医学講座
第21回日本熱傷学会北海道地方会①
今日は日本熱傷学会北海道地方会です。
さくらんぼさんから、
明日の学会のテーマはなんでしょうか?
楽しみにしています。
…とコメントをいただきました。
熱傷学会のテーマは、
あまり興味深いものはないと思いますが、
学会の宣伝をかねて、
内容をご紹介いたします。
■ ■
今日の学会プログラムです。
第21回日本熱傷学会北海道地方会
札幌医科大学記念ホール
I.症例・看護・搬送
1.頚部熱傷から窒息、心肺停止に至った1例
○提嶋久子、高稿料那子、櫻井圭祐、村上博基、牧瀬 博
(市立札幌病院救命救急センター)
2.両示指熱傷後陳旧性ボタン穴変形に対しFowlerの切腱術を施行した1例
○石崎力久、北 愛里紗
(函館五稜郭病院形成外科)
3.マイクロデブリッダーシステムをデブリドマンに利用した熱傷の治療
○丹代 功、阿部清秀、田中あかね、須貝達朗、高橋奈七
(旭川赤十字病院形成外科)
4.広範囲熱傷患者の機能回復への支援
○廣川 遥、渡邊百恵、青柳陽子、中川紗稀、田辺久美子
(市立札幌病院形成外科病棟)
5.熱傷患者のセルフケア能力拡大に向けての看護
○牧野雄大、文意結香、松田幸恵
(札幌医科大学附属病院皮膚形成外科看護室)
6.灯油による化学熱傷の傷病者を搬送した事例
○渡辺光洋
(中央消防署警防課山鼻出張所)
【シンポジウム】
広範囲熱傷の最近の治療戦略~救急医と形成外科医のタッグマッチ~
S1 : 超早期手術と計画的手術により救命した広範囲熱傷の1症例
平山 傑(札幌医科大学医学部救急医学講座)
S2 : 自家培養表皮移植を行い救命しえた広範囲熱傷患者の1例
須貝明日香(札幌医科大学医学部形成外科)
S3 : 北海道大学病院における広範囲熱傷の治療戦略~ICUにおけるシャワー浴の工夫について~
宮本大輔(北海道大学病院先進急性期医療センター)
S4 : 北海道大学病院における広範囲熱傷の治療戦略~形成外科医の立場から~
藤田宗純(北海道大学医学部形成外科)
S5 : 高齢者重症熱傷に対する治療戦略―慎重な計画とチームの意思疎通の重要性
牧瀬 博(市立札幌病院救命救急センター)
S6 : TBSA 48%の重傷熱傷に対し同種皮膚移植およびコラーゲン使用人工皮膚を移植後、自家培養表皮を用いて治療を行った症例
高橋周子(市立札幌病院形成外科)
特別講演
「北海道における航空医療の現状と今後の展望」
手稲渓仁会救命救急センター救急科部長 奈良 理
■ ■
熱傷学会北海道地方会には、
医師、看護師の他に、
北海道内の救急隊で活躍されている、
救急隊員の方たちが大勢参加してくださいます。
救急からのご発表は、
私たち医師にとっても勉強になります。
■ ■
看護師さんのご発表もあります。
まみ子師長さんも、
毎年必ず参加してくださいます。
今日の地方会では、
若い看護師さんも、
救急隊員の方もとても立派に発表されていました。
来年も2016年2月20日(土)に開催予定です。
興味がある先生・看護師さんや救急隊員の方は、
ぜひ日本熱傷学会北海道地方会に参加してください。
二重・眼瞼下垂
埋没法で二重にできない目
二重まぶた埋没法は、
日本が生んだ世界の技術です。
埋没法の歴史
2013年11月15日の院長日記です。
古く1920年代に日本で考えられました。
もともと眼科の
睫毛内反症(さかさまつげ)手術の応用です。
■ ■
どんな目でも、
埋没法で二重にできると思うのは、
大きな間違いです。
埋没法では、
きれいな
大きな黒目の
二重にできない人がいます。
■ ■
私も、
眼瞼下垂症手術を多くするようになって、
ようやく気付きました。
下横走靭帯かおうそうじんたいという
太い繊維状のひものような組織が、
発達している人です。
切開する手術をしても、
なかなか大変です。
■ ■
ちびまる子ちゃんに出てくる、
永沢くんや
みぎわさんの目です。
どんなに上手な先生がしても、
眠そうな、
二重の線だけついた目にしかなりません。
しかもそのうち取れます。
■ ■
永久保証がついたチェーン店でもダメです。
生まれつき目が細くて、
黒目が出ていない人は、
埋没法には向いていません。
何回も埋没法を受けたのに、
どうしても二重になれない人は、
埋没法では二重にできない可能性があります。
お父さん
お母さん
医学講座
足の爪が切れない
昨日、私の母親(86歳)から、
LINEで連絡がありました。
足の爪が(硬くて)切れない
(切れる)爪きりをさがしてほしい
…という内容でした。
よくよく聞いてみると、
テレビショッピングで
よく切れるという爪切を売っているが
どれがよいかわからない
…とのことでした。
■ ■
いつもだったら、
(私は)忙しいのに
自分で探したら
…と言うところですが、
たまたま近くに行っていたので、
母親の爪を見に行きました。
親指の爪だけ、
厚くなっていました。
■ ■
私:これ爪切の問題じゃなくて、
爪が悪いの
爪の水虫
母親:はぁ~?水虫?
私:そう、爪が水虫になっていて、
それで厚くなっているから切れないの
皮膚科へ行って、
水虫の検査をして
薬をもらって
■ ■
うちのばあさんも、
自分の爪が、
水虫で厚くなっているとは?
考えてもみなかったようです。
まだ皮膚科の検査結果は聞いていませんが、
爪の水虫で
おそらく正解だと思います。
■ ■
私は形成外科医の時代に、
老人病院の当直バイトによく行ってました。
老人病院や、
高齢者施設は、
圧倒的に女性が多いです。
女性が長寿だからです。
おばあさんの爪が、
厚く変形していたら、
まず水虫を疑います。
■ ■
4人に1人は水虫患者
2009年5月25日の院長日記です。
女の人が好きな、
温泉、
スポーツクラブ、
プール、
はだしになって、
床を歩く施設が要注意です。
■ ■
家のお風呂のマットや、
カーペットも要注意です。
水虫はうつります。
2009年にまみ子師長さんからいただいたコメントです。
私は水虫の患者さんに薬をつけながら・・・
「お風呂に入って石鹸をつけて洗う事」
「処方された薬は1日2回つける事」
「水虫の薬でかぶれる事があるので薬をつけた後に赤み・痒みが出てきたら使わない事」
「自己判断で薬を中断しない事」
「水虫の薬は予防的に使って良いので塗り続ける事」
を説明します。
足の爪が厚くなって、
爪切りで切れなくなったら皮膚科を受診してください。
なんちゃって美容皮膚科じゃなくて、
皮膚科専門医です。
二重・眼瞼下垂
目の左右差と見落とし
美容整形は、
誤診や見落としとは無関係?
…と思われると、
それは大きな間違いです。
ちょっとした見落としが、
手術結果に影響します。
■ ■
札幌美容形成外科で一番多い、
眼瞼下垂症手術、
ちょっとした左右差でも、
保険で手術をしても、
患者さんからのクレームになることがあります。
できるだけ左右をそろえるようにしますが、
それでも難しい場合があります。
■ ■
手術前には、
必ず写真を撮ります。
記録のためです。
この手術前の写真を撮る時に、
患者さんの
目、
眉、
顔全体、
姿勢もチェックします。
■ ■
先天性眼瞼下垂症で、
片側だけ下がっている方。
片方の目をよくこするので、
片目だけ下垂が強い患者さん。
顔全体に左右差があり、
その結果、目の左右差になっている方。
軽度の顔面神経麻痺がある患者さん。
実に難しいです。
■ ■
お化粧を落としていただくと、
まったく別人の顔になる若い方もいます。
お化粧が上手な方は、
ちょっとした左右差を、
上手にお化粧で直す人もいます。
お化粧と手術は別です。
■ ■
お化粧で上手に直していた目を、
手術で治すのが難しいことがあります。
一番やっかいなのが、
眉を上げるくせです。
眼瞼下垂症手術で、
挙筋腱膜を調節すると、
ふつうは眉が下がります。
■ ■
何年も無意識に眉を上げている人は、
自分で鏡を見るときだけ、
眉を上げてしまう人もいます。
少しでも患者さんが満足してくれるように、
少しでも患者さんに喜んでいただけるように、
毎日、見落としがないかよく見て、
手術中にも修正しながら、
苦労して目を治しています。
医学講座
皮膚がんの見落とし
私が形成外科を勉強した、
北海道大学では、
たくさんの皮膚がんの手術をしていました。
市立札幌病院形成外科
JA帯広厚生病院形成外科でも、
皮膚悪性腫瘍の患者さんを診ました。
私の財産になっています。
■ ■
今の若い先生の中には、
♡高級優遇♡
…という言葉に惹かれて、
卒後研修が済んだら、
すぐに大手美容外科チェーン店に就職。
卒後数年目で、
○○美容外科札幌院院長に就任
…という先生もいます。
■ ■
学生時代に、
満足に講義も出席しないで、
皮膚科なんて勉強しなかった先生が、
なんちゃって美容皮膚科医や
なんちゃって美容外科医になったとします。
なんちゃっての先輩医師から、
ちょっとレーザーのSWの入れ方を教わっただけで、
すぐにホクロの治療をする先生もいます。
■ ■
はいはい、
おホクロの治療は簡単ですょ…
当院の最新式レーザーで取れば…
一回で簡単に取れますょ
…なんて危険な治療です。
悪性腫瘍を見逃す可能性があります。
悪性黒色腫や基底細胞癌は見分けがつかないことがあります。
皮膚がんの見落としは大変なことになります。
■ ■
ホクロと悪性黒色腫
2012年9月30日の院長日記です。
ほくろと悪性黒色腫の鑑別診断は、
皮膚悪性腫瘍を専門とする医師でも、
難しいことがあります。
特に早期の小さな(薄い)病変を…
肉眼だけで的確に診断するのは、
極めて難しいことがあります。
■ ■
ホクロだけではありません。
女性も、
男性も、
性器に悪性腫瘍ができることがあります。
単なるかぶれによる赤味だと思ったら、
乳房外ページェット病という、
悪性腫瘍のこともあります。
■ ■
乳房のしこりに気付くのは、
患者さん本人です。
皮膚悪性腫瘍は、
手術をする先生、
皮膚を最初に診た先生が、
何か変?
…と気付かないと見落とします。
若い美容外科の先生には、
皮膚悪性腫瘍を勉強していただきたいです。
医学講座
豊胸(バッグか注入か)2015
豊胸手術の歴史2015に、
私の考えとして、
シリコンバッグを使う方法は、
たとえ乳がんになってもわかりやすい。
注入は、
脂肪でもヒアルロン酸でも、
わかりにくいと私は思います。
注入を受けた人は、
ふつうの人の何倍も乳がんに気をつけてほしい
…と書きました。
■ ■
エビデンスがあるわけではありません。
私の感覚です。
間違っていたら、
申し訳ありません。
豊胸手術を受けた女性が、
乳がんになることがあります。
豊胸で、
乳がんの確率が高くなるのではありません。
■ ■
豊胸をしていない女性が、
乳がんになるのと同じ確率だと思います。
問題は、
見つけやすいか?
見つけにくいかです。
最初に気付くのは、
患者さん自身です。
■ ■
女性の胸はやわらかいです。
食パンと、
レーズンパンを考えてください。
やわらかい食パンの中に、
一個だけレーズンが入っていたとします。
食パンを、
硬い卵の上にのせて
丸く盛り上げてあげると、
レーズンが見つけやすいです。
■ ■
もし、
食パンが、
フレンチトーストのようになっていると、
中にあるレーズンは見つけにくいです。
食パンの下に卵を置くのが、
シリコンバッグ
食パンに卵をしみこませた、
フレンチトーストが、
注入法です。
■ ■
実際に検査をする先生にもよります。
何例か豊胸手術を受けた患者さんを診たことがある、
乳線外科の専門医と、
おっぱいが専門外の、
何でも診る検診の先生では違います。
私は、
札幌医大第一外科のおっぱいチームだった、
札幌ことに乳腺クリニック(浅石和昭先生)
札幌乳腺外科クリニック(岡崎亮先生)をご紹介しています。
■ ■
豊胸は悪いことだとは思いません。
小さな胸で悩むのは、
日本人女性だけではありません。
でも、
ちょっと考えてください。
将来、もし乳がんになった時に、
わかりにくい豊胸は注意です。
チェーン店のベテランカウンセラーの女性は、
将来のことまで考えてはくれません。
ご自分を守るのはご自身です。
医学講座
豊胸手術の歴史2015
昨日の院長日記、
整形美人【再放送】を見ました
になっちゅんさんからコメントをいただきました。
豊胸手術は主人曰く、見たらわかる。
寝ても胸が流れないのは豊胸だと。
確かに私の貧弱な胸も流れます。
おっぱい星人と言う言葉もありますし、胸があった方がいいに決まってます。
最近は自然に見えるらしいですね。
シリコンから生理食塩水になったと耳にしました、本当ですか?
■ ■
やわらかいバッグを使って、
カプセル拘縮というのがなければ、
自然に流れる胸ができます。
豊胸手術は、
国籍を問わず、
世界中の女性の
悩みや夢です。
■ ■
二重の手術や、
鼻を高くする手術は、
アジア人に多い手術です。
豊胸は、
世界中で行われます。
それだけ悩みが多いということです。
外国にも小さな胸はあります。
■ ■
豊胸手術の歴史は、
ちょっと悲惨なものがあります。
Wikipedia(日本語)の豊胸手術には、
かなり正確な記載があります。
簡単に説明すると、
シリコン→生食→シリコン
という歴史です。
現在の主流はシリコンです。
コヒーシブタイプというシリコンです。
■ ■
私が医師になった頃に、
米国にダウコーニングという会社がありました。
日本法人もありました。
私は真面目でいい会社だったと、
今でも信じています。
そのダウコーニングが、
シリコンバッグが原因で、
乳がんになるという訴訟で倒産しました。
■ ■
その後、
米国でもシリコンが使えなくなり、
生理食塩水バッグになりました。
残念なことに、
バッグが破裂して生理食塩水が漏れたり、
シリコンに比べると不自然という欠点がありました。
今では使われることは少ないと思います。
■ ■
日本でも、
高研という会社がシリコンバッグを作っていました。
医療用シリコンでは有名な会社です。
しっかりとした立派な会社です。
今は豊胸用シリコンバッグは製造していません。
日本では、
乳がん再建後に米国製のシリコンバッグが認可されました。
つい最近のことです。
■ ■
昔の日本では、
オルガノーゲンという注入剤が使われて、
その後に乳房が変形したり、
赤く腫れたりする健康被害が出ました。
昔のバッグが破裂したり、
変形を起こしたりした患者さんもいます。
その時代には安全だと信じられていました。
■ ■
脂肪注入についても、
一時期に流行って、
その後、衰退して、
また現在では時代の最先端と騒がれています。
何が正しいのかわかりません。
ヒアルロン酸も使われています。
私は自分の身内だったら、
脂肪注入もヒアルロン酸も使いません。
■ ■
30年も医師をしていると、
たくさんの患者さんを診ます。
私は豊胸は悪いことではないと思います。
女性の夢も理解できます。
一番大切なのは、
将来、乳がんになった時に、
わかりやすい豊胸だと思います。
■ ■
シリコンバッグを使う方法は、
たとえ乳がんになってもわかりやすいです。
でも、
注入を受けると、
脂肪でもヒアルロン酸でも、
わかりにくいと私は思います。
注入を受けた人は、
ふつうの人の何倍も乳がんに気をつけてほしいです。
医学講座
整形美人【再放送】を見ました
昨日の深夜、
何気なくTVを見ていると、
2002年に放送された、
フジテレビの整形美人をやっていました。
ふだんTVは見ないのですが、
つい見てしまいました。
■ ■
米倉涼子さん主演の番組です。
13年前は若いです。
携帯がガラケーで、
今はなつかしい、
iモードでした。
昨夜は第9話で、
ビューティーコロシアムの場面が出ました。
■ ■
なつかしい番組です。
和田アキ子さんが若かったです。
ビューティーコロシアムの場面で、
米倉涼子さんが演じる、
保奈美さんが、
自身の整形について語っていました。
よくできたストーリーだと思います。
■ ■
私の美容整形に対する考えです。
自分の容姿、
特に目の形は親からの遺伝です。
もともと、
ちびまる子ちゃんの
みぎわさんのような女の子の目は、
どうお化粧をしても丸い目になりません。
■ ■
国立大学の入学試験は、
自分で努力して勉強すれば、
合格できる学力が得られます。
センター試験で800点も、
努力すれば取れます。
でも、
開かない目は、
どう自分で頑張っても丸い目になりません。
■ ■
私は、
医学の力を借りて、
丸い目になって、
明るく生きることは、
いいことだと思っています。
ちょっと痛いのと、
腫れるのをがまんするだけです。
■ ■
TVのように、
整形したと言わないことです。
彼に言うべきか?
2008年5月18日の院長日記に書いてあります。
昨夜(平成20年5月17日)のスマステで、
若返り美容手術を放送していました。
番組中に…
視聴者からの質問がありました。
『私は、目と胸をいじっています。』
『彼に打ち明けるかどうかで悩んでいます…』
■ ■
香取慎吾さんが室井佑月さんにきいていました。
昔、豊胸手術をなさいましたね。
彼には、打ち明けましたか?と
室井さんは、きっぱり
『言わない方がいい』
『男の人は、整形というだけで引いてしまう人もいる』
『言わないのは、ウソをついたことにはならない』
さすが、室井さん。
言わないのが正解だと私も思います。
■ ■
私は平成10年から14年まで、
4年間札幌医科大学で形成外科の講師をしていました。
学生さんに形成外科を教えていました。
講堂での講義では、個別に話す時間はありません。
6年生で、形成外科を選択した学生さんとは
時間をとってディスカッションをすることがありました。
この時間に雑談を含めて、
ゆっくりと話す機会がありました。
これは、今でも楽しい想い出の一つです。
■ ■
当時は約70%が男子学生でした。
医局で5~6人の小グループに教えていた時です。
美容外科に興味を持っていた学生がいました。
学生:『先生、整形したかどうか、どうやったら見分けられますか?』
私:『わかるような整形は失敗だよ』
学生:『エ~っ?本当ですか?』
私:『目だって、鼻だって、わからないょ』
『彼女が整形美人じゃイヤかぃ?』
学生:『そりゃ~、整形じゃない方がイイっすょ』
■ ■
私:『それじゃ、自分が包茎の手術を受けたら彼女に言うかぃ?』
学生:『先生!冗談はよしてくださいょ!』
『言うわけないじゃないっスか!』
男とは勝手なものです。
こういう人に限って…
ススキノでは、
美人で胸が大きな女性が横に座ってくれると…
鼻の下を長くして喜びます。
■ ■
私は個人的に…
医学の力を借りてキレイになるのはよいことだと思います。
女性はキレイな方が、面接でも就職でも得をします。
同じ人生でしたら、
キレイでいた方が10倍も100倍も得です。
夜の世界で働く方だけではありません。
外国では高学歴で高収入の女性が、
医学の力を借りてキレイになっています。
彼に言う必要はありません。
あなたも医学の力でキレイになりましょう!
院長の休日
ウォシュレットと痔
私が尊敬する外科医、
山中啓明先生からたくさんのことを教えていただきました。
釧路の三愛外科は、
春採(はるとり)という地区にありました。
春採湖(はるとりこ)という、
天然記念物のひぶながいるところの近くです。
■ ■
三愛外科には、
たくさんの患者さんが来院されました。
夜間も
休日も
緊急手術もなさったそうです。
大きな病院で断られた患者さんも
山中先生が引き受けてくださいました。
■ ■
先生のご専門は外科、
大腸肛門という
下部消化管も先生が得意とするところです。
肛門といえば
痔です。
私もお尻が弱いほうです。
よく下痢をします。
■ ■
山中先生に伺ったところ
日本では
ウォシュレットの普及で
痔で悩む患者さんが減ったそうです。
なるほど
私もウォシュレット無しの生活は考えられません。
■ ■
私の好みで言うと
やっぱり
TOTOのウォシュレットです。
お尻へのあたり方が違います。
TOTOが開発したウォシュレットは
外国人にも好評のようです。
■ ■
山中先生は痔の患者さんが減っても
内視鏡を勉強なさって
食生活の変化で増えた
大腸疾患の患者さんを診ていらしたそうです。
時代とともに医療も変わります。
私たち医師も毎日勉強して、
時代についていく必要があると痛感しました。
やっぱり山中先生は偉大です。
院長の休日
山中啓明先生にお会いしました
私が尊敬する外科医、
山中啓明先生に昨夜お会いしました。
たくさんの元気をいただきました。
お人柄と声は、
30年たっても変わっていませんでした。
ますます山中先生を尊敬するようになりました。
■ ■
三愛外科の山中啓明先生
2014年12月16日の院長日記です。
釧路労災病院形成外科で忘れられないのが、
開業医の師、
三愛外科の山中啓明(ひろあき)先生です。
山中先生は、
北大医学部35期、
昭和34年卒業の大先輩です。
北大第二外科同門の先生です。
■ ■
釧路市春採(はるとり)で、
三愛外科を開業なさっていらっしゃいました。
三愛外科から、
たくさんの患者さんを、
釧路労災病院形成外科へご紹介いただきました。
私が尊敬する外科医です。
私の人生でいろいろなことがあった時に、
いつも励ましのお手紙をくださいました。
素敵なネクタイのプレゼントもいただきました。
■ ■
私が釧路労災病院に勤務したのは、
医師になって2年目、
昭和56年(1981年)秋と、
形成外科認定医(現在の専門医)を取得した直後の、
昭和61年(1986年)の2回でした。
2回目は私が31歳の頃です。
当時は、
卒後6年目で、
釧路労災病院形成外科のトップでした。
■ ■
認定医を取得しても、
正直なところ…
不安がいっぱいでした。
頼りにしていたのは、
北大から応援に来てくださる先輩でした。
吉田哲憲先生、
杉原平樹先生に、
何でも相談していました。
■ ■
30年の年月が過ぎました。
私は還暦の60歳、
20歳年上の山中先生は、
80歳です。
10年前に三愛外科を閉院されました。
現在は札幌にお住まいです。
小樽の病院に週二回勤務されています。
■ ■
昨夜、山中先生に教えていただいたお言葉です。
医者は科学者ですから、
新しいことに興味があり、
勉強を続けます。
すばらしいお言葉です。
先生は開業されてからも、
内視鏡を勉強され、
医院の経営にも寄与されたと伺いました。
■ ■
山中先生は80歳なのに、
常に新しい治療法を勉強されています。
下肢静脈瘤のレーザー治療について、
先生から質問を受けました。
不勉強の私は、
血管内レーザー治療についてよく知りませんでした。
脱帽の思いです。
山中先生からのお言葉2015、
(本間)先生まだまだできますょ
これ以上、私を元気にしてくれる言葉はありません。
山中先生に感謝しています。