院長の休日

最高の人生の見つけ方

 今日は休診日でした。
 久しぶりに家内とビデオをみました。
 最高の人生の見つけ方です。
 末期がんで余命半年と宣告された、
 二人の男性が偶然同室になります。
 自動車整備工のカーター(モーガン・フリーマン)と、
 大金持ちのエドワード(ジャック・ニコルソン)。
      ■         ■
 二人ともガンの手術を受け、
 手術後の化学療法(Chemotherapy)
 (映画ではChemo(キモ)と言っています)
 の副作用で苦しみます。
 便器に顔を突っ込んで、
 ゲーゲーしていたり、
 夜中に病室で苦しんでいます。
 医師からの言葉は、
 6ヵ月、長くて一年。
      ■         ■
 自動車整備工のカーターは、
 大学へ進学し、
 歴史学を学びたいと思っていましたが、
 恋に落ちて、
 デキ婚となり、
 お金もないので、
 大学は中退。
 お金を稼ぐために自動車修理工となり、
 45年間実直に生きてきた人です。
      ■         ■
 大金持ちのエドワードは、
 無一文から身を起こし、
 一代で病院チェーンを築き上げた男。
 4回結婚していますが、
 奥さんとはうまく行かず、
 唯一、うまくいったのが
 仕事との結婚。
 巨額の富を築きました。
      ■         ■
 自動車整備工のカーターは、
 奥さん(看護師)以外の女性とは、
 一切関係を持ったことがないという、
 私のような真面目なおじさん。
 大金持ちのエドワードは、
 自家用ジェット機にも、
 プロの美人女性を同伴してしまう、
 トシなのに衰えないおじいさん。
      ■         ■
 これ以上書いてしまうと、
 映画を見る楽しみがなくなってしまうので、
 あとはビデオでお楽しみください。
 映画ならではの、
 現実離れした発想もありましたが、
 実に考えさせられる映画でした。
 自分が
 『余命6ヵ月』
 『長くて一年』
 と宣告されたらどうするでしょうか?
      ■         ■
 死ぬ時はみんないっしょです。
 学歴も職業も関係ありません。
 医者も
 弁護士も
 社長さんも、
 病気には勝てません。
 自分が生きている間に、
 どれだけ人に喜びを与えられたか?
 どれだけ人から喜びをいただいたか?
 嘘をつかないで生きてきたか?
 その人にとっての最高とは何か?
 考えてみようと思いました。

“最高の人生の見つけ方”へのコメントを見る

昔の記憶

人生で役立つこと

 1月~3月までは
 入学試験の最盛期です。
 この3ヵ月で自分の人生の最初の難関である、
 合否が決まります。
 早い人は中学入試から…
 公立中学の生徒さんは、
 高校入試という15の春を迎えます。
 大学の入学試験は、
 自分がなりたい職業に就けるかどうか?
 最初の関門になります。
      ■         ■
 医学部は今でも最難関の一つです。
 医師を目指す人は、
 他人が遊んでいる時も勉強し、
 見たいTVやビデオをガマンして、
 勉強して勉強して…
 偏差値の高い医学部を目指します。
 センター試験の結果も、
 他の学部なら楽に入れる点数でも…
 医学部は別格です。
      ■         ■
 医学部へ入るために勉強したことで、
 今でも役に立っていることって?
 何かあるかなぁ…???
 と考えてみると、
 英語くらいだろうか?
 と思ったりします。
 あんなに勉強した数学は、
 実生活ではちっとも役立ちません。
 簿記でも勉強しておいたら…
 今の生活でどんなに役立つだろうか?
 というのが実感です。
      ■         ■
 受験生のみなさんには、
 申し訳ありませんが、
 医学部へ入るために勉強したことは、
 医師になってからは役立ちません。
 一番、役立つのは、
 学生時代に、
 家庭教師のアルバイトをした時です。
 それじゃ、何のための勉強なの?
 と考えてしまいます。
      ■         ■
 一番、役立っていると思うことは、
 『継続は力なり』という、
 代ゼミの宣伝に書いてある言葉です。
 他人が遊んでいる時も、
 遊びたいのをじっとガマンして勉強します。
 そうすると、
 ガマンする、
 忍耐強くなる、
 という能力が身につきます。
      ■         ■
 何度も受験に失敗する人もいます。
 私も、
 現役の時に3校落ちました。
 それから必死で勉強しました。
 人生ではじめて味わった挫折感です。
 自分の実力を知った時でもありました。
 人生にはさまざまな、
 失敗、挫折、失望があります。
 楽しいことよりも…
 つらいことが多いようにも思います。
      ■         ■
 そんな、どん底から這い上がるには、
 受験生で身につけた忍耐力が役立ちます。
 人間の一生なんて短いものです。
 どんなに偉い人でも
 どんなにお金持ちでも
 一生を終えて死ぬ時は同じです。
 がんばる力とか、
 耐える力を養うのに、
 受験勉強で努力することは、
 決して無駄ではないと思います。
 必ず人生で役立つことです。

“人生で役立つこと”へのコメントを見る

昔の記憶

社会に出て役立つこと

 昨日の日記
 さくらんぼさんからコメントをいただきました。
 キャリアウーマンになるなら別ですが
 家庭に入るならば
 裁縫や料理
 一般常識などの方が
 数学の難しい問題を解くより
 ずっと役立つと思います。
      ■         ■
 キャリアウーマンでも
 毎日の食事は自分で作ると思います。
 ご主人のためだけではなく、
 子どもさんのお弁当作りもあります。
 どんなに高価な洋服を買っても…
 ボタンが取れた時につけるのは自分です。
 家庭に入らないキャリアウーマンでも、
 裁縫や料理はできないと困ります。
 男性も同じです。
      ■         ■
 一般常識は、
 男性女性も必要です。
 社会に出て役に立つことは、
 センター試験の範囲外にたくさんあります。
 私たちが生涯役立つことの一つに、
 キレイな字があります。
 書道の大家になる必要はありませんが、
 履歴書を書くのは自分の字です。
 毎日の書類はワープロでも、
 婚姻届も死亡届も自筆で書きます。
      ■         ■
 部屋を片付ける能力も、
 男女ともに必要だと思います。
 食事の支度も、
 片付けも、
 男も女もできるのがよいと思います。
 今の私には時間がなくてできませんが、
 仕事を辞めて、
 年中休みになったら、
 家事もいいかなぁ~と思っています。
      ■         ■
 私は縫うのが得意なので、
 裁縫も極めれば上手になれる自信があります。
 小学校の時の家庭科は、
 いつも5でした。
 縫い物も上手で先生に褒められました。
 予備校や塾では、
 受験に必要な科目しか教えませんが、
 キレイな字とか
 料理とか
 裁縫は、
 男性も習うと便利だと思います。
      ■         ■
 医師や看護師などの、
 医療職に就く人は、
 高度な数学の問題よりも、
 他人を思いやる心とか、
 不正をしない正義感とか、
 諦めずに…
 ものごとを最後までやり遂げる忍耐力が
 必要だと思います。
      ■         ■
 こういう能力は勉強しても身につくものではなく、
 友人や先輩から教わったり、
 自身の体験などから得るしかないのかなぁ…
 と思います。
 私が54歳になって思うことは、
 現役で有名大学の医学部に合格した人より、
 何年もかかって苦労して苦労して
 医師免許証を取得した人が、
 人間味のある優しい先生になっている気がします。

“社会に出て役立つこと”へのコメントを見る

昔の記憶

センター試験の問題

 大学入試センター試験が、
 17日18日の2日間で終了しました。
 受験生のみなさんお疲れ様でした。
 自己採点で喜んでいらっしゃる方、
 志望校の変更を検討していらっしゃる方、
 さまざまだと思います。
 ただ、まだ本番の試験もあります。
 決して喜んで舞い上がったり、
 悲しんで落ち込んだりしないでください。
 最後までわからないのが入試と高校野球です。
      ■         ■
 新聞に掲載されていた、
 試験問題をちょっと読んで見ました。
 字が小さいので読みにくいですが、
 私の目でも…
 かろうじて眼鏡なしで読めます。
 問題の中味はチンプンカンプンです。
 あんなに勉強した数学もダメ。
 英語と国語はちょっと?できるかも?
 でも医学部合格は無理です。
      ■         ■
 世の中には、
 頭がよい人がいます。
 教科書や参考書、
 試験問題を、
 一度読んだだけで、
 カメラで撮ったように記憶できる人がいます。
      ■         ■
 そんな人は、
 センター試験も、
 記述式入学試験も
 大学の定期試験も
 医師国家試験も
 一発で合格できます。
 有名大学と言われているところへ、
 現役合格です。
      ■         ■
 私のように丸暗記が苦手な人もいます。
 試験の前にはさんざん苦労します。
 何度も…
 もうダメかぁ?
 と挫折もします。
 同じ箇所を何度も間違ったり、
 ケアレスミスで
 一年を棒に振ることもあります。
      ■         ■
 現在の入試制度が最高だとは思いません。
 世の中で実際に役に立つことを、
 もっとテストできれば…?
 と考えたりします。
 学校の勉強は苦手でも、
 家でご飯をつくるのが上手な子がいます。
 高校生なのに…
 炊事も洗濯も掃除も
 とても上手にできる子もいます。
      ■         ■
 毎日の生活では…
 センター試験で高得点を取って…
 いい大学へ入学して
 いい会社に就職したけど…
 家事は何もできない…
 いい子よりも、
 勉強は苦手だけれど…
 家事は完璧にできる子の方が、
 楽しく生活していたりします。
      ■         ■
 進学校と言われる
 有名大学へたくさんの合格者を出している高校は、
 試験に必要なことは教えてくれますが、
 社会に出て必要な、
 手紙の書き方とか、
 封筒の宛名の書き方などは、
 教えてくれません。
 大学病院の医師になって、
 最初の仕事は…
 紹介状をいただいた先生への、
 手紙の代筆でした。
      ■         ■
 今は紹介状のご返事も、
 PCで書いてしまいますが、
 封筒の宛名までは、
 対応していないことがあります。
 そんな時は手書きです。
 若い人に書いてもらうと、
 キレイに書けない人がたくさんいます。
 センター試験で…
 もっと社会で役に立つ常識を
 テストできたらなぁ…と思います。

“センター試験の問題”へのコメントを見る

昔の記憶

武藤先生の想い出

 私が美容外科医を志したのが、
 平成9年でした。
 大学病院と総合病院の
 形成外科に勤務していても、
 美容外科的な手術は、
 ワキガの手術程度でした。
 それも多くて月に数件。
 とても美容外科医にはなれません。
      ■         ■
 平成10年4月から、
 常勤の副院長として、
 医療法人社団札幌中央形成外科に
 採用していただきました。
 当時の札幌中央形成外科は、
 すすきのにありました。
 東急インの斜向いの角に、
 つむぎビルというビルがあり、
 そこの5階ワンフロアーが
 札幌中央形成外科でした。
      ■         ■
 武藤先生は知る人ぞ知る、
 埋没法の大家です。
 英国の権威ある学会誌に、
 日本人としてはじめて、
 埋没法の論文を書かれました。
 武藤先生は、
 昭和大学形成外科の講師もされ、
 日本の有名な形成外科医を、
 多数育てられました。
 東京の昭和大学から、
 わざわざ札幌まで、
 武藤先生の手術を勉強に来られたそうです。
      ■         ■
 武藤先生のすごいところは、
 大正15年生まれで、
 私の父と同い年なのに、
 英語がペラペラだったことです。
 東京のご出身なので、
 戦後に進駐軍から英語を習ったと伺いました。
 その英語力を生かして、
 多数の国際学会でご発表され、
 英文論文として残されました。
      ■         ■
 本日、武藤靖雄先生の告別式に
 家内と参列させていただきました。
 お孫さんの、武藤悠海(むとうゆうみ)ちゃん
 (英生先生のご長女10歳)が
 弔辞を朗読されました。
 大好きだったおじいちゃんへの
 メッセージが参列者の涙を誘いました。
 武藤先生ありがとうございました。
 先生が亡くなられても、
 先生が残された技術は、
 論文や伝承を通じて、
 これからも日本や世界の美容外科医に残ります。
 どうか安らかにお休みください。
 ありがとうございました。 


札幌中央形成外科副院長時代
武藤靖雄先生撮影

“武藤先生の想い出”へのコメントを見る

昔の記憶

武藤靖雄先生を悼(いた)む

 札幌中央形成外科理事長の
 武藤靖雄(やすお)先生が
 平成21年1月16日午前8時27分に
 ご逝去なさいました。
 心からご冥福をお祈り申し上げます。
 お通夜:1月17日午後6時
 告別式:1月18日午前9時30分
 札幌市中央区南2条西21丁目
 瑞龍寺花園会舘
 喪主(妻)武藤紀子 様
 施主(長男) 武藤英生 先生
 (医療法人社団札幌中央形成外科院長)
      ■         ■
 私が武藤先生とはじめてお会いしたのが、
 日本形成外科学会の学術講習会でした。
 先生は講習会の講師で、
 私には雲の上のような存在でした。
 私が釧路労災病院形成外科に勤務していた頃でした。
 たまたま武藤先生が、
 昔、手術をなさった患者さんが
 釧路労災病院形成外科を受診されました。
      ■         ■
 当時の私はまだ30歳くらいでした。
 美容外科の知識もなかったので、
 釧路→札幌まで行って、
 武藤先生に診察を受けるようにお話ししました。
 武藤先生のところで、
 手術を受けられた患者さんの術後のケアーを
 釧路労災病院でさせていただきました。
 これが私と武藤先生のつながりのはじまりでした。
      ■         ■
 その後、私は釧路労災病院→
 函館中央病院→
 市立札幌病院と転勤しました。
 市立札幌病院に勤務していた時に、
 武藤先生の手術を見せていただきました。
 私が医師になったのが約30年前です。
 医学部では二重まぶたの手術法は教えません。
 今でも、二重の手術法を教えている医学部は、
 ほぼゼロだと思います。
      ■         ■
 私がはじめて美容外科で、
 二重の手術を見せていただいたのが、
 札幌中央形成外科の武藤靖夫先生でした。
 まるで手品を見ているようでした。
 (武藤先生は手品の名人でした)
 大学病院や総合病院にしか
 勤務したことがない私は、
 武藤先生の患者さんに対する姿勢を拝見して、
 カルチャーショックを受けました。
      ■         ■
 『患者さんではなく、お客様です』
 忘れられない言葉です。
 美容外科医へ転向しようか?
 と30台後半で考えたことがありましたが、
 武藤先生のお仕事ぶりを拝見して、
 自分には無理だ!
 と一度は美容外科医になるのを諦めました。
 その後、私は市立札幌病院→
 帯広厚生病院へと転勤しました。
      ■         ■
 平成9年4月のことでした。
 私が東京の学会へ出張中に、
 武藤先生からお手紙をいただきました。
 そのお手紙には、
 副院長として札幌中央形成外科へ迎えたいという、
 私には身に余る光栄なお手紙でした。
 妻や両親とも相談して、
 武藤先生ご夫妻とお会いしました。
      ■         ■
 北大形成外科の杉原平樹教授に許可をいただき、
 一年後の
 平成10年4月に
 私は札幌中央形成外科の
 副院長にしていただきました。
 副院長に就任するまでは、
 毎週、土曜日(休日)に
 帯広から札幌まで通い、
 武藤先生に手術を教えていただきました。
      ■         ■
 患者さんへの接し方など、
 美容外科医としての心得は、
 この時に武藤先生から教えていただいたものです。
 今でも足もとにも及びませんが、
 先生の教えは深く私の脳裏に焼きついています。
 その後、
 私は札幌医大から形成外科講師として呼ばれ
 札幌中央形成外科は、ご子息の英生先生が
 後継者となられることになりました。
 武藤先生は日本を代表する美容外科医でした。
 心からご冥福をお祈りいたします。


故 武藤靖雄(やすお)先生

“武藤靖雄先生を悼(いた)む”へのコメントを見る

医学講座

刺青(いれずみ)の除去

 弁護士の高橋智先生の日記に、
 刺青のことが記載されていました。
 以下に一部を抜粋させていただきます。
 刑事事件で国選弁護に関わっていると、
 被告人の中には、
 刺青をしている男性が非常に多い。
 過去に暴力団に関与したことがある男性が殆どだが、
 中には、
 女性の被疑者で全身に刺青があるという人もいた。
      ■         ■
 検察官の中には、
 公判廷で決まって被疑者に刺青はあるのか
 と質問する方がいた。
 被告人が、弁護人に対して、
 かっこよく更生しますと誓ってくれた後、
 検察官の質問に対して、
 刺青が全身に入っています等と答えると、
 結構ダメージが大きい。
      ■         ■
 刺青は、あちらの世界に入って
 二度と戻らないためにするものだから、
 被告人の更生可能性を阻害する事由の一つになるし、
 「それほどまでに暴力団と深く関わっていたのか、
 暴力団から本当に抜けられるのだろうか」
 という思いを裁判官に抱かせてしまう
 という効果がある。
 (以上、2009/01/08Sammy’sダイアリーより引用)
      ■         ■
 私が形成外科医として申し上げたいのは、
 美容外科や形成外科へ行って、
 高いお金さえ出せば、
 刺青が消せる?という誤解です。
 レーザーでキレイになるのは、
 刺青のほんの一部です。
 高価なレーザー機器を売るために、
 外国人でキレイになった写真を、
 レーザーのパンフレットに記載しています。
      ■         ■
 刺青治療は、
 決して簡単ではありません!
 レーザーで消えるのは、
 墨汁(ぼくじゅう)で入れた浅い刺青だけです。
 深い刺青は、レーザーでも消せません。
 またレーザーをかけると、
 かけた部分だけ赤くなるので、
 黒い刺青を除去して、
 白っぽいキズが残り、
 結果的に、もともとの、
 絵柄とかとかが、
 残る可能性が大きいのです。
      ■         ■
 高いお金を払っても、
 元のキレイなお肌に戻すことは、
 できないのです。
 取りたい理由として、
 男性で多いのは、
 自衛隊入隊での身体検査です。
 入隊時には、
 必ず医官(医師)による身体検査があります。
 来月、身体検査があるので、
 ○○日までにキレイにしてください!
 と懇願されても、
 まず100%無理です。
      ■         ■
 女性で多いのは、
 外国でファッション感覚で入れた。
 日本でおしゃれのつもりで入れた。
 というような刺青です。
 花柄やきれいな絵柄もありました。
 付き合っていた男性の名前を、
 イタズラで入れたけれど別れた
 などなど、たくさんの刺青を見ました。
      ■         ■
 私がお願いしたいのは、
 どうか刺青を入れないでください
 せっかく親からいただいた
 キレイな皮膚です。
 刺青は
 プチ整形とは訳が違います。
 安易に刺青を入れないで!
 キレイにとるのは至難のワザです。
 刺青のレーザー治療は、
 札幌スキンケアクリニックをおすすめしています。

“刺青(いれずみ)の除去”へのコメントを見る

院長の休日

電子申告の問題点

 昨年から何度か、
 電子申告について書いています。
 税務署からのお知らせには、
 オンラインでらくらく
 とか
 自宅やオフィスのパソコンから
 インターネットを利用して送信するだけで
 簡単に手続きを済ませることができます。
 と書かれています。
 私は見事にこの誇大広告に引っかかりました。
      ■         ■
 2008年7月16日の日記では、
 平成20年7月13日付け朝日新聞、
 声の欄に投稿された、
 税の電子申告
 親切な手引を
 藤村義雄さん70歳(埼玉県杉戸町)
 税金を銀行から振り込んだのに
 パソコンからの申告操作ミスで、
 税務署に受理されていなかったために、
 未申告として
 追徴金2万円余りを納めました。
 という悲惨な例もご紹介しました。
      ■         ■
 電子申告でデーターを送信すると、
 以下のデータを受信しました。
 受信したデータは現在審査中です。
 後ほど、メッセージボックス一覧表示で
 審査結果を確認してください。
 この即時通知を後で再度確認する場合は、
 印刷又は保存を行ってください。
 という表示が出ます。
 親切なマニュアルや手引書もないので、
 ふつうの人はこれでできた!と思います。
      ■         ■
 私はこの数ヵ月間、
 埼玉県の藤村義雄さん(70歳)の
 敵(かたき)をとるつもりで、
 札幌中(なか)税務署に電話しまくりました。
 簡単便利なイターックスがわからないので、
 簡単手短(てみじか)に教えてください!
 と何度も電話しました。
 担当者には気の毒なことをしました。
      ■         ■
 何度か質問をしましたが、
 この道何十年のベテラン税務署員ですら、
 e-Taxは大変そうだ!
 ということがよくわかりました。
 コールセンターなどでは、
 一人一台のPCが当たり前ですが、
 どうやら税務署には、
 e-Taxに接続できるPCが多くはなさそうです。
      ■         ■
 簡単便利と宣伝するからには、
 今年入ったばかりの税務署員が、
 一週間も研修すれば、
 十分指導も対応もできそうですが、
 ちょっと細かなことになると、
 ベテラン税務署員ですら、
 少々お待ちください!
 と苦戦している様子がわかりました。
 その後、折り返しご連絡いたしますと、
 親切に教えていただきました。
      ■         ■
 私が得た結論は、
 e-Taxは簡単ではありません。
 ただ、一度覚えてしまえば、
 HP作りやワード、エクセルなどと同じで、
 とても便利なものです。
 さくらんぼさんにも、
 電子申告をおすすめします。
      ■         ■
 e-Taxの一番の利点は、
 税の仕組みがわかることです。
 わからない点は税務署に確認すれば、
 親切に教えてくれます。
 税務署の担当者が指示するように申告すれば、
 後から追徴されるわけがありません。
 PCをお持ちのみなさん、
 大変ですが電子申告を使いましょう。
 5,000円の還付は今年までです!

“電子申告の問題点”へのコメントを見る

医学講座

よかった♪

 さくらんぼさんから、
 うれしいお知らせをいただきました。
 2009年1月13日(火)脳動脈瘤の疑いで、
 再検査を受けられました。
 結果は、異常なし。
 2008年12月26日(金)にMRI検査を受けられてから、
 18日間は長かったと思います。
 ほんとうによかったと思います。
      ■         ■
 医者を長くやっていると…
 どうして?
 この人がこんな病気に…
 という状況に遭遇することがあります。
 世の中には、
 神も仏もいないのか…?
 どうして神様は?
 こんなにいい人に…
 むごい仕打ちをするの?
 ということを経験します。
      ■         ■
 病院で検査を受けて、
 悪性の可能性がある…
 とか
 手術をしなければならない…
 とか
 医師から宣告されたとします。
 状況がよくわからないまま、
 とても不安になります。
      ■         ■
 自分はもしかしたら…
 死ぬんじゃないか…?
 とか
 もう長くは生きられない…?
 とか
 今まで考えたこともないことを、
 毎日、真剣に考えるようになります。
 病気を宣告されてからでは、
 生命保険に入ることもできません。
      ■         ■
 病気以外でも、
 不慮の事故に巻き込まれたり、
 犯罪被害者になることもあります。
 米国発の大不況で、
 日本企業が壊滅的打撃を受けているように、
 自分自身が、
 病気や事故で打撃を受けることがあります。
 医師や看護師などの医療従事者は、
 そうした人をサポートするのが仕事です。
      ■         ■
 私は特定の宗教を信仰していません。
 でも、毎年、初詣(はつもうで)には行きますし、
 厄年(やくどし)にはお祓(はら)いも受けます。
 どんなに真面目に生きていても、
 自分の力だけでは、
 どうにもできない不幸災難
 遭遇することがあります。
 そういう時に、
 とても不安になります。
      ■         ■
 この不安を取って
 少しでも安心させてくれるのが、
 他の人からのサポートです。
 医療に従事する人は、
 病気で苦しんでいる人の、
 不安をとる
 のが職務です。
      ■         ■
 病気以外のことでも、
 自分自身で解決できないことは、
 よいサポーターを見つけると楽になれます。
 私もたくさんの人に、
 サポートしていただいています。
 さくらんぼさん
 ほんとうによかった♪ですね。

“よかった♪”へのコメントを見る

昔の記憶

成人の日2009

 昨日、平成21年1月12日は成人の日でした。
 昨年も、一昨年も成人の日に書いています。
 街では、晴れ着姿のお嬢さんが目立ちました。
 今年、新成人を迎えた人は、
 昭和63年から平成元年生まれです。
 平成生まれの新成人に、
 感慨深いものがあります。
 札幌美容形成外科のカルテにも、
 平成生まれの方が多数いらっしゃいます。
      ■         ■
 私は不遇な青春時代を送ったので、
 成人の日は予備校で迎えました。
 昭和49年、1974年のことです。
 当時は19歳で成人式の案内状が来ました。
 来年も予備校で正月を迎えたくない!
 というのが想い出です。
 風邪を引かないように気をつけて、
 運動不足は家の雪かきをして解消。
 朝から夜まで勉強していました。
      ■         ■
 当時でも、
 医学部には3浪も4浪もして入る人がいました。
 一番苦労された人は、
 8浪でした。
 8年間勉強を続けて合格されました。
 今では立派な先生になられ、
 医院も盛業中です。
 何年かかっても、
 初心を貫いたのはすごいことだと思います。
      ■         ■
 青春時代には、
 ニキビの悩み
 恋の悩み
 容姿の悩み
 たくさんの悩みがあるものです。
 私がお手伝いできるのは、
 容姿の悩み程度ですが…
 新しい人生の門出のお手伝いができます。
 お悩みの方は、
 是非勇気を出していらしてください。

“成人の日2009”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ