医学講座
第60回日本形成外科学会(大阪)①
第60回日本形成外科学会(大阪)
創立1958年と形成外科学会のマークに書いてあります。
今年は第60回、
形成外科の還暦を祭るがテーマです。
還暦から2年が過ぎ、
今年63歳になる私には、
感慨深いものがあります。
■ ■
今日は朝9:00から、
英語の発表を聞きました。
ISAPS-JSPRS Joint Symposium1
Prevention and Treatment of Lower Lid Mal Position
Dirk F. Richter (Department of Plastic and Reconstructive Surgery at Dreifaltigkeits-Hospital in Wesseling / The University Bonn, Germany)
Periorbital Rejuvenation Up to Date
Dirk F. Richter (Department of Plastic and Reconstructive Surgery at Dreifaltigkeits-Hospital in Wesseling / The University Bonn, Germany)
Frowning – An underestimated Complication of Upper Blepharoplasty – Etiology, Treatment , and Prevention
Chang-Chien Yang (Artwood Plastic Surgery Clinic, Taiwan)
The Warning Signs of Difficult Formation of Double Fold
Chang-Chien Yang (Artwood Plastic Surgery Clinic, Taiwan)
■ ■
最初の2つはドイツの、
Dirk F. Richter先生、
次の2つは台湾の、
Chang-Chien Yang先生でした。
ドイツでも、
台湾でも、
ひどい手術をする医者がいました。
驚きました。
■ ■
ドイツのRichter先生が出された患者さんは、
一般外科医が、
女性の下眼瞼(下まぶた)の手術をしました。
信じられないような、
世界仰天ニュースに出るような、
悲惨な結果になっていました。
それを何回も手術をして治していました。
ドイツにも悪徳医師がいるようです。
■ ■
台湾のChang-Chien Yang先生は、
昨年の福岡の日本形成外科学会でも発表をお聞きしました。
台湾人の目は、
日本人と同じです。
とても勉強になります。
【怒】二重がうすくなった【怒】
【怒】二重の幅が狭くなった【怒】
【怒】左右差がある【怒】
■ ■
世界中どこに行っても、
形成外科医は大変だなぁ~
台湾で手術をしても、
上手な先生と、
下手な先生がいるんだなぁ~
毎回学会に出て感じることです。
どうやって、
少しでも患者さんに怒られないように、
きれいな目を作るのか勉強しています。
医学講座
学会参加証【ネームカード】
明日から第60回日本形成外科学会が大阪で開催されます。
今日は札幌→大阪への移動日です。
大阪は桜が満開でしたが小雨です。
学会長は、
日本形成外科学会理事長の、
大阪大学形成外科の細川瓦ほそかわこう教授です。
私と同年代で、
昭和29年9月生まれの先生です。
■ ■
便利な時代になりました。
学会プログラムは、
スマホやタブレットで読めます。
重いプログラムを持ち歩かなくても、
iPhoneがあれば、
どこでも読めます。
とても便利です。
■ ■
はじめて学会発表をしたころは、
とても緊張しました。
準備にとても時間がかかりました。
私は忘れたことはありませんが、
発表原稿を忘れたり、
スライドを忘れた先生がいました。
今はパワーポイントのデーターさえあれば、
原稿を忘れても何とかなります。
■ ■
今の時代になっても、
忘れてはいけないのが、
学会参加証です。
胸につける名札みたいなのです。
前登録といって、
あらかじめ登録して送ってもらいます。
これを忘れると大変です。
■ ■
学会運営は学会屋さんと呼ばれる、
専門の業者さんです。
参加章を忘れると、
当日またお金を払わなくてはなりません。
参加証は、
専門医更新のためにも必要です。
出発前に確認し、
忘れずに持って来ました。

院長の休日
奥さんの運転免許更新2017
日本形成外科学会のため、
4月11日(火)~4月14日(金)まで休診です。
今年はうちの奥さんの運転免許更新です。
休診日の間に免許更新に行くそうです。
本間家は2人ともゴールド免許です。
私62歳、
奥さん60歳です。
免許証返納まであと何年かなぁ~?
もう少し乗れると思います。
■ ■
運転免許証で一番気になるのが、
【写真】です。
昨年の院長日記を見ると、
免許証写真に美しく写る方法が載っていました。
おそらく忘れているだろうから、
今日教えてやります。
いい方法だと思います。
■ ■
免許証写真に美しく写る方法
2016年4月の林先生の初耳学です。
TBS系列の番組です。
放送の要点をお教えします。
私がなるほどと思ったのは、
写真を撮る瞬間に、
3、2、1で
パッと目を開ける。
そうすると、
瞳孔が開いて目が大きく見える。
■ ■
目を閉じた写真だとNGなので、
目をつぶったら撮り直しになると思います。
3、2、1で目を閉じた状態から、
瞬間的に目を開くと、
黒目が大きく出ます。
そうすると運転免許証でも写真写りがよくなります。
納得です。
■ ■
着ていく服の色にも影響されます。
きれいに写る服の色は白です。
レフ板効果で顔に光が当たり、
肌色がきれいに見えます。
着てはいけない服の色は黄色。
青のバックと補色で浮いてしまうためです。
顔が黄色く見えます。
黒の服も顔が暗く見えるのでダメだそうです。
■ ■
芸能人でも、
運転免許証の写真は指名手配の犯人みたいでした。
ちょっとしたコツです。
次回の運転免許証更新の時には、
白い服を着て行って、
3、2、1で
えいっと目を開いて撮りましょう。
きっといい写真になります。
番組に感謝です。


2004年

2009年

医学講座
かわいい孫の譲、奪った雪崩事故
平成29年4月9日(日)、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
かわいい孫の譲、奪った雪崩事故
農業 橋爪和雄(山梨県 88)
栃木県のスキー場付近で登山講習会に参加していた高校生ら8人が雪崩事故で亡くなった。私は、かわいい孫の浅井譲を失った。雪崩注意報が出ていたのに、主催した県高体連登山専門部がなぜ中止にしなかったのかわからない。
責任者は、3人で話し合って訓練の実施を決め、経験から「絶対安全だと判断した」と話していた。改悛(かいしゅん)の態度には見えなかった。
譲は娘の初産の子。我が家の近くの病院で生まれ、優しく、賢く育った。あの日、「おじいちゃん、苦しいよ」という悲鳴が脳裏を走ったが、身代わりになれなかった。
妹(11)は葬儀で、「大好きなお兄ちゃんが、あの世から帰って来て、また会うことができるまで、千鶴は生き続けるから、必ず帰って来てね」と語りかけた。
父・慎二は冷静かつ穏やかに「譲の死を無駄にしないためにも、二度と再びこのような悲惨な事故の犠牲者を出さないような社会にすることをただ願っている」と述べた。
私は、前途有望な少年たちを死に追いやった事故は、明らかに人災であり、裁かれなければならないという思いをぬぐい去ることはできない。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
朝日新聞を読んで、
涙が出ました。
こころから故浅井譲さんのご冥福をお祈りいたします。
おじいちゃんの宝物。
譲は娘の初産の子。
我が家の近くの病院で生まれ、
優しく、
賢く育った。
あの日、
「おじいちゃん、苦しいよ」という悲鳴が脳裏を走ったが、
身代わりになれなかった。
■ ■
身代わりになれるものなら、
自分が孫の身代わりになりたかった。
とてもよくわかります。
私も同じ気持ちです。
残念な事故です。
二度と起こしてはならない人災です。
投稿者の橋爪さまと同じ気持ちです。
■ ■
私は、
30代後半を、
市立札幌病院で働きました。
それまで見たこともないような、
重度の外傷患者さんを診ました。
亡くなった患者さんもたくさんいらっしゃいました。
人生観が変わりました。
ドナーカードを持つようになりました。
■ ■
救命救急センターに患者さんが搬送されると、
医師も看護師も、
懸命に治療します。
搬送された患者さんが、
前途有望な若者だと、
何としても救命しようと思います。
心肺停止で搬入されても、
最後まで懸命に救命します。
■ ■
お父様のお言葉。
譲の死を無駄にしないためにも、
二度と再び
このような悲惨な事故の犠牲者を出さないような社会にすることを
ただ願っている
二度とこのような事故がない社会になってほしいです。
犠牲者のご冥福をお祈りしています。
医学講座
高須克弥先生のお言葉【梅澤文彦先生ご逝去】
平成29年4月7日に届いた、
日本美容外科医師会ニュースです。
高須克弥先生が書かれた追悼文が掲載されていました。
謹んで引用させていただきます。
日本美容外科医師会ニュース2017年3月31日発行、117号
梅澤文彦医学博士がご逝去
平成29年1月19日に梅澤文彦先生がご逝去されました。83歳でした。
梅澤先生は1960年に慶応大学医学部をご卒業された後、十仁病院の院長として診療を行うと同時に多くの後進の指導にあたられてきました。
十仁病院は1933年「美は医の頂点にあり」をポリシーとし、故・医学博士梅澤文雄先生が開院されました。以来今日まで世界における美容整形のパイオニアとして常に最先端の技術と豊富な症例に基づき美容整形の普及とレベルアップに努められてきましたのは周知の通りです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
梅澤文彦 医学博士
十仁病院 院長
一般財団法人日本美容医学研究会 会頭
一般社団法人日本美容外科学会 会頭
国際美容外科学会 会長
■ ■
さようなら梅澤文彦先生
また会う日まで
日本美容外科医師会会長 高須克弥
御訃報に接し、ただ茫然自失しております。梅澤文彦先生の温容に接することも、そのお声を聞くこともできなくなってしまいました。
先生は小生の十年先輩でありました。全ての人がいずれは極楽浄土に旅立たねばならないと、僧侶である小生は悟っていたつもりでありましたが、やはり先生が去ってしまわれた今、先が暗くなり、どうにもならない空虚を覚え、哀切とも痛惜とも言いようのない気持ちを味わっております。
先生と初めてお会いしたのは42年前でした。小生は30歳、文彦先生は40歳。それ以来小生は先生を学会では親分、私生活では兄貴として付き従っております。
当時、御尊父の梅澤文雄先生を盟主とする、現在の美容外科学会の前身である美容医学研究会は、修羅場を潜り技けた梁山泊の壮士のような美容整形の先生方の集まりでありました。
怯える田舎者の小童を優しく導いてくださった十仁病院の若君への御恩は忘れることが出来ません。私淑し忠誠を誓って今までお仕えしてきました。
アメリカ美容外科学会のリチャード・ウエブスター先生や国際美容外科学会のジョルジオ・フイッシャー先生、国際脂肪吸引学会のピエール・フルニエ先生、大韓美容外科の朴萬龍先生、南米美容外科学会のイヴォピタンギ先生… 梅澤文彦先生と二人三脚で世界中に人脈を拡げ、日本で盛大に国際学会を何回も開催しました。
小生が仲間入りさせていただいた当時は日陰ものだった美容外科が、梅澤先生のアイデアと仁徳で大発展し、韓国や中国でも美容整形ブームが起こりました。指導した日本美容外科学会がアジアの美容外科界の盟主になりました。梅澤会頭はどこに行っても超VIPでしたね。面白かったですね。あの輝かしい日々がつい昨日のことのように思えます。
梅澤文彦先生、高須克弥は先生の忠臣であり、子分であります。これからも後を慕ってお供して行きます。そちらでしばらくお待ちください。
転生して、この次は、二人でもっと面白いことして遊びましょう。

「東方美容外科学会」重慶。ご機嫌な梅澤会頭。
梅澤先生の補佐ができて幸せでした。
(日本美容外科医師会ニュースより引用)
■ ■
梅澤先生と高須先生の二人三脚で、
日本美容外科学会が成長しました。
私が参加しはじめた頃は、
高須先生が活躍されていました。
高須先生の国際学会では、
私も発表させていただきました。
なつかしい思い出です。
■ ■
私は、
日本人の美容外科に対する悪いイメージを、
♡いいイメージ♡にしてくださったのが、
高須克弥先生だと思います。
今のTVCMを見ても、
高須先生のお気持ちが理解できます。
プチ整形という言葉を考えられたのも、
高須克弥先生です。
■ ■
高須先生のお言葉通り、
日陰ものだった美容外科が、
梅澤先生のアイデアと仁徳で大発展し、
韓国や中国でも美容整形ブームが起こりました。
指導した日本美容外科学会が
アジアの美容外科界の盟主になりました。
梅澤先生が亡き後も
高須克弥先生が、
日本美容外科学会を発展させてくださることを願っています。
梅澤先生のご冥福をお祈りしています。
医学講座
フィブラストスプレー【査定】
保険医療機関にとって、
毎月、
月はじめは憂うつな時期です。
レセプト請求という、
保険請求業務があります。
毎月5日から10日までの間に、
前月分を請求します。
【お金】がかかっています。
■ ■
このレセプトを基金というところでチェックして、
翌月の20日過ぎに、
銀行口座に振り込まれます。
これが、
保険医療機関の大きな収入源です。
請求を間違ったり、
不適切な請求があると、
【お金】をもらえません。
■ ■
大きな病院では、
毎年の予算を組む時に、
【査定減】という、
【赤字】を、
最初から予算に組んでおきます。
どんなに適正な医療をしても、
保険者という支払者側が、
一方的に査定することがあります。
■ ■
興味深いのは、
健康保険の大元である、
厚生労働省管轄の病院でも、
査定されることがあります。
私は平等でいいことだと思います。
厚生労働省管轄の病院で働くのは、
私と同じような、
ふつうの感覚を持った医師です。
患者さんのためなら、
【査定減】を覚悟で治療することもあります。
■ ■
札幌美容形成外科のような民間の医療機関は、
【査定減】が増えると、
倒産の危機です。
せっかく治療したのに、
保険者から、
【お金】をもらえないと、
【赤字】になります。
札幌美容形成外科は査定減が少ないのですが、
最近、査定減が目立つようになりました。
■ ■
2017年4月に届いた、
再審査等支払調整額通知票で、
フィブラストスプレーを査定されました。
B:療養担当規則等に照らし、医学的に過剰・重複と認められるもの
…がペナルティの理由です。
査定内容です。
フィブラストスプレー250 250μg(溶解液付)1瓶 860×1
これを、
フィブラストスプレー250 250μg(溶解液付)0.2瓶 187×1
8600円の請求を1870円に減らされました。
6730円損をしました。
■ ■
私の院長日記は同業の先生にも読んでいただいています。
患者さんは他院で腹部の手術後に、
難治性の潰瘍となった方です。
紹介状持参で来院されました。
フィブラストスプレーの適応だったので、
私が患者さんに使い方を説明して、
患部に噴霧して、
処置の仕方もご説明いたしました。
■ ■
問題は、
処置に使ったフィブラストスプレーの量です。
噴霧して使う薬剤なので、
一度に一瓶全部は使い切りません。
保険者は、
使った分だけしか認めませんでした。
それが1870円です。
保険者の言い分もわからなくはないです。
でもこの薬は高いお薬です。
■ ■
使う前に必ず患者さんに説明しています。
今までの治療で治らなかったので、
高いですがいいお薬があります。
お使いになりますか?
患者さん:お願いします。
そこで、
私がパッケージを開封して、
液を調整して、
実際に処置をしました。
■ ■
高いお薬なので、
処置に使った残りを、
患者さんに持って帰っていただきました。
ご自宅で処置に使っていただき、
他院で治らなかったキズは、
ちゃんと治りました。
ところが、
札幌美容形成外科は【査定】を受けました。
■ ■
メーカーの科研製薬に確認したところ、
フィブラストスプレーを処置に使った場合は、
一回分しか算定できないそうです。
ですから、
私のような場合は、
たとえ処置に使っても処置薬剤としては算定せず、
一本処方したことにして、
処方料も算定すると
【査定】は受けないそうです。
■ ■
でも、、、
そうすると、
厳密には不正請求になります。
私は不正は大嫌いなので、
そんな請求方法はしません。
調整方法が難しい、
高価なお薬は、
しっかり説明をして、
しっかり処置の仕方を教えて、
はじめて薬の効果が得られます。
製薬メーカーには、
【査定減】にならない使い方を、
ぜひ厚生労働省に認めてもらってほしいです。

科研製薬HPより引用
医学講座
見えないところを丁寧に手術する
立派なマンションを購入したら、
土台に使ったくいが不十分で、
マンション全体を取り壊すことになった、、、
そんな話しがありました。
マンションを購入する時は、
販売した会社や、
建設会社を、
信用して買います。
有名な会社なのに残念な結果になることもあります。
■ ■
美容外科も同じです。
有名な美容外科で、
有名な先生が手術をしたのに、
キズが目立つ(泣)
…という患者さんを診ました。
私:手術時間はどの位でしたか?
患者:40分くらいでした
私:うちだっら倍以上かかります
■ ■
形成外科の手術は、
皮下縫合とか
真皮縫合しんぴほうごう
…という抜糸しない、
患者さんからは見えない部分を、
いかに丁寧に手術するか?で、
手術後の傷が決まります。
■ ■
私が行うであろう真皮縫合の、
半分以下で済ませる美容外科があります。
理由は、
時間をかけて手術をすると、
売上が減るからです。
マンションのように、
全棟建かえにはなりませんが、
せっかく手術を受けたのに傷が気になります。
■ ■
私は、
たとえ偏屈と言われても、
ストイックと言われても、
形成外科医として不満足な手術はしません。
見えない部分こそ、
手を抜かずに、
丁寧に手術をするのが、
ほんとうの形成外科医だと思っています。
医学講座
十仁スピリット2017
梅澤文彦先生のご冥福をお祈りして、
私の思いを書いてみます。
今の日本で、
一番多く美容外科手術をしているのは、
派手に宣伝しているチェーン店の美容外科です。
自由診療なので、
宣伝量と価格競争で手術件数が決まります。
■ ■
手術件数が多いと、
手術によるトラブルもあります。
形成外科専門医と美容外科専門医を持った先生が手術をしても、
大きな事故が起こることがあります。
初期研修終了直後の、
なんちゃって美容外科医や、
なんちゃって美容外科医の、
ちょっとお兄ちゃん美容外科医が、
事故を起こすことがあります。
■ ■
美容外科の老舗には、
十仁病院や、
高須クリニックがあります。
この2つの美容外科には、
なんちゃっての先生はいません。
優秀な美容外科医がいます。
形成外科専門医を持っていて、
さらに経験を積んだ先生たちです。
■ ■
2017年4月現在で、
日本の医学部で、
美容外科を標榜している大学がいくつかあります。
残念なことですが、
大学病院で行われる美容外科手術は、
きわめて少ないのが現実です。
大学病院に、
わざわざ美容外科手術で来る患者さんは少ないのです。
■ ■
形成外科専門医を持っていても、
実際に美容外科を学ぶのは、
大学病院や公立病院の形成外科ではなく、
アルバイト先の美容外科です。
今、日本で活躍している、
形成外科専門医を持った美容外科医も、
美容外科を学んだのは、
有名で患者さんが多い市中の美容外科です。
■ ■
十仁スピリット
2008年5月12日の院長日記です。
こんなことを書くと、
十仁病院の梅澤先生に叱られるかもしれません…
私が勝手につけた名前です。
私に美容外科を指導してくださったのは、
中央クリニック新宿院の日高士郎先生でした。
日高先生は、東海大学医学部をご卒業後、
正確に言うと、東海大学在学中から…
美容外科に興味を持っていらした先生です。
■ ■
日高先生に形成外科の講義をなさったのが、
東海大学形成外科の谷野隆三郎教授でした。
日高先生は東海大学卒業後に十仁病院へ入職。
私が形成外科医として経験したのと同じ歳月を、
美容外科医として活躍された、生粋の美容外科医です。
日高先生と中央クリニック新宿院で、
ご一緒に手術をさせていただいた日々は、
私にとって何物にも代えがたい、
貴重な財産となりました。
■ ■
2002年(平成14年)春に札幌医大をクビになって、
毎日落ち込んでいて…
うつ病になりかけていた私を救ってくれたのが、
日高先生と中央クリニック新宿院のスタッフでした。
人生でもっとも辛かった時期でした。
この時期に、
日高先生から教えていただいたのが、
十仁スピリットです。
■ ■
日高先生から教えていただいた…
美容外科スピリット。
美容外科は技術だけでは食べて行けません。
お客様のニーズに合わせた手術や治療を提供できるのが
美容外科だと日高先生から教えていただきました。
私はまだまだ修行が足りません。
横柄な形成外科医のままです。
自分の考えに合わない手術はお引き受けしていません。
■ ■
十仁系の日本美容外科学会に出席すると…
この美容外科スピリットが気になります。
私は自分の技術を安売りするつもりはありません。
ただ、自分の技術を押し売りしてはいないか?と反省します。
つまり、切らない手術を希望される方には…
たとえ数年後には効果が少なくなる方法でも…
お客様のニーズに合わせた手術を売ることができるのが
真の美容外科医のような気がします。
■ ■
その意味で、梅澤先生や高須先生の率いる、
日本美容外科学会(十仁系)は、貴重な存在だと思います。
私たち形成外科医は、
技術重視のあまり…
顧客の要望に耳を貸さない風潮がある?
ような気がしています。
美容外科が、大学病院よりも、
新橋駅前で繁盛したのは…
お客様に支持された賜物だったと感じています。
心から梅澤文彦先生のご冥福をお祈りしています。
医学講座
梅澤文彦先生ご逝去
昨日、日本美容外科学会新聞、
2017年3月31日(金)
第021号が届きました。
そこに、
梅澤文彦先生の訃報が掲載されていました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
偉大な先生でした。
■ ■
梅澤文彦先生ご逝去
梅澤文彦先生が、本年1月19日未明にご逝去されました。
先生はまさに日本の美容外科のパイオニアであり、美容医療を日本に根付かせ発展させた最大の功労者でありました。
また戦後、美容外科医学の元祖とも言える十仁病院の院長として実践面においても自ら美容医学の技術の発展に尽力されました。
当学会は先代の梅澤文雄先生の時代の1966年、当時の文部省から認可され、文彦先生が継承された1985年には、第2回国際美容外科学会も学会長として日本で開催致しました。
先生は「美容も立派な医療であり、人を幸せにする医学である」ということを広く定着させることに生涯をかけて尽力されて来られました。
その後、学会長の皆様、理事の皆様、その他各方面の方々のご協力により、当学会は着実に発展してきて、本年5月には「第105回日本美容外科学会」が森上和樹学会長のもと盛大に開催されることとなり、梅澤先生も大変喜んでおられることでしょう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
保志名 勝

(以上、日本美容外科学会新聞より引用)
■ ■
とても残念で悲しいです。
2016年11月8日のFBには、
胃カメラしてきました。
問題ありませんでした!

フェイスブックより引用
上の写真が載っていました。
■ ■
毎年の日本美容外科学会では、
最前列でしっかり見ていらっしゃいました。
私の記憶が正しければ、
梅澤文彦先生は、
1934年1月(昭和9年1月)生まれで、
83歳です。
まだまだお元気でご活躍していただきたかったです。
■ ■
私が札幌医大を追い出されて、
中央クリニック札幌院の院長に就任したのが、
2002年でした。
今から15年前です。
当時は、
日本形成外科学会専門医が、
十仁系の日本美容外科学会(JSAS)に参加するのは、
おきてやぶりのような感じでした。
■ ■
チェーン店の美容外科に就職するのも、
ご法度という雰囲気がありました。
ですから、
私は国際学会でしか発表しませんでした。
上海の学会に着いたら、
十仁病院院長の梅澤文彦先生が
わざわざ私のところへいらしてくださり
「先生ようこそこの学会にいらしてくださいました」
とおっしゃってくださいました。
■ ■
少し肩身の狭い思いで参加した私は、
VIPの梅澤先生から歓迎されて、
とても嬉しく思いました。
上海の学会では韓国や台湾、中国の先生と親しくなりました。
日本に帰ってから
韓国の先生から韓国へ講演に来てくれないか?
…とメールをいただきました。
■ ■
今でこそ日本美容外科学会(JSAS)に、
現役の形成外科教授が参加して、
特別講演をする時代になりました。
日本形成外科学会の偉い先生の中には、
日本美容外科学会(JSAS)を嫌う先生もいます。
でも、
私は十仁病院院長梅澤文彦先生の、
寛容な心を忘れません。
梅澤先生安らかにお休みください。
日本美容外科学会に迎えてくださり、
ほんとうにありがとうございました。
医学講座
美容外科医の特徴
今日は2017年4月3日(月)です。
今日から新しい仕事の方もいると思います。
通勤途中で、
新人と思われる、
若い方を見かけました。
ちょっと不安そうに、
期待に胸をふくらませて歩いていました。
■ ■
つたない院長日記が、
意外なところでヒットして、
相談メールをいただくことがあります。
住所
氏名
電話番号
相談内容
までしっかり書いてあるのに、
肝心の
どこのクリニック?
何先生?
…が書いていないことがあります。
■ ■
ちゃんと書いてくれればわかるのに、、、
…と思うことがあります。
美容外科医によって、
手術に特徴があります。
私なら絶対にしない手術でも、
やってくれる先生もいます。
その代わり、
手術後にはかなり腫れる先生がいます。
■ ■
私は形成外科専門医で、
2つの日本美容外科学会に毎年出ています。
大手美容外科の、
初期研修終了後のお兄ちゃんみたいな先生、
お化粧が上手なお姉ちゃん先生のことは知りません。
でも、
全国に知っている先生がたくさんいます。
■ ■
おすすめの先生や、
おすすめしない先生がいます。
もともといい先生だった人でも、
経営方針で、
手術や治療まで変わってしまった先生もいます。
他院で手術を受けた後で、
困ってメール相談をいただく時には、
先生の名前を書いてください。
■ ■
私は根が正直で真面目です
困っている人には、
なるべく♡親切♡に返信を書いています。
62歳の役割だと思っています。
ちゃんと書いてくれると、
より正確に返信ができます。
毎日下のマンガのように、
私が直接返信をしています。
