医療問題
                        
                            ネットで中傷→書類送検                                                    
    
                         平成23年1月14日、北海道新聞朝刊の記事です。
 江別の会社をネットで中傷
 静岡の講師を書類送検
 信用毀損容疑
 【江別】昨年8月に札幌市内で起きた女性2人殺傷事件の容疑者と、江別市の不動産業者が関係があるとする中傷をインターネット上のブログに書き込んだとして、江別署は1月13日、信用毀損(きそん)の疑いで、静岡県富士市、市立小学校講師の男(34)を書類送検した。
 同署によると、ネット上の書き込みに対して信用毀損容疑で摘発するのは道内初。
 送検容疑は昨年8月25日午後9時ごろ、自宅のパソコンでブログを開設。2人殺傷事件で強姦(ごうかん)致死などの容疑で逮捕、起訴された外山硬基(とやまこうき)被告について「親は江別で外山不動産経営」などと虚偽の書き込みをし、外山不動産(江別)の信用を損ねた疑い。
 実際には外山被告は札幌の別の不動産会社に勤めていたが、書き込みの翌日から外山不動産には取引先などから複数の問い合わせのほか、非難する電話も約2ヵ月続き、同社は昨年12月に告訴した。
 以上、北海道新聞より引用
      ■         ■
 美容外科医は、
 誹謗中傷を受けることがあります。
 ネットで非難されることもあります。
 私自身も…
 私の知人の先生も…
 誹謗中傷を受けたことも…
 非難されたこともあります。
      ■         ■
 以前、自分のクリニックの従業員が…
 ネット上で誹謗中傷されて…
 実名で書き込みをしていた、
 勇敢な先生もいらっしゃいました。
 私自身は気にしないことにしています。
 こんなことを書くと…
 また叩かれそうです。
      ■         ■
 私は…
 何と書かれようと…
 わが道を行くです。
 悪く書かれていない、
 美容外科医を探すのが大変なくらい…
 ネット上には誹謗中傷があふれています。
 有名になった証拠くらいに思っています。
      ■         ■
 気を付けなければいけないのは、
 書く時も同じです。
 科学的根拠に基づいて…
 理論的な裏付けを取って…
 自分の意見として発信しています。
 ネット上には、
 正しい情報もあれば、
 誤った情報もあります。
      ■         ■
 ネット上の情報は、
 新聞記事と違って…
 誰も検証(けんしょう)していません。
 誤った情報を信じて…
 とんでもない結果になることもあります。
 私はこれからも、
 医学的に正しい情報を…
 的確に発信したいと考えています。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            寒い日に熱燗(あつかん)                                                    
    
                         私はお酒に弱く…
 ちょっと飲んだだけで真っ赤になります。
 めったに飲みに行きません。
 家でも奥さんと2人で、
 350㏄の発泡酒一缶です。
 それで十分です。
      ■         ■
 でも…
 寒い冬には…
 アルコールで身体の中から…
 あたためたくなることもあります。
 昨夜は、
 JRの高架下にある、
 元祖美唄やきとり福よしさんへ行きました。
 昨日行ったのは、
 札幌駅西口店です。
      ■         ■
 私は毎日、このお店の横を通って通勤しています。
 やきとり食べたいなぁ~
 …と思いながら通っています。
 福よしさんは、
 2010年1月8日にご紹介しています。
 美唄やきとり_福よし
 冬になると…
 やきとりが食べたくなるようです。
      ■         ■
 次の日(今日)が休みなので、
 やきとりと熱燗(あつかん)をいただきました。
 2人で2合の日本酒は、
 とても美味しかったです。
 やきとりは、
 美唄(びばい)のもつ一本126円
 美唄(びばい)のせい一本126円
 もつつくね一本168円
 日本酒2合、800円 
 ラーメンサラダ、650円です。
      ■         ■
 元祖美唄やきとり福よしさんは、
 安くて美味しいお店です。
 やきとりの後には…
 鶏だしそば580円がおすすめです。
 このそばの中に、
 美唄(びばい)のもつ一本126円
 …を入れると最高です。
 私のひそかな楽しみです。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            ワキガの再発2011                                                    
    
                         わきが手術を受けたのに…
 手術後5年経ってから…
 また臭いが気になる…
 再手術はできますか…?
 というご相談があります。
 診察してみると…
 大部分の患者さんは再手術にはなりません。
 他のクリニックで受けた手術でも、
 汗腺はしっかり取れています。
      ■         ■
 安売りクリニックで…
 吸引法で手術を受けた方。
 『手術後すぐに臭いが気になりました。』
 …こんな方は…
 残念ですが…
 アポクリン腺が残っています。
 再手術になることもありますが、
 瘢痕(はんこん)というキズのために…
 できないこともあります。
      ■         ■
 5年間、臭いから開放されていたのに…
 また臭うようになった人。
 診察してみると…
 汗が多くなっていただけでした。
 職場が変わった。
 環境が変わった。
 さまざまな理由で…
 緊張が強くなっために、
 緊張性発汗が出ていました。
      ■         ■
 私が診察した患者さんでは…
 倒産してしまった神奈川クリニックや…
 昔、札幌と大阪で開業していた、
 日美クリニックで、
 稲葉法で手術を受けた方は、
 汗腺の取り残しは…
 ありませんでした。
 再手術となった人もいません。
      ■         ■
 ワキガの再発だと思っている人には、
 交感神経過緊張による、
 腋窩多汗症(えきかたかんしょう)の状態のことがあります。
 一度、手術をしているので…
 再手術の適応はありません。
 ボトックス注射が効きます。
 保険適応にはなりませんが、
 冬でも暖房のために汗をかく人には、
 特効薬です。
 マンガページも参考になります。
 Chapter“39” ワキガ手術と再発について
 Chapter“33” 多汗症とワキガの違いとボトックス注射
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            靴を干す                                                    
    
                         北国には生活の知恵があります。
 私たちが子供の頃…
 冬はゴム長という長靴でした。
 このゴム長でさえ…
 雪深い朝には雪に埋まりました。
 カバーをつけることもありました。
 それでも雪が靴に入りました。
      ■         ■
 小学校の頃…
 石炭ストーブの周りに、
 ゴム長を並べて…
 靴を乾かしました。
 靴を干(ほ)すと言っていました。
 濡れた靴、干した?
 靴を干しておかないと…
 次の日は冷たくて大変です。
      ■         ■
 私の家では、
 今でも靴を干す習慣があります。
 私の靴は、
 同じような靴を…
 一日おきに交互に履きます。
 そうすると…
 朝は快適です。
      ■         ■
 女性が履くブーツは…
 おしゃれでも、
 意外と蒸れるものです。
 ご自分の汗のほかに、
 雪道で濡れると…
 湿気がこもります。
 臭いの原因になります。
      ■         ■
 冬の間は、
 玄関に靴を脱いで置くのではなく…
 暖かな部屋へ、
 古新聞でも敷いて…
 その上に置いてください。
 朝には少し湿気が減ります。
 濡れた時は…
 ドライヤーの冷風を靴へ入れるだけでも…
 (温風は注意しないと危険です)
 靴の快適度がUPします。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            勉強用足温器                                                    
    
                         私が中学校3年間を過ごした、
 大夕張(おおゆうばり)は、
 北海道の内陸部にあります。
 雪も多く、
 寒さが厳しいところです。
 家の中で水が凍り、
 私の部屋の朝の温度は5℃とか?
 …とにかく寒かったです。
      ■         ■
 1月の今頃は…
 3月の高校入試に向けて勉強していました。
 その時に、
 親が買ってくれたのが、
 ナショナルの…
 勉強用足温器です
 40年後の今も…
 何代目かの製品を使っています。
      ■         ■
 今、私が使っているのは、
 結婚してから購入した分です。
 おそらく30年前のです。
 ナショナル勉強用足温器
 形名 DF-28
 松下電器産業株式会社
 …と書かれた布が縫い付けてあります。
      ■         ■
 こうしてPCで…
 院長日記を書く時に、
 今でも活躍しています。
 30年も使っている私もすごいですが…
 30年使っても壊れない、
 松下電器もすごいです。
 ネットで探してみると…
 まだ同じ製品が売っていました。
      ■         ■
 kakaku.comのクチコミに…
 私と同じようなおじさんが…
 昔、受験勉強の時に使った
 …と書いてありました。
 この製品…
 頭寒足熱で…
 勉強するには最適です。
 私は医師国家試験の時にも使いました。
 なつかしい思い出です。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            今朝、転びました                                                    
    
                         今日の札幌は寒波の影響で雪です。
 昨日からの雪が積もっています。
 今朝の通勤途中で転びました。
 さいわい…
 尻もちをついただけでした。
 明日あたり…
 身体が痛いと思います。
      ■         ■
 雪道の歩き方という院長日記を
 2010年1月23日に書いています。
 雪国で生まれ育った私ですら…
 一年に一度や二度は転倒します。
 高齢になってから転倒すると…
 骨折しそうです。
 冬の札幌は転倒に注意です。
      ■         ■
 去年の日記の一部です。
 北海道の人は、
 滑らないように…
 地面に足底をつけるように歩きます。
 足の裏で、
 地面をつかむ感覚で、
 注意深く歩きます。
 地面をこするように歩くという表現が、
 適切かもしれません。
      ■         ■
 今朝、私が転倒したのは…
 雪道ではありません。
 雪道から…
 屋根のついた歩道に入ったところです。
 雪がないところです。
 靴の裏についた、
 雪が原因で転びました。
 要注意です。
      ■         ■
 私たちが冬に履く靴を…
 冬靴(ふゆぐつ)と呼んでいます。
 滑らないように…
 スパイクタイヤの溝のような…
 ぎざぎざがついています。
 これで…
 雪道でも転ばないようになっています。
      ■         ■
 ところが…
 今日のようにふわふわの雪は、
 靴裏の溝に詰まってしまいます。
 雪がついた靴を…
 とんとんして…
 雪を落としますが…
 全部は落ちないことがあります。
      ■         ■
 そうすると…
 靴裏全体が滑ります。
 私は、
 ゆるい傾斜で、
 下りになっている歩道で…
 見事にバランスを崩して尻もちでした。
 雪のない歩道や、
 スーパーなどに入った途端に、 
 転倒することがあります。
 くれぐれも注意なさってください。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            寒いです                                                    
    
                         札幌は寒いです。
 昨日の最低気温は-10.1℃。
 私が帰宅する22:00頃…
 道路のデジタル温度計は-8.4℃でした。
 これから…
 一月下旬までが…
 一年で一番寒い季節です。
      ■         ■
 私が暮らした街で寒かったのは、
 平成7年(1995年)~平成10年(1998年)までの、
 帯広だったでしょうか…?
 家の近くにJAのガソリンスタンドがありました。
 そこに温度計があり…
 朝-20℃とかだったように記憶しています。
 とにかく‘鼻毛が凍る’感覚でした。
      ■         ■
 その次に寒かったのは、
 中学校3年間をすごした…
 夕張市の山奥、大夕張(おおゆうばり)でした。
 転校した年に…
 いきなり初雪が1m20cmも積りました。
 冬の寒さも厳しく、
 -20℃近くになったと思います。
 40年前の住宅ですから、
 家の中で水が凍りました。
      ■         ■
 当時の暖房は石炭ストーブでした。
 石炭というのは、
 燃える黒い石です。
 今の若い人は見たことがない…?
 私の子どもたちでも見た記憶がない…?
 SLがもくもくと焚く(たく)あれです。
 石炭を燃やすと煙が出ます。
 良質の石炭は煙が少ないですが、
 質が悪い石炭は燃えにくく煙もたくさん出ます。
      ■         ■
 石炭ストーブに使う石炭を掘るのが、
 当時、北海道にたくさんあった炭鉱です。
 炭鉱に勤務する家には、
 石炭が無料で配られました。
 炭鉱の街は、
 石炭も水道も電気も無料でした。
 家の中で、
 トイレの手洗い水が凍るような家で、
 電熱ヒーターで温めて…
 なんと熱帯魚を飼っていました。
      ■         ■
 家は寒かったのですが、
 石炭をたくさん焚(た)いて…
 石炭ストーブや煙突が…
 真っ赤になるほど温めていました。
 今はスイッチ一つで暖房が入り…
 タイマーで温めることもできます。
 お湯も出てきます。
 北海道の家の中は、
 外の寒さとは逆にあたたかです。

小学校卒業の頃
右奥に見えるのが石炭小屋
 
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            手術後の腫れ                                                    
    
                         眼瞼下垂手術後の腫れという院長日記を
 2009年2月10日に書いています。
 手術後の腫れは…
 皮膚切除の有無、
 切開の長さ、
 患者さんの血圧、
 患者さんの緊張度、
 手術後のケアー、
 手術後の安静によって…
 実にさまざまです。
      ■         ■
 一般的なことですが、
 年齢とともに血管壁(けっかんへき)は弱くなります。
 どんなに上手な看護師さんが採血をしても、
 80歳台の方は内出血することが多くなります。
 血圧が高いと…
 出血量も多くなります。
 切る長さが長くなると…
 それだけ腫れます。
      ■         ■
 皮膚切除をすると…
 それだけで睫毛の上に…
 内出血が起こります。
 手術後の腫れを、
 正確に予測するのは難しいです。
 採血したあとや、
 ちょっとぶつけたあとが青くなる人は、
 内出血も腫れも多くなります。
      ■         ■
 私の術後経過は、
 自分でも予想以上によかったです。
 じっとして、
 安静にしていたからです。
 食事の時も…
 薄目で…
 下を向いて食べました。
 院長日記も…
 実は…
 手術前に入力しておいた原稿を…
 更新ボタンを押してUPしただけです。
      ■         ■
 私の術後経過です。
 発表内容という
 2008年12月1日の院長日記も参考になります。
手術前です
デザインです
24時間後です
48時間後です
7日後です
4週間後です
                        
                        
                     
                                    
                                                医療問題
                        
                            大学を辞める                                                    
    
                         白い巨塔という院長日記を
 2007年9月17日に書いています。
 私は、身から出た錆(さび)で
 大学から追い出されました。
 今となっては…
 大学を辞めてよかったと思っています。
 48歳というぎりぎりの年齢でしたが、
 これ以上、歳を取っていたら…
 転職も難しかったと思います。
      ■         ■
 他の先生のお言葉です。
 大学は、
 研究したり、
 難しいケースにじっくり向き合うには適しているのですが、
 早期に治療が必要な患者さんの手術が
 なかなか組めないという難点があります。
 幅広い患者さん達を
 なるべく迅速に治療させてもらいたい、
 …というのが私の希望です。
      ■         ■
 一人の医師が、
 一生の間に手術できる件数は限られています。
 おそらく…
 一番、手術ができないのが大学病院です。
 学会に報告される、
 一年間の手術件数を見るとわかります。
 他科との共同手術や、
 高度な先進医療は別として…
 ふつうの手術は…
 民間病院の方が件数も患者さんも多いです。
      ■         ■
 私の知っている先生でも、
 腕の良い先生は、
 民間の病院に移られて…
 水を得た魚のように手術をしています。
 内科系の先生でも同じです。
 早朝から診療を開始するなど…
 大学や総合病院ではできない治療をしています。
      ■         ■
 医科大学や医学部は…
 医育機関(いいくきかん)と呼ばれます。
 医学生や研修医を育てるところです。
 医学生は大学病院で教育を受けますが、
 臨床研修医は、
 大学以外の病院が人気です。
 成績が良くなければ…
 どんな有名大学出身でも…
 人気がある病院では研修を受けられません。
      ■         ■
 医師が大学を辞めて開業したり…
 民間の医療機関に移ることはよくあります。
 あまり知られていませんが、
 大学病院の先生は驚くほど薄給です。
 おそらく時間外手当もありません。
 民間病院へ移ると…
 お給料も増えます。
 一番喜ぶのは…
 家計を預かる先生の奥さんかも?です。
      ■         ■
 さくらんぼさんが、
 信頼している先生が大学を辞めてしまう…
 と心配していらっしゃいます。
 大丈夫です。
 まったく心配無用です。
 先生は…
 水を得た魚のように手術ができます。
      ■         ■
 大学では…
 頭を下げて…
 『すみません』
 『申し訳ありません』
 『臨時手術お願いします』
 …と言っていたのが→
 【先生、どうぞ手術をなさってください】
 【先生、手術の準備が整いました】
 …と言われるようになります。
 先生の笑顔が増えます。
                        
                        
                     
                                    
                                                院長の休日
                        
                            2011年の年賀状から                                                    
    
                         今年もたくさんの年賀状をいただきました。
 ありがとうございました。
 結婚式の幸せいっぱいの写真。
 赤ちゃんが大きくなった写真。
 ご子息が同じ職業に就かれて…
 父親と息子さんが…
 パイロットの制服で写った写真。
 (家内の友人のご家族です…)
      ■         ■
 どれも…
 いいなぁ~~
 と思える写真でした。
 私の友人からは…
 お嬢さんの結婚式と思える写真に…
 今年じいちゃんになりますという…
 実にうらやましい年賀状がありました。
 ○○先生はいいなぁ~~
 幸せそうだなぁ~~
      ■         ■
 今年、大学を辞めます…
 …という年賀状もありました。
 昔は…
 大学に残って教授になるのが…
 医師として一番の出世…
 …と考えられたこともありました。
 ところが、今は大学も医師不足。
 人気がないところへ新人が来ません。
      ■         ■
 大学の先生は権威があって…
 一見、よさそうですが…
 診療以外の仕事が多く、
 市中病院で働く先生の方が自由です。
 私など…
 毎日、手術をしていますが…
 勤務医時代には多くても週に3日でした。
 大学を辞めさせられて…
 くやしい思いもしましたが…
 今となってはよかったと思っています。
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 年賀状は毎年出す人が少なくなっているそうです。
 私も年末ぎりぎりに…
 夜遅くに郵便局まで行って…
 投函しました。
 葉書には…
 メールにはない、
 年賀状ならではの楽しみがあります。
 来年も元気で…
 年賀状を出したいと思っています。