昔の記憶

病児保育

 働くお母さんと仕事をしていた時、
 お母さんが一番困っていたのが、
 子どもが病気になった時でした
 入院するほどの病気ではなく、
 ちょっと熱を出した程度の【病気】です。
 ほんとうに困っていました。
      ■         ■
 日本全国どこでも同じなのか?
 札幌市だけなのかわかりません。
 保育園では、
 検温があるそうです。
 登園して、
 熱があると…
 病院へ行ってください
      ■         ■
 お母さん:(この程度の熱だったら)大丈夫です。
 …と心の中で思っても、
 毎日、子どもを預かってもらっている立場上、
 無理にお願いすることもできません。
 働いているお母さんは、
 当日朝になって、
 仕事をドタキャンすることもできません。
      ■         ■
 ありとあらゆる手を使って、
 子どもを病院に連れて行ってくれるを探します。
 近くに母親がいる人は楽です。
 『お母さん、○○ちょっと熱があるの』
 『小児科へ連れて行って』
 …これで一件落着です。
 でも、こんな人はまれです。
      ■         ■
 仕事中のご主人や、
 友人知人、
 とにかく子どもを病院に連れて行ってくれて、
 一日面倒をみてくれる人を探します。
 小児科へ行ったら、
 中耳炎で、
 耳鼻科に行きなさいと言われることもあります。
      ■         ■
 私が知っている人は、
 娘さんの子どもの面倒をみるために、
 早期退職をされ、
 いくじいになりました。
 たくわえがあって、
 いくじいでも生活できる人は幸せです。
 そんな余裕のある家庭はまれです。
 安倍首相の周りには、
 どんな働く女性がいるのかわかりません。
 私が知っている働くお母さんは、
 みんな苦労して子育てをしていました

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院長の休日

仕事より子育て

 私は形成外科医として、
 子供たちの手術をたくさんしました。
 大学病院や大きな病院が多かったので、
 唇裂(しんれつ)、
 口蓋裂(こうがいれつ)、
 …といった生まれつきの病気
 子どものやけど
 外傷も手術をしました。
      ■         ■
 看護師さんの数が多い病院でも、
 お母さんの代わりはできません。
 泣いている子どもが頼りにするのは、
 お母さんです。
 残念ですが、
 子どもが処置で泣いて、
 助けを求めるのはまずお母さん
 お父さんと叫ぶ子はまれです。
      ■         ■
 お母さんに処置に入ってもらって、
 子どもさんに安心してもらうこともありました。
 小さな子どもはお母さんが頼りです。
 子供さんが事故やけがで入院したら、
 どんな会社でも、
 すぐに病院に行きなさい
 …と休みをくれると私は思います。
 自分の部下や同僚だったらそうします。
      ■         ■
 安倍晋三首相は、
 私と同じ昭和29年9月生まれです。
 首相の周囲に働くお母さんが何人いらしたのか?
 私にはわかりません。
 私の周囲で働いていた、
 看護師さんや、
 女医さんは、
 自分の子供さんが病気になった時に、
 一番困っていました。
      ■         ■
 自分は医療従事者なのに、
 自分の子どもが病気になったのに、
 親に頼んで病院に連れて行ってもらってました。
 保育園も病気の子は預かってくれません。
 少子高齢化社会を解消するには、
 安心して子どもを産んで
 安心して子育てができる
 …これが重要だと思います。
      ■         ■
 すべての女性が就職する社会
 イコール
 すべての女性が輝ける社会
 ではないと思います
 どんなに医学が進歩しても、
 男は子どもを産めません
 私は育児も立派な仕事だと思います
 イクメンにも大賛成です。
 子どもが増えないと日本はほろびます
 仕事より子育てもありです。
 子育てが終わったらまた働けばいいのです。

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医学講座

粉瘤はかたくて小さなうちに手術

 粉瘤
 手術
 札幌
 検索すると
 私の院長日記がヒットするようです。
 ありがたいことです。
      ■         ■
 粉瘤は摘出手術が必要です
 袋を摘出する手術です
 摘出手術が一番やりやすいのは、
 かたくて小さな粉瘤です。
 葡萄(ぶどう)を例にすると、
 商品にならない、
 硬い緑色のうちです。
      ■         ■
 粉瘤は、
 毛包にできた袋に、
 あかがたまる病気です。 
 あかなので
 くさいです
 感染して大きくなると、
 袋がとけてしまいます
 膿と血がたまっています
      ■         ■
 感染した状態では、
 切開して膿を出すことしかできません。
 切開しただけでは、
 袋が残るので、また垢がたまります。
 切開後は血が出ます。
 通院が必要になります。
 申し訳ありませんが、
 札幌美容形成外科では対応できません。
 完全予約制なので、
 連日の予約が取れません。
      ■         ■
 感染して切開が必要な時は、
 近くの皮膚科や外科に通院してください。
 感染が広がって、
 蜂窩織炎(ほうかしきえん)になることが、
 まれにあります。
 入院治療が必要になることもあります。
 感染して大きくなる前に手術を受けてください。
      ■         ■
 こちらの院長日記も参考になさってください。
 粉瘤(ふんりゅう)の手術
 粉瘤(ふんりゅう)の手術2013①
 粉瘤(ふんりゅう)の手術2013②
 粉瘤(ふんりゅう)の手術2013③
 粉瘤(ふんりゅう)の手術2013④
 粉瘤(ふんりゅう)の手術2013⑤

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院長の休日

「すべての夫」の給料が先だ

 平成26年11月1日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
 「すべての夫」の給料が先だ
 看護師 鈴木妙子(静岡県 58)
 安倍晋三首相は「すべての女性が輝ける社会を」と言うが、今は「女性が輝けていない社会」なのか。どうなれば「輝ける社会」になるというのだろうか。
 男性は若者から中高年まで、正社員になれず、安い給料で普通の生活すらできずに、生きることに苦しんでいる人も多い。夫や息子、恋人が苦しんでいる社会で、「すべての女性が輝ける社会」などあるはずがない。
 「すべての女性が輝ける社会」イコール「すべての女性が就職する社会」ということならば、反論する。出産する女性にとって、子育ては最高に輝ける時だ。子どもにとっても、自立まで母親は重要な存在だ。親子の愛情、ぬくもり、絆を築く時期だ。赤ちゃんや幼児は「ママにいてほしい」と思っても、泣くことしかできない。私は、仕事よりも子育ての方が大事だと思う。
 国は今、子どもを預けて母親が働くことを、やたら積極的に進めようとしているように見える。それよりも国がやらなくてはいけないことは、「すべての夫」が親子できちんと生活を送れるだけの、ちゃんとした給料を取れる社会にすることだ。

 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 私は投稿者の鈴木様のご意見に賛成です。
 鈴木さんは看護師さんです。
 年齢は私の奥さんと同じです。
 病院は女性が圧倒的に多い職場です。
 院内保育所もありました
 保育所に子どもさんを預けて、
 働いていらした、
 お母さん看護師さんもたくさんいました。
      ■         ■
 私が尊敬する看護師長さんが、
 ある時、
 自分が働いていたことが、
 (自分の)子どもにとって、
 よかったのか?
 考えることがある…
 …と話してくれたことがありました。
      ■         ■
 師長さんの子どもさんは、
 国立大学に入られ、
 国家資格も取得された立派な方です。
 師長さんは、
 自分が苦労して子育てをしたので、
 部下の看護師さんにも理解がありました。
 朝5時に起きて、
 洗濯をして朝食を作っていらしてました。
      ■         ■
 働くお母さんが一番困るのが、
 子どもが病気になった時です。
 病児保育をしてくれる保育園は、
 残念ながら、
 病院の院内保育所ですら聞きません。
 子どもさんが熱を出したら、
 遠くの親やご主人がいらしてました。
      ■         ■
 赤ちゃんや幼児は
 「ママにいてほしい」と思っても、
 泣くことしかできない。

 私も子どもさんが小さいうちは、
 仕事よりも子育ての方が大事だと思います
 病児保育を含めて、
 お母さんが安心して子育てができる
 …そんな国になってほしいです。 

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昔の記憶

銀杏によるかぶれ

 銀杏という漢字は、
 イチョウとも読むし、
 ギンナンとも読みます。
 【いちょう】と入力し、
 【変換】を押すと、
 銀杏になります。
      ■         ■
 私の感覚として、
 イチョウは黄色い葉を、
 ギンナンは黄色い実で、
 中に大きな種が入っている、
 ちょっと臭いがきつい実です。
      ■         ■
 ギンナンの実は、
 注意しないとかぶれることがあります。
 今から40年前のことです。
 札幌医大4年生でした。
 病理学で免疫のことを習っていました。 
 担当が菊地浩吉先生でした。
      ■         ■
 菊地先生は、
 北大医学部33期。
 大浦武彦先生と同期です。
 後に札幌医大学長に就任されました。
 医科免疫学という本が
 ベストセラーになりました。
 先生の講義は学生に大人気でした。
 いい先生に免疫学を教えていただきました。
      ■         ■
 ちょうど今頃でした。
 講義にいらした、
 先生の顔が真っ赤にでした。
 前の日に、
 北大構内で、
 子どもさんとイチョウの実を拾って、
 アレルギーで先生の顔が真っ赤でした。
 典型的なⅠ型アレルギーですと講義で教えてくださいました。
 銀杏に注意してください。
 素手で触ると臭いもつきます。
 アレルギーでかぶれることもあります。

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院長の休日

北大のイチョウ並木2014

 今日の札幌はいい天気でした。
 朝から、
 北大のイチョウ並木を見に行きました。
 私が30年前に通勤していた
 北海道大学病院のすぐ近くです。
 家から歩いて行きました。
 北大構内には緑の香りがあります
      ■         ■
 今年は歯学部のところで、
 大規模な工事をしていました。
 大型ミキサー車が、
 何台も通っていました。
 大学の建物も、
 30年前とは変わっています。
 新しくなった薬学部に、
 また改修工事をしているようでした。
      ■         ■
 30年前と変わらないのが、
 イチョウの葉と、
 銀杏の実です。
 実のにおいだけは、
 どうも苦手です。
 たくさん落ちていました。
 観光客もたくさんいらしています。
 あと1ヵ月もすると雪で白くなります。
 今週末は金葉祭です
 ぜひいらしてください。
20141030-1
20141030-2

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院長の休日

北大金葉祭2014

 札幌は寒くなりました。
 新聞やTVの報道によると、
 手稲山に初冠雪がありました。
 私の通勤時間帯には、
 残念なことに…
 雲で手稲山は見えませんでした。
 市内の木々も紅葉が進んでいます。
      ■         ■
 毎年楽しみにしている、 
 北海道大学のいちょう並木
 今が見ごろです。 
 黄色がきれいです。
 今週末には、
 北大金葉祭でライトアップがあります。
 FBのページもあります
      ■         ■
 北海道大学の学生さんの企画です。
 以下はツイッターからの引用です
 金葉祭の企画紹介
 記念撮影
 11月1日・2日
 10:00〜14:00
 17:00〜20:00
 金葉祭開催中チェキを持った委員が
 皆様の来場の記念に1枚写真を撮らせていただきます。
 もちろんお写真はその場でプレゼント!
 旅の思い出にいかがでしょうか?

      ■         ■
 屋台
 11月1日・2日 10:00〜21:00
 受付横のテントではホクホクのじゃがバターと
 温かい豚汁をご提供します!
 僅かながら休憩スペースもご用意しております。
 11月の冷え込む秋の休日
 美しい銀杏並木を見ながら身体を温めてください。

      ■         ■
 13条イチョウ並木が歩行者天国になります
 歩行者天国日時2014年11月2日(日) 10:00〜16:00
 上記時間帯以外は通行止めにならないのでご注意下さい

 学生さんの企画、
 なかなか素敵です。
 時間がある方は、
 ぜひ北海道大学に行ってください。
 かなり寒いので、
 厚着をおすすめします。
 地下鉄南北線、北12条駅が近いです。
 JR札幌駅北口から徒歩10分くらいです。
20141029-1

金葉祭ツイッターより引用

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医学講座

美容外科を上手に利用2014

 私のように、
 形成外科の勤務医を長くした医者でも、
 ♡美容整形♡とは無縁でした。
 どんな人が整形するのか
 興味もありませんでしたし、
 女優さんの名前すらよく知りません。
 (今でもTVを見ないので知りません)
      ■         ■
 形成外科から美容外科
 2007年3月27日の院長日記です。
 恩師の大浦武彦教授は、
 形成外科と美容外科は車の両輪のようなもの。
 形成外科を専攻するからには
 美容外科も勉強しなければならない。
 と常におっしゃっていらっしゃいました。

      ■         ■
 当時の私は、
 美容外科医になるとは夢にも思っていませんでした。
 北大病院に勤務して、
 先輩や同僚と楽しく仕事をしていました。
 ちょうど自分の子供が生まれ、
 自分の子供と同じ年齢の赤ちゃんの手術を担当させていただき、
 少しでもキレイに治したいと努力していました。

      ■         ■
 私が美容外科に興味を持ったのは、
 2007年3月2日に書いたコラーゲンの臨床試験の担当を命じられてからでした
 教授からは、美容外科は形成外科以上に厳しい結果を求められる。
 患者様の対応にも十分留意するようにと指導を受けました。
 当時、担当させていただいたコラーゲンの患者様のことはよく覚えています。
 私の率直な印象は
 『こんなにキレイな方なのにどうしてコラーゲンでシワなんかとるの?』でした。

      ■         ■
 私も最初は、
 こんなにキレイな方なのにどうして
 率直な感想でした。
 今は違います。
 まめにお手入れをしているから
 いつまでもおきれいなのです
 どんなに立派な家でも、
 手入れをしないと傷みます。
 人間の肌も同じです。
      ■         ■
 有名な女優さんの生涯を
 若い時から順に放送することがあります。
 ある時点から、
 目の形が変わったり、
 シワが減ったりしています。
 うちの奥さんは私以上によく観察しています。
 美容外科を上手に利用なさると、
 同年代の方より若く見えます。
 私はいいことだと思って仕事をしています

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医学講座

里帰り手術

 避けたい美容医療トラブル
 2014年10月25日の院長日記に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました
 韓国から日本にお嫁さんに来てくれた女性が、
 ご実家に帰って整形していらっしゃる。
 私はいいことだと思います。
 母国で手術を受けるのは安心です。
      ■         ■
 私は韓国が好きです。
 友人の先生もたくさんいます。
 北大形成外科にも、
 韓国から留学生がいらっしゃいました。
 医学博士の学位記を取得されました。
 韓国で立派にご活躍中です。
      ■         ■
 日本語で
 整形とか、
 整形するというと、
 何となくネガティブな響きがあります。
 私は整形でご飯を食べています
 整形で生計を立てています
 整形して何が悪い
 …という考えの持ち主です。
      ■         ■
 札幌美容形成外科にも、
 海外に嫁いだ女性が、
 里帰りなさって、
 手術を受けてくださることがあります。
 里帰り出産と同じように、
 里帰り手術は安心です。
      ■         ■
 まず言葉の問題です。
 どんなに外国語が上手になっても、
 微妙なニュアンスの違いはわかりません。
 考え方の違いもあります。
 もし前に手術をしてくださった先生がいらっしゃるなら、
 手術記録や写真を見て、
 どこをどう治したらいいのかよくわかります
      ■         ■
 手術する側から言わせていただくと、
 何度も手術を受けていて、
 どこでどう治したかわからない人ほど、
 手術が大変です。
 時間も手間もかかる割りに、
 良い結果がなかなか得られません
      ■         ■
 もう一つ言わせていただくと、
 手術後には安静が必要です。
 どんな高級ホテルより、
 どんな立派な病院の特別室より、
 ご実家は心が落ち着きます。
 お母様の手料理は最高のごちそうです。
 お嫁に行かれてからの手術は、
 母国語が通じる、
 母国で受けることをおすすめします。
 里帰り手術はおすすめです

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医学講座

品川美容外科で施術「顔に痛み」

 平成26年10月25日、朝日新聞夕刊の記事です。
 顔に痛み」提訴相次ぐ
 品川美容外科で「フェースリフト」施術
 顔のたるみを改善すると誘われて「フェースリフト」という美容医療を受けた後に痛みが残ったなどとして、「品川美容外科」と「品川スキンクリニック」を全国47カ所に展開する医療法人社団翔友会(東京)に損害賠償を求める集団訴訟が相次いでいる。東京地裁と広島地裁に女性患者計18人が訴え出たのに加え、別の男女40人も近く東京地裁に提訴する予定だ。
 特殊な糸を顔の皮下組織に入れてたるみをとる美容医療は「フェースリフト」と呼ばれる。患者側弁護団によると、新たに提訴する40人は2012年から今年にかけて施術を受けた。代金は数十万円~400万円台。安価な施術を求めて受診した際に、勧誘されて応じた人が多いという。
 弁護団は「施術前に、合併症の説明が十分でなかった。多くの人が現在も痛みに苦しんでいる」と主張する。不利益となる事実を告げずに勧誘したことは消費者契約法に違反するなどとして、代金返還や慰謝料を求める構えだ。
 翔友会は取材に対し「診療行為にご満足いただけなかったことは遺憾です。合併症を含む事前説明はきちんとおこなっております」と説明している。
 美容医療に関する消費トラブルは急増している。国民生活センターによると、2013年度に全国に寄せられた相談は10年間で2.3倍の2155件。過去最多だった。
 ■変色、一カ月も続く
 原告となる患者らの多くは、受診時に言葉巧みに勧誘されたと主張する。
 関東地方の40代女性は5月に施術を受けた。「無料になる」と知人に言われたクーポン券を持って受診。最初は顔のしみ取りが目的だったが、女性スタッフに「顔のたるみが気にならない?」とフェースリフトを勧められたという。
 「美白効果がある」「効果は何年か持続する」「本来400万円。でも100万円以下まで下げられる」と数時間勧誘され、ローンを組んでその日のうちに施術を受けた。「よく考える時間がなかった。40歳を過ぎて、年を重ねてもきれいでいたいという気持ちもあった」と振り返る。
 施術後、顔が青紫色に腫れ上がり、口が開かなかった。顔の変色は一ヵ月ほど続き、今も左頬に痛みが残る。「後遺症についてきちんと説明があれば受けなかった」と訴えている。
 (高橋健次郎)

 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 連日の美容外科トラブル報道です
 品川美容外科の「糸によるフェイスリフト術」問題
 2014年7月5日の院長日記でご報告した、
 東京弁護士会の、
 品川美容外科糸リフト被害対策弁護団です。
 品川美容外科を女性13人が提訴
 2014年4月24日の院長日記でも取り上げています。
      ■         ■
 そもそも
 フェイスリフトも、
 フェースリフトも、
 簡単な手術ではありません。
 美容外科業界では、
 糸によるリフトは、
 スレッドリフトと呼んでいます。
      ■         ■
 私が残念に思うのは、
 無料クーポン券を持って受診。
 最初は顔のしみ取りが目的だったが、
 女性スタッフに
 「顔のたるみが気にならない?」
 とフェースリフトを勧められたという。

      ■         ■
 顔の『たるみ』がない40代女性なんかいません。
 20歳と比べると、
 どんな美人でも『たるみ』ます。
 みんな苦労しているのです。
 女性スタッフは、
 悪魔に魂を売ってしまってます
 自分の身内にもすすめるのでしょうか?
      ■         ■
 無料ほど怖いものはありません
 昔、近所の集会所に年寄りを集めて、
 お菓子や缶詰などを、
 ただで配って、
 最後に高価な布団を販売する商法がありました。
 無料クーポンに、
 いんちき布団販売商法を連想します。
      ■         ■
 医師免許や看護師免許という、
 国家資格を持った人たちが、
 悪徳商法はいただけません。
 有罪になると、
 医業停止処分のおそれがあります。
 品川美容外科より、
 もっと悪質なクリニックもあります
 だまされないでください

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