゃん!
…と言ったところ、
うちの奥さんが、
お義母さんはアイデアマンょ
…と誉めてくれました。
なるほど。
■ ■
確かに昔の本間家は貧乏でした。
母親は日本団体生命保険という会社の外交員をしていました。
よく日本生命と間違えられていました。
三菱信託銀行の財形貯蓄のおばさんもしていました。
大学生になるまで、
牛肉なんて食べたことがありませんでした。
実家の中身がコロッケのようなロールキャベツ、
なかなか美味しいです。
退職したら自分で作ってみます。
医学講座
日本脳炎、公費負担を
平成26年7月23日、朝日新聞朝刊の記事です。
北海道内限定の【道内版】です。
全国の方にも読んでいただきたいです。
北海道に転勤になる前に、
日本脳炎の予防接種を受けてください。
北海道では公費負担が受けられません。
■ ■
日本脳炎、公費負担を
道内の子だけ自費の予防接種
感染の危験性が低いという理由で、全国で唯一、北海道に住む子どもだけが無料で受けられない予防接種がある。日本脳炎のワクチンだ。「北海道の子ども旅行や就職で色んなところへ行くのに不公平だ」として、北海道医師会と北海道小児科医会が今月、公費負担を求める署名活動を展開している。
転勤族、不要に驚き
「お母さん、ご存じないんですか? 北海道は日本脳炎ワクチンは必要ないんです」。2年前の春、金沢市から札幌市に転居してきた土谷絵理香さん(30)は、近所の小児科医から言われた言葉に驚いた。
転居直前、金沢市から長男の予防接種の案内が届いていて、札幌市で医療機関を探していた。北海道で日本脳炎ワクチンの予防接種が不要とされるのは、ウイルスの「運び屋」である蚊が北海道には少ないからだという説明だった。
夫の転勤でいずれ本州に戻る予定の土谷さんは、インターネットで検索し、車で30分以上離れた小児科医院で、自費で息子たちに予防接種を受けさせている。
「自分が息子の立場なら、大人になった時、どうして子どものころに済ませてくれなかったのかと思うはず」と土谷さん。「道内の子どもだって進学や就職で道外に出るだろうし、温暖化によって道内でも蚊が増える心配がある。子どもを病気から守る施策は全国一緒であってほしい」
将来のリスク減へ
土谷さんが予防接種に通う札幌市豊平区の小児科医「おひげのせんせいこどもくりにっく」では、毎月50人前後が自費で日本脳炎ワクチン予防接種をする。1回6千円余で、1人あたり標準の4回を受けると負担は2万5千円を超える。それでも「将来のリスクを減らすためと説明するとむしろ保護者の方が予防接種に熱心だ」と米川元晴医師(40)は話す。
■ ■
道判断「必要ない」
医師会など署名活動
日本脳炎の国内の患者は、1966年に年間2千人を超えたが、翌年からの
ワクチン接種で徐々に減り、1980年代は年間数十人、92年以降はほぼ1桁だ。ただ、2000年以降も4人が死亡。愚者は60代以上がほとんどだが、2010年には山口県で6歳、2011年には沖縄県で1歳の患者が出た。
国内の患者は西日本に多く、これまでに東北・北海道地域からの発生報告はない。予防接種法は日本脳炎について「都道府県が予防接種の必要がない区域を指定できる」と定めており、道はこれを受けて「必要ない」としている国内唯一の自治体だ。同じ立場だった青森県は、1999年度に「必要」と判断した。
道は毎年、専門家を交えた会議で予防接種の見直しをしている。ウイルスに感染ているブタは道内にもいることが確認されており、高校の中には修学旅行先が西日本という学校も多いため、日本脳炎の予防接種が必要との認識は高まっている。しかし、市町村の財政政負担も絡むため、足踏み状態が続いている。
こうした状況から、公費負担に弾みをつけようと、北海道医師会と北海道小児科医会は今月、各医療機関の窓口などで著名活動を始めた。署名は月末に締め切り、署名簿を添えた要望書を知事あてに送る予定だ。山中樹・北海道小児科医会会長は「道内出身の人から患者が出て、『予防接種・をやるべきだった』と後悔することがないように、この機会に大勢の道民の声を集めたい」と話す。
署名用紙は北海道医師会のウェブサイト(http://www.hokkaido.med.or.jp/nihonnouen-syomei2607.pdf)からもダウンロードできる。署名の問い合わせは道医師会事業第3課(011-231-1726)へ。(熊井洋美)
日本脳炎
高熱や頭痛、けいれんを引き起こし、死に至る場合もある。ブタが持つウイルスが、主に水田地帯に生息するコガタアガイエカ(蚊)を介して感染する。脳炎の発症はウイルス感染者千人に1~20人の割合だが、決定的な治療法はなく、ワクチンが重要な予防・手段となる。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私自身が日本脳炎の予防接種をしてないと思います。
自分の子どももしていないと思います。
うちの奥さんは?
兵庫県の出身だから…?
ひょっとしてしているかも?
これからでも遅くないなら、
予防接種を受けようと思います。
■ ■
私が札幌医大の学生だった40年前です。
臨床実習でウイルス性脳炎の患者さんをみました。
確か?
変なことを言い出した?
おかしくなったのでは?
…と病院を受診したように記憶しています。
若い女性の患者さんでした。
■ ■
日本脳炎ではなかったと思いますが、
残念なことに亡くなってしまいました。
CPCという病理検討会に出て、
ウイルス性脳炎がいかに怖いかを知りました。
インフルエンザ脳炎で亡くなった子どもさんも、
札幌医大講師の時にみました。
確率は低くても、
予防接種で防げるのでしたら、
ぜひ公費負担でワクチン接種を行っていただきたいです。
署名記事を書いてくださった、
朝日新聞の熊井洋美さんに感謝いたします。
医学講座
日本脳炎、公費負担を
平成26年7月23日、朝日新聞朝刊の記事です。
北海道内限定の【道内版】です。
全国の方にも読んでいただきたいです。
北海道に転勤になる前に、
日本脳炎の予防接種を受けてください。
北海道では公費負担が受けられません。
■ ■
日本脳炎、公費負担を
道内の子だけ自費の予防接種
感染の危験性が低いという理由で、全国で唯一、北海道に住む子どもだけが無料で受けられない予防接種がある。日本脳炎のワクチンだ。「北海道の子ども旅行や就職で色んなところへ行くのに不公平だ」として、北海道医師会と北海道小児科医会が今月、公費負担を求める署名活動を展開している。
転勤族、不要に驚き
「お母さん、ご存じないんですか? 北海道は日本脳炎ワクチンは必要ないんです」。2年前の春、金沢市から札幌市に転居してきた土谷絵理香さん(30)は、近所の小児科医から言われた言葉に驚いた。
転居直前、金沢市から長男の予防接種の案内が届いていて、札幌市で医療機関を探していた。北海道で日本脳炎ワクチンの予防接種が不要とされるのは、ウイルスの「運び屋」である蚊が北海道には少ないからだという説明だった。
夫の転勤でいずれ本州に戻る予定の土谷さんは、インターネットで検索し、車で30分以上離れた小児科医院で、自費で息子たちに予防接種を受けさせている。
「自分が息子の立場なら、大人になった時、どうして子どものころに済ませてくれなかったのかと思うはず」と土谷さん。「道内の子どもだって進学や就職で道外に出るだろうし、温暖化によって道内でも蚊が増える心配がある。子どもを病気から守る施策は全国一緒であってほしい」
将来のリスク減へ
土谷さんが予防接種に通う札幌市豊平区の小児科医「おひげのせんせいこどもくりにっく」では、毎月50人前後が自費で日本脳炎ワクチン予防接種をする。1回6千円余で、1人あたり標準の4回を受けると負担は2万5千円を超える。それでも「将来のリスクを減らすためと説明するとむしろ保護者の方が予防接種に熱心だ」と米川元晴医師(40)は話す。
■ ■
道判断「必要ない」
医師会など署名活動
日本脳炎の国内の患者は、1966年に年間2千人を超えたが、翌年からの
ワクチン接種で徐々に減り、1980年代は年間数十人、92年以降はほぼ1桁だ。ただ、2000年以降も4人が死亡。愚者は60代以上がほとんどだが、2010年には山口県で6歳、2011年には沖縄県で1歳の患者が出た。
国内の患者は西日本に多く、これまでに東北・北海道地域からの発生報告はない。予防接種法は日本脳炎について「都道府県が予防接種の必要がない区域を指定できる」と定めており、道はこれを受けて「必要ない」としている国内唯一の自治体だ。同じ立場だった青森県は、1999年度に「必要」と判断した。
道は毎年、専門家を交えた会議で予防接種の見直しをしている。ウイルスに感染ているブタは道内にもいることが確認されており、高校の中には修学旅行先が西日本という学校も多いため、日本脳炎の予防接種が必要との認識は高まっている。しかし、市町村の財政政負担も絡むため、足踏み状態が続いている。
こうした状況から、公費負担に弾みをつけようと、北海道医師会と北海道小児科医会は今月、各医療機関の窓口などで著名活動を始めた。署名は月末に締め切り、署名簿を添えた要望書を知事あてに送る予定だ。山中樹・北海道小児科医会会長は「道内出身の人から患者が出て、『予防接種・をやるべきだった』と後悔することがないように、この機会に大勢の道民の声を集めたい」と話す。
署名用紙は北海道医師会のウェブサイト(http://www.hokkaido.med.or.jp/nihonnouen-syomei2607.pdf)からもダウンロードできる。署名の問い合わせは道医師会事業第3課(011-231-1726)へ。(熊井洋美)
日本脳炎
高熱や頭痛、けいれんを引き起こし、死に至る場合もある。ブタが持つウイルスが、主に水田地帯に生息するコガタアガイエカ(蚊)を介して感染する。脳炎の発症はウイルス感染者千人に1~20人の割合だが、決定的な治療法はなく、ワクチンが重要な予防・手段となる。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私自身が日本脳炎の予防接種をしてないと思います。
自分の子どももしていないと思います。
うちの奥さんは?
兵庫県の出身だから…?
ひょっとしてしているかも?
これからでも遅くないなら、
予防接種を受けようと思います。
■ ■
私が札幌医大の学生だった40年前です。
臨床実習でウイルス性脳炎の患者さんをみました。
確か?
変なことを言い出した?
おかしくなったのでは?
…と病院を受診したように記憶しています。
若い女性の患者さんでした。
■ ■
日本脳炎ではなかったと思いますが、
残念なことに亡くなってしまいました。
CPCという病理検討会に出て、
ウイルス性脳炎がいかに怖いかを知りました。
インフルエンザ脳炎で亡くなった子どもさんも、
札幌医大講師の時にみました。
確率は低くても、
予防接種で防げるのでしたら、
ぜひ公費負担でワクチン接種を行っていただきたいです。
署名記事を書いてくださった、
朝日新聞の熊井洋美さんに感謝いたします。
医学講座
日本脳炎、公費負担を
平成26年7月23日、朝日新聞朝刊の記事です。
北海道内限定の【道内版】です。
全国の方にも読んでいただきたいです。
北海道に転勤になる前に、
日本脳炎の予防接種を受けてください。
北海道では公費負担が受けられません。
■ ■
日本脳炎、公費負担を
道内の子だけ自費の予防接種
感染の危験性が低いという理由で、全国で唯一、北海道に住む子どもだけが無料で受けられない予防接種がある。日本脳炎のワクチンだ。「北海道の子ども旅行や就職で色んなところへ行くのに不公平だ」として、北海道医師会と北海道小児科医会が今月、公費負担を求める署名活動を展開している。
転勤族、不要に驚き
「お母さん、ご存じないんですか? 北海道は日本脳炎ワクチンは必要ないんです」。2年前の春、金沢市から札幌市に転居してきた土谷絵理香さん(30)は、近所の小児科医から言われた言葉に驚いた。
転居直前、金沢市から長男の予防接種の案内が届いていて、札幌市で医療機関を探していた。北海道で日本脳炎ワクチンの予防接種が不要とされるのは、ウイルスの「運び屋」である蚊が北海道には少ないからだという説明だった。
夫の転勤でいずれ本州に戻る予定の土谷さんは、インターネットで検索し、車で30分以上離れた小児科医院で、自費で息子たちに予防接種を受けさせている。
「自分が息子の立場なら、大人になった時、どうして子どものころに済ませてくれなかったのかと思うはず」と土谷さん。「道内の子どもだって進学や就職で道外に出るだろうし、温暖化によって道内でも蚊が増える心配がある。子どもを病気から守る施策は全国一緒であってほしい」
将来のリスク減へ
土谷さんが予防接種に通う札幌市豊平区の小児科医「おひげのせんせいこどもくりにっく」では、毎月50人前後が自費で日本脳炎ワクチン予防接種をする。1回6千円余で、1人あたり標準の4回を受けると負担は2万5千円を超える。それでも「将来のリスクを減らすためと説明するとむしろ保護者の方が予防接種に熱心だ」と米川元晴医師(40)は話す。
■ ■
道判断「必要ない」
医師会など署名活動
日本脳炎の国内の患者は、1966年に年間2千人を超えたが、翌年からの
ワクチン接種で徐々に減り、1980年代は年間数十人、92年以降はほぼ1桁だ。ただ、2000年以降も4人が死亡。愚者は60代以上がほとんどだが、2010年には山口県で6歳、2011年には沖縄県で1歳の患者が出た。
国内の患者は西日本に多く、これまでに東北・北海道地域からの発生報告はない。予防接種法は日本脳炎について「都道府県が予防接種の必要がない区域を指定できる」と定めており、道はこれを受けて「必要ない」としている国内唯一の自治体だ。同じ立場だった青森県は、1999年度に「必要」と判断した。
道は毎年、専門家を交えた会議で予防接種の見直しをしている。ウイルスに感染ているブタは道内にもいることが確認されており、高校の中には修学旅行先が西日本という学校も多いため、日本脳炎の予防接種が必要との認識は高まっている。しかし、市町村の財政政負担も絡むため、足踏み状態が続いている。
こうした状況から、公費負担に弾みをつけようと、北海道医師会と北海道小児科医会は今月、各医療機関の窓口などで著名活動を始めた。署名は月末に締め切り、署名簿を添えた要望書を知事あてに送る予定だ。山中樹・北海道小児科医会会長は「道内出身の人から患者が出て、『予防接種・をやるべきだった』と後悔することがないように、この機会に大勢の道民の声を集めたい」と話す。
署名用紙は北海道医師会のウェブサイト(http://www.hokkaido.med.or.jp/nihonnouen-syomei2607.pdf)からもダウンロードできる。署名の問い合わせは道医師会事業第3課(011-231-1726)へ。(熊井洋美)
日本脳炎
高熱や頭痛、けいれんを引き起こし、死に至る場合もある。ブタが持つウイルスが、主に水田地帯に生息するコガタアガイエカ(蚊)を介して感染する。脳炎の発症はウイルス感染者千人に1~20人の割合だが、決定的な治療法はなく、ワクチンが重要な予防・手段となる。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私自身が日本脳炎の予防接種をしてないと思います。
自分の子どももしていないと思います。
うちの奥さんは?
兵庫県の出身だから…?
ひょっとしてしているかも?
これからでも遅くないなら、
予防接種を受けようと思います。
■ ■
私が札幌医大の学生だった40年前です。
臨床実習でウイルス性脳炎の患者さんをみました。
確か?
変なことを言い出した?
おかしくなったのでは?
…と病院を受診したように記憶しています。
若い女性の患者さんでした。
■ ■
日本脳炎ではなかったと思いますが、
残念なことに亡くなってしまいました。
CPCという病理検討会に出て、
ウイルス性脳炎がいかに怖いかを知りました。
インフルエンザ脳炎で亡くなった子どもさんも、
札幌医大講師の時にみました。
確率は低くても、
予防接種で防げるのでしたら、
ぜひ公費負担でワクチン接種を行っていただきたいです。
署名記事を書いてくださった、
朝日新聞の熊井洋美さんに感謝いたします。
医学講座
日本脳炎、公費負担を
平成26年7月23日、朝日新聞朝刊の記事です。
北海道内限定の【道内版】です。
全国の方にも読んでいただきたいです。
北海道に転勤になる前に、
日本脳炎の予防接種を受けてください。
北海道では公費負担が受けられません。
■ ■
日本脳炎、公費負担を
道内の子だけ自費の予防接種
感染の危験性が低いという理由で、全国で唯一、北海道に住む子どもだけが無料で受けられない予防接種がある。日本脳炎のワクチンだ。「北海道の子ども旅行や就職で色んなところへ行くのに不公平だ」として、北海道医師会と北海道小児科医会が今月、公費負担を求める署名活動を展開している。
転勤族、不要に驚き
「お母さん、ご存じないんですか? 北海道は日本脳炎ワクチンは必要ないんです」。2年前の春、金沢市から札幌市に転居してきた土谷絵理香さん(30)は、近所の小児科医から言われた言葉に驚いた。
転居直前、金沢市から長男の予防接種の案内が届いていて、札幌市で医療機関を探していた。北海道で日本脳炎ワクチンの予防接種が不要とされるのは、ウイルスの「運び屋」である蚊が北海道には少ないからだという説明だった。
夫の転勤でいずれ本州に戻る予定の土谷さんは、インターネットで検索し、車で30分以上離れた小児科医院で、自費で息子たちに予防接種を受けさせている。
「自分が息子の立場なら、大人になった時、どうして子どものころに済ませてくれなかったのかと思うはず」と土谷さん。「道内の子どもだって進学や就職で道外に出るだろうし、温暖化によって道内でも蚊が増える心配がある。子どもを病気から守る施策は全国一緒であってほしい」
将来のリスク減へ
土谷さんが予防接種に通う札幌市豊平区の小児科医「おひげのせんせいこどもくりにっく」では、毎月50人前後が自費で日本脳炎ワクチン予防接種をする。1回6千円余で、1人あたり標準の4回を受けると負担は2万5千円を超える。それでも「将来のリスクを減らすためと説明するとむしろ保護者の方が予防接種に熱心だ」と米川元晴医師(40)は話す。
■ ■
道判断「必要ない」
医師会など署名活動
日本脳炎の国内の患者は、1966年に年間2千人を超えたが、翌年からの
ワクチン接種で徐々に減り、1980年代は年間数十人、92年以降はほぼ1桁だ。ただ、2000年以降も4人が死亡。愚者は60代以上がほとんどだが、2010年には山口県で6歳、2011年には沖縄県で1歳の患者が出た。
国内の患者は西日本に多く、これまでに東北・北海道地域からの発生報告はない。予防接種法は日本脳炎について「都道府県が予防接種の必要がない区域を指定できる」と定めており、道はこれを受けて「必要ない」としている国内唯一の自治体だ。同じ立場だった青森県は、1999年度に「必要」と判断した。
道は毎年、専門家を交えた会議で予防接種の見直しをしている。ウイルスに感染ているブタは道内にもいることが確認されており、高校の中には修学旅行先が西日本という学校も多いため、日本脳炎の予防接種が必要との認識は高まっている。しかし、市町村の財政政負担も絡むため、足踏み状態が続いている。
こうした状況から、公費負担に弾みをつけようと、北海道医師会と北海道小児科医会は今月、各医療機関の窓口などで著名活動を始めた。署名は月末に締め切り、署名簿を添えた要望書を知事あてに送る予定だ。山中樹・北海道小児科医会会長は「道内出身の人から患者が出て、『予防接種・をやるべきだった』と後悔することがないように、この機会に大勢の道民の声を集めたい」と話す。
署名用紙は北海道医師会のウェブサイト(http://www.hokkaido.med.or.jp/nihonnouen-syomei2607.pdf)からもダウンロードできる。署名の問い合わせは道医師会事業第3課(011-231-1726)へ。(熊井洋美)
日本脳炎
高熱や頭痛、けいれんを引き起こし、死に至る場合もある。ブタが持つウイルスが、主に水田地帯に生息するコガタアガイエカ(蚊)を介して感染する。脳炎の発症はウイルス感染者千人に1~20人の割合だが、決定的な治療法はなく、ワクチンが重要な予防・手段となる。
(以上、朝日新聞より引用)
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私自身が日本脳炎の予防接種をしてないと思います。
自分の子どももしていないと思います。
うちの奥さんは?
兵庫県の出身だから…?
ひょっとしてしているかも?
これからでも遅くないなら、
予防接種を受けようと思います。
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私が札幌医大の学生だった40年前です。
臨床実習でウイルス性脳炎の患者さんをみました。
確か?
変なことを言い出した?
おかしくなったのでは?
…と病院を受診したように記憶しています。
若い女性の患者さんでした。
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日本脳炎ではなかったと思いますが、
残念なことに亡くなってしまいました。
CPCという病理検討会に出て、
ウイルス性脳炎がいかに怖いかを知りました。
インフルエンザ脳炎で亡くなった子どもさんも、
札幌医大講師の時にみました。
確率は低くても、
予防接種で防げるのでしたら、
ぜひ公費負担でワクチン接種を行っていただきたいです。
署名記事を書いてくださった、
朝日新聞の熊井洋美さんに感謝いたします。