医学講座

第66回日本形成外科学会【長崎】⑤

 今日は2023年4月30日(日)です。
 昨日、帰ってきました。
 札幌はやはり気温が低いです。
 私が長崎に行っている間に、
 チューリップが咲きました。
 道庁のチューリップは咲いていますが、
 大通公園のチューリップはもう少しかかりそうです。
      ■         ■
 今回の学会で聞きたかった、
 美容外科合併症は誰が診ていくのか?
 今年も最後の10分は聞けませんでしたが、
 全員のご発表を聞きました。
 美容医療に関する委員会企画15:30~17:10
 座長:関堂 充(筑波大学形成外科)
    小室裕造(帝京大学形成外科)
 形成外科と美容外科 美容外科合併症は誰が診ていくのか?
 美容医療合併症治療における2つの「保険」問題
 ~健康保険と医療損害賠償保険~
  青木 律(グリーンウッドスキンクリニック立川)
 美容外科合併症への対策について
  鎌倉達郎(聖心美容クリニック)
 美容医療合併症を形成外科医が診ざるを得ない現在、まずは診療体制の整備が必要である
  原岡剛一(神戸大学医学部附属病院美容外科)

      ■         ■
 神戸大学美容外科の原岡剛一先生は、
 アンケート調査の結果をお話ししてくださいました。
 今年の学会でもはっきりとした結論は出ませんでしが。
 一つ私から言えることは、
 美容外科で合併症や後遺障害が起きると、
 治すのは技術的にも大変なことが多く、
 保険外診療なので莫大なお金がかかることです。
      ■         ■
 生命の危険があるような場合は、
 健康保険を使うこともあるようですが、
 神戸大学美容外科はICUに入った場合でも、
 【全額自費】になります。
 莫大な金額を請求されることもあります。
 海外で手術を受けた患者さんも困ります。
 重篤な症状になっても、
 手術をした先生は海外です。
 日本で治療を受けるのは容易ではありません。
 美容外科手術を受ける人は、
 くれぐれも慎重に先生とクリニックを選んでください。
 これが私からお伝えできることです。

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第66回日本形成外科学会【長崎】④

 第66回日本形成外科学会【長崎】から帰ってきました。
 羽田6:25発ANA987便→新千歳7:55着でした。
 朝4:30に起きました。
 毎日早朝からお仕事をなさっていらっしゃる、
 さくらんぼさんのことを思っていました。
 私は飛行機の中では寝てしまうのに、
 さくらんぼさんは朝からお仕事です。
 ほんとうに大変なことだと思いました。
      ■         ■
 今年の学会で私が一番勉強になったのが、
 2023年4月27日(木)7:45-8:45
 皮膚腫瘍外科分野指導医教育セミナー
 末期がんに伴う癌性皮膚潰瘍に対するpalliative surgery(緩和的手術)
 [演者]藤岡正樹
 国立病院機構長崎医療センター形成外科
 この藤岡正樹先生のご発表が勉強になりました。
 乳がんなどの末期に悪性腫瘍のために皮膚に大きなキズができてしまい、
 そこから強い悪臭がすることがあります。
      ■         ■
 強烈なにおいのため、
 自宅でも病院でもケアーすることができません。
 私自身も何人かの患者さんを知っています。
 この状態から少しでも改善するために、
 形成外科が悪性腫瘍を切除して植皮をします。
 そうすると悪臭がうそのように無くなります。
 たとえ半年でも患者さんは自宅で療養できるようになります。
      ■         ■
 国立病院機構長崎医療センター形成外科の解説ページです。
 末期がん患者に生じた皮膚潰瘍に対する緩和手術の挑戦
 末期がん患者の苦痛、例えば疼痛や、吐き気に関しては緩和医療の介入・支援が一般的になり、患者は短い余生を家族とともに安楽に暮らせるようになってきました。
 形成外科では、あらゆる皮膚の創・潰瘍を閉鎖し治癒させることができます。
 ただし進行がんに伴う潰瘍に対しては、患者の余命が半年足らずしかないことを理由に積極的な治療が行われてこなかった歴史的経緯があります。
 ところが進行した乳癌や内臓がんの皮膚転移による皮膚潰瘍が生じた場合、キズがら出る大量の浸出液、出血、悪臭のため家庭での創管理ができません。
 そのため余命短いにもかかわらず、患者は家族から切り離されて入院生活を余儀なくされる場合がしばしばあります。
 Palliative Surgery(緩和手術)とは患者の苦痛を伴う症状を軽減もしくは消失させることを目的とした手術です。
 長崎医療センター形成外科では、緩和手術としてこれら皮膚潰瘍に苦しむ末期患者に対する創閉鎖を行っています。
 2010年からの4年間で12例の緩和手術を行ってきました。いずれの患者も末期がんで浸出液、出血、悪臭、創痛に苦しんでいました。
 全例手術によってこれらの苦痛を取り去ることができ、家庭で余生を送ることができるようになりました。術後の平均無症状期間は9.5カ月、術後平均寿命は14.4カ月でした。
 しかも症状が患者に及ぼす影響を検討したところ有意差を持って改善が認められました(The Japanese version of the Support Team Assessment Scheduleによる検討)。
 Palliative Surgery(緩和手術)は、2週間程度の入院手術と引き換えに、1年以上の家庭での家族と一緒にいる生活と、苦痛からの解放を提供することができます。
 (以上、国立病院機構長崎医療センターHPより引用)

      ■         ■
 藤岡正樹先生のご講演をお聞きして、
 形成外科でもっとこの緩和ケア手術が広がるといいと思いました。
 他の科にはできない手術です。
 末期がんの患者さんで困っている人がいらしたら、
 ぜひ教えてあげていただきたいです。
 乳がんは治療法が進歩したので、
 がんが残っていても生存できる人が増えているそうです。

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第66回日本形成外科学会【長崎】③

 第66回日本形成外科学会【長崎】3日目のご報告です。
 到着した日は強い雨が降っていましたが、
 3日間の学会期間中は晴れました。
 無事に学会が終了し、
 今日は長崎から羽田まで帰ります。
 2014年の第57回日本形成外科学会【長崎】の時も、
 東京に一泊して早朝の便で札幌に帰ってきました。
      ■         ■
 札幌⇔長崎は遠いですが、
 羽田空港で乗継いで帰ると、
 午前中から仕事ができます。
 飛行機はありがたいです。
 遠くても学会に参加して、
 他の先生の顔を見て発表を聞くと勉強になります。
      ■         ■
 時代遅れにならないように、
 毎年新しい知識を仕入れることは、
 私たち医師にとっては大切なことだと思います。
 今年の学会でもたくさんの知識を得ることができました。
 9年前に長崎で行われた形成外科学会では、
 京都の冨士森良輔先生と帰りの空港バスでご一緒になり
 とても有意義なお話しを聞かせていただきました。
      ■         ■
 今年の学会では、
 冨士森良輔先生のご子息の、
 冨士森英之先生のご発表をお聞きしました。
 ケロイド核出手術
 ~低侵襲で簡便且つ有効な手術治療を目指して~

 私が今まで見た中で、
 一番いいケロイドの手術法でした。
 冨士森英之先生のケロイド手術は、
 Fujimori methodとして後世に残ると思います。
 ケロイドで悩んでいる人に、
 京都の冨士森形成外科をおすすめします。
      ■         ■
 学会が終わり長崎空港に着きました。
 19:20発の羽田行きANAです。
 連休前のためか飛行機も空港も、
 空港バスも満席です。
 今日は羽田空港に一泊して、
 明日6:25発の飛行機で札幌に戻ります。
 長崎まで来てよかったです。

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第66回日本形成外科学会【長崎】②

 第66回日本形成外科学会【長崎】の報告です。
 今年は会員懇親会も再開されました。
 海外からの先生たちもいらっしゃいました。
 昨日朝に米国形成外科学会からメールがきました。
 Dear Dr. Homma,
 The American Society of Plastic Surgeons will be represented at the 66th Annual Meeting of the Japan Society of Plastic and Reconstructive Surgery from April 26-28 at the Dejima Messe Nagasaki in Nagasaki, Japan.
 While at the conference, on April 26, at 10:40 am ASPS President, Dr. Greco, PSF President, Dr. Levinson and myself will present as part of the International sessions. Please visit our lectures.

 本間先生へ、
 4月26日から28日まで長崎の出島メッセ長崎で開催される第66回日本形成外科学会総会にアメリカ形成外科学会が参加することになりました。
 学会では、4月26日午前10時40分からASPS会長のグレコ先生、PSF会長のレビンソン先生と私がインターナショナルセッションの一部として講演します。是非、講演をご覧ください。

      ■         ■
 久しぶりに生の英語を聞きました。
 米国形成外科学会会長のGreco先生の講演をお聞きしました。
 米国では若返り手術のフェイスリフトが盛んです。
 Greco先生の講演は、
 フェイスリフト手術の前に、
 レーザー治療でお肌のコンディションをよくしておいて、
 それから手術をするのだそうです。
      ■         ■
 座長の吉村浩太郎先生からは、
 日本ではフェイスリフト手術は『切る手術』よりも、
 糸を使った手術が多くなっているとお話しがありました。
 米国では形成外科医も美容の手術をたくさんしているようです。
 しばらく生の英語を聴いていなかったので、
 ちょっと聞き取れない部分もありました。
 やはり英語は続けないとダメなようです。
 一日目にはケロイドの治療法や、
 リストカットのキズの治し方などを勉強しました。
      ■         ■
 今日は2019年5月に札幌で開催された、
 第62回日本形成外科学会(札幌)以来、
 4年ぶりに会員懇親会が開催されます。
 ようやくコロナが収束したかなぁ~?
 …という思いです。
 親しい先生と4年分のお話しをしてきます。
 長崎はいいお天気です。
 長崎まで来てよかったです。

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第66回日本形成外科学会【長崎】①

 今日から第66回日本形成外科学会です。
 昨日、大阪(伊丹空港)経由で長崎に来ました。
 長崎空港に到着するとかなり強い雨が降っていました。
 ありがたいことに今日は晴れました。
 前回長崎に来たのが9年前の2014年でした。
 第57回日本形成外科学会です。
 2014年4月9日~11日まででした。
      ■         ■
 今年は長崎大学形成外科、4代目教授の、
 田中克己先生が会長です。
 学会HPの会長挨拶です。
 この度、第66回日本形成外科学会総会・学術集会を 2023年4月26日(水)・27日(木)・28日(金) に、出島メッセ長崎で開催させていただきます。長崎大学形成外科が本学術集会を開催させていただくのは、第23回、第45回、第57回に次いで 4回目となり、大変名誉であり、光栄に存じます。同門、教室の力を結集して皆様をお迎えする準備を進めております。

      ■         ■
 歴代の教授が4代にわたって日本形成外科学会総会を開催されるのは、
 私の記憶が正しければ長崎大学がはじめてです。
 素晴らしいことだと思います。
 長崎大学は日本でもっとも伝統がある国立大学形成外科の一つです。
 学会会場は1~10まで10カ所もあります。
 とても全部は聞けません。
 明日以降にご報告させていただきます。

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上田和毅先生のご逝去を悼む

 今日は2023年4月25日(火)です。
 明日から長崎で日本形成外科学会です。
 今日は札幌から長崎までの移動日です。
 直行便がないので、
 大阪(伊丹)経由で来ました。
 長崎に着きました。雨でした。
 昨日届いた日本形成外科学会誌を読んで驚きました。
 私が尊敬する上田和毅先生のご逝去を知りました。
      ■         ■
 もう学会でお会いすることができなくなりました。
 ほんとうに残念です。
 日本形成外科学会誌の追悼文です。
 上田和毅先生への追悼の言葉
 本学会名誉会員で福島県立医科大学名誉教授,上田和毅先生が,病気療養中のところ,令和4年(2022年)11月6日ご逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。
 先生は横浜市にお生まれになり,横浜聖光学院,東京医科歯科大学をご卒業後,一般外科研修を経て,1980年東京大学医学部形成外科学教室に入局されました。入局後は静岡県立こども病院,都立大塚病院などで修練を重ねられ,東京大学形成外科学教室助手となり,1990年講師に昇任されました。その後,自治医科大学形成外科助教授を経て,1998年福島県立医科大学形成外科学教室の初代教授に就任,2017年に定年退官されるまで20年にわたり教室の発展,後進の育成にご尽力なさいました。
 形成外科学全般を広く修められましたが,なかでもマイクロサージャリー,顔面神経麻痺が専門で,学位取得論文は『顔面神経麻庫に対する神経血管柄付遊離筋肉移植の筋電図学的検討』というものでした。その業績から,日本マイクロサージャリー学会理事長・学会長,日本顔面神経学会理事長・学会長・Facial Nerve Research Japan編集委員長を歴任されています。そのほか,日本形成外科学会をはじめとする各種学会の役員を多数務められるとともに日本形成外科学会基礎学術集会などを主催,本邦における形成外科の発展に大きく寄与されました。
 先生は一言でいえば,背伸びをしない,嘘のない人でした。われわれは自分が経験したことのない疾患や病態に遭遇した時,しばしば治療法・手術術式の選択に迷います。そのような折,いつも的確なアドバイスを与えてくれるのが上田先生でした。先生は日本形成外科学会会誌編集委員長の経歴が示すように歴史的に重要な文献はもちろんのこと,最新の文献にも常に目を通されていました。そこから得られた知識,そして自分自身が経験した症例の結果を,良くなかったものも含め,何か問題でどこがポイントなのか,包み隠さず話してくれました。「この手術はうまくゆけば確かに良いよ。ただ,うまくゆく確率は30%もないんじゃないかな」とか,「この手術をやって本当に満足してくれる患者は半分もいないんじゃないかな。こちらがうまくいったと思っていても,患者さんは“これで終わりですか? もっと良くなりませんか?”と聞いてくるんだよ」などと話してくれました。あの性格ゆえ,患者さんやご家族も話しやすく,本音を吐露されていたのでしょう。“生存率”などのような数値による評価が難しい形成外科の治療成績を考えるうえで,先生のこのような言葉は大いに参考となりました。
 横浜育ちで高校・大学時代はヨットが好きだったという先生でしたが,少林寺拳法,謡曲も嗜むという粋な面をお持ちでした。大変な読書家で,医科歯科大学の学生時代,近かった神田神保町の古本屋に足繁く通ったそうです。お父様もそうだったそうで,二人の本の重さで自宅の床が歪んでいると聞いたことがあります。また,福島に行かれてからは,週末,医局の先生方と近くの温泉に行ったり山登りをしたりして楽しんでいらっしゃいました。私も手術の手伝いに行った折,近くの飯坂温泉に連れて行っていただいた覚えがあります。
 そのように健康にも気を配られていた先生ですが,退官後しばらくして体調の不良を訴えられるようになり,その後の経過が捗々しくなく,今回のあまりにも早い訃報となってしまいました。“上ちゃん”とすれば,忙しくて読めなかった本を読む,登れなかった山に登る,そしてなにより一緒にいられる時間の少なかったご家族とゆっくり過ごすなど,まだまだやりたかったことがたくさんあったと思います。退官して時間ができ,さあこれからという時だっただけに本当に残念です。相談事をした時の的確な回答,依頼した原稿に対する期待どおりの内容,学会の後の飲み屋で皆を和ませる,あの,ちょっとはにかんだような笑顔など,すべてが忘れられません。
 先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科学講座
 名誉教授 平林慎一
(以上、日本形成外科学会誌より引用)

      ■         ■
 ほんとうに残念です。
 平林先生が書かれているように、
 先生は一言でいえば,
 背伸びをしない,
 嘘のない人でした。

 その通りです。
 適切な助言をくださる先生でした。
 あの,ちょっとはにかんだような笑顔など,すべてが忘れられません
 上田先生の声もよく覚えています。
 心からご冥福をお祈りいたします。

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函館市長に大泉潤さん当選

 今日は2023年4月24日(月)です。
 札幌は今日も寒いです。
 最低気温は3℃、
 予想最高気温は10℃です。
 サクラが咲いていますが、
 寒くてお花を見る余裕がないです。
 早くあたたかくなってほしいです。
 さくらんぼさんの果樹園が心配です。
      ■         ■
 今朝の北海道新聞一面の記事です。
 函館市長に大泉潤さんが当選したのと、
 知床遊覧船事故の追悼式が出ています。
 2023年4月24日、北海道新聞電子版の記事です。
 洋の兄です自己紹介で人脈広げる 大泉氏、師弟対決制す 函館市長選
 【函館】函館市長選は新人の大泉潤さん(57)が現職の工藤寿樹さん(73)との師弟対決を制した。当選確実が報じられ、午後8時20分ごろ大泉さんが選挙事務所前に現れると、支援者の歓喜はピークに。大泉さんは「党派を超えて支援していただいた。その結果、今の勝利がある」と語った。
 昨年7月に出馬を表明。観光部長などの要職に引き上げてくれたのが工藤さんだったが、大泉さんについて周囲に「決断力がない」と話すようになる。大泉さんも上司の政策立案に疑問を抱いていた。
 大泉さんは10月の記者会見で工藤市政を「人口減への危機感が欠如している」と批判。その後は草の根選挙を掲げ、過去2回の函館市長交代と同様、元部下が上司を破る結果となった。
 俳優の大泉洋さんを弟に持つ話題性でも全国的に注目を浴びる選挙となった。
 早稲田大を卒業後、29歳で函館市役所入り。地方タレントから全国区の人気者に駆け上がる弟を遠くから見守り続けた。映画祭などでは「洋の兄です」と自己紹介し、人脈も広げた。
 「洋の兄じゃなかったら部長になれなかったかもしれない」。周囲にこう漏らしたこともある。
 出馬表明直前には電話で洋さんに決意を伝え、昨夏には函館で一緒に花火大会を楽しんだ。洋さんは公の場で兄への発言を控えるが、選挙中も大泉さんにメッセージが届いた。後押しする思いは常に感じている。
 選挙戦では行く先々で市民が手を振ってくれ、期待の大きさを肌で感じた。「誰一人置き去りにしない、寄り添う行政ができるように全力を尽くしたい」。23日夜、支援者に誓った。
 一方、工藤さんは選挙事務所で「残念だが力足らずということだ。コロナを乗り越え、元気なまちになることを心から祈念する」と語り、頭を下げた。(宮木友美子、坂口光悦)

当選確実となり、支援者と握手する大泉潤氏=23日午後9時20分ごろ(中本翔撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 うちの奥さんがTVをみていて、
 午後8:00過ぎに当選確実が出たとよろこんでいました。
 出口調査で8割の人が大泉さんに投票したそうです。
 新しい大泉市長に期待したいです。
 函館は私が大好きな街です
 函館中央病院形成外科に2回勤務しました。
 とてもいい病院です。
 たくさんの経験をさせていただきました。
      ■         ■
 私が最初に函館中央病院に勤務した頃は、
 まだ北洋漁業が盛んでした。
 漁業関連の網の会社もありました。
 函館ドックもありました。
 残念なことに函館の産業が衰退しました。
 私は観光に期待したいです。
 大泉市長のふるさと納税100億円にも期待したいです。
 当選おめでとうございます。

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知床遊覧船事故から1年

 今日は2023年4月23日(日)です。
 札幌は寒いです。
 予想最高気温は10℃、
 最低気温は4℃です。
 今日で知床遊覧船事故から一年です。
 まだ6人が見つかっていません。
      ■         ■
 2023年4月23日、北海道新聞朝刊の記事です。
 知床事故1年 社長立件へ続く原因究明 20人死亡、今も6人不明
 【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島沖で昨年4月、乗客乗員26人の観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は、国土交通省運輸安全委員会が事故原因の最終報告をまとめた後、カズワン運航会社の桂田精一社長(59)を業務上過失致死容疑で立件する方針だ。23日で事故発生から1年となり、乗客乗員のうち20人が死亡し、今も6人が行方不明となっている。流氷が離岸したことから、1管本部と道警は22日、知床半島沿岸部で約4カ月ぶりに行方不明者の捜索を再開した。
 沿岸部での捜索は昨年12月以来で、24日まで3日間の日程で実施する。22日は、不明者につながる手がかりは見つからなかった。
 1管本部は、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田社長が事故当日の昨年4月23日、強風・波浪注意報が出され、航行の危険が予測できたにもかかわらず、豊田徳幸船長=死亡、当時(54)=に出航中止を指示する義務を果たさなかったとみて調べている。
 国交省などによると、桂田社長は事故当時、運航を統括する「運航管理者」を務めていた。同社が同省に事前に提出していた安全管理規程では、1メートル以上の高波が予想される場合、運航管理者は船長に出航中止を指示すると定めていた。
 運輸安全委が昨年12月に公表した調査経過報告書では、現場付近の波の高さは約2メートルで、甲板にあるハッチ(昇降口)のふたが開き、高波を受けて船内への浸水が始まったと推定した。
 同委はさらに当時の海域の状況や浸水拡大の経緯などについて分析し、今夏以降に最終報告を公表する見通しだ。1管本部は当初、今春の立件を目指していたが、沈没経緯などを特定する最終報告も踏まえることにした。1管本部は、同委による事故原因の調査とは別に、船内の浸水状況に関する鑑定も行い、沈没原因の解明を進めている。
 また、斜里町と、地元漁協などでつくる実行委は23日、乗客家族を招いた追悼式を同町ウトロのホテルで開く。式には乗客家族約70人のほか、斉藤鉄夫国交相や海上保安庁の石井昌平長官も出席する。同日は、網走市内に保管されているカズワン船体への乗客家族の献花も予定されている。
 カズワンは昨年4月23日午前10時ごろ、斜里町ウトロ漁港を出航した。乗客が午後1時26分ごろまで親族と電話で話したのを最後にカズワンは連絡が途絶え、間もなくカシュニの滝付近で沈没したとみられる。

捜索が再開された22日、知床半島全体に分厚い雲がかかり、みぞれと強風が吹いた。1年近く前にカズワンが沈没したとみられる時間帯に、沈没現場に近いカシュニの滝(中央)付近では白波が岸壁に打ち付けていた=22日午後1時25分、斜里町(本社ヘリから、大島拓人撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 残念な事故です。
 みんなが、安全を軽視し利益優先にした、
 桂田精一社長(59)のせいだと思っています。
 ベテランの船員を解雇して、
 経験の浅い船長を雇用しました。
 安全と信頼は何よりも大切です。
 美容医療にも同じことが言えます。
 美容外科でも死亡事故があります
 身を引き締めて毎日の診療にあたります。
 亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

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1週間のお留守番

 今日は2023年4月22日(土)です。
 札幌はサクラが咲いていますが寒いです。
 チューリップも咲きはじめました。
 お花が風邪をひくんじゃないか?と思う天気です。
 山形のさくらんぼさんの果樹園が心配です。
 異常気象だと思います。
 真剣に二酸化炭素の排出を考えなければならないと思っています。
      ■         ■
 今朝の北海道新聞、いずみへの投稿です。
 1週間のお留守番
 年明け早々、沖縄に住む息子夫婦が仕事で海外に行くため、3歳の孫を1週間預かることになった。孫にとって、私と二人きりで寝食をともにするのは初めての体験。私の体力は大丈夫なのか?少々不安はよぎったが、引き受けた。
 雪遊び用のウェア、手袋、バケツ、スコップ、おもちゃや、好みそうな食材を数日かけて買いそろえた。来た来た、笑顔のかわいい男の子が。雪で遊んだ経験は少なく、たんまり楽しんでほしくて雪だるまを作ったり、そりで遊んだり、除雪を手伝ってもらったりー。その様子をスマホで撮りまくり、せっせと息子夫婦へ送って安心させた。
 当の本人は「パパは?ママは?」と一切聞いてくることもなく、ケロッとしている。『ぱあば、大好き』とうれしいことも言ってくれる。ご飯は完食、トイレもほぼ完璧。前と後ろが見事に逆だが、着替えも頑張る。寝る前には持ってきた絵本5冊を読み聞かせ、リクエストの腕枕をするとストンと寝た。
 充電切れした孫の頭をなでながら、息子の幼少期を思い出した。こんなに穏やかな気持ちで見つめていただろうか? 毎日の夜泣きで眠れなかった2年間、「早く大きくなあれ」と魔法をかけていた。
 いよいよ、ママが迎えに来る前の日に聞いてみた。「北海道と沖縄、どっちがいい?」
 孫は即座に「ほっかいどう~っ」。100点をもらったような気持ちになった。
 岡崎京子(64歳・無職)
 =札幌市東区

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 お孫さんが一週間もいらしてくださって、
 とても充実した毎日だったと思います。
 はじめて見る雪で雪だるまを作って、
 そりで遊んで、
 ほっかいどう大好きになってくれて、
 それはそれは楽しかったと思います。
 100点満点おめでとうございます。
 朝からいいお話しを聞かせてくださった、
 岡崎京子様に感謝いたします。

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電気代で病院経営崩壊

 今日は2023年4月21日(金)です。
 今朝の北海道新聞の記事です。
 医療機関にとって、
 電気料金値上は深刻な問題です。
 病院経営が崩壊」「生活困窮者の命に直結」 北電値上げ公聴会で悲鳴続出
 経済産業省が20日、札幌市内で開いた北海道電力の電気料金値上げに関する公聴会で次々に上がったのは、電気代高騰にあえぐ消費者や医療機関の切実な声だった。現行の料金システムになって以降の過去27年で最も高い水準に達している電気代を、さらに上げざるを得ないと説明する北電。「医療機関が経営難で崩壊する」「自助努力の節電も限界だ」―。電気代高騰は広範囲の道民生活に既に深刻な影響を与え、苦境からの出口は見えない。
 「このままでは病院経営が立ち行かなくなる」。北海道医師会の鈴木伸和副会長(61)は公聴会の席上、強い懸念を訴えた。医療機関は電力消費が大きい機器を多数抱えるが、値上げ分を診療報酬に加算もできず、大幅な負担増は経営を圧迫する。「人口が少ないマチの病院がなくなる可能性がある。道内全体の医療体制への影響も大きい」
致命的負担
 鈴木副会長自身、札幌市手稲区で「ていね泌尿器科」を経営する。外来患者は1日約100人で人工透析患者も受け入れ、入院病床は19床。既に2022年度の電気料金は前年度比で2割増の900万円に上った。取材に対し、北電が申請した6月からのさらなる値上げは「致命的な負担だ」と漏らした。
 医療法人渓仁会(札幌)の松田宏二常務理事(56)も意見陳述で電気代高騰の深刻さを語った。運営する道内の系列病院の2022年度の電気料金は前年度から1億5千万円増え、6億円余りに。2023年度はさらに1億3千万円増えるとの試算を提示。こまめな消灯や省電力の蛍光灯の使用など工夫を重ねるが「治療中の患者に節電を強いることはできない。安定した医療サービスを継続的に提供するには節電だけでは乗り切れないのは明白だ」と語気を強めた。
 公聴会では、低所得者への影響の大きさを訴える声もあった。企業から寄付された食料を、障害者やシングルマザーら生活困窮者に配るフードバンク事業を札幌市内で手掛ける「フューチャーフライト」グループの釜沢剛璽(ごうじ)代表(44)は「電気料金が値上げされると、困窮者の生活はさらに苦しくなる」。
 2021年8月から月1回、札幌市内で食料配布会を開いており、物価高などで参加者は月を追うごとに増え、3月下旬の配布会は100人を超えた。真冬でもできるだけ自宅の電気ストーブを使わずに厚着でしのぐ人も多いが、食料を寄付してくれる企業は1年前から半減して5社になった。公聴会後、取材に「電気代の値上げは生活困窮者にとって命に関わる。慎重に行うべきだ」と訴えた。
再稼働だけ
 北電に対し、徹底した経営努力や役員報酬の減額などの注文も続出した公聴会。藤井裕社長が電気代を下げられる見通しを示したのは、2012年から運転停止している泊原発(後志管内泊村)1~3号機の再稼働に触れた場面だけだった。藤井社長は「泊原発の再稼働後には適正な水準で値下げする」と断言した。
 こうした北電側の説明に、釜沢代表は公聴会終了後、「安全を前提に早急に再稼働して値下げにつなげてもらうしかない」としつつも「『電気代を下げるには原発再稼働しかない』と喉元にナイフを突きつけられているような感じがする」と複雑な感情ものぞかせた。北海道生活協同組合連合会の平照治専務理事(65)は「北電には、北海道の潜在力が高い自然エネルギーを利用してほしい」と求めた。(武藤里美、五十地隆造、麻植文佳)

医療現場からの悲痛な訴えや北電の経営努力を求める声が相次いだ公聴会=20日、札幌市白石区(石川崇子撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

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 病院は大変です
 コロナが5類になって、
 国からの補助金が無くなったら、
 とたんに経営破綻する病院があるようです。
 電気代に苦しむのは病院だけではありません。
 意外と知られていないのが大学です。
 大学ではたくさんの電気を使います。
 北海道大学も頭が痛いと思います。
 電気料金値上げを何とかしてほしいです。

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